小学生の時から知ってる女の子のこと想い過ぎたら大変なことになった
スレを立てるのははじめてだ。
うまくいったら最後まで話したい。
ちょっとありきたりなんだけど、スレタイ通りずっと好きだった女子の話をしていいかな?
スペック
相手
24歳
職業看護師
和服がよく似合う小柄な子
よく笑う子でがんばり屋
でも少し面倒くさがり
俺
26歳
色黒の酒好き
相手のことを仮に綾子と呼びます。
俺が綾子と初めてあったのは小学生のときだった。
出身が九州らしく、東北にある小学校に突然転向してきた。
そのときの挨拶が少し九州の訛り方をしていて、容姿も可愛いかったからすぐに学校中で有名になる。
理科の実験で食塩水を熱してどうなるかって授業のとき、たまたま二人ペアになり、そこで初めて俺は綾子と話した。
アルコールランプにマッチで火をつけるのだが、綾子はうまくマッチに火をつけれないでいた。
負けず嫌いなのか彼女は何度もトライしては失敗していて、それを見た俺はマッチを奪い取って一発で火をつけることに成功した。
そこで俺「どうだ、スゴいべ!」とどや顔してやったったwww
そしたら「わっ!俺君すごいんだね!」と綾子が笑顔で小さく拍手してくれた。
そんな綾子がすごく可愛かった。
それから綾子は教室で会うたびに挨拶してくれるようになった。
当時は好きとか嫌いとか、そういう感情はまだなく、俺の頭はゲームで埋め尽くされていた。
だからお互い何事もなく小学校生活を終える。
中学に上がったとき、俺は兄貴が陸上部だからということでなんとなく陸上部に入った。
そしたらたまたま綾子も同じ部活に入っていて、同じ長距離走の競技になる。
ゲームばかりしてきた俺は足が早いわけでもなく、長距離走るなんて考えてもなかった。
なら なんで競技が長距離走なのかというと、綺麗な女性の先輩がいたからまんまと釣られてしまったのだ。思春期だから仕方ない。
そんな俺の考えなんて綾子は知らず、「俺君、一緒に頑張ろうね!」と意気込んでいた。
ちなみに同じ競技で同年代は俺と綾子だけだった。
綾子とは学校のクラスは違うが、部活で頻繁に会うようになる。
やはり動機が不純だったが為に俺の足は綾子よりも鈍足で、普段は男女で練習内容が違うのだが俺と綾子は同じ内容だった。
別に綾子なんか眼中になかった当時の俺は、綺麗な先輩の尻を追いかけて部活動に参加していた。
もちろん、練習は真面目にやっていない。
というか記録を伸ばそうと本気で走っておらず、丁度いい綾子のペースにずっと合わせていた。
だからタイムもほぼ綾子と一緒で、練習中もずっと綾子と一緒。
綺麗な先輩はペースが速すぎて付いていくと疲れるから、滅多についていかなかった。
そんな俺と綾子の姿をみていた同級生から、いつしか夫婦なのかとからかわれるようになった。
この頃から、綾子のことが気になり始めたのかもしれない。
もちろんプライマリーは綺麗な先輩だが。
本気で綾子のことが好きになったのは大会のときだ。
俺は予選でいいタイムを残せず敗退となった(正直悔しかった)が綾子は決勝まで進んでいた。
たしかに、この頃の綾子はだんだんと速くなってきており、ペースを合わせてついていく俺の苦労も増えていた。
決勝レースが始まる少し前、偶然にもウォーミングアップをしている綾子と会うと元気よく声をかけてきた。
あのときの会話はよく覚えている。
綾子「あ、俺君!」
俺「調子どうー?」
綾子「正直怖いよー、ここまで来たのに負けたくないよ」
綾子は心配そうに微笑んでいた。
俺「大丈夫だよ。 綾子、最近速いし準決勝までのタイムとか一番だったし。 いつも通り走ればいいべ」
綾子「いつも通りっていわれても、俺君が付いてきてくれなきゃいつも通りじゃないよー」
俺「いやいや、いつも通りってそういういつも通りじゃないからw」
綾子「えー!」
俺「まぁ、しっかりと応援するからさ、優勝して俺の仇もとってくれよ」
綾子「俺君、いつも応援適当だよね。 本当にしっかり応援してくれるのー?」
既に綾子には俺のヤル気なさと行動は全てをばれている。先輩の尻を追いかけて同じ競技やっているっていうのはばれていないはずw
俺「するする!メガホン持ってするから安心しろって」
綾子「声出さなきゃ嫌だからね?」
俺「わかったよ、大声で応援するってw」
綾子「うん、なら安心だね! 俺君、ありがとね! 緊張とれたかも! 俺君の仇とってくるよ!」
俺「そかそか、んじゃあ頑張ってな」
この会話をして、俺なりに気づいたことがあった。綾子、しっかりと俺のこと見てくれてたんだなって。俺も俺で、綾子のこと無意識に見てるんだなと。
どうでもいいような会話で、綾子のことが気になっているんだと自覚でき、そこから異性として綾子を意識できるようになった。