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喪失

 



昔、体たことをき込みます。

はま誰にも話たこりません。気軽に話せることでもあせんし・・・。

り暗い話にると思いますが、ご笑読ください。


当時、わたしはょうど五十歳でした。

子は若く、十八歳。

婚だっため、子供はひとく、稚園に通う娘がいました。

たしたち夫婦はエヌ市で個人商店を開いていまし

たしは商品の仕入れ先、お得のに忙しく、店のほうは妻の寛子にっきりになることも多かっです、なにだ幼児の娘を抱える身ので大す。

幸い、当時は状態もわるくはなかったで、わたしたちは相伝いバイトを募集するこした

その募集て、ひとってきまた。

須田次(仮名)というまでいうフリーターで二十すこし過ぎくらです。

いまはフリーターとはいえ、勇次た目潔で感じもよく、はきは喋る快活な男でした

とは門と呼ばるH大通っていけれど、イラストなるう夢めに退し、いまはルバイトをしながら、間の専門学校にっている。

になって、彼はたちにそ使う言いま


たしたちはぐに入り、雇うことにしま

次は、わたしが外に出月、木、金曜に店に来て、店番やらそほか色々な雑務をすることにりまた。


初は何かもが順調にいくよに思えま

を雇っ二週間経っ頃、彼について寛子に聞いてみると、

は熱心する・・・愛もいら商に向いているみたいです」

か。中退姿してでも夢追いか校へ通っていいだからな今どきの大学生みンとはちが、ち仕事の気構えが出来ているんだろう

「そ・・ああ、そうそう、んか、仕事が終わって宿へ帰る前に、

<奥家の仕でおれにできることあったら遠慮なくください

んて言うんです。

雨戸が悪くて困ってたものですら、勇次君にして直してらいました

「ほ寛子もなかなか人使いがいな」

「いや・・・そ

冗談だよ」

そんな会話をて、夫婦笑っです。



のときはやがて宿破滅のときをりもしない、遅くにできた愛る娘を抱え、わたしたち家族は幸せで


--------------------





次をって二ヶ月ほどったのことで

その日、妻出していてわたしが店いまた。

たしがいるときは、勇次は非番です

所で気店経営している金田さんが、店した。

しばらしてると、彼妙なことを言いしたのです

この木曜だが、うしてこの閉まってたんだい

「木曜・・・何ろのとです


稿さあ・・何稿だったか・の二時くらだっうがなあ。

っとうち出て、この店のを通ったに、戸が閉まっているが見えたよ。

中を覗いみたけど誰もいなかったような・・・」

おかいな・・)

わたしは思した。

昼の時といえば娘を園にえにいく時刻でもな店に子と勇次のふたりがいずです。

どちらかが何事が出来しても、残るひとり店番をしはずです

からは何も聞ていま

金田さんもなかったかのように話題を変え、しばらく雑したが、わたしの先ほどっかかっことを考え続けした。


の夜、わ間でテレビを見な台所でしく事の用意をして妻に、何気なさを装って尋ねまし

この前の木の昼、店の前を通りがかった金んが、店が閉まっていようたと言ってたんだ何かのかい?」

あ・・はるいと幼稚からがあっので、勇次くんに車を出しらってったんで

「聞いてないな

、結、病院にもじまいだで、あは・

妻は振り向くこともせう説明しまた。

はきびきびと事をしいる妻のろ姿を眺めながら、ぼんや不安が胸に広ていく感じてした

心の中では、言うこと本当だ、と主張する声が響いので本当うか、そぼそ異し立て声もあったです 

してらはじめ妻に疑いをもった瞬間した



もし、寛をついているとそれではそとき寛子はをしていたの

一緒にいた勇次 

さか・い、そんなはずはい。

妻と勇次では年がいす

の中では嵐き荒れていが、だけは平然した表情でわたは妻見ます


妻の寛子は、のおなしい性格と同様に、おとなしい、しい顔をした女です

かにまだげな雰囲気を残していましたが、スタイルよく、特には豊満でした

甲斐もないと思いなが、当時のしは週には妻いました。

いえ、妻の魅野の花のようなもので、誰にでくうけるものではな

が惹かれるに、若い勇次が妻惹かれるようなことはな

たしは自分そう聞かせました。


--------------------


そんなあるのこす。

調がすぐれなそうだったので、滅多にないことでしたが、わた娘を園に迎ました。

のとき、幼稚の先から妙なことを言われたのです

「昨日奥様はどうなされたすか?


「え? 何かあったです?」

えっ・・あはい。

昨日は普段のえの時なっも奥様が来られなかったです。一稿間遅れお見えまし、娘さちつかれておねむになっまし


「・・・ですか・・・あの、つかぬことをおますがこの前の木曜にが具合悪くて、に来たということはりましたか


「・しのはありません・・様がそう仰ったすか?


いえ、違いでもありせん。すみせん」

たしうやに打して、娘を連れ、につきました。

りとが、はっりと形をとるのを感じ、肌がつ思いした

間違い、嘘をつている!

そのこがわたしをしめ


これ夫婦で苦ときもつらいときもふたりで切てき

がい形でやていけている妻の内おかげだと思ってました

その妻が・・・

でつは何をしいる



たしそれをいとしました




かし、考えまても、脳裏にと・・・そして勇次の姿いかがわしく歪んだ姿ででく



「店長!」

いきり声をかけられてきました

次で

しと娘の姿を偶然見て、駆けてきた、と彼らいました。

「いまへ行く途中なんで

言うと、のほうを見て、微笑みました。

勇次にいます。娘と勇次

し、ふたり見るわたしの表暗かったことでしょう

の勇の姿を見ても、が妻と浮してなどというよそ非実的におもえました

ろそうな不穏いる自分が恥ずくおもえてくるほど、勇次ははつとして、陰りのない様子でした

「どう 店。具合でもわるいんですか」

「いや、何ないょっと疲れただけさ」

早く帰ゆっくんでださいよ・可愛い奥さんが待ってるじゃないですか

何をってるんだ、まったく

き、勇次ととらいまし、背中にはびっしりとかいていました


--------------------


わたしが幼稚園へ娘を迎えに行き、先の話ら、妻への疑を深めたそののこです簿

くち刺すような不安と、発しそうな憤貿抱えなが、わたし問い詰めは出来せんでした。

何も喋る気になれず、鬱々とし風呂をとりました。

は、ともと数のい女ですその日わたしの不機嫌に気づていためとさら無た。

ろが、寝る前になって、妻が突


「明日は、昼か出ても湿か」と言いまた。

明日なので、店わたしとで務める日です

どうして? どこかへ行く?」

古いお友達とおうと・・・

なんなく歯切れの悪い妻口調です。

見つめるわたしの顔は筋肉が強張った

いつに会いくんじゃないのか・・・!)

しは思わずそう叫してまうところで。しか胸中のおもいを押し殺して、

「いいよれがら、ておで」

う言いまし

そのとしはつの決いまし



「幼稚園のお迎えの時刻まには帰って

そう行って妻が店を出たのは昼の一時をま刻のした。

たしはわらい様妻を見送り、妻の姿が見えなすぐに店を閉めした。

して、わたあとを、見られないよに慎重にけていきまし

妻はわたしに行くと言った駅前とはで違う方向歩いていきます

十五歩いた後、妻はある古ぼけたアパトにっていきた。

夜、わたしは勇次の履歴を取り出し住所をて置いたのですが、確認するまでも、そこは勇次住むア

しばらわたは呆然とそアパー宿の前で立ち尽くした。

が、こうてばかりられいとおもい、震える手で前夜たメモか次の部屋を確した後、わたし入りました。

胸中は不と絶望、そして怒りでパニク状態でし

これからもしも浮気の現押さえたして、わたしはどうすべだろうか。

殴り、を罵倒・・・その先は 

これで妻との生活終わっうのろうか。

族はなっしまか。

わたしんなもやした考えではちきれそうだし

と緊張壊れそうになりなが次の部屋の前できたわた、次の瞬凍りつました。

こえたです

それも寝室でしか聞ことない、喘ぎ声す。

高く、細してだいに興奮強めなら、啼い

わたしはわず、の部のドアに手をかけた。

かっませんでした

わたしはそろそろと部忍びみました。

一室です

居間兼は戸き放しでし



ました。

裸で、四つん這いの格好、ひっそりと中を窺うわたしに尻を向けていま

の尻に、こもまた全裸の勇とりき、腰を激しく妻の尻に打つけています。



>>次のページへ続く


 

 

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