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彼女がナンパについて行きHしてしまうか賭けをした結果
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441 :369 ◆vQUJY3VeQY :04/11/18 13:35:06 ID:rgLMHE3Y
後悔の編で後編です。

いったん書くの嫌になり、でも前編だけで逃げんのも情けないし、ヤケクソでキー叩きまくってたら大長編になってしまい、最後は削んのに苦労しました。半分以上切った。


抜けるかどうかはわかりません。

自業自得じゃんwプゲラとかのツッコミはいらんけね。



442 :強く、儚いもの ◆vQUJY3VeQY :04/11/18 13:36:14 ID:rgLMHE3Y
イトはじめたんです。短期のバイトはそれまでも ちょくちょく入れてたんですが、秋口ぐらいから本格的に。

新宿の洋風居酒屋。このおれが接客ですよ。世も末だね。

他のバイト連中は、人間が軽いというか、安いというか、そんな、おれの嫌いな人種。

騒々しいノリは苦手だったし、協調性のなさも災いしてか、職場でもおれは少し孤立気味だった。

けど馴染む努力はしたよ。美保のことを思うと多少のことは、自分を殺して頑張れた。

クリスマスも近かったしね。女の子とはじめて過ごすクリスマス。そりゃ気合いも入んなきゃウソでしょ。

「○○くんはカノジョいんの?」そう話しかけてきたのが北島(北島康介似ってことで)だった。

北島は大学3年で、荻窪にある親の持ちマンションで1人暮らしをしてた。

女グセが悪いって噂は聞いてた(つか自分でも豪語してた)し、まぁおれなんかとは違う世界の住人?

せいぜい享楽的に楽しんで女に刺し殺されてくださいよってかんじで、それまで あんま親しく話したことはなかった。



443 :369 ◆vQUJY3VeQY :04/11/18 13:38:50 ID:rgLMHE3Y
あ、書き出しのバが抜けた。まぁわかるよね。



444 :強く、儚いもの ◆vQUJY3VeQY :04/11/18 13:39:59 ID:rgLMHE3Y
「いますよ」って答えたら北島は少し意外そうな顔をしてた。

んで「うっそ、学生?」「誰似?」「プリクラ見して」食いつきすぎだろ。

あげくの果てには

「友達紹介してって言っといてよ」

「いや紹介て。みんな彼氏いると思いますよ」

流そうとするおれ。

「んなん関係ねえべ」

なんかムカついた。

「女ってみんなが みんなそんな軽いワケじゃないすよ」

てめえの周りの激安女を基準にすんなっつの。

「可愛いコほどやれんだよ」

北島はそう言った。半笑いの顔。見下されたような気がした。

「可愛いと思います?」

写真を見せた。夏前からバイトをはじめた美保が履歴書用に撮った証明写真。

4枚の内の余った1枚。おすまし顔の美保。

「肌身はなさず持っとるように」と笑顔でくれた、おれの宝物。

「鈴木あみぽくね?ちと地味か」

半笑いの顔は変わらない。


いま思うと北島の態度は明らかに挑発的だった。

よっぽど自分に自信があったのか、それともおれが目障りだったのか。

「これならいけんべ」

バカにされた気がした。悔しかった。

何よりも、美保を愚弄された気がした。



445 :強く、儚いもの ◆vQUJY3VeQY :04/11/18 13:41:26 ID:rgLMHE3Y
賭けの内容は以下のとおり。

・掛け金は今月のバイト代全額。

・北島に美保をナンパさせる。おれは妨害してはいけない。

・その際のアルコール使用は可。薬物は不可。強姦など論外。

・口説き落とすのは無理と判断したら潔く諦める。

・おれが美保のケータイを鳴らすのは、いかなる時でも可。その際、賭けが美保に感づかれるような発言をした場合は おれの負け。

・仮にお持ち帰りが成功してもラブホは不可。連れ込むのは あくまで北島の部屋。

・おれは北島の部屋で待つ。クローゼットに隠れて待つ。耐えられなくなり飛び出した時点でおれの負け。

・結果がどうあれ、お互いを恨まない。


「信頼してる相手をテストしたりしなくね?普通」

笑いながら北島がそう言ったのを覚えている。

おれは2人の絆を、誰に証明したかったのだろうか。



447 :強く、儚いもの ◆vQUJY3VeQY :04/11/18 13:43:35 ID:rgLMHE3Y
北島は、どうせだからテレビみたくデートをドタキャンされたとこに声かけたい、と言った。

どうぞどうぞ。


その日、2人で観る予定だった映画は『アメリ』。渋谷シネマライズ。

11月下旬、街には輝くイルミネーション。

先に映画館の前に現れたのは北島だった。

服装はいつもより地味目。人待ち顔で立っている。


やがて美保が来た。

辺りを見回し、おれがまだ来ていないのを知ると、北島から少し離れた場所で壁のポスターを眺めていた。

物陰からその横顔を見て、胸が痛んだ。何をしようとしてるんだおれは。

浮かんだ後悔を振り払い、キャンセルの電話をかける。

美保が出ると ほぼ同時に、北島のケータイも鳴った。

「美保?ごめん、いまどこ?」

「もう映画館の前だよー」


「あのさ、バイトが2人風邪でさ、代わりにおれ、出なきゃなんねんだわ」

「えー、アメリどうするん。もうはじまるんよ」


「わりー、今日まじ無理ぽい」

「あーん、もー!あたし楽しみにしとったんよ!」

「ごめん。バイト終わったら電話する」



448 :えっちな21禁さん:04/11/18 13:46:38 ID:RTOdUsY/
電話を切った後、怒った顔でポスターを睨む美保。

ややあって北島も電話を切り、美保の隣に立ちポスターを眺める。

どんな会話があったんだろう?

「彼女にデート、キャンセルされちゃって。よかったら一緒に観ませんか?せっかくここまで来たんだし」

おそらくそんなとこだろう。

険しい目で北島を睨む美保。

北島は時計を指さし何かを言う。「もうはじまっちゃう」?。

もう一度、ポスターに目を戻す美保の手を北島が掴み、2人は映画館の中に消えた。

…まぁ映画ぐらいはアリだろ。状況が状況だし。


普段はヘラヘラ笑ってる北島が終始真顔だったのが気になったけど、そん時のおれはまだ余裕で、映画が終わるまで、クリスマスのプレゼントは何が良いか?なんてことに頭を巡らせていた。

ツモリチサトのコートが欲しいとか言ってたけどなぁ…いくらぐらいすんだろ?みたいな。


その後、ちょっと街をブラブラして、映画が終わる頃に元いた場所に戻り2人が出てくるのを待った。


449 :強く、儚いもの ◆vQUJY3VeQY :04/11/18 13:48:15 ID:RTOdUsY/
出てきた2人は手こそ繋いでなかったものの、映画館に入る前よりは だいぶ親しげに見えた。

しかし その後はスペイン坂を通り駅へ。

ほらみろ帰んじゃねえか。ざまぁねえな北島よ。


ところが駅前の雑踏で2人はなかなか別れようとしない。映画のパンフ見ながら、何やら話し込んでいる。

やがて、お互い時計に目を落とし、2人は来た道を戻り、センター街にある居酒屋へと入っていった。

…美保、そりゃ違うだろ?混乱したおれは、しかし後を追って店の中に入るワケにもいかず、外でジリジリと時間を過ごした。


30分、1時間、たまらず美保に電話。

「ごめんな、さっき。もう家?」

「まだ しぶやー。アメリみたっち。すっごいよかった」

「なんだ。じゃあ今から帰るん?」

「ごはんたべて帰るけ、後でメールするー」

プツッ



451 :強く、儚いもの ◆vQUJY3VeQY :04/11/18 13:49:35 ID:RTOdUsY/
『いま1人?』肝心なことが訊けなかった。

かなり飲んでんのか、テンション高いし。

美保は さほど酒に強いワケじゃない。

前後不覚になるほどは飲まないが、酔うと気が大きくなるところがある。

まさか居酒屋についてくような展開になるとは思ってなかったおれは、そこで激しく不安になった。


90分、2時間、そこで北島から電話。

「もうちょいしたらタクシーで帰るわ」

「…けっこう飲んでんすか?」

「ぼちぼちだよ。真面目だな美保ちゃん。まぁ五分五分かな?」

足が震えた。

「小倉弁?可愛いなアレ」

そう言って電話は切れた。



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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:寝取られ, 浮気・不倫,
 


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