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母親の不倫相手に家を乗っ取られた
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19 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 01:55:05。10 ID:PbyU8Ah60
毎日毎日罵倒され続けた父親は、遂に一度だけキレたのだ。
あの瞬間、人が殺される!と本気で思った。勿論殺されるのは父親ね。
あーだこーだ罵倒する母親に、「うるさい!お前こそどうなんだ!!」と声を上げた。
父親、その間も洗い物中。ついでに、明日の朝ごはんも作り中。
今まで一度だって はむかわなかった犬が自分に向かって牙むいてきたら、そりゃ飼い主もびびるわな。
母親は「なんだぁ!?なんだぁ!?その口のきき方は!!」と言ってみたものの、結構びびったらしく、その日は何事もなかったかのごとく風呂へ消えていった。
おまえがなんだ、そのくちのききかた。と、思ったことは、今でも秘密。
20 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 01:59:14。94 ID:PbyU8Ah60
相変わらず家庭崩壊な日々が続いていた小学校高学年。
母親から常々口をすっぱくして言われていた、父親の転勤が決まった。
「オマエのカオなんて見たくない。どっかに転勤でもしろ!」
「まだ転勤は決まらないの?」
なーんて言われて、いつまでも家にいたいなんて父親も思わないだろうな。
つーか、よくココまで耐えたよ父親、とすら思った。
私も口では「ほんとだよね。早くいなくならないのかな。」なんて言っていたが、母親と二人きりになるのが怖かった。
だって、それまで父親に向かっていた母親の怒りが、全て自分に向くじゃないか・・・。
21 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 02:01:04。29 ID:PbyU8Ah60
よし、ここで一旦休憩。
序章はココで終了です。
次は【中学校編】です。
ようやく本題の入り口だ。
毎日毎日罵倒され続けた父親は、遂に一度だけキレたのだ。
あの瞬間、人が殺される!と本気で思った。勿論殺されるのは父親ね。
あーだこーだ罵倒する母親に、「うるさい!お前こそどうなんだ!!」と声を上げた。
父親、その間も洗い物中。ついでに、明日の朝ごはんも作り中。
今まで一度だって はむかわなかった犬が自分に向かって牙むいてきたら、そりゃ飼い主もびびるわな。
母親は「なんだぁ!?なんだぁ!?その口のきき方は!!」と言ってみたものの、結構びびったらしく、その日は何事もなかったかのごとく風呂へ消えていった。
おまえがなんだ、そのくちのききかた。と、思ったことは、今でも秘密。
20 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 01:59:14。94 ID:PbyU8Ah60
相変わらず家庭崩壊な日々が続いていた小学校高学年。
母親から常々口をすっぱくして言われていた、父親の転勤が決まった。
「オマエのカオなんて見たくない。どっかに転勤でもしろ!」
「まだ転勤は決まらないの?」
なーんて言われて、いつまでも家にいたいなんて父親も思わないだろうな。
つーか、よくココまで耐えたよ父親、とすら思った。
私も口では「ほんとだよね。早くいなくならないのかな。」なんて言っていたが、母親と二人きりになるのが怖かった。
だって、それまで父親に向かっていた母親の怒りが、全て自分に向くじゃないか・・・。
21 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 02:01:04。29 ID:PbyU8Ah60
よし、ここで一旦休憩。
序章はココで終了です。
次は【中学校編】です。
ようやく本題の入り口だ。
25 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 11:21:57。59 ID:PbyU8Ah60
今日は暇なので、いや、今日も暇なので、書き進めてみる。
なんか、本編だけだと1000まで行かない気がしてきたので、ところどころで小ネタを入れることにした。
取りあえず。
【中学校編 〜ママンが・・・〜】
話は小学校高学年頃にさかのぼる。
この頃には、すっかり母親の病気も なりを潜め、薬がなくても生活できるようになっていた。
趣味に没頭し、1日の大半を趣味の時間に費やしていた。
趣味を通じてたくさんの友達も出来たみたいで、いつの間にか人気者にまでなっていた。
相変わらず家では鬼の形相になったりしたが、明るい母親が好きだった。
お陰で1も、勉強が良く出来る優等生みたいなポジションにいた。
この頃 小学校で「尊敬する人は誰ですか」みたいな宿題が出たんだが、「母親」とかいて提出した記憶がある。
26 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 11:27:04。01 ID:PbyU8Ah60
そんなさなか、母親が、うるさいくらいに父親に向かって「転勤しろ、転勤しろ」と言っていた理由が、徐々にわかり始めた。
ある日の夜、一本の電話がかかってきた。
いつも1が率先して出ていた電話だったので、その日も いつもどおりその電話に出た。
1「はい、1です。」
電話「あ、すいません。ヤマダですけど、お母さんいますか。」
電話の相手は、どっかの方言が強い男だった。
母親の趣味仲間だろうと思って、別に気にすることもなく、母親に伝えた。
27 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 11:32:32。11 ID:PbyU8Ah60
この電話がきっかけだった。
それから幾度となく、夜の20時ごろ電話がかかってくるようになった。
母親は、今まで私に譲っていた電話番を、積極的に代わるようになった。
当時の1はノンキなもんで、「ラッキー電話に出なくてすむ〜♪」とか思ってた。
でも、のんきでいられたのは最初のうちだけだった。
そのうち、その電話がかかってくると、母親が豹変するようになった。
ほんとに、笑えるくらいの豹変振り。
プルルルル
母「はい、母です。」
・・・・・
母「ぁっ・・ぅん・・・・・そぉーか・・・うん・・・・そぉーだよね☆」
もうね、スイーツかと。
28 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 11:34:37。29 ID:PbyU8Ah60
もうね、どこのスイーツかと。
今まで一度だって聞いたことのない猫なで声で、ニャンニャン話してるわけだ。
し か も 親 父 目 の 前 。
毎回この電話には吐き気がした。
29 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 11:40:01。86 ID:PbyU8Ah60
にわかには信じられないことだったけど、どうやらままんは不倫をしてるらしい。と、この頃悟った。
そりゃ、父親に早く転勤行けって追い出そうとするよな。
都合の悪い電話かかってきて、ニャンニャンしてりゃあさ。
なにしてんだ。って思ったけど、母親に洗脳されてたお陰で、でも、母もツライ思いしたんだし、当然だよな。とか、わけのわかんない正当化をしてた。
でも、勉強のことで怒られたりすると、不倫への怒りが湧いてきたりもした。
「出来損ない」「何をしてもだめだ」「父親そっくりだな」と言われるたびに、「そんなオマエは不倫していいのかよ!!」って、心の中で叫んでた。
30 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 11:51:52。15 ID:PbyU8Ah60
ここで、小ネタたーいむ。
【死に掛けた話】
小学校当時、よく食べ物を上に放り投げて口でキャッチ!みたいなのが流行った。
誰しも1度はやったことがあると思う。1も、好きでよくやっていた。
一番手ごろなのがシーズケースってお菓子。今はもう販売してないと思うが。1センチくらいの球体で、レモン味がするラムネみたいなお菓子だった。
ある日、いつもみたいにポーンと高く放り上げて、口でキャッチ!と思ったら、スポッと気管の入り口?にはまり込んだ。
驚いて息を吸っても吐いても、ぴったりはまり込んで全然息が出来ない。
イエティみたいな声しか出てこないし。
あうあうして、傍にいた父親に筆談で危機を伝えた。
「いきができない」
31 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 11:56:59。39 ID:PbyU8Ah60
父「咳をして吐き出しな!・・・ゲホッってやるんだ!!」
って言ってるんだが、残念ながら咳が出来るほどの空気が肺に残っていなかった。
スポッて はまる前に、たまたま全部吐き出してたんだな。
でもう、なんか必死になって、パニクって全身しびれてきて、やべー、これ、ここで死ぬな。か思ってたら、突然気管に詰まってたシーズケースが、突然取れた。
どこに行ったか不明だったけど、とにかく息が出来る。
安心して、いや、どこに行ったか不明って時点でちょっと不安は残るが、息は出来るので取りあえず大丈夫だ、と思って、父親に無事を伝えた。
父「ちゃんと出てきたのか?詰まったやつは、ちゃんと吐き出したか?」
不安にさせないでくれよ父。
32 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 11:58:14。49 ID:PbyU8Ah60
とかなんとかやってるうちに、鼻の奥からちゃんとシーズケースが出てきた。
で、命拾いしたよ。やったね。
それ以降、シーズケースは砕いて食べることにした。
36 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 21:10:07。25 ID:PbyU8Ah60
はじめは電話でのやり取りだけだったみたいだが、そのうち母親の行動はエスカレートしていった。
せっせと手紙を書いている背中をよく目にした。内容なんて、怖くて読めなかった。
あて先が誰かなんて、簡単に想像が付く。今まで手紙なんて書きもしなかったもんな。ヤマダだろ、どうせ。
それから、おやつに作ってくれるお菓子が段々手の込んだものになっていった。
決まって力作のお菓子を作るときは、私が家に帰る前には出かけていた。
小学校の頃なんて、フルーチェとかゼリーとかそういう混ぜる系?のお菓子が殆どだった。
それでも嬉しかったんだ。
でも、この頃に作ってたのはクッキーとかスウィートポテトとか、絶対レンジを使うような、手間のかかるお菓子だった。
38 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 21:15:34。84 ID:PbyU8Ah60
最初は、趣味でも家を空けてることが多かったから、趣味なのか?と思ってた。
でも、違ってた。
決まって、スウィートポテトを作ってある日に、母親は家を空けた。
そーか、このスウィートポテトは不倫相手のヤマダに食わせるために作ってたのか。と、ようやく気づいた。
そして何かい?私は そいつのおこぼれを食ってんのか?と。今思い出すと はらわたが煮えくり返る。
が、真面目ちゃんで自分の感情も大して表に出せない可愛そうな1は、結局 何も言わずにスウィートポテトを食べて母親の帰りを待ってたんだ。
で、気づかない振りを続けた。
39 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/08(火) 23:17:37。46 ID:PbyU8Ah60
そういえば この頃、失楽園が流行ったな。世の中じゃ、不倫ブームなんて呼ばれてな。ドラマや映画にもなったもんな。
糞食らえ、だったが。
そして、勿論家の書棚にも失楽園がハードカバーで揃ってた。
普段ハードカバーの本なんて買わないのにな。母親。
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