2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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「娘さん下さい!」って言いに行くww
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109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:11:51.10 ID:4QDc0c6v0
その日は快晴だった。

久々の休日でずっと寝ていたかったが約束を反故には出来ない。鞭打って集合場所に向かったよ。

彼女は俺よりも先についていた。

「せんせ!」

ユウが手を振ってきた。それはまるで彼氏を待つ彼女の様子だった。

「おまたせ」

ユウは首を振る。

俺は指で「行こうか?」の合図を出す。

ユウは頷いた。

駅近くの映画館。

何を見るかは聞いていなかったが当時ヒット上映していた映画『バタフライエフェクト』だったのを覚えている。

今での好きな映画の十本には入る名作だと思う。



113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:13:30.28 ID:4QDc0c6v0
でも当時鑑賞したときは彼女の事が気になって映画どころじゃなかったw

聞こえないのに理解できているのかなーってね。

それに補聴器をしていないし。

なんでも大きな音になると補聴器が必要以上に反応してしまって逆に不快になるのだという。補足すると、私くらいだと補聴器の意味はほとんどない、と最近教えてもらった。


でも必死に見入っていた。

鑑賞後も「おもしろかった」と満足げだった。

字幕だけでも分かるものだなーと関心。

後に音声を消して自宅で映画を見たことがあるが・・正直楽しめなかったw

健聴者にとっては難しい作業なのかしれんw



122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:18:39.48 ID:4QDc0c6v0
デート?中は言葉のみだけではなくジェスチャーも交えて『会話』をした。

周りの視線が最初は気になったが すぐに慣れた。

今もそうなのだが俺と彼女間で手話はあまり使わない。

それは彼女の通う学校が『聴覚口語法』を採用していたから。

一般的な手話法ではなくて精度の高い補聴器を持って耳から言葉を聴き、そして言葉で伝える手法のこと。

ろう社会では今でも賛否両論あるのだがドラマなんかで見られる手話をしながら話す(トータルコミュニケーションなんて言われているが)ことはしなかった。

とにかく音声を持ってして人とのコミュニケーションを図ろうとしていた。




125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:20:35.33 ID:4QDc0c6v0
今は『人口内耳』なんて便利なものもあるらしい・・。

手術で埋め込むらしいのだが、ユウが失聴した頃には日本であまり普及はしておらず高額なものになるので彼女は そのオペを行わなかった。

幼少期ならば そのオペを受ければ効果は大らしい。

今は本当に便利な世の中になっているとユウは言っている。

そんな感じで『会話』をするユウに対して初めは理解に欠けて苛立ちもしたがなw

今は造作なく会話できる。

でも喧嘩する時なんかは面白いもんだぜw

背中を向けていても彼女の怒りは俺に伝わるのに俺の言葉は伝わらないw

だから何の効果もないんだw

それを分かって喧嘩のときや都合の悪いとき、彼女は俺の顔を見ない。

手話も見ないw

テラヒドスw



127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:22:33.07 ID:4QDc0c6v0
それはさて置き。

ユウとのデートは当時付き合っていた彼女と会っている時間より楽しかった。

新鮮さもあってだとは思うが、こうただ手をつないで適当な会話をして、適当な場所で遊んで・・。

って言うのよりも しっかりお互いの顔を見て自分の伝えたいことを身振り手振り口ぶりを駆使して会話することに心地いい疲れと共に満足感を得られたんだわw

単調な生活が その日だけは楽しいものになったよ。


そして俺は七時過ぎにユウと別れた。

「せんせ、きょうは あそんでくれてありがとう」

高校生になって礼儀も覚えたかw

深々とお辞儀をして帰っていった。


それにもう一つ、

塾にいた頃授業が終わると「ありがとございました」って言ってたんだ。

「ありがとう」って言えなかったの。

最後の「う」が本人は言っているんだろうけど切れるわけ。

「ありがとっ」みたいな感じかな。

それがこの時はちゃんと「ありがとう」って言えていた。

成長しているんだな・・・って何か切なくなった。

いいな・・学生って。

俺は つまらない生活を送っているなって。

誰かが言っていたよな?w向上心のない奴は馬鹿だってwまさにその通り。

すげー自分のやること全てがだるくなった。俺はダメダメだと鬱になった。

こうゆう状態って急に来るものなのな。



130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:24:12.23 ID:4QDc0c6v0
決してユウのせいなんかじゃない。

自分が弱かったんだと思う。

彼女とのデート後、しばらくしてから俺は仕事を無断欠席することが多くなった。

すぐに会社はクビになった。

そりゃそうだわな。


別にいいし・・なんてふざけた考えをしていた。

貯金は結構あった。

それを崩しながら堕落した生活。

パチンコ、スロット、競馬に、競輪・・。

吸わなかったタバコも吸うようになった。一気に部屋が黄色くなる。



132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:26:33.22 ID:4QDc0c6v0
そして付き合っていた彼女には仕事をやめたことは伝えていなかった。

会うことになるとスーツで向かった。意外にもバレないw

つーか俺に関心がなかったんだわな、この頃既にw

でもユウには気づかれた。というか目撃された。

ユウと遊んでから半年くらい経ってからかな。

ボサボサ頭のスウェット姿でパチンコ屋から出てしばらくすると肩を叩かれた。

その日は負けていて苛立っていたので「ああ?」なんて低い声で振り向いた。

すると少し怯えた様子のユウがそこにはいた。

たぶん俺の表情さえもひどかったんだと思う。

「せんせ、やすみ?」

構うなと思ったが、あの日 遊んだきり会うことも連絡することもなかったユウの手前、邪険には出来なかった。



136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:30:58.72 ID:4QDc0c6v0
「やすみ」

「そんなかっこうでみっともないよ」

カチンときた。ガキに説教される覚えはないと思ったからね。

タバコを取り出して火をつける。

ふとユウを見るとタバコをふかすジェスチャーをする。

しかも驚きと疑問の顔で。

「わるいかよ」

ユウと話すときの癖で大きく口を開けてしまった。

煙が彼女に掛かる。

「す、すまん・・」

ユウは咽ながら首を振る。

「せんせ、しごと・・」

何かを言いたげだった。

「へいじつ、さいきんよくみる」

「え?」

「しごとやめたの?」

俺はユウの顔を見ずにタバコを吸った。何も言えない。

こんなだらしない男に勉強を教えてもらっていたのかと幻滅されてんだろうなって思ってユウを見ることが出来なかった。

俺チキン。



138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:32:16.65 ID:4QDc0c6v0
「せんせ」

タバコの火をサンダルの裏で消して彼女を見る。

「べんきょ」(小文字の後の母音発声は今でも困難な模様w)

「は?」

「おしえて」

俺は手を横に振った。嫌だよ。

「えいご」

「は?」

「えいごをおしえて」

彼女はバッグからプリントを取り出した。英語のテキストだった。




139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:35:12.50 ID:4QDc0c6v0
俺はテキストを受け取り中身を見た。

懐かしいな・・、大学受験を思い出す。

「ため?」

ため?ああ・・ダメ?って聞いてるのか。なんかユウの発音に可笑しくなった。

馬鹿にしているわけじゃない。なんかユウと接していると面白いんだわw

俺は人差し指を上に向けて「いっかいだけ」と言った。

ユウは頷いた。

そして数日後、俺は初めてユウの家に出向くことになった。



141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:36:10.33 ID:4QDc0c6v0
別に彼女の家に行くわけでもないのに俺は久しぶりに髪を切ってユウの家に向かった。

地区は同じだが駅を背に反対側に位置する俺とユウの家。

その方面に行くのは何度しかない。

着いた先は四階建てのアパートだった。

俺の住んでいるボロアパートなんかよりは断然マシだが結構年季が入っている。

ユウの家の玄関前に立ちチャイムを鳴らす。

出てきたのは母親だった。

「どうも」

「お忙しいところすいませんね」

変わらず低姿勢なお母さん。

俺は言われるがままに中に通された。

家の中は綺麗に整理されていた。無駄なものが置かれていない。俺の実家とは大違いだ。

ユウはリビングでテレビを見ていた。

違和感を覚える。テレビ?聞こえるの?

画面を見ると英語字幕の映画を鑑賞していたのだ。

すげーwと感心した。



146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:40:29.96 ID:4QDc0c6v0
俺の訪問に気づき

「せんせ」と言うと停止ボタンを押して立ち上がった。

「こっち」

俺はユウに腕をつかまれて彼女の部屋に連れて行かれた。

すぐにユウの母親がお茶を持ってきてくれた。そして出て行く。

女の子の部屋に入るなんて初めてだった。

しかも女子高生の。なんか落ち着かない。

部屋もまた綺麗だった。

映画のポスターがニ枚張ってあった。

違った意味でセンスがいいww

「トレインスポッティング」のポスターだったw

そして隣には「バッファロー66」のポスターww

本当に女子高生かよwと思った。

そのポスターについて触れたのはつい最近。

「すきなんたからしょがないてしょ」(好きなんだからしょうがないでしょ)だってw

好きになる理由はいらないってかw



152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:44:35.38 ID:4QDc0c6v0
英語を教えると言っても彼女に教えるところは ほとんどなかった。

だってほぼ満点に近いものだったから。

学校の宿題をただ一緒に解いては見せ合っていくだけ。

俺のほうが間違っているなんてこともある。

俺いる意味あんの?wってくらい。


そしてその日は終わった。

二時間で一万も頂いた。

タダでいいと言ったのだが母親は言って聞かなかった。渋々それを受け取る。

帰り際に玄関先でユウに「せんせ、まいしゅ、おしえて?」と言われた。

絶対言われると思った。

でも『教える』ってのは嫌いじゃないし。ユウと過ごす時間も嫌いじゃない。

俺は「はいはい」といった感じでおkを出した。



153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:46:28.52 ID:4QDc0c6v0
相変わらずユウの家に行く日曜日以外はダラダラと過ごしていた。

でも身だしなみは人並みに整えるようになったし、転職サイトも覗く(だけ)ようにはなっていた。


そして何度目かの家庭教師訪問の日。

二月くらいだっけか。

俺はユウの母親と話す機会も持つことになった。

いつも通りユウにはテキストの問題を解かしていた。

テキストの巻末の入試問題に挑戦ってのを時間を計ってやらせていた。

俺は「トイレを借りるね」と言って部屋を出る。

人の家で小の方とは言え気兼ねしたが我慢がならずトイレを借りた。

そこで気づいたのだがトイレにはびっしりと紙が張られていた。

映画のワンフレーズだと分かった。

一文が書かれておりその下には映画の名前。

相当な映画好きなんだなと思って出た。

するとリビングで洗濯物を取り込んでいた母親と目が合った。

俺はトイレのお礼を言うと すぐに部屋に戻ろうとした。

「男さん、ちょっといいですか」

母親に手招きをされた。




>>次のページへ続く
 
 


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