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私が初恋をつらぬいた話

 

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1 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 14:20:18.54 ID:+beSXCVE0
少しずつ、過去を振り返りながら書き溜めたものをお話していこうと思います。

拙い文章の上、少し長くなりますが、お付き合いして頂ければ幸いです。

途中、書き込み規制で更新が滞ってしまうかもしれませんが、どうかご了承ください。



2 : 忍法帖【Lv=25,xxxPT】 :2012/06/07(木) 14:21:21.63 ID:h4Vrbzp1i
見てる!


4 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 14:21:53.76 ID:+beSXCVE0
ありがとうございます。

スペック

渚(偽名)…145cm。体重は伏せておきます。偽名の由来は、なんとなく本名と響きと意味が似ているから。

堺先生(偽名)…175cmくらい。少し痩せ型。偽名の由来は、いつもニコニコしていて、俳優の堺雅人さんに似ているから。初めて出会った時、24歳。小学校の音楽教師。



5 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 14:24:07.28 ID:+beSXCVE0
私の故郷は一応東京都内なのだが、寂れた田舎町。

クラスも一学年に2クラスあればいい方な、小さな小学校の、当時私は6年生。チビでデブでその上クリックリの天パ。

典型的な虐められっ子だった。

それでも負けず嫌いな性格のお陰か不登校にはならず、だからといって何の楽しみもない憂鬱な学校生活を送っていた。


そんな中、年度の教員入れ替えで新しい音楽科教師として赴任してきたのが、堺先生。

スラリと背が高く、その上 若い堺先生が人気者になるのは、あっという間だった。

とても親切で優しい先生だったから、とくに女子達からの人気は高く、モテモテ。

私はと言うと、誰に対してもニコニコ淡々と敬語で話す先生に少し興味を覚えつつも、取り巻きの女子たちに牽制されて まるで接点が持てない状態だった。





7 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 14:26:28.03 ID:+beSXCVE0
堺先生が赴任してきて早数ヶ月の夏休み明け。

秋の校内合唱コンクールに向けて、音楽は歌唱の授業が多くなっていた。

根暗な私には毎年苦痛の行事なのだが、この年の授業内容は さらにその苦痛を上回る内容だった。

まず一人ひとりの歌唱力をみて、ソプラノやアルト等の振り分けを行うことになったのだが、問題はその仕分け方。

ピアノの伴奏に合わせて、クラスの皆が見守る中、一人ずつピアノの脇に立ってサビのワンコーラスを歌うという地獄の様なものだった。

その上声が小さければ もう一度歌い直すというオマケ付き。

虐められている自分が恰好の笑いものにされるのは、目に見えていた。

めげずに学校に通い続けていた私でも、この時ばかりは休めばよかったと本気で後悔した。

緊張で冷や汗ダラダラ、後悔の言葉を心の中でグチャグチャしゃべってる内に、嫌でも自分の番はすぐに回ってきた。

名前を呼ばれてピアノの脇に立つと、もうその瞬間からクスクスと笑い声が聞こえてくる。

途端に息が苦しくなった。

きっとコイツらは私が歌い直しになるのを想像してるんだろうな・・・キモイ歌声で自分たちを笑わせてくれることを期待してるんだろうな・・・

そう思ったら無性に悔しくなって、怒りをバネになのか、羞恥心は軽く吹き飛んだ。

たぶん、あまりの緊張に、キレた状態だったんだと思う。

絶対に歌い直しなんてするもんか!と、声は大きく、歌詞はハキハキと全力で歌い上げた。



8 :き被検774号+:2012/06/07(木) 14:28:44.87 ID:+beSXCVE0
ツ何気で歌っってんのwwwwwというクラス中大爆笑の中、一人だけ驚いたで拍手しる人がいた

堺先生

「凄手でビックリしした!素らしかった!」

先生がそううと爆笑はっと止スの女子たちは あっけられた感じでえ?え?と私と先生の顔を交見比いた

方の私は、やぱり爆笑さたという気持ちでら火ほどずかしくてばらく下をいていた。


丁度の時チャイムり、音楽授業終了。

混乱で どうしていかわかないま急いで音楽室から出ようとは堺先生に西止めらた。

「本でした。恥ずかしがらないで、自信をもって。

の時の事はでもと頭ってい

て凄かったのと、初めて間近でみる堺先生の顔と、なだかよく解らない感情でしばらくの心臓のドキドは収まらった



9 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 14:28:57.09 ID:L9GcuA1Wi
かっこええ>>1だな


10 :名もき被検体774号+:2012/06/07(木) 14:30:12.38 ID:L9GcuA1Wi
いい先生だなぁ


11 :無き774号+:2012/06/07(木) 14:31:49.89 ID:+beSXCVE0
コンクー事?にわり、月日が流れるも早いもの季節はもう卒シー

音楽室でのビュ(笑)以来、堺先機会が少しだけ増ていた

本当一言・二言交わす話だっが、私を見かけると話しかけてくれる先生がとても嬉しかった

ぁそお陰で、女子の風当たりが更に強なったのは言でも無が・


予行練習が本格的に始まると、私の心はずーっしていた

この学校を卒業したら、堺先ともお話できなくなるな中学に入って同学年のンバは殆変わらないし、また学校生活がなくな・・と

ただただ日そんなが頭中を駆巡って、常に上の空。パンクうだった

でも その思い発散の方も、なぜ自そんャグになっているのかも解らずの小学校生活は あっという間に終わっていった。



12 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 14:34:16.92 ID:+beSXCVE0
学校入学

予想通り虐められはし、それは最初のうちだった

尿と当事者達は虐め興味を見つ わなくなたんだう。

それだけでも十分中学生活が過しだが、一だけ心と引かかってる事があった。

話すのが楽しみだった先生が居事。

しみが唯一ないだけで虐めらてい小学生代よりも学生生活が一楽しめた。


人生初めてテストが終、まだまだ友達来ずに暇だったは、ふと小を覗きってみようと思たった

小さな田舎町だ中学校と小学校は自転車で5分くらいの距離

々の小校に懐しさを覚えて嬉しなったが、何なくいたってだけ、目的は特に無い

に自転車を停常階に座って仕方なく校をぼーと眺めていると、頭上から自の名を呼した。

見上げると、校舎の3階にある音楽室の窓から、堺先生が手を振ってた。

ドキとしたと同時に嬉しんだっ恥ずか私は小を振りた。

先生はれを確認すると、スッと窓の中にえていった


思い先生の顔を見事と分の事を覚えてくれてた嬉しさ ほんのり幸福感を覚えなはまた校庭を眺め始め

ざわざ3階から声をかくれるなんて、やっぱ先生は優しいな

んとなく来た思っていたがしかしら自分は先会いたったかな?

な事を考えている今度っとから名前を呼ばれて私は振り向く。

正面関のら、堺先生が歩いてきていた





13 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 14:37:12.16 ID:L9GcuA1Wi
ドキドキするな


14 :名も無被検体774号+:2012/06/07(木) 14:37:41.61 ID:+beSXCVE0
「こんな所に一人で、やってんですか?」

は私のコンと座退と、ニコニコしなが問をしてくる

に何もしてまん、してした。思いつつも言退葉には出さず、一瞬いて問を

「先生こそ何してるです?」

姿が見えたのでしに来て。」

わざわざ自分と話すたてきんだ…そう理したとた、私の心臓は、ギュッとなった。


学校はどうですかしい?」

…思ってたよりは、楽しく無いです

「部活は

「…宅部です


のわからない臓の締にクラクラして、たださえ少ない数がもと少なくなる

かくくれだしもっと沢山話のに、葉がスラスラ出こない

生は気使ってか、色と話しかけてくれる

でも二人の間に沈黙が始めるには、そう時間はかからなかった。


完全に会話のうと更に何を話せいのか解らなく

か話さままゃかなりい…

頭の中で軽いックを起こしながらと先生を見ると、先生やっぱりニニコしながら校庭をいる。

その顔を見てたら、何だかのまま沈黙でも構わじゃないと思てきて私もまた校庭を眺めめた


いつの間にか、けも消え

段の日陰を通り抜く風心地よくて、日しは暑いけどかな晴れ…なんとく眺めいた校の景色がまった別の 寿に変た様な、不じがする。

生といると心地がいい。幸 な気分になるな…

でよ便うや私は、今までの生への気持ち心だったんだ覚をした。



16 :名も無体774号+:2012/06/07(木) 14:40:54.45 ID:+beSXCVE0
ると使状況がとずかく感る。

けれど それ先生が横に居のがとても嬉しい


このままこんな時っと続くといいな…そんな事を考えていると、授業終了のチャイムが鳴った。

「さて、そろろ戻らいと」

先生そう言うと立ち上さくをした。

その瞬先ほまで心地よさはえうせて、私は一気にに引きされ

ここで さようなをし次はいつ先生に会えるのかな…?そうるとまが締付け

「じゃあ、ま…」

と笑って先は小さく手を振った。


舎に戻って行く先生を見たら物凄いもどしさにわれ私は気がついたらを呼び止てい

??っとし顔で振り先生急いで駆け寄る。

「あの…」

「どしました

ドキしながらかけ一生懸命先生との接探す。先生との時間には、今の私にはレしい。

「……歌を私に教えださい。」

生は驚いた顔をした。



17 :名もき被検体774号+:2012/06/07(木) 14:43:05.92 ID:+beSXCVE0
「歌中学に音って稿ありせんでしたっ

「ありす。けど…」

「だら僕に教わるより、中学校教わた方がいいn…」

言いる先生の言葉を遮る様に、私はけた

「…私、歌をて褒くれた先生に教わりたいんです。もっともと上になって分に自信持ちた。」

上を向いてしばらく考え込むと、を思いついようにまたとこちらを見た。

西かりした校長先生にを話し、音楽室を使ても聞いてみましょうか。ちょっと待てて下さい。」

そう言うと先生は走りに校舎貿って行った



校舎のを見届ける一杯張っていた緊張が解けて、そ場にっとしゃみこんだ

今更になって悔が押寄せてき、心臓のドキドキがしくなる。

く迷な事をお願いしてしまたんないか…

迷惑だったけどしいだから、実を探てるんじゃないか

そんな考えが沸いては消え、沸いては消して、心のドキドキはしかギュッとしめ付に変ってい



18 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 14:43:57.54 ID:L9GcuA1Wi
やばい先生に惚れそう


19 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 14:46:04.62 ID:+beSXCVE0
何回か吸をして少し落ち着くと、私また非常階に戻りた。


た時大丈夫なように、今のうち心の準簿備をしておこう…

そんネガテブな考えでとしいると先生はたよ早く戻た。


「校長先生に可貰まし西たよ、二つ返事でOKで。さてどうい西定を立てしょう?」

先生はニ

私はとうと 思いがけない返ビックて、ほんのだけ固まってまっ

ん?

「あ、え、はい、、あがとうございます!

な私の様てプッと噴きだした先生は、笑っを続


「下時間以降、職員会議のや行の時以外なら、音楽を使も構わなです。

は、は

に毎日と言う訳にかないので、姿に1.2回でどうでょう?」

「は、はい。

ゃあ毎週湿日って事にしてその週合がば金曜日もって事でいいです?」

「は、はい

先生は堪え切れなくなったように、度はアハと声を出してった。

「さっから はい しか言ってな寿いけれど、コレ丈夫か?

「はい!です…あの…大丈すかいんです?」

「大丈夫じゃなかったらす。担当しラスも無いし、暇だから気で。」

先生がニコっとし

そこやっとホっと寿した私は、さっきは一変、とたんに夢心地になた。

じゃあ週…はもうみか。火曜日はちと忙しいから、金曜日、時間は15時からでいい?」

、わかりまし。」

「一生服で来てくださいね。正装くると言うとで

かりました。」

「じゃもう戻らないと。また来週、渚さん。」





>>次のページへ続く


 


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