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バイト帰りに出会った女子高生との数年間の話
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104 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:34:26.45 ID:Q5UKg1qg.net
「「・・・・・・」」

どちらからいう訳でもなく見つめ合う。

テーブル一つの距離何てたかが知れてて、吸い込まれるように俺の方から近づいて行って、白石も止めるわけでも無くて、むしろ目を閉じている。


「・・・いいか・・・?」

主語もない文章なのにどういう意味かはこの上ないほどよくわかる。断れるかもなんて考えていたが白石は黙ったまま小さく頷いた。

距離が近づいていく。

目の前に白石の顔がある

・・・距離が、近づいていく。


「小島ーーーー!!!荷ほどき終わったー!遊びに行こうーーーー!!!」


伊達ぇええええええええええぇええぇぇぇええええ!!!!!!


「・・・・・わり、邪魔した!」

「今回ばっかりはマジでタイミング悪いわ!ふざけんな!」

「いいよいいよ、出ていくから楽しめ!」

「あほか!」

この日は結局 伊達のタイミングの悪さによって(後で真面目に謝られた)白石とはこれ以上何もなく帰っていった。


・・・ホント伊達爆ぜろ・・・



105 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:37:04.24 ID:Q5UKg1qg.net
夏休みが終わるとコンビニバイトに戻った。

「店長ー!戻りましたよー!」

「おー!小島くーん!会いたかったよー!」

「いや、そこまででも・・・」

「えー・・・」

「あ、お土産ありますよ!名産の日本酒と銘菓です。」

「おお!流石小島君!」

「誰も店長にとは言ってませんよ?」

「小島くーん!」

二人で笑う。いい上司に恵まれたなぁ。

本当はコンビニバイトで一月も空けるなど そうそうできないのだが店長の「学生は遊んでなんぼだ!」という言葉でこの時期まで帰省出来た。

そういった意味でも同じことが言えるだろう。



107 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:40:38.38 ID:Q5UKg1qg.net
「時に小島くん、何か変わったかい?」

「?何でですか?」

「いや、何故だろうね・・・何となく何かかわったかなぁって。こう、一皮むけた感じ?」

「そうですかね・・・?まぁいいこと?とかもありましたからww」

「うーむ・・・例の子かい?おじさん気になるなぁ?」


店長・・・50過ぎのおっさんにクネクネ動きながら言われても…


「そうっすね・・・飲み奢ってくれるならいくらでもww」

「中々強かだなぁwまあいいや。今日終わったら少し待っててくれ、行きつけのお店につれて行ってあげよう。」


その日の仕事が終わって店長につれていかれたのは街で一番の繁華街の外れにある一店で、昼はカフェとしてやっている店らしく二十歳になってそんなに時間が経ってない若造が入るには少々小洒落た店だった。



106 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:37:07.49 ID:53gA+lPi.net
これいつの話?


108 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:43:44.06 ID:Q5UKg1qg.net
>>106
6,7年前かな


「で、どんな感じなんだい?」

酒が入って俺もジャムさんも ちょっと出来あがった頃にジャムさんは その話を振ってきた。

俺も俺で皆まで話さないでいいものを 酔いのせいもあって全部話してしまった。

「面白いねぇ・・・まるで物語じゃないか。現実にあるなんてねぇww」

「自分でも驚いてますよww まさかそんなことが起こって、しかも自分がそれの中心にいるってことに。」

ここでジャムさんは一息ついてから

「いいかい、小島君!人生において そうそう話があって一緒に居て楽しい女の子なんかいないんだ!早めにけりをつけたほうがいいんだよ?」

いつもの調子とはかけ離れた強い口調に驚いていると おじさんは口の中で何か言いながら そのまま前のめりに倒れていった。

「申し訳ないね兄さん。そいつ酒が入るとそんな感じなもんで。」

マスターと思しきおじさんがお冷をもって俺に話しかけてきた。

「こいつも そういう女と知り合って幸せに暮らしてたんだけどね。子供が生まれて少ししたらがんで早くに無くなっちまってね…きっと・・・幸せになって欲しいと思うんだよ。」

マスターは寂しそうに言うと優しい目でジャムさんを見ていた。



109 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:48:20.02 ID:Q5UKg1qg.net
大学ってものは休みが長いし中高と比べると出来ることが格段に広がる。

それでも学生主体の行事とかは あるっていうから実にありがたい。10月中旬になると金、土、日の3日間行われる学祭が始まる。

「いらっしゃーい!メンチカツ大変お安くなっておりまーす!」

「同時販売のチュロスもございまーす!いかがでしょうか!?」

一般客の入り始める二日目。うちのサークルは中々の客入りを見せていた。

「チュロスー、メンチカツ、いかがでしょうか?・・・ふう・・・」

声を張って客を呼ぶ。材料費は自分らで出したが完売すれば飲み会の代金としてバックされる形だ。

「小島君さぁ、少し休んできてもいいよ?」

二年生の先輩が声をかけてくる。

「いや、こいつ彼女来るの待ってるんだよ。」

「まて!彼女じゃない!」

伊達の一言に諸先輩が敏感に反応する。

「はぁ!?小島君彼女出来たの?」

「おもしろそうだな!kwsk!」

「wktk!」



110 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:51:57.38 ID:Q5UKg1qg.net
「いやいやいや、そんなの出来る面に見えますか?そんな子いませ―」

「ん。あれ白石ちゃんじゃね?」

「!?」

見ると何人かの友達と一緒に白石がうちの店の方を見ていたが俺が見ると目線を逸らしてしまう。

「・・・すまんちょっといってくる・・・」

「早めになー。」

口調が笑っているのが判る伊達の声を背に白石のほうに向かう。

「し、白石・・・」

背を向けていた白石に近づいて声をかけるとビクッと反応したが逃げることもなく俺の顔を見る。

「あ、お、お兄さん・・・い、忙しくないの?」

「いや、うん、まぁそれなりに・・・」

気まずい。全てはあの忌々しいメガネのせいなのだ。

実はバイトに復帰してから白石に会おうと公園に行ったのだが姿を見られると逃げられ、メールも返信は来るが至極素っ気ないという日々が続いていた。



112 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:55:26.18 ID:Q5UKg1qg.net
「へー!お兄さんが麻衣の言ってた人!?」

「嘘!もっとイケメンだと思ってた!」

「ねー!どこにでもいそうな感じの人!」

俺と白石が距離を測りかねていると きゃいきゃいと一緒の子たちが騒ぎ出す。どうやらJKというのは手心とか加減という言葉を知らないらしい。

事実であるが人から言われると そういったものは刺さりやすいのが常である。俺のライフはとっくに0なのだが・・・


「ほら麻衣!何やってんの!一人じゃ来れないからって私ら誘ったのに!」

「わ、ちょ!い、言わないでよ!」

白石の背後の長髪の女の子がいうと慌てる白石。

うん、可愛い。

ヤベェ可愛い。

「お、お兄さんさ!暇な時間あるかな!?」

「お、おお。もうちょいしたら交代の時間だけど・・・」

「じゃ、じゃあさ!い、一緒に回っていいよね!」

「!お、おお!べ、べつにいいぞ!」

「何というか・・・中学生みたいだな・・・」

気付くと伊達が後ろに立っていた。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:読み物  |  タグ:青春, すっきりした話, 純愛,
 


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