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虐待と差別に耐えて生きた結果
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24 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 15:47:42.05 ID:ACxhhyb8 ?2BP(0)
切り刻まれてなかったパジャマを着て、毎日ボーッと過ごしてた。

電話も禁止にされて、友達の電話も出させてくれなかった。

そして外出禁止から二週間くらい過ぎ頃、姉ちゃんが私の部屋に来た。

私は無言で、姉ちゃんを見てた。

姉ちゃんは『何で最近ずっと家にいるの?』と、不思議そうに言った。

『お母さんから何も聞いてないの?』って私が言うと『聞いてない』と言って、心配そうに私の隣に座った。

私が説明すると、姉ちゃんが泣き出した。


25 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 15:48:41.48 ID:ACxhhyb8 ?2BP(0)
『お母さん最近おかしい。

あんたにだけ そんな事ばっかりする。

あたしの機嫌ばっかり伺って、あんたに八つ当たりする。ごめん…。』


って泣きながら言う姉ちゃんを見て、私も泣いた。


『姉ちゃん受験生なのに、私の方こそごめん。私がこんなダメな子だから、仕方ないよ。姉ちゃんは勉強頑張って。』

二人でずっと泣いてた。


しばらくして、母親がパチンコから帰宅。

『三万勝ったよ!』って、姉ちゃんに嬉しそうに言ってた。

すると、姉ちゃんが切れた。


26 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 15:49:39.04 ID:ACxhhyb8 ?2BP(0)
姉『その三万、あたしに貸して。』

母『え?何か欲しいの?』

姉『服とか下着!』

母『三万分は多いんじゃない?一万円でいい?』

母親、姉ちゃんに一万円渡す。


姉『あんたが捨てたあの子の物、買いに行くんだよ!頭おかしいんじゃないの!?こんなの監禁と変わらないから!』

姉ちゃんがキレると、母親は『だって…姉ちゃんが…』とか言いながら、泣いて出てった。

それから姉ちゃんに服を借りて、バスに乗ってショッピングセンターに行った。




27 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 21:31:27.38 ID:owBpM8p0 ?2BP(1)
はよ


29 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 22:09:45.50 ID:ACxhhyb8 ?2BP(0)
ありがとうございます(>_<)ちゃんと書きます!

続き↓

姉ちゃんは貯めてたお年玉から、二万円を足して、新しい服と下着とバッグを買ってくれた。

帰りのバスで、二人とも泣いてた。


それからは外出禁止もなくなって、普通の生活に戻る。

母親も普通に戻って、笑いながら会話とかもできてた。


姉ちゃんは無事に希望の進学校に合格し、私は中学三年生になった。

そして私は、先輩の紹介で年を誤魔化して、スナックで働き始めた。携帯電話が欲しがったから。

私の同級生達はみんな、中一から携帯を持ってて、持ってない子は珍しがられた。


30 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 22:11:10.36 ID:ACxhhyb8 ?2BP(0)
働き出したら、『未成年を雇うのはリスクがある』とスナックのママに言われて、通常は1800円の時給を1300円に下げられた。

今思えば若いから なめられてただけだけど、それでも中学生の私には大金だったから、納得してた。


優しいおじさんばかりで、楽しくお酒を飲んで、楽しい話をして、お金が貰える。すごく楽しかった。

『私ちゃんがいるから この店に来るんだよ』って言って来てくれるお客さんが増えて、すごく嬉しかった。


週に4回、五時間から六時間働いて、私は月に10万そこそこの収入を得る事ができるようになった。

携帯を買って、門限がなくなって、すごく楽しかった。


31 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 22:12:13.13 ID:ACxhhyb8 ?2BP(0)
それから先輩の紹介でコンパニオンしたり、適当にお金を稼いでた。

そして、中三の進路相談。

私の友達は、みんな底辺校に行ったけど、私は行かなかった。

どうせすぐ辞めると思ったし、仕事を続けたかったから。


そして私は、中学校を卒業した。

姉ちゃんは高二になり、修学旅行の為にバイトを始めた。

その頃、私達は生活保護のシステムとか何も知らなかった。

今でも良く分からないけど、働いて収入を得た分、差し引かれるんだよね?

だけど母親は、姉ちゃんのバイトを役所に申請?してなかった。


32 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 22:14:21.01 ID:ACxhhyb8 ?2BP(0)
半年くらいして、何故か姉ちゃんのバイトがバレた。

高校で部活とかしながらだから、貯まったバイト代は半年で11万円程度。

申請してなかったから、当たり前に役所に持ってかれた。

それが修学旅行の1ヶ月前。



姉ちゃんは、修学旅行に行けなかった。

中二の時の、自分を思い出した。

姉ちゃんの事は大好きだったけど、別に可哀想だとも思わなかった。

ただ、私はやっぱり、高校に行かなくてよかったと思った。

私の仕事はスナックとかコンパニオンだったから、役所にはバレなかった。

だけど私が中学校を卒業して高校に行かなかったら、私の分の生活保護が止まる。

だから私は母親にお金を渡してた。


そんな生活を続けて、私は18歳になった。




33 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 22:15:29.11 ID:ACxhhyb8 ?2BP(0)
18歳になってからはスナックもコンパニオンも辞めて、キャバクラで働き出した。

母親は、ますますパチンコにハマった。

私の財布からは よくお金がなくなってたけど、私は何も言わなかった。



その頃私には彼氏がいて、よく私の家に泊まりに来てた。

一つ年上の19歳で、すごく優しくて、大好きだった。

母親も彼氏のこと気に入ってて、彼氏に家の合鍵とかあげてた。

土曜日の夜は私の仕事が終わる前に、私の家にいたりした。



ある日、いつものように私の仕事中、彼氏は私の家にいた。

土曜日で、すごく店が忙しかった。


34 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 22:16:57.37 ID:ACxhhyb8 ?2BP(0)
夜中に家に帰ると、いるはずの彼氏がいなかった。

私は不思議に思って、彼氏に電話した。

私『どこにいるの?』

彼氏『帰ってきた』

私『なんで?』

彼氏『別れよう』


それだけ言って、電話が切れた。

いきなりすぎて、頭が真っ白になった。

それから何度電話しても、彼氏は電話に出てくれなかった。

私は泣き疲れて、いつの間にか寝た。

日曜日のお昼、目が覚めてボーッとしてると、彼氏から電話がきた。

私は携帯に飛び付いて、通話ボタンを押した。


35 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 22:22:31.06 ID:owBpM8p0 ?2BP(1)
どうせ母親の仕業だろう


36 :名無しさん@ログイン中:2012/04/03(火) 23:05:31.91 ID:ACxhhyb8 ?2BP(0)
>>35
ネタバレ禁止!


私『もしもし!?』

彼氏『もしもし、昨日はごめん…今から会える?』

私『うん!』

彼氏『じゃあ、今から迎えに行く。』



少しして彼氏が迎えに来てくれて、私は車に乗り込んだ。

彼氏が全部、話してくれた。

彼氏は私の母親に、お金を貸して欲しいと言われた。

断ると、『あの子がお金をくれないから、生活が苦しい。あたしが作ったご飯もまずいって言って食べてくれない。』とか、私の悪口を色々と言ったらしい。

そして彼氏は、適当に母親の話に相槌をうって、母親が部屋から出て行ったあとに、帰ったらしい。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:人生・生活  |  タグ:これはひどい, 泣ける話,
 


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