幼馴染の男の子の話
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103 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:20:36.71 ID:aFMMewx00
よく見ると、健介は髪が伸びていた。
少し短めのリーゼント風になっていた。
小さい頃からずっと坊主で中学も柔道してたから坊主で高校生になって髪伸ばしてみるまで、自分が天パなのをしらなかったらしい。
ゆるやかな天パだそうだ。
リーゼントも別にパーマかけてるわけでなく、髪の毛あげたらこうなったと言ってた。
でも、なんだか似合ってた。
会ってない期間、1年もたってないけど、健介だけ少し大人になった気がした。
健介『で、用事ってなん?』
104 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:21:49.55 ID:aFMMewx00
今まで心地よい時間だったけど、健介に現実に引き戻された。
そうだ、今日の用事を思い出した。健介に告白するんだった・・・
もう、ここまできたら勢いで言うしかない。
一度うしろを向いてまた深呼吸した。
そして健介のほうに振り返って目をつぶったまま言った。
105 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:22:45.56 ID:aFMMewx00
ゆみ『私ね、健介の事がすきなんよ。だけん、よかったらつきあってほしい。』
健介『いいよー』
ゆみ『あのね小学校のこr・・・・え?今なんていった???』
ここで、私は目を開けた。
健介は笑ってた。
106 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:23:39.81 ID:aFMMewx00
健介『いいよ。俺たち付き合おう。』
ゆみ『え?だって、普通考えさせてとかいうやん?』
健介『いやいや、いいよ。ゆみといると楽しいし。俺女の人と付き合うとか初めてでよくわからんけん、宜しくな!』
なんだか、そういわれてボーっとしてしまった。
よく見ると、健介は髪が伸びていた。
少し短めのリーゼント風になっていた。
小さい頃からずっと坊主で中学も柔道してたから坊主で高校生になって髪伸ばしてみるまで、自分が天パなのをしらなかったらしい。
ゆるやかな天パだそうだ。
リーゼントも別にパーマかけてるわけでなく、髪の毛あげたらこうなったと言ってた。
でも、なんだか似合ってた。
会ってない期間、1年もたってないけど、健介だけ少し大人になった気がした。
健介『で、用事ってなん?』
104 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:21:49.55 ID:aFMMewx00
今まで心地よい時間だったけど、健介に現実に引き戻された。
そうだ、今日の用事を思い出した。健介に告白するんだった・・・
もう、ここまできたら勢いで言うしかない。
一度うしろを向いてまた深呼吸した。
そして健介のほうに振り返って目をつぶったまま言った。
105 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:22:45.56 ID:aFMMewx00
ゆみ『私ね、健介の事がすきなんよ。だけん、よかったらつきあってほしい。』
健介『いいよー』
ゆみ『あのね小学校のこr・・・・え?今なんていった???』
ここで、私は目を開けた。
健介は笑ってた。
106 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:23:39.81 ID:aFMMewx00
健介『いいよ。俺たち付き合おう。』
ゆみ『え?だって、普通考えさせてとかいうやん?』
健介『いやいや、いいよ。ゆみといると楽しいし。俺女の人と付き合うとか初めてでよくわからんけん、宜しくな!』
なんだか、そういわれてボーっとしてしまった。
108 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:25:27.87 ID:aFMMewx00
こんなにあっさりでいいのか?不思議な感じだった。
そのあとは、健介が一方的にいろいろしゃべってるけど、あまり聞こえてこなかった。
また電話する約束して、その場は解散した。
健介がチャリにのって帰るの見送ってから、ゆっくり歩いて家まで帰った。
なんだか、まだ現実的じゃなかった。
私は健介の彼女になったのか?あんなにあっさりと?
考え込みながら うちに帰りついた。
109 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:26:29.17 ID:aFMMewx00
うちに帰ると、お母さん、姉ちゃん、弟が玄関まできてて どうやった?どうやった?って聞いてきた。
うちは結構オープンな家庭で、二つ上の姉ちゃんも、ひとつ下の弟も普通に彼氏、彼女をうちにつれてきたりした。
まだ私だけ異性は連れてきたことがない。
みんなテンションあがって、どうやった?って聞いてたけど、私は まだ現実にもどれなくて、ぼーーっとしながら、うーんと答えてた。
それを見て、みんな私が振られたんだと思い、あちゃーって顔をしながら散っていった。
お父さんだけは遠くで にこにこしてた。
110 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:27:12.92 ID:I8TRDEbZ0
親父wwwwwwww
111 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:27:38.80 ID:aFMMewx00
ご飯を食べた後、部屋に戻ると、お母さんが部屋まできて、『大丈夫よ、ゆみはいい子だから、いい人きっとみつかるから。』って頭なでなでしてくれた。
ジュース持ってきてくれて、部屋で二人で飲んでた。
『あのねお母さん、私彼氏できた』というと、お母さんはリアルにオレンジジュースを噴出した。
ほんとに、ブッーーーって噴出したwww
それを見て私は爆笑した。
『なんでそんな態度なん、もうーーーー』って言いながら噴出したのを掃除したあと、満面の笑みで部屋から出て行った。
112 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:29:04.83 ID:aFMMewx00
その後、姉ちゃんが部屋にきて、いきなりケリを入れてきた。
『妹もいっちょまえに大人になったな。写真みせろ、写真』と満面の笑みで言ってた。
卒業アルバムを見せたら爆笑して『お前は私と違ってめんくいじゃないんやねー』といって どこかに行った。
次に弟がきて、『今度うちにつれてこいよ、一緒にゲームしようぜー』と言ってた。
ジュースのコップを下に持っていくと、お父さんがしかめっ面になってた。
お母さんにも卒業アルバムみせたら、『あら、味があってかわいい顔ね』と言ってた。
でも、お父さん以外みんな笑顔だった。
なんだか祝福されたみたいでうれしかった。
113 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:31:34.03 ID:aFMMewx00
健介と付き合いだして すぐにクリスマスだった。
予定どうするって健介に聞いても、何が?としか言わない。
いろいろ探ってみると、健介はどうもクリスマスは恋人同時の一大イベントだって事がわかってなかったw
なので、一生懸命説明したが、あまり理解してもらえなかった。
たしか普通に近所で過ごしたと思う。
健介らしいなと思って、これはこれで楽しかった。
114 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:31:39.51 ID:I8TRDEbZ0
親父の気持ちが分かりすぎて辛い
115 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:32:45.01 ID:aFMMewx00
>>114
そんなアナタもいいお父さんなんでしょうね(^0^)
116 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:33:28.47 ID:aFMMewx00
正月にうちに呼びなさいって事をお母さんから言われて、つきあって1ヶ月足らずで うちに呼ぶことになった。
健介さすがに早すぎで いやかなって思ったら二つ返事でOKだった。
たしか正月の3日に家にきたと思う。
私は むちゃくちゃ緊張したけど、健介は普通だった。
やっぱりバカだ。普通緊張ぐらいするやろ・・・
117 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:34:35.51 ID:aFMMewx00
私たちは外で待ち合わせして、健介と二人で家にかえった。
玄関先でお母さんが出迎えてくれた。
『はじめまして、健介と申します。今日は呼んでいただいてありがとうございます。』
大きな声で挨拶をしていた。さすが生まれついての体育会系だ。
お母さんに催促されると、『おじゃまします。』とまた大きな声で挨拶をして家に上がった。
118 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:35:14.28 ID:aFMMewx00
うちにあがると、まず最初に姉ちゃんが健介に食いついてた。
姉 『あんた、ヤンキーなん?ケンカつよい?』
健介『ちがいますよ。ケンカは普通です。』
姉 『うそやん、強そうやん。ゆみのどこがよかったと?いい筋肉しとうなー』
と、姉ちゃんが健介の腕、肩を触りだした。
私もまだ偶然を装ってしか触ったことないのに・・・・と思ってみてると、
姉 『ゆみが怖い顔してるから、このくらいにしとくよ。今度、私の彼氏も一緒にあそぼうな。』
と言ってた。
ちなみに、姉ちゃんも姉ちゃんの彼氏もバリバリのヤンキーだ。
姉ちゃんは当時工藤静香意識しまくってて、髪型もまねてた。美人だったから、かなりもててたみたい。
そのあと、弟がきて、共通の知り合いの事で健介と盛り上がって話してた。
119 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:38:02.37 ID:aFMMewx00
帰ってから見当たらなかったお父さんがリビングにもどってきた。
あきらかに不機嫌そうだ。
健介は弟と話してたけど、お父さんに気がつくと、弟に少し待っててな というと、立ち上がりお父さんの傍までいって、『はじめまして、健介と申します。』とまた大きな声で挨拶して、深く頭を下げていた。
何度か見たことあるけど、健介なりの礼儀の示し方みたいだ。柔道で身についたのかな。
頭を上げない健介をみて、お父さんは健介の肩に手を置いて、『よくきてくれたな。腕相撲するか?』っと笑ってくれた。
私は心底ほっとした。
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