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娘ができたときの話をする
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53 :1 ◆NdIRuWm.92 :2012/01/30(月) 17:47:06.62 ID:2OGAv+e80
なんとなく こうなることは分かってた。
彩は喋り終わった途端に嗚咽と共に泣き出して、つられて俺も泣きそうになった。
付き合うことはないって頭で理解してても、やっぱり心はそうじゃなくて。
確かに楓も含めて彩のことが好きになってた。
なにか言わなきゃ、って思えば思うほど言葉にならなかった。
ただ車の中は彩の泣く声だけで もうどうしようもないくらいに苦しくなった。
彩「今までほんとにありがとね! じゃあ…」
俺「あ…」
最後までなにも言えなかった。
彩は車から降りて、振り向くこともなく家の方へ向かっていった。
52 :名も無き被検体774号+:2012/01/30(月) 17:43:11.28 ID:Jto0vWwy0
>>1はなんで通信制の高校に通ったの?
通信制の高校から大学て勉強大変じゃなかった?
57 :1 ◆NdIRuWm.92 :2012/01/30(月) 17:55:03.18 ID:2OGAv+e80
>>52
中学出たら自然と自立しなさい的な感じだったんで、中卒で働いてた。
それでも夢があって、それには大学に行く必要があったからね。
働きながら高卒の資格がとれる通信制を選んだんだ。結構頑張って勉強したよ、Fランだったけどねww
彩が見えなくなってから、一気に涙が溢れ出てきた。もう女々しいったらありゃしないww
割り切ってた俺はどこにいったんだwwww
もう当然、車なんて運転できる状況じゃなかったから迷惑になるのは覚悟でコンビニの駐車場で2時間くらい泣いてた。
途中で通報されたのか知らないけど、警察のお兄さんに職質されたよww
3時くらいにやっと落ち着いてきて、家へと車を走らせた。
家に帰ると同時に心にぽっかり穴があいたような、そんな虚無感に襲われた。
なんとなく こうなることは分かってた。
彩は喋り終わった途端に嗚咽と共に泣き出して、つられて俺も泣きそうになった。
付き合うことはないって頭で理解してても、やっぱり心はそうじゃなくて。
確かに楓も含めて彩のことが好きになってた。
なにか言わなきゃ、って思えば思うほど言葉にならなかった。
ただ車の中は彩の泣く声だけで もうどうしようもないくらいに苦しくなった。
彩「今までほんとにありがとね! じゃあ…」
俺「あ…」
最後までなにも言えなかった。
彩は車から降りて、振り向くこともなく家の方へ向かっていった。
52 :名も無き被検体774号+:2012/01/30(月) 17:43:11.28 ID:Jto0vWwy0
>>1はなんで通信制の高校に通ったの?
通信制の高校から大学て勉強大変じゃなかった?
57 :1 ◆NdIRuWm.92 :2012/01/30(月) 17:55:03.18 ID:2OGAv+e80
>>52
中学出たら自然と自立しなさい的な感じだったんで、中卒で働いてた。
それでも夢があって、それには大学に行く必要があったからね。
働きながら高卒の資格がとれる通信制を選んだんだ。結構頑張って勉強したよ、Fランだったけどねww
彩が見えなくなってから、一気に涙が溢れ出てきた。もう女々しいったらありゃしないww
割り切ってた俺はどこにいったんだwwww
もう当然、車なんて運転できる状況じゃなかったから迷惑になるのは覚悟でコンビニの駐車場で2時間くらい泣いてた。
途中で通報されたのか知らないけど、警察のお兄さんに職質されたよww
3時くらいにやっと落ち着いてきて、家へと車を走らせた。
家に帰ると同時に心にぽっかり穴があいたような、そんな虚無感に襲われた。
59 :1 ◆NdIRuWm.92 :2012/01/30(月) 18:02:51.18 ID:2OGAv+e80
彩と会わなくなって、俺はもぬけの殻のようになってた。ただバイトして、寝て食べて。
たった1人の人をなくすだけで、こんなに虚しくなるなんて初めてだったから本当にどうしようもなかった。
そんなあるとき、学校の先輩から電話があった。
俺「はい」
先輩「今日暇か?」
俺「バイトが終わった後なら」
先輩「じゃあ飲みに行こう! バイト終わったら連絡くれよ」
俺「いや…」
…切れた。
乗り気ではなかったけど、気分転換になればいいかと思いバイトが終わってから先輩と合流して居酒屋に入った。
63 :1 ◆NdIRuWm.92 :2012/01/30(月) 18:09:18.99 ID:2OGAv+e80
取りあえず生中2杯頼んで乾杯した。
ちなみに この先輩とは高校入ってからの付き合いで同じ夢を持って頑張ってたから、もう友達みたいな感じ。
最初は もうすぐ卒業だなーとか他愛もない話をしてたんだけど饒舌だった先輩の口数が急に減って、真顔になった。
先輩「彩ちゃんに振られたんだってなー」
俺「なんで知ってんですか」
先輩「俺の情報網を舐めてもらっちゃ困るww」
俺「振られるもなにも付き合ってすらないよ」
先輩「でも惚れてんじゃん?」
なんか傷口をえぐり返されたような気持ちになった。イライラとはちょっと違うんだけど、それに近いような気持ち。
64 :1 ◆NdIRuWm.92 :2012/01/30(月) 18:15:48.53 ID:2OGAv+e80
俺「惚れてたらなんなんですか」
先輩「怒るなよww」
俺「好きだけじゃだめだったんです」
先輩「んで諦めた?」
俺「…はい」
なんか会話の1つ1つがじれったかった。先輩がなにが言いたいのか分からなかったし なにを聞きたいのかも分からなかった。
先輩「じゃあ うじうじすんなよ。
好きなら好きでいいんじゃね?将来のこととか考えられるほど、まだ大人じゃないだろ。
お前が彩ちゃんのことが好きなら伝えればいいじゃん。
付き合う付き合わないは その後の話だろ」
急に先輩が ぶわーってしゃべり出した。
普段、酒を飲んで性格が変わるような人じゃないので驚いて「でも」とか「いや」とか繰り返してた。
66 :1 ◆NdIRuWm.92 :2012/01/30(月) 18:25:23.42 ID:2OGAv+e80
先輩「実はな、彩ちゃんに相談されたんだよ」
俺「え?」
先輩「どうしていいか分からん、って。お前と同じように うじうじして お前と同じように諦めたって言ってた。片想いで終わったって」
最初から知ってたんだ、って思うとなんか冷静になれた。
先輩「このまま終わっていいの?好きなんだろ?じゃあ腹もふくれたし帰るわww」
そう言って先輩は会計をしにレジに行ってしまった。上着着て即行で居酒屋を出て先輩に追いついた。
俺「ちょっと行ってきます!」
先輩「おまww今度飲むときおごれよー!」
ちなみに この後なぜか3回もおごらされました。
鬼めww
67 :名も無き被検体774号+:2012/01/30(月) 18:29:40.27 ID:eDnIJ+JX0
青春…
69 :1 ◆NdIRuWm.92 :2012/01/30(月) 18:34:19.60 ID:2OGAv+e80
電車で彩の地元まで行った。
1分1秒が待ち遠しくて、どうしようもなかった。
彩の家の近くまで行き、深呼吸して電話する。
比較的早くに彩は出た。
彩「もしもし…?」
俺「急にごめん、今から出てこれる?」
彩「うん。どこ行けばいい?」
俺「コンビニで」
多分うまく喋れてなかったww
5分もしないうちに彩が来てくれて、たった2週間会わなかっただけなのに なぜかすごく久しぶりな気がした。
俺「久しぶり、」
彩「うん。てか、お酒くさいww 飲んできたの?」
俺「ちょっとね」
彩「で…どうしたの?」
取りあえず気持ちだけ告げようと思った。
深呼吸を何回かしたけど もう心臓がね、破裂しそうだったよww
70 :名も無き被検体774号+:2012/01/30(月) 18:40:12.85 ID:uQOCkFlBO
すごく良スレ
リアルタイムで見れて幸せだわ
71 :名も無き被検体774号+:2012/01/30(月) 18:40:53.10 ID:gyUJFxmr0
はよはよ次!
72 :1 ◆NdIRuWm.92 :2012/01/30(月) 18:42:50.60 ID:2OGAv+e80
俺「俺、彩のことが好きだ。
やっぱり楓のこと考えたら今がしっかり見えてた方がいいと思うし
ちゃんとしたパパを作ってあげるべきだと思ってた。
でもやっぱだめ、彩のこと好きになってて簡単に割り切れそうにない」
彩「え…」
俺「俺、親の顔とか幸せの家族?とか全然知らないからさ
彩と楓と色んな所行って すっごい楽しかった。
もしかしたら これがそうなのかな、って思った。
もし同じ家族を想像してたなら、俺で良かったら付き合って欲しい。
大学生になっても頑張るからさ」
もう自分でも なに言ってるのか分からなくなってたww
今考えたら高校生が、しかも大学生になろうかと言ってるやつが なに偉そうにモノ言ってんだって話だよねww
良くも悪くも若かったな、って今になって思うよ。
>>次のページへ続く
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