浪人生の俺が図書館で声をかけた女の子のこと
立ったら書く
2chは初めてだから、粗相があったらごめん。
需要あるのかな?取り敢えずスペックいる?
需要あるのかな?まあいいや。
俺
年齢:20代後半
見た目:170cmくらい。中肉中背。
フツメン(だと思いたい)
今は会社員。仕事の出来ない低能サラリーマン。
上司の罵詈雑言を浴びるために会社にいる。
今でこそ、アニメ、ゲームにどっぷりのオタクだが当時はオタクにもなれず、スポ根も嫌いで、帰宅部の、読書好きネクラ非モテ変人高校生だった。
もちろん彼女いない歴=年齢の童貞だった。
余談だが、当時のケータイはモノクロ液晶が当たり前でクラスの半分くらいしか持っていなかった。
当然、俺は持ってなかった。
話は俺の大学受験浪人時代の話だ。
昔話だが続けて良い?取り敢えず、プロローグ的に浪人までの経緯を書く。
同世代だな
支援
>>7
ありがとう。スレ立てるって結構緊張するなw
コテハン:タクロウにしました。宅浪なんで
某年3月、俺は大学受験に失敗した。
まあ、本命一本に絞り 滑り止めも受けなかった単なる自信過剰君だが当時はそれがカッコイイと思っていた。
で、惨敗したわけだ。
受験失敗した高校生の3月なんて、本当にやることない。
パーッと遊ぶ気にもなれないし予備校探すのも気が重い。
予備校のパンフレット見ながらゴロゴロと遊んでたわけだ。毎日。
高校時代、「耳をすませば」みたいな恋愛に憧れ恋焦がれたにも関わらず全く浮いた噂もなく、クラスの女子からの評価は
「俺君って・・・いいお父さんになりそうだよね!(苦笑)」だった。
自転車二人乗りして帰る同級生カップルのパンチラを期待するだけの毎日だった。
当時は女の子が立って後ろに乗るのが流行ってて制服のスカートがよくめくれてた。
話を戻す。
暇でゴロゴロ遊んでた卒業式までの試験休み。
電話が鳴った。もちろん家の電話だ。
「もしもし。俺です。」
「あ、俺君?」
声を聞いて混乱した。
電話の主は高校2年の時にラブレターを渡して撃沈したクラスメイト・・・
能年玲奈に似てるから玲奈としとこう。
俺:「はあ、母なら出かけてますが・・・」
玲奈:「いや、お母さんに用じゃなくて(笑)」
俺:「はあ?」
玲奈:「俺君元気?」
俺:「ん?ああ、まあ元気だよ。浪人決定したからルンルンってわけじゃないけど」
玲奈:「私も全滅だよ〜一緒に浪人だね!」
俺:(一緒?ええ?なに?)「予備校とか決めなきゃな・・・今年はまったく遊べないな」
玲奈:「そうだね。予備校パンフレットすごい来てる。まあ、私は自宅浪人でもいいかな〜って思ってる。」
俺:「ああ、宅浪?ま、結局勉強するのは自分だしな。」
こんな他愛もない会話は それからも数回続いた。
で、卒業式から数日たったある日、俺は彼女を映画に誘い 生まれて初めてデートをして、玲奈からの連絡は それ以来なくなった。
ま、この上なくダサくて残念なデートだったことだけ書いておく。甘酸っぱい思い出だ。
だが、それ以来 俺の頭には「自宅浪人」という言葉が頭に こびりついて離れなくなっていた。
なんだか玲奈も自宅で頑張ってるんだって思いたかった。
予備校のパンフレットを見ながら母に言った。
「俺、予備校行かないわ。宅浪する。」
これが間違いの始まりだった。
4月から俺は朝図書館に行き、閉館時間まで勉強して自宅に帰る生活が始まった。
ふんふん
家と図書館の往復をする毎日。
親以外の誰とも話をしない毎日。
たった3ヶ月で俺の心は折れた。
宅浪の大変さは受験テクニックが身につかないとかの話じゃないって すぐに気がついた。
孤独感。疎外感。閉塞感。焦燥感。
高校の倫理の授業で「人間は社会的な存在」とか言われた言葉が脳裏に蘇った。
そう、人生で初めて どこの組織にも属さないという体験だった。