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あるババアに付きまとわれた話
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21 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:21:36.87 ID:KlS1Zf900.net
そうして とうとう恐れていたことが起きた
俺はババアを講師として呼んだ講師に呼び出された
開口一番講師は「お前はババアとは付き合ってるのか?」と聞いてきた
「は?」
マジで意味不明なことを言われると は? しか声が出なくなると この時知った
22 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:23:32.25 ID:KlS1Zf900.net
「なんで俺がババアと付き合うんですか?」って聞いたら「御本人がそう言ってる」とのこと
たとえ付き合ってたとしても それを他人にいうか?そもそも その言葉を信じるか?
俺は付き合ってません とだけ答えて出ていった
関心のない奴に向けられる好意が俺は気持ち悪くて仕方がなかった、ましてやババアだし
23 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:26:17.29 ID:KlS1Zf900.net
次の日大学へ行くと俺がババアと付き合ってるという噂で持ち切りだった
ババアは周りから固めるタイプだった
俺は今までにないんじゃないかという怒りがこみ上げてきた
友達は「だからいったじゃん、自業自得だぞ」と言ってきた
ここまで書いてわかっただろうけど俺はクズだ
俺は友達に「うるせぇよ!黙ってろ!」と言って授業も受けずに家に帰った
家の前には見覚えのある車 もといババアの車があった
24 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:27:54.48 ID:KlS1Zf900.net
不気味さよりも怒りが先に言った俺はババアの車に詰め寄った
ババア笑顔だった
俺は「みんなに何言ったんですか?わけわからん事言われてるんですけど」と聞いた
ババアは「私と俺くんがお付き合いしてるということを伝えた」と言った
俺は掴みかかった、マジで殺してしまおうかと思った
そうして とうとう恐れていたことが起きた
俺はババアを講師として呼んだ講師に呼び出された
開口一番講師は「お前はババアとは付き合ってるのか?」と聞いてきた
「は?」
マジで意味不明なことを言われると は? しか声が出なくなると この時知った
22 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:23:32.25 ID:KlS1Zf900.net
「なんで俺がババアと付き合うんですか?」って聞いたら「御本人がそう言ってる」とのこと
たとえ付き合ってたとしても それを他人にいうか?そもそも その言葉を信じるか?
俺は付き合ってません とだけ答えて出ていった
関心のない奴に向けられる好意が俺は気持ち悪くて仕方がなかった、ましてやババアだし
23 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:26:17.29 ID:KlS1Zf900.net
次の日大学へ行くと俺がババアと付き合ってるという噂で持ち切りだった
ババアは周りから固めるタイプだった
俺は今までにないんじゃないかという怒りがこみ上げてきた
友達は「だからいったじゃん、自業自得だぞ」と言ってきた
ここまで書いてわかっただろうけど俺はクズだ
俺は友達に「うるせぇよ!黙ってろ!」と言って授業も受けずに家に帰った
家の前には見覚えのある車 もといババアの車があった
24 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:27:54.48 ID:KlS1Zf900.net
不気味さよりも怒りが先に言った俺はババアの車に詰め寄った
ババア笑顔だった
俺は「みんなに何言ったんですか?わけわからん事言われてるんですけど」と聞いた
ババアは「私と俺くんがお付き合いしてるということを伝えた」と言った
俺は掴みかかった、マジで殺してしまおうかと思った
25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:32:09.17 ID:KlS1Zf900.net
俺が掴みかかった瞬間ババアは「でもいいじゃない」とだけ言った
俺は理解した
このババア、自分のとっている方法が まともではないことに気が付いてると俺は悟った
俺の想像だけど 大抵こういう手合いは頭がおかしいから自分勝手に恋人認定してストーキングを行う
でもババアは違った
ババアは開き直っていた
俺のババアコネクション計画は、ババアにとって若い恋人獲得計画だったのだ
遂に怒りに不気味さが追いついた
26 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:33:51.58 ID:KlS1Zf900.net
本気で気持ち悪くなって俺は逃げ出した
情けないけど逆切れて怒鳴った友達に電話をかけた
ババアがおってくる気配はなかったけれど、それでも走ってないと怖かった
電話に出るなり友達は「はよ来い」と言った
なんかもう申し訳ない気持ちで いっぱいだったのを覚えてる
27 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:36:16.33 ID:KlS1Zf900.net
部屋に入るなり俺は泣き出した
怖いし気持ち悪いし不気味だし周りの人間は勝手に俺らのことをカップルと思ってる
そんな意味不明な状況に耐えられなくて俺は めちゃくちゃ泣いた
俺が落ち着くと友達はモンハンしようぜっていって来た
俺は気を紛らわすためにモンハンをした
28 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:38:19.43 ID:KlS1Zf900.net
モンハンをしながら友達は色々聞いてきた
俺は ここ数日のこと、みんながババアと俺のカップル説を信じてること、いろんなことをはなした
それをひと通り聞いて友達は ため息を一回だけついて「まぁババアが怖いなら俺んちに止まればいい」とだけ言った
次は別の意味で涙が溢れた
30 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:42:01.26 ID:KlS1Zf900.net
その後 今後どうするかについて話し合った
俺は まず大学のヤツらの誤解をとくという事にした
友達も それには賛成してくれた
しかし その後ババア本体をどうするかの結論はなかなか出なかった
犯罪になるのか分からないし あのババア本気だし本当にもう殺してしまうしかないんじゃないかと思った
そのとき俺はあの言葉を思い出した
そう、俺には彼女がいたのだ
もちろん実際にはいないがババアにはそう伝えている
31 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:43:55.03 ID:aDhT+e500.net
美味しくいただかれたらBBAもそう思うだろうよ
32 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:46:59.33 ID:KlS1Zf900.net
俺はババアの思考回路と行動をできる限りトレースした
恐らくババアは あの時の俺の言葉の真偽を確かめるために、行動したのだろう
結果として俺に恋人はいないという結論に至った
大学でも男友達と駄弁るだけ、女の影なんて露一つ見当たらないのだから その結論は当然とも言える
だけど俺とババアの最初の共通点は大学である
ババアは「大学生としての俺」しか知らないのだ
34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:50:48.82 ID:KlS1Zf900.net
行動自体は常軌を逸しているとはいえ、思考回路は割と まともなババアの判断能力を信じることにした
結論として俺は「学外に恋人が居る」という設定を思いついた
勿論 このババアの行動範囲(ストーキング範囲)が俺の大学外にまで及んでいたとしたら この計画は泡と消える
しかし もし及んでいないとしたら…そう考えると、縋るには十分すぎるほどの藁だったことは言うまでもない
37 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 07:55:35.46 ID:KlS1Zf900.net
人を騙すに当たって最も重要なことは とにかく大勢の人間を巻き込むことだ
奇しくもババアには大勢の人間を巻き込むという方法において先を越されてしまったが、それはあくまで大学での話である
だから俺は片っ端から地元の人間に連絡をした
ババアの活動範囲はあくまで「大学内の俺の周囲」である
地元の人間を巻き込むのならば、俺に分があること明白だった
38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 08:00:36.60 ID:KlS1Zf900.net
問題は そんな しょうもなさそうな話に協力してくれる地元の人間(或いは友達の友達)がどれ程いるのかということだった
それに ババアがもし俺の知らない人間にまで俺ババアカップル説を伝えてしまったら それこそ挽回の術がない
速さ、そして 多さが何より重要だった
39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 08:05:37.69 ID:KlS1Zf900.net
とりあえずとにかく行動だ、そう思った俺はまず一人の男に電話をかけた
こいつをFとする
Fは高校当時からゴリゴリのヤンキーで何を隠そう俺がごまをすりにすっていた人物の一人だった
「なん?」「いや、その…ちょっと話したいことがあるんだけどさ」
俺がまず初めに こいつに電話をかけた理由は二つ
ヤンキーは何かと面白そうな話に乗ってくるきらいがあるということ
そしてヤンキーは顔が広い
ごめん三つ、ヤンキーがいれば心強いだった
41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 08:10:47.12 ID:KlS1Zf900.net
結果として まぁ当たり前ではあるが Fが県外であるここに来てくれるはずもなかった
しかし そこは何故か面倒見がいいヤンキーというべきなのか、Fはある人物を紹介してくれた
その子は俺と同じ県に住んでいて、Fの割と古くからの知り合いらしい
俺はFを介して その子と会う約束をした
しかし馬鹿な俺はもう既に当初の目的を見失いかけていた
Fが紹介してくれた子は女の子だった、俺は「もしかしたら付き合えるんじゃね?」という童貞特有の淡すぎる妄想を抱いていた
42 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 08:12:13.35 ID:KlS1Zf900.net
ババアが俺の住所を知っている今、家には帰れない
となれば当然当分の間 この友達の家が俺の住処になる
俺は友達に許可をとって、後日 その女の子をここへ呼ぶことにした
44 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/ :2017/08/25(金) 08:17:11.71 ID:KlS1Zf900.net
ちなみに女の子が友達の家に来る間(大体四日くらい)も大学には通い続けた
色んな人が奇異な目で見てくる中、友達だけは俺のそばについていてくれた
口には決して出さなかったが その行動の示すところは当然 俺に安心感を与えるため、味方はここにいるということを暗に伝えるためだろう
もう一生こいつには頭が上がらないなと思っていた
俺が申し訳なさと嬉しさを表情に出すたび友達は飲み物を奢ってくれた
「マジで気にすんな」というぶっきらぼうな言葉が俺には本当に有難かった
>>次のページへ続く
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