由佳さん、可哀相!!でも、なんでそんなに強いの!?
すごい。MとWがムカツク!!
と、素直に思った。
「入れてっ! おまんこに入れてくださいっ!」って言っちゃったけどな
「さあ、何からやろーかな」とWが部屋の隅にいてあった箱を開けごそごそと何かを探し始めました。
由佳はしばらく黙ってた後、堰を切ったようにしゃべりだしました。
「あ、、、あんたたち、分かってるの?」「これってレイプだよ?」「警察ものだよ?」「シャレじゃすまないんだからね」「い、今なら戻れるよ」「今なら、水に、、、流したくないけど、流してあげるから」「とりあえず、この格好どうにかして」「足が痛いの!」「×○×ちゃんも苦しそうだよ」「ねえっ!聞いてよ!!」
WとMが箱の中をまさぐって、物色している間中、由佳はその方向を向きながら考える限りのことを言って、MとWを説得しようとしました。
しかし、WとMは全く聞く耳を待たず、箱の中のものを選び出していきました。
そして、いくつかの道具を持って、由佳に近づいてきました。
由佳はMとWに向かって言いました。
「ね、止めよ? こんなこと、ね?」
Wが返します。
「なんだよ、もー降参かよ」
「だって、、、やっちゃいけないことじゃない、犯罪でしょ?」
由佳の言葉に妙に冷静になったMが反応します。
「もう、和姦が成立してるからさ」
「そゆこと」と言いながら、Wがローソクを由佳に見せました。
由佳は泣きそうな表情になりました。
「、、、、、痛いの、やだ・・・」
「あーあ、がっかりだぜ、由佳」とWが言いました。
由佳はぽろぽろ涙をこぼし始めました。Wがそれを見て、頭を書きました。
「さっきの威勢はどうしたんだよ。もっとキッとした目で俺を見るんじゃなかったんかよ」
由佳は泣くのを止めませんでした。
「・・・・やめるか」
えっ? 僕は耳を疑いました。
「マジかよ!?」MもWに言いました。
由佳も顔を上げて、Wを見上げました。
「ほら、解いてやるよ」と言いながら、Wは由佳を縛ってたロープを解き始めました。
W以外の全員が、思ってもいなかった展開に唖然としていました。
「・・・・ありがと」
ロープを解かれながら、由佳は頭が混乱してるのか、安堵したのか、言わなくてもいいお礼を言いました。
Wは解きながら「何御礼言ってんだか」と言いました。
由佳は「あ、そか」と言って少し微笑みました。
極限状態から解放されたのがよっぽど安心したのか、由佳の態度もちょっと信じられませんでした。
僕がまだ縛られたままだからかもしれません。
しかし、僕自身、どうにもならない状態から解放されるのに、安堵を感じていたのも事実でした。
Wはゆっくり縛りを解きつつ、由佳に言いました
「これで、水に流してくれるんだよな?」
「うーん、、、、ダメ」と由佳。
「おいおい」とW。
「・・・・・・・・・・・・・・でも、もう絶対しないなら、いい」と由佳が答えました。
「そうか」とW。
「絶対しない?」「どうかな?」「絶対しないの!」「わーった、わーった」「ん」「ちぇ」「ふふっ・・」
そんなWと由佳のやり取りを見て、Mは納得できないといった顔をしていました。
僕は、どちらかというと、由佳がどうして、そんなに簡単に許してしまえるのかわかりませんでした。