あざっす。
大学生活は俺の想像を絶していた。
みんながみんな元気で暑苦しかった。
俺は結局サークルにも入らず、クラスの友達は出来たものの、プライベートで遊ぶ人間はほとんどいなかった。
うん、みんな大好きボッチ君の誕生である。
当然彼女も出来ない。
女の子と話さなくなって久しい時期が続いた。
大学に入ってからもマリコからはちょくちょくメールが来ていた。大学はどうだとか、遊びにいこうとか。
俺は意地と罪悪感から、それをスルーしてきた。
なんか、会ったら会ったでまた傷つけてしまいそうだったし、俺は なんとしても大学で彼女が欲しかったから早くマリコを忘れたかった。
マリコイイコ
しかしその意地も、ボッチな俺にとっては薄い壁だった。
大学一年の夏休み、約半年ぶりにマリコと会うことになった。
そのときのマリコは、見違えるほどにかわいくなってた。(高校の時もかわいかったけど、さらに)
結論から言うと、
その日マリコとエッチしてしまった。
最低人間>>1君の地獄の日々はここから本格スタートすることになる。
さあ盛りあがってまいりました
俺は本当に最低だった。
寂しかったから、マリコが俺を好きでいてくれるから、そんな理由でマリコを抱いた。
(その日からマリコの中での俺は完全に恋愛対象外になったんだと思う)
そうして、その夏休みの間、マリコとデートしてラブホに行くというのが何回かあって、俺の中で勝手に「このままヨリ戻したらいっか」という悪魔のような考えが浮かぶようになった。
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 01:48:57.41 ID:LF2KKTKKO
最低だと自覚してるからまだマシだな、最低だけど
夏休みが終わり、ボッチ生活が再開した。
でも俺はなんか余裕だった。
言葉にしたことは無いけど、
「俺にはマリコというセフレがいるし、いざとなったら付き合えば良い。」
「あいつはいつでも戻ってくるだろう」
「大学で彼女が出来ない見切りがついたら、あいつと付き合おう」
と考えていたから。
今思えば本当に最低。あの頃の自分をぶん殴ってやりたい。
そうして、大学1年の晩秋、
大学で彼女を作ることに早々に見切りをつけた俺は、マリコとヨリを戻す決意をして、決戦の場をディズニーシーに選んだ。
(ディズニーってことはわかるよな?
そうだ。死亡フラグだ。)
ディズニー当日、俺は早々にマリコの様子がおかしいことに気づいた。
なんかテンションが低いんだ。
なんかボーっとしてる時間が長いし、自分から話をふってこない。
こんな感覚は付き合ってるときもちょいちょいあった。
マリコがこういうときは決まって何かに悩んでいるか、何かに無理してるときだ。
そしてその変なテンションを引きずったまま、例のごとくラブホに向かった。