旅に出たら人生が変わった
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121 :名無しさん@おーぷん :2016/09/19(月)07:32:17 ID:lJE
そういや刺身あったら入れないんだったね
123 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:34:39 ID:6ut(主)
>>121
当時の小樽では浴槽で身体を洗ったりする海外の方が度々問題になっていましたし、タトゥーと言っても入場規制になりそうでしたからね。
122 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:32:40 ID:6ut(主)
買った肉は発泡スチロール製容器に氷と一緒に入れ、網走湖畔の無料キャンプ場へ向かう。
時間が早かったこともあり、まだ混んでおらず、炊事場にそれ程遠くない湖畔にスミーのテントを張った。
次いで自分のテントを張ろうとするが、スミーが自分のテントを指差す。
なんかもう面倒なので今日もお邪魔することにした。
テントの前で七輪に炭を入れ、少しずつ炭を足して火力を増やしていく。スミーが落ちていた木の枝を燃やす。煙が酷い。
煙が落ち着いたので網を置き、豚肉の脂身をこするようにして網に馴染ませて張り付きにくいようにする。
そういや刺身あったら入れないんだったね
123 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:34:39 ID:6ut(主)
>>121
当時の小樽では浴槽で身体を洗ったりする海外の方が度々問題になっていましたし、タトゥーと言っても入場規制になりそうでしたからね。
122 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:32:40 ID:6ut(主)
買った肉は発泡スチロール製容器に氷と一緒に入れ、網走湖畔の無料キャンプ場へ向かう。
時間が早かったこともあり、まだ混んでおらず、炊事場にそれ程遠くない湖畔にスミーのテントを張った。
次いで自分のテントを張ろうとするが、スミーが自分のテントを指差す。
なんかもう面倒なので今日もお邪魔することにした。
テントの前で七輪に炭を入れ、少しずつ炭を足して火力を増やしていく。スミーが落ちていた木の枝を燃やす。煙が酷い。
煙が落ち着いたので網を置き、豚肉の脂身をこするようにして網に馴染ませて張り付きにくいようにする。
124 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:36:21 ID:6ut(主)
固形燃料の方ではお湯を沸かし、コンソメを溶かし、ベーコンとキャベツを投下。軽く煮込む。
準備は出来た。
肉と野菜を載せて次々に焼く。スープは白い発泡スチロール製のお椀に入れる。おにぎりを食べる。時々おにぎりも焼く。黄金のタレ最高!
一通り食べて、最後に焼き鳥を載せて弱火で焼く。スミーはカクテルみたいなやつをチビチビと楽しそうに飲んで焼いていた。
メイン食が終わったのでアルミで包んだじゃがいもを載せ、鍋を洗ったり、ゴミを分別して潰したりして処分。
スミーはテントの中で日記みたいのを書いていた。読めないけど。
126 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:37:29 ID:6ut(主)
何となくテントの外で芋をコロコロと返しているとスミーも外に出てきて芋コロコロをやりたいと手を伸ばしてくる。
(`・ω・´)つー○
遠くの方でライダー達が盛り上がっていたが、個人的には風に煽られ小さな波を作る湖水を見ている方が気分に合っていた。
知床満喫するには出来ればウトロまで行きたい…しかし、この辺りは宿の数に対して宿泊希望者が多く、予約が埋まっている可能性が高い。値段も安くないし。
途中にあるライダーハウスは一箇所知っているが、女性は専用部屋になってしまう。人見知りっぽいスミーは大丈夫だろうか。
しかしウトロ近辺にテントを張るのはヒグマが出現した場合を考えると避けたい。
127 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:38:54 ID:6ut(主)
地図を広げて、ノートに略図と距離を書いて3つの案を説明する。
(´・×・`)
多分旅の中で1番頭を使っている姿を見ることが出来た。なかなか決まらない。
仕方が無いのでチャリダーとして1番恥ずかしい最後の選択肢をそれとなく提案。レンタカーである。
(・∀・)
明らかに反応が変わる。自転車で向かえば1~2ヶ所しか観光が出来ないが、車であれば安全な上、地図にマークした多くの温泉と観光名所が楽しめる。
逆の立場で考えれば、海外旅行で名所を1日一ヶ所しか見られないのと複数見られるのでは後者を選ぶようなもの。
(*´∀`*)
超ニコニコ、ワクワクしている顔だ。想定していなかったんだろうな。
128 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:40:09 ID:6ut(主)
車であれば色々行動の幅が広がる。
ノートに距離、必要時間等を書き込んで行き、観光したい所を聞いていく。
(・∀・)おーる
「All ?」
(*´ω`*)おーる
1日で全部は不可能だと伝える。
(*・ε・*)
2日であればある程度は見られると伝える。
(*´∀`*)
車中泊入れて48時間レンタルか。ここ迄来たら最後までとことん楽しんでもらう事にした。
(´・ωゞ)ぬくったー
眠いらしいのでライトを消す。スミーはすぐ寝息をたて始めた。
スミーは一日でかなり長距離を移動出来るが、疲労回復が早くはないようだ。
自分も横になる。なかなか寝付けないので水辺に行ってみたり、余熱でお湯を沸かして粉ポカリを溶かして飲んだり。
数時間ボーッとしたあとテントに戻り、バスタオルをかけて自分も寝る。
5日目が終わった。
129 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:41:05 ID:6ut(主)
6日目起床。
人の足を枕にして寝ていたスミーを起こす。
七輪の余熱で作っておいた芋に塩を振って食べ、テントを畳む。
歯を磨いていると女性ライダーに話しかけられた。外国人と日本人の組み合わせは珍しいから声を掛けてみたと。
同じく歯を磨いているスミーは徐々に離れていく。ライダーを怪しい人だと思ったのか、或いは単に人見知りなのかはわからない。
こんな性格で良く旅をする気になったな。
130 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:42:09 ID:6ut(主)
女性ライダーさんは連泊するらしく、バーベキューしたいなーと言っていたので、七輪と余った炭などを引き取ってもらった。
あとカムイワッカの車両規制情報を貰う。
自転車に荷物を載せ、ライダーに別れを告げて出発。
そのまま網走駅近くにあるホテルに寄り、明日の空室を確認し、そのまま朝食だけのプランで予約。
2日ほど自転車を置かせてもらえる事になった。
宿の手配が済んだので、開店したてのレンタカー屋に行く。一番安い軽自動車に空きがあると言われたので その場で手続き。48時間で借りる。
(*・ε・*)
退屈なのか少しご機嫌斜めだったが、車の傷点検を終えて車に乗ると
(・∀・)
こんな顔。ワクワクしているのがわかる。今日は知床巡りだ。
131 :名無しさん@おーぷん :2016/09/19(月)07:42:10 ID:kGt
スミーかわいいよスミー
132 :名無しさん@おーぷん :2016/09/19(月)07:42:41 ID:4N5
ウトロから知床峠のあの坂は自転車じゃきついな
今年も行ったが、チャリダーは皆キツそうな顔してたわ
134 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:44:38 ID:6ut(主)
>>132
チャリダー泣かせが多いですよねぇ…平坦だったり見通しの良い道が多いだけに。
133 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:43:21 ID:6ut(主)
で、気づいた。
「Do you have a swimwear?」
(´ω`≡´ω`)
野湯無理じゃん…先ずは水着買いか。
水着を買いに何件か見て回るが、品数が少ない。結局 何故かスポーツ用を買っていた。高いのか安いのかわからないが。
そのまま出費。小清水原生花園を覗き、斜里を通り、ウトロへ。
オロンコ岩を眺めながらお昼のコンビニ飯を食べる。スミーはカレーを美味しそうに食べていた。
ふと自分の弁当にあるカツを2切れほどスミーのカレーに入れてみた。
(*・д・)
∑(゜Д゜ )
カツカレーの美味さを知ったらしく、良い反応だった。
135 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:45:41 ID:6ut(主)
目的地であるカムイワッカへはバスでしか行けなくなっている為、知床五湖は後で見る事にしてバスに乗り込む。
ゴトゴトと悪路をバスが進む。そんな中でスミーは窓の外の景色を見ていた。
自分も外の景色を見ていた。
近くの50代と思われる女性達から漂う香水で吐き気が止まらなかっただけである。何故妙齢の方がつける香水は臭いのだろうか。
40分ほど乗った地獄のバスから降り、ちょっと歩いて川そばの脱衣場へ向かう。水着にシャツを着て、草鞋(わらじ)をレンタルして川へ向かう。
136 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:47:06 ID:6ut(主)
沢登りは危ないので持って来たメットを被り、川の中を歩く。
沢登りを暫くしていると、先程の香水女性が見事に足を滑らせて川の深みに腰から落ちるのが見えた。その際に肩を引っ張られた人も落ちた。
「This is non slip safety shoes.」
目の前の惨事を見てスミーも納得したようだ。草履は滑り難い。
極力安全そうなルートを選択し、時折スミーを引き上げたりしながら上へ進むと既に入湯者がいる滝壺が見えてくる。
だがその横を通り、熱々の湧き出るお湯を越えたりしながら更に上へ。更に凄い滝壺の温泉がそこにはあるからだ。
>>次のページへ続く
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