成人式に行ったら人生変わった話
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24 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/01/18(日) 17:10:31.08 ID:w6ZzJY750.net
二次会の会場は とある駅前の居酒屋で、到着した頃には どうやら始まっていたみたいだった。
「ったく、おめーらがうるさいから遅れたじゃねーか。」
DQNが悪態をつく。
あの後も二人は結局僕をいじり続けていた
(まぁ、やっぱり変わらないか…)
僕は げっそりしながら店へ入った
25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/01/18(日) 17:11:22.52 ID:YGTF9pFA0.net
ふむふむ
二次会の会場は とある駅前の居酒屋で、到着した頃には どうやら始まっていたみたいだった。
「ったく、おめーらがうるさいから遅れたじゃねーか。」
DQNが悪態をつく。
あの後も二人は結局僕をいじり続けていた
(まぁ、やっぱり変わらないか…)
僕は げっそりしながら店へ入った
25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/01/18(日) 17:11:22.52 ID:YGTF9pFA0.net
ふむふむ
26 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/01/18(日) 17:20:14.77 ID:w6ZzJY750.net
席まで案内されると、すでにみんな騒いでた
DQNたちは すぐに仲の良い友達のところへ向かっていた
僕はというと、どうやら唯一仲の良かった友達が来てなかったようなので開いていた隅っこの席へに座った
特に誰かが気づくこともなく僕は とりあえず何か食べ物を注文することにした
僕は3月生まれなので、成人式の時は まだ酒が飲めなかった
(あ、これ美味しい…)
隅っこで一人ほそぼそと食事をしながら、ワイワイ騒いでるほうをチラリと見た
(やっぱり、こうなったかー)
ある程度予想はしていたが、やはりこうなると寂しいもので、どうやって抜けだそうか考えていたら
いつの間にか隣に人座っていた
29 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/01/18(日) 17:29:06.19 ID:w6ZzJY750.net
その人物は例の初恋の女の子だった
「何一人で隅っこにいるの?」
「んー、うん…」
その質問は なかなか困る質問だ
「みんなと一緒に騒ごうよ。」
「…あんまり騒ぐのは すきじゃないんだ。」
嘘です。ホントはお祭り騒ぎは大好きです。彼女の前ではカッコつけたいのか、嘘ばかりついてしまう。
「ふーん。…あれ?お酒飲んでる?」
「まだ飲めないもので。」
「えー?あ、そっか誕生日3月だっけ?」
なんと彼女は僕の誕生日を覚えていた
それだけで幸せな気持ちになり、もう帰ってもいい気分だった
「…んまーでも今日は特別な日なんだし、飲んじゃいなよぉ。」
どうやら彼女は酔っ払ってしまってるようだった
「いやいや、さすがにダメでしょう。」
「なにー?私の酒が飲めないってか?」
「はい。」
「相変わらず真面目だねー。」
彼女は相変わらず、といったが僕は真面目な生徒だった記憶はない
どうやら彼女は あまり僕の事をはっきりと覚えてないようだった
少し しょんぼりしながら、僕は彼女の絡みに適当に対応していた
30 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/01/18(日) 17:33:07.95 ID:w6ZzJY750.net
その様子を見た級友たちが、調子に乗ってヤジを飛ばしてきた
『お、お二人さんアツいねー!ヒューヒュー』
会場全体に黄色い声が湧き立つ
それに対し彼女は、「何だー悪いかー!」
…あぁ彼女は完璧に酔っ払っているようだ
まぁ、あばたもえくぼと言うか、酔っ払っている彼女も愛おしく思うのは、僕は彼女のことが好きなんだなぁ
と、自己分析しながら、どうどうと彼女を抑える
32 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/01/18(日) 17:39:55.44 ID:w6ZzJY750.net
「全くアイツラは…」
「まぁまぁ」
そう言いながら彼女に水の入ったコップを渡す
「はぁ〜、ありがとう。本当に気が利くね。」
「いえいえ。」
一年だけとは言え、社会に出たことのある身
酔っぱらいの対応は慣れていた
「ホント変わらないねー。性格もだけどさ、見た目も全然。強いて言うなら髪が伸びたくらいか。」
「そうかな?」
僕は昔坊主頭だったのだ
彼女は なぜかそれを気に入り、暇があると僕の頭を撫でまわしていた
「いやーあのジョリジョリをもう味わえないのかー。…髪切る?」
「なんと無茶を。」
さすがにそれは冗談だったようで、彼女は お酒を頼んでいた
33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/01/18(日) 17:45:03.91 ID:w6ZzJY750.net
そろそろ彼女も別のところに行くかな?と思いながら焼き鳥を頬張っていた
しかし彼女は なかなか移動しない
「ねぇ中学卒業してからは どうだったの?」
ふと彼女が話しかけてきた
「どう、とは?」
「そうりゃ まぁいろいろだよ。」
「んー特には何もなかったよ。」
「本当?」
「ホントホント。」
そう言いながら僕は焼き鳥を食べてた
本当に これ以上喋ってると変な気を起こしそうだった
「つまんないなーもー。」
彼女は少し不機嫌そうに言う
ごもっともです、と思いながらも
「まぁ人には言えないことくらいあるさ。」
と言った
そして言ってしまったと思った
これは何かあると言ったのと一緒じゃねーか
34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/01/18(日) 17:47:16.20 ID:w6ZzJY750.net
やはり彼女は食いついてきたが、すぐに喋らなくなった
うーむ、酔っ払った感情のブレーキが効かなくなるタイプかな?
そう思いながら、少し異変を感じた僕は、カッコイイところを見せようと一肌脱ごうと思った
35 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/01/18(日) 17:54:18.62 ID:eUSKQex+0.net
wkwk
36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/01/18(日) 17:54:40.73 ID:w6ZzJY750.net
ちょっと だらだらと長いし、正直 成人式あんま関係ないけど気にしないでください
「どうしたの?」
彼女は なにか悩みがあると悟った僕は、声をかけた
「うーん…何かあったと言えば何かあったんだけどさ…」
「悩みがあるなら相談してみなさい。話くらいなら聞けるから。」
「なにそれ。」
彼女は鼻で笑い、そして悩みを打ち明け始めた
最近色々とドタバタしたこと、成績が落ちたこと、彼氏と別れたこと、就職先で親と喧嘩したこと…
様々な悩みを打ち明けていった
途中彼氏の話題が出た時は、さすがに動揺したが、僕は悩みを聞ききった
「は〜、喋ったら少しスッキリした。」
「それは良かった。」
「中学も時もさ、こんなことあったよね。」
「そうだっけ?」
「え?忘れてる?ちょっと傷ついたかも。」
「それはごめん。」
僕は本当に覚えてなかったので、申し訳ない気持ちになった
>>次のページへ続く
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