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チ●コがきっかけで人生が変わった
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77 :名無し :2015/11/27(金)22:44:07 ID:7ja(主)
次の日、数学の補修のあとに、俺は帰ろうとする佐藤に声をかけた。

佐藤に、昨日のことなんだけど、と言うと、佐藤は昨日みたいに顔を赤くした。

俺は、覚悟を決めて、佐藤に全部話した。

小学校で粗チンが発覚して、それからずっと隠してきたこと、平均までいかないとなぜ悪いのか、死ぬほど恥ずかしかったけれど、頑張って佐藤に話した。

佐藤は真っ赤になって、でも、真剣な顔で、頷きながら聞いてくれた





78 :名無し :2015/11/27(金)22:54:39 ID:7ja(主)
一通り話しおわった後、俺は小心者で、やっぱり言わなきゃ良かった。とか、そもそも佐藤だって言わなくていいって言ったじゃないか、とか余計なことを考えていた

小さいのって辛いことだったんだ、私知らなかった。と、佐藤は言った。真っ赤な顔のまま、そのまま少し黙っていた。

それから佐藤は、小さな声で、じゃあ、もうひとつお願いあるんだけど、いい?と聞いてきた

俺は、またか!?となんだか嫌な予感がしつつ頷いた

佐藤は、ちょっと耳かして。と言って、俺にそっと耳打ちした。

宮原くんのおちん○ん、見せてくれない?

佐藤が何を言っているのか、一瞬分からなかった。







102 :名無し :2015/11/28(土)20:40:59 ID:WlI(主)

何がどうなって、おちん○ん見せて。なのか

俺はもう真っ赤な顔で下を向いてしまっていたと思う

佐藤は、お願い、と真剣に言った。ふざけていると思えなかった。

俺は佐藤に聞き返した。どうしてそんなにチンコなんか見たいのかと

佐藤は今度は困ったような顔をした

だって。と言って言葉につまって、それから、だって興味あるんだもん。と困り顔のまま言った。






103 :名無し :2015/11/28(土)20:43:33 ID:WlI(主)
興味あるっていうのは、後々聞いた話、佐藤はその頃性嫌悪の傾向があって、セックスなんて汚いと思っていたふしがあったらしい

けれど、俺の粗チンの一件で、急に興味が湧いたのだという。

よくわからんけど、俺の粗チンはそういうところで役にたったらしい









104 :名無し :2015/11/28(土)20:46:20 ID:WlI(主)
佐藤になんて言い返すか、言葉が出てこなかった。

修学旅行のあの夜から、佐藤は友達と言うにはあまりにも近くなりすぎていた

近くなったことで異性としての魅力も少しずつ見つかっていて、正直に言えば、佐藤が俺のチンコを見たいと言ってくれたことにすごく興奮していた。






105 :名無し :2015/11/28(土)20:50:18 ID:WlI(主)
俺は、さんざん迷ったあげく、場所、ないだろ。と言った、オーケーって言ったも同然だった。

佐藤は、来週の月曜日、学校休める?と言った。私の家、その日は誰もいないから。と

俺は佐藤の大胆さに心底ビビった。佐藤は普段大人しいというか、そう目立つほうではなかったから、そんないやらしいこと言うなんて想像もしてなかった






106 :名無し :2015/11/28(土)20:53:47 ID:WlI(主)
俺はまた迷って、粗チンを人にみせることが堪らなく不安なくせに、でも中学生特有の性欲に勝てなくて、わかった。と言ってしまった

佐藤は真っ赤になったまま、じっと俺を見つめていた。二人とも黙って、そしてお互いに気まずさに耐えられなくなって、曖昧に笑った。




107 :名無し :2015/11/28(土)20:59:08 ID:WlI(主)
そして、次の月曜日

学校を休むことは出来なかった。あの場の勢いで言ってしまったけれど、親がそんなことを許すはずがなかった

代わりに俺は気分が悪いと言って学校を早退した。保険の先生は不審がっていたと思う。でももうそんなこと気にならないくらいだった






108 :名無し :2015/11/28(土)21:05:04 ID:WlI(主)
学校を早退したあと、俺は佐藤の家に向かった、

早く行きたいような、もう帰ってしまいたいような気分だった。

佐藤の家はまだ新築だった。

ドキドキしながらインターホンを押すと、中から佐藤が出てきた。待ってたよ、と少しふくれたように言う姿がとてもかわいかった。





109 :名無し :2015/11/28(土)21:09:17 ID:WlI(主)
俺は、どうぞ。と佐藤に促されて家のなかに入った。真新しい木のにおいがした。

佐藤は、階段をあがって二階の自分の部屋に案内してくれた。

後をついていく俺は、死ぬほど緊張していた。

学校では気がつかなかった、ほんのり甘い佐藤のにおいがした。





111 :名無し :2015/11/28(土)21:16:53 ID:WlI(主)
佐藤の部屋は女の子らしいかわいい部屋だった。

緊張している俺を見て、佐藤は、大丈夫?と聞いてきた

大丈夫な訳なかったけれど、俺はほとんど意地を張って、大丈夫、と言った。


それから、佐藤と俺は少しの間、世間話をしたような気がする、あの越智君のことを好きな女子がいるとか、西くんは小学校のとき超背が小さかったとか

そして、ふと、会話がとまって、俺は佐藤を見て、佐藤も俺をじっと見つめ返した。

佐藤が、いい?と聞いた。頬が赤かった。


俺は頷いた。俺もたぶん真っ赤だった。









112 :名無し :2015/11/28(土)21:29:33 ID:WlI(主)
佐藤がベッドに座って、隣をぽんぽんと叩いた。

座って、と合図していた

俺はぎこちなく佐藤の隣に腰かけた。


じゃあ、いい?と佐藤が言った。


俺はとうとうこの時が来てしまったか、と思いながら、制服のベルトを外そうとした。

手が震えて全然外せなくて、佐藤はいいよと言ってくれたけれど、情けなくて仕方なかった

ようやくベルトを外して、学生ズボンをおろした。


俺の粗チンは、もうこの状況に我慢できないとばかりに勃起していて、パンツを小さく押し上げていた。

俺は心臓のドキドキで目眩を起こしそうだった。






113 :名無し :2015/11/28(土)21:33:54 ID:WlI(主)
佐藤が、おちん○んって、そんなに上向いてるの?と言った。

俺は違うと言いたかったけれど、もごもごと言葉にならない言い訳をした。


佐藤はちょっと不審に思ったらしかったけれど、パンツ下ろして。と言った。

俺はとうとう、トランクスをゆっくり下ろしていった。





114 :名無し :2015/11/28(土)21:38:11 ID:WlI(主)
佐藤は俺がパンツを下ろすところを食い入るように見ていた。

俺の陰毛が出てきて、それから小さいまま堅くなって上を向いているチンコが出るのをずっと見つめていた。

死ぬほど恥ずかしいのに、俺は同時に興奮していた。





115 :名無し :2015/11/28(土)21:49:02 ID:WlI(主)
佐藤は、しばらく俺のチンコをみつめて、それから、変な感じ、と言った。

俺は少しだけ傷ついた。

でも佐藤は全然馬鹿にするような雰囲気じゃなくて、変という言葉も、たぶん心からそう思っているような気がした。

いつもそんなにたってるの?と佐藤が聞いた。

俺はつっかえながら、いつもじゃないよと言った。

じゃあ何で今こんなになってるの?と佐藤はきいた。

俺は、言い訳がましく、これは仕方ないんだけど、と前置きして、エロいからこうなってるんだ、と言った

佐藤はちょっぴり口をつぐんで、それから、わたしのこと、そう思ってる?と言った。






116 :名無し :2015/11/28(土)22:01:02 ID:WlI(主)
俺は動揺した。

佐藤に対する気持ちが曖昧なままここまで来てしまって、でもあきらかにこの状況に興奮していた。

俺は、自分でも分からないままうなずいて言った。
佐藤がかわいいからこうなったんだ。と

佐藤は少しの間黙って、それからふっと笑った。

こんなことしてるのに、今さらこんな話して、おかしいよね。と

俺もなんだかおかしくなってしまって、笑った

それから、俺は一番不安だったことを、佐藤に聞いた。

俺のチンコ、変じゃない?と

佐藤は少し考えてから、分からないけど、と前置きしてから、でも、大丈夫。

宮原くんのおちん○ん、かわいいよ。と言ってくれた。

字面だけ見るとアレだけど、馬鹿にするような響きはどこにもなくて、俺は本当に安心した。





118 :名無し :2015/11/28(土)22:05:32 ID:WlI(主)
安心したからか、目の前が滲んで、ぽろっと涙がこぼれた。

小学校のときから5年近く、みっともなくも俺なりに悩み続けたチンコのことを初めて異性にそれでいいと言ってくれたことが嬉しかった。

佐藤の前で、俺はあの夜のように泣いた。

みっともないとわかっていたけど涙が止まらなかった。

佐藤も何も言わず、そっと背中をさすってくれた。背中に当たる佐藤の手のひらの感触がとても気持ちよかった。





119 :名無し :2015/11/28(土)22:18:44 ID:WlI(主)
一通り佐藤が俺のチンコを見た後、俺は元通りズボンを履いて、佐藤とまたどうでもいい世間話をした。

とても気持ちが軽くて、来たときより俺はずっとおしゃべりだったと思う

そして、中学校の下校時刻になる前に、佐藤とお別れした。

お別れの前に、俺は佐藤に、付き合って欲しい。と言った。


佐藤は少し考えて、そうじゃなくて。と言った。

カレカノにこだわらないで、悩みを相談する仲になろうよ。と。


俺はなんとなくその言葉に納得した。

変な話、性的なところばっかり急接近してしまったわけで、俺も佐藤も、お互いのことを何も知らなかった。

そんなわけで、俺と佐藤は友達以上恋人以外というちょっと変わった関係になった。



それから半年くらいでカレカノになり、ケンカしたり一度別れたりもしたんだけれど、ついに7年前に結婚。

子供もひとり授かって、今は本当に幸せだと思う。


俺の粗チンという本当におかしなところから接点ができて、縁はおかしなものだと思う。

あれから20年、今嫁になった佐藤に、改めて言いたい。

あすか、本当にありがとう。愛してる






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