2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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イケメン同期に振り回された俺の人生について語る
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40 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:16:49.31 ID:SHhZ1Aus.net
俺の考えは甘かったのだ。

みんなが少し酒が入った頃に暴露してやろうと思っていたが、宴会中盤ぐらいから、会場は、ほぼ真っ二つに分かれていた。

女性陣に囲まれて楽しそうに話している白石組と、酔っ払ったおっさん達に絡まれている俺、石黒組と、だ。



41 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:18:27.22 ID:SHhZ1Aus.net
右から「大地おめーはなぁ、お調子ものだから駄目なんだよ!いいから飲め!」

「それ長所っすよ長所wあざーすww」

左から「大地くん、俺もう腹いっぱいだからこれも食って。」

「勘弁してくださいw俺も腹いっぱいっすw」

前から「おい大地ー!お酌くらいしろよぉ!」

「それだめっすよwパワハラ、パワハラw」

後ろから「あぁんパワハラだぁ!?おーじゃあセクハラもしてろうかオラァ!!」

「あーだめーww感じちゃうーーww」


俺なにやってんの!!女の子どこ!!



42 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:20:25.78 ID:SHhZ1Aus.net
おっさんに囲まれつつ、遠くに見える白石組を羨ましい妬ましい気持ちで見ていた。

宴会場には一段あがったミニステージがあって、カラオケ好きの音痴な部長がずっと騒音係をしていて、白石組が楽しそうに何をしゃべってるのか全然聞こえないし。

こんなはずじゃなかったのにーー!!

ちくしょー!!俺も女の子と話してーーよーー!!!



43 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:22:01.45 ID:SHhZ1Aus.net
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意識が戻ったときに聞こえたのは、遠くで川が流れる音と、耳鳴りの音だけだった。

重い目を開くと、月明かりに照らされた和室の天井が見えた。

どうやら部屋に戻って、布団に寝ているらしい。



そうか、潰れてしまったのか・・・。

頭が痛い。喉もカラカラだ。

うめきながら身体を起こそうとすると、「大丈夫?」という声が聞こえた。

月明かりの中にぼんやりと見えたのは、白石の姿だった。



44 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:23:08.96 ID:SHhZ1Aus.net
部屋の明かりは付けず、デスクライトで本を読んでいたらしい。

何も言わず、コップに水を汲んできて、俺に手渡してくれた。

「サンキュ・・・。あー久しぶりに潰れた・・・。」

「みんなから飲まされてたもんね。お疲れさま。」

「もう一杯水くれ・・・。」

「ちょっと待ってて。」



45 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:24:25.46 ID:SHhZ1Aus.net
白石がもってきてくれた水を一気に飲んで、俺はまた倒れこむように横になった。

「いま何時・・・?」

「1時だよ。」

1時か・・・。よかったまだ眠れる。

それだけ聞いて、俺は再び眠りについた。

ああ、そういえば、白石の秘密暴露できなかったなぁ・・・。



47 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:25:30.09 ID:SHhZ1Aus.net
次に意識が戻ったときには、遠くの川の音だけが聞こえた。

耳鳴りが治っている。

頭の痛みもほとんど取れていた。

光景はさっきと変わらず月明かりの天井。

まだ朝にはなっていないらしい。

横を見ると、隣の布団で白石が眠っていた。


「ふう・・・。」

頭の痛みは取れたが、身体がだるい。

トイレに行こうと身体を起こしたら、「水飲む?」と横になったまま白石が聞いてきた。



48 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:26:56.31 ID:SHhZ1Aus.net
「うおびっくりした。まだ起きてたのかよ。」

「なんか眠れなくて。」

眠れなくてって、時間見たら3時半じゃねーか・・・。

トイレから帰ってきて話をきいたら、俺以外も全員潰れて、飲んでなかった先輩方が部屋まで連れてきてくれたらしい。

「みんな、ここまで潰れたことないんだって。石黒くんがいて、相当楽しかったんだろうって言ってたよ。」

俺としては女の子と飲みたかったが、悪い気はしなかった。



49 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:28:56.46 ID:SHhZ1Aus.net
「石黒くんは、みんなから愛されてて、いいね。」

「女の子に囲まれてる白石のほうがよっぽどいいだろ。」

「そんなことないよ。僕は石黒くんのほうが羨ましいと思うな。」


そう言って白石は いつものような笑顔を見せたが、月明かりに照らされているせいか、少し寂しそうな顔に見えた。

白石がこんな顔をしているのは初めて見た。

(そういえば俺、なんで白石に敵意もってたんだっけ・・・)



50 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:30:21.50 ID:SHhZ1Aus.net
布団の上で胡坐をかいて向かい合って座っている、透き通った白石の顔をまじまじと見て、ふと思った。

こいつから何かイヤなことをされたわけでもないのに、秘密を暴こうと躍起になったり、それを暴露しようとしたり。

自分よりイケメンでチヤホヤされてるからって、すげー女々しくないか。

白石の寂しそうな顔にやられたのか、急に自分の汚さが恥ずかしくなった。



51 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:31:46.25 ID:SHhZ1Aus.net
「俺、お前の秘密知ってるよ。」

あまりに突然だった。

その言葉を発したのは自分なんだが。

なぜこのタイミングで、この言葉が出てきたのか、いまでもわからない。

でも、言ってしまったのだ。なんの脈絡もない、この場面で。



52 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:33:47.96 ID:SHhZ1Aus.net
空気は、完全におかしくなった。

突然変なことを言われた白石はフリーズしていまい、突然変なことを口走ってしまった俺もフリーズしてしまい、二人とも間抜けな顔で向かい合いながら、何も言えないでいた。

「どうして・・・?」

「えっ・・・。」

微妙な空気の中、最初に口を開いたのは白石だった。



53 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:34:54.43 ID:SHhZ1Aus.net
急に理由について聞かれた俺は焦ってしまい、「どうして」と言った白石も焦ってしまったのか、また二人とも「えっ」「あっ」などと言葉しか言えず、微妙な空気に戻ってしまった。

「・・・・・・あ、えーと・・・。」

俺はこの空気を何とかせねばと言葉を続けようとするが、何も出てこない。



54 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:35:34.44 ID:SHhZ1Aus.net
「あ、ご、ごめん。ど、どうしよう。」

白石も戸惑っていた。そりゃそうだ。

「ど、どうしようっていうか、え、ど、どうしよう。」

「ごめん、あの、気づかれたことなかったから・・・。」

白石はついに目を伏せてしまった。

俺の暴露で白石がこんなに動揺すると思わなくて、逆に俺が動揺してしまった。



55 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:36:35.85 ID:SHhZ1Aus.net
たしかに白石は いままでプリキュア好きな素振りを微塵も出してないし、なぜ気づいたのか、もし突っ込んで聞かれたら明確に答えることができない。

さすがにカンで気づけるものじゃないし、カバンを漁ったことがバレたら俺のほうがピンチだ。

どうしてこんな簡単なことに気づかなかったのか。みんなの前で言わなくてよかった。

てか、もしかして こいつすでに気づいてるんじゃないか?やばい。やばいぞ。

「僕、外で寝ます。」

俺が脳内でパニック劇場を繰り広げている間、白石は急に立ち上がって部屋を出て行こうとした。



56 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:38:12.93 ID:SHhZ1Aus.net
「え、いや、いやいや、なんでだよ。」

「同じ部屋で寝るの、嫌じゃないですか?」

「いや、なんでだよ。」

俺はとんでもない罪悪感に襲われていた。

プリキュア好きって言っただけで そんなにショック受けるか!?よかった、ほんとよかった!みんなの前で言わなくて!

そのときの俺は、そういう気持ちでいっぱいだった。

「気にしなくて大丈夫なので・・・。」

白石は、そのまま俺に背を向けた。



57 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:39:32.23 ID:SHhZ1Aus.net
「いや気にするから!いいから、いいから座れって。別に、誰が何を好きになっても そんなの個人の勝手だろ。」

完全に自分の行動を棚に上げた発言だったが、いまは白石を引き止めなければ、そう思って必死だった。

「そんなんで気持ち悪いとか思わないから。とにかく座れって。あ、てか俺が気持ち悪い、やばい吐きそう、アル中で死ぬかも、看病してくれよ。」

酒に潰れた後遺症は完全にすっ飛んでいたが、その言葉を聞いて、白石は布団の上に戻ってくれた。

相変わらず、視線は落としたままだったが・・・。



58 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:40:40.73 ID:SHhZ1Aus.net
「俺さー、白石とプリキュア好きって話しようと思ってたんだよ。ほら、いまやってるハートキャッチの、サンシャインの変身シーンやばかったよな、子どものアニメに気合入りすぎだろっていうか、すげーっていうか・・・すげーっていうか。」

すでに自分自身なにを言ってるかわからない状態になっていたが、俺の取り繕った話を聞いて、白石は心底驚いた顔で、俺を見上げた。

「石黒くん、プリキュア好きなんですか?」

あ、あれ・・・?いまそういう話になっちゃってる・・・?



59 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:41:50.39 ID:SHhZ1Aus.net
「好き・・・かな?好き・・・かも?てか、急に敬語やめろよ。」

「ご、ごめん・・・。」

白石は またしょんぼりした顔に戻ってしまった。

「なんつーか、俺も突然ごめんな。」

うなだれた肩を叩くと、白石は弱々しい笑顔を見せた。

「石黒くん、何でも知ってるんだね。」

「お、おう、まあな。」

なんとかこの場をごまかせたらしい。俺は心臓をバクバク言わせながら、強気を保った。



60 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:43:16.28 ID:SHhZ1Aus.net
「誰が何を好きになってもいいって、言われたの初めてだよ。嬉しい。とっても嬉しい。ありがとう。」

人として終わってる行動しか取ってない俺に、白石は何の疑いもなく感謝のまなざしで見てくれた。

俺こそ ごめんよ、白石ーー。

カバンの件は墓まで持っていくよ・・・。



61 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:43:58.49 ID:SHhZ1Aus.net
白石の秘密について話した社員旅行のあの夜以来、会社でも微妙にギクシャクした感じが出てしまうようになった。

俺は頑張って普通に接していたつもりなんだが、「大地くん、白石くんと何かあったの?」と女性の先輩に聞かれたときは さすがに焦った。

女性のカンはこういうときに恐ろしいんだ。



63 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:44:54.22 ID:SHhZ1Aus.net
白石のプリキュア好きを突き止めてから、俺は改めてハートキャッチプリキュアを見るようになった。

ある日曜日、プリキュアを見たときの感想をどうしても言いたくて、「サンフラワーイージス脆すぎじゃね?」と白石にメールを送ったら、「メロンパンだからしょうがないね」と返ってきて、思わずふきだした。

こいつ、こんな冗談いうやつだったのか。

ちょっとだけ、救われた気がした。



64 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:46:30.44 ID:SHhZ1Aus.net
翌週もプリキュアを見た後、白石とメールをした。

面と向かうと緊張するが、メールの白石は とても話しやすかった。

会社では何事もなかったかのように接していたが、キュアムーンライト登場には お互いテンションがあがり、会社の昼休みに二人で抜け出して、定食屋で熱いトークを繰り広げた。

俺は、出勤するのが楽しみになっていた。



65 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:47:16.78 ID:SHhZ1Aus.net
白石が一番好きなプリキュアシリーズは「ふたりはプリキュア Splash☆Star」だと聞いて、近くのTSUTAYAで ちまちま借りては見るようになった。

出勤するたびに「どこまで見た?」と聞いてきて、いや俺そこまでのめりこんでないからwと思いながらも、1話1話について熱く語ってくる白石が面白くて付き合っていた。

Splash☆Starはたしかに面白かったが、なにより見た後に白石と話すのを楽しみにしていた。



66 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:48:13.69 ID:SHhZ1Aus.net
ハートキャッチプリキュアがスーパーシルエットに変身したころ、白石から「付き合ってほしいところがある」と言われ、俺は見知らぬ駅にいた。

待ち合わせ時間をちょっとオーバーしてやってきた私服の白石を見て、なんだかドキッとしたというか、ちょっと不思議な気持ちになった。

少し前まで敵視していたライバルと、まさか休日に遊ぶ日がくるとは。

複雑な心境を抱えていた俺をよそに、白石は ずっとニコニコしていて、その嬉しそうな横顔を見て、自然と俺も笑顔になった。



67 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:49:08.40 ID:SHhZ1Aus.net
「聖地・・・大泉まつり・・・?」

駅から20分程度歩かされ辿りついたところは、どう大目に見ても聖地感の薄い地元の商業施設だった。だが、看板には大きく「聖地!大泉まつり!」と書いてある。

聞いて驚いたが、プリキュアを製作している東映撮影所が ここにあるらしい。

その東映撮影所が地元でお祭りを開いたとのことで、たしかに大勢で賑わっていた。

メインは主にプリキュアと仮面ライダーらしい。



68 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:50:21.99 ID:SHhZ1Aus.net
成人の男二人がプリキュア祭りなんていたら相当浮くと思ったが、仮面ライダー好きの大人の女性がいたりして、意外にも大丈夫だった。

東映撮影所内にはプリキュアギャラリーもあって楽しかった。

商業施設内の映画館には、ハートキャッチプリキュアの妖精、コッペ様の実寸大と思われる大きなぬいぐるみが飾ってあって、白石は俺を前に立たせて子どものように はしゃいで写真を撮っていた。

会社では どこか上っ面なように見える奴だったが、本当は純粋にいい奴なのかもしれない、と思い始めていた。

イケメンってだけで俺みたいに色眼鏡で見る人間もいるし、こいつも色々苦労してきたのかもしれないな・・・と感じていた。



69 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:51:17.48 ID:SHhZ1Aus.net
翌週の日曜日にも、白石と待ち合わせをした。

「映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?」を見にいこうと集まったんだが、残念ながら見ることができなかった。

映画館の受付で「プリキュア、大人2枚で」という勇気が出ず、あえなく敵前逃亡となったのだ。

もしチケットを買えたとしても、あの幼女軍団の中に飛び込むのは さらに勇気が必要だ。



70 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:52:07.59 ID:SHhZ1Aus.net
不完全燃焼で映画館を後にした俺たちは、この鬱憤を晴らそうと、TSUTAYAでプリキュア映画をレンタルして、俺の部屋で見ることになった。

「映画 ふたりはプリキュア Splash☆Star チクタク危機一髪!」

ちょうど、TVシリーズを全部見終わったところだった。



71 :石黒@\(^o^)/:2016/02/18(木) 00:53:09.31 ID:SHhZ1Aus.net
「そーいや、白石がくるの2回目だな。」

「あのときはありがとう。そういえば、部屋を見て驚いたなー。」

「え?どのへんが?」

「石黒くんのキャラ的に、部屋散らかってそうだったから。笑」

「なんだそれw」

「でもキレイでびっくりした。そうだよね、石黒くんマメだもんね。」

「ちょー失礼なんだけどw」

「ごめんごめん。会社でもよく思うよ。ホワイトボードの名札とか帳簿とか整頓してるの、石黒くんだよね。」


よく見てんなぁ。たいしたことじゃねーから。と言いながら、ライバルに褒められて ちょっと嬉しい気分だった。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春, 純愛, 胸キュン,
 


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