風俗嬢に本気で恋をして悩んでいます
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74: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 15:42:47 ID:bt4
藍「混んでるね」
1「流石ゴールデンウィーク…」
終盤とはいえゴールデンウィークの土曜日。思った以上に混んでいて驚いた。
藍「はぐれないように手をつないでね」
そういうと彼女は手を握ってきた。
少し心臓の鼓動が早くなった気がした。
75: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 15:47:38 ID:bt4
1「久しぶりに動物園に来た」
藍「え?いつ以来?」
1「多分小学生とかそのくらい」
藍「どんだけ動物嫌いなのw」
1「別に嫌いじゃないよw」
とかそんな会話をしながら園内を見て回った。
普段であれば、こんなカップルがいたら「このリア充どもめ…」と敵意を向けていただろうが、今は自分がその対象だ。
今まで敵意を向けていてごめんなさい、と言いたくなった。
76: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 15:53:43 ID:bt4
前回のデートの時、彼女が実は年上だということを知った。
二人とも年齢より若く見えるせいか、お互い「絶対相手の方が年下だ」と思っていたようで、年齢の話になったのだ。
フタを開けてみれば、実際は彼女の方が1コ上だった。
その時、何故か彼女は勝ち誇ったように笑っていた。
それ以来、彼女は先輩風のごとく年上風を吹かすようになった。
77: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 15:58:50 ID:bt4
ゾウのコーナーに行くと、飼育係に背中の掃除をされながら、気持ちよさそうに横たわっているゾウがいた。
1「ゾウって結構長生きだよね。」
藍「60年くらいだっけ?」
1「多分そのくらい」
藍「私ゾウより早く死ぬかもw」
1「なにそれw」
藍「自分のこと、あまり大事にできないからさ、ちょっと不安なの」
彼女は笑ってはいたが、声のトーンがこれまでと変わったのが分かった。自分は彼女の多くを知らない。
その言葉に対して、どんな言葉をかけていいのか分からなかった。
それと同時に自分と彼女の関係の薄っぺらさが露呈されたような気がして一人で勝手にショックを受けていた。
1「ちょっとずつでもいいから、大事にしていこうよ」
そう返事をするのが精いっぱいだった。
78: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:03:20 ID:bt4
その後は他愛もない会話をしながら園内をまわった。
サル山の前では彼女はしばらくサルの様子を眺めていた。
どうやらサル山がお気に入りらしい。
社会の縮図を見ている気分になるのだという
79: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:12:28 ID:bt4
動物園を出る頃には、既に閉園時間ギリギリになっていた。
藍「けっこう長いこと居たね」
1「そうだね。4、5時間くらい?」
藍「私たち動物園満喫しすぎw」
楽しい時間はあっという間だ。でもまだ一緒に居たい。
藍「混んでるね」
1「流石ゴールデンウィーク…」
終盤とはいえゴールデンウィークの土曜日。思った以上に混んでいて驚いた。
藍「はぐれないように手をつないでね」
そういうと彼女は手を握ってきた。
少し心臓の鼓動が早くなった気がした。
75: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 15:47:38 ID:bt4
1「久しぶりに動物園に来た」
藍「え?いつ以来?」
1「多分小学生とかそのくらい」
藍「どんだけ動物嫌いなのw」
1「別に嫌いじゃないよw」
とかそんな会話をしながら園内を見て回った。
普段であれば、こんなカップルがいたら「このリア充どもめ…」と敵意を向けていただろうが、今は自分がその対象だ。
今まで敵意を向けていてごめんなさい、と言いたくなった。
76: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 15:53:43 ID:bt4
前回のデートの時、彼女が実は年上だということを知った。
二人とも年齢より若く見えるせいか、お互い「絶対相手の方が年下だ」と思っていたようで、年齢の話になったのだ。
フタを開けてみれば、実際は彼女の方が1コ上だった。
その時、何故か彼女は勝ち誇ったように笑っていた。
それ以来、彼女は先輩風のごとく年上風を吹かすようになった。
77: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 15:58:50 ID:bt4
ゾウのコーナーに行くと、飼育係に背中の掃除をされながら、気持ちよさそうに横たわっているゾウがいた。
1「ゾウって結構長生きだよね。」
藍「60年くらいだっけ?」
1「多分そのくらい」
藍「私ゾウより早く死ぬかもw」
1「なにそれw」
藍「自分のこと、あまり大事にできないからさ、ちょっと不安なの」
彼女は笑ってはいたが、声のトーンがこれまでと変わったのが分かった。自分は彼女の多くを知らない。
その言葉に対して、どんな言葉をかけていいのか分からなかった。
それと同時に自分と彼女の関係の薄っぺらさが露呈されたような気がして一人で勝手にショックを受けていた。
1「ちょっとずつでもいいから、大事にしていこうよ」
そう返事をするのが精いっぱいだった。
78: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:03:20 ID:bt4
その後は他愛もない会話をしながら園内をまわった。
サル山の前では彼女はしばらくサルの様子を眺めていた。
どうやらサル山がお気に入りらしい。
社会の縮図を見ている気分になるのだという
79: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:12:28 ID:bt4
動物園を出る頃には、既に閉園時間ギリギリになっていた。
藍「けっこう長いこと居たね」
1「そうだね。4、5時間くらい?」
藍「私たち動物園満喫しすぎw」
楽しい時間はあっという間だ。でもまだ一緒に居たい。
80: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:17:10 ID:bt4
藍「この後どうしようか?」
この言葉を聞いて少し安心した。まだ解散宣言はされていない。
1「とりあえずご飯でも食べに行く?」
藍「うん」
81: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:18:26 ID:bt4
上野周辺でご飯が食べられそうなところを探した。
1「何食べたい?」
藍「カレー」
カレー希望だったのでカレー屋へ行った。
82: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:19:05 ID:bt4
そこのカレー屋でもいろいろな話をした。
好き嫌いの話。
子供の頃の話。
学生時代の話。
仕事の話。
カレーを食べ終わる頃には、また一歩彼女と距離が縮まった気がして嬉しくなっていた。
そんな気持ちでカレー屋を出た。
83: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:20:19 ID:bt4
時刻は19時過ぎ。
時間はまだありそうだ。
この後は軽くお茶して解散かな。でも彼女の時間は大丈夫だろうか…。
そう考えていると、
藍「まだ結構時間あるね」
こちらから聞く前に、そう言われてしまった。
これが年上風なのか…?
84: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:21:12 ID:bt4
1「そうだね。どこかでお茶でもする?」
藍「んー…」
賛成とも反対ともとれる微妙な反応が返ってきた。
藍「ちょっと散歩しよっか!」
突然の散歩の提案に少し驚いたが、一緒に居られるのであれば何だって良い。
1「いいよ、散歩しよう」
85: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:21:48 ID:bt4
手をつなぎながら散歩をした。
ただ、それまでと違って会話が減った。
「明日仕事行きたくないー」とか「時間過ぎるのが早すぎる」とか そんな感じの繰り返しだった。
86: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:23:34 ID:bt4
そして、意を決したように彼女が言った。
藍「この後どうしよっか?」
上野動物園を出た後もこんな会話があったが その時とは違い、明らかにひとつの答えを求めている気がした。
若干の沈黙の後、そのまま彼女が話し続けた。
藍「どこかカフェに入るか、そういうところに行くか」
87: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/08(日) 16:24:49 ID:bt4
---
すみません、ちょっと用事が出来てしまったので一旦中断します。
また後で書きにきます。
88: ↓名無し:16/05/08(日) 21:48:42 ID:DR6
1氏、読んでるよー。
何か、1氏は人柄が良さげだよね。
この恋、うまくいきそうな予感。
89: ↓名無し:16/05/09(月) 07:15:56 ID:2Sr
1氏読んでますよ。良い感じですね。本当応援してます!
90: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 20:51:23 ID:TBH
>>88
>>89
ありがとうございます。
うまくいくよう頑張ります!
91: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 20:52:30 ID:TBH
再開します。
---
一瞬、耳を疑った。
『そういうところ』が何を指しているかは分かったが、そんなことは全然想定していなかった。
付き合っていないのに『そういうところ』に行くのはいかがなものか? これが大人の恋愛なのか?
92: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 20:53:34 ID:TBH
藍「行かないの?」
いろいろと考えていると、彼女からまた声がかかった。
どうやら行く気満々らしい。
1「うーん…でもなぁ…」
歯切れの悪い返事しか出てこない。
しっかりしろ、自分!
藍「とりあえず歩こ」
そういうと彼女は手を引っ張り、歩き出した。
93: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 20:53:58 ID:TBH
歩いている間、ほとんど会話は無かった。
いろいろなことが浮かんだ。
彼女はいつもこんな感じなのだろうか。
付き合ってもいない男と『そういうところ』に行くのだろうか。
自分のことをどう思っているのか、と。
そうこうしているうちに、『そういうところ』の入口の前に来てしまった。
94: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 20:55:06 ID:TBH
1「ちょ、ちょっと待って」
入口の前で声をかける。
1「本当に入るの?」
やっぱり今の関係のままここに入るのは ちょっと気が引ける。だが、
藍「もう入口まで来ちゃったよ」
その言葉を最後まで聞く前に、半ば強引に腕を引っ張られ、中に連れていかれてしまった。
95: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 20:55:59 ID:TBH
中に入ると部屋一覧のパネルのようなものがあった。
こういうところに来るのは初めてなので勝手が分からない。
藍「うーん、部屋はここで!」
そう言うと、彼女はパネル上の部屋写真の下についているボタンを押してフロントへ向かった。
なるほど。どうやらそういうシステムらしい。
彼女は、こういうところに来るのは慣れているのだろうか。
なんともいえない感情に襲われた。
96: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 20:56:38 ID:TBH
一緒にフロントまで行くと、前金制であることがわかった。
支払をしようとすると、彼女に止められた。
藍「ここは私が払うからいいの!」
そういってフロントの係にお金を払うと、彼女は鍵を持って、先に行ってしまった。
すぐに追いかけた。
1「俺が払うよ」
藍「大丈夫!払わないで」
若干食い気味に支払を拒否された。
何度か同様のやり取りをしたが、どうしてもお金を受け取る気配がない。
これ以上言い合っても仕方がないので、その場は諦めることにした。
97: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 20:57:58 ID:TBH
部屋に入り、荷物を置くと、彼女はベッドに飛び込んだ。
藍「あー、疲れたー」
結局来てしまった…。自分の意志の弱さに少しガッカリする。
1「本当に来て良かったの?」
もう一度確認する。
ちょっとしつこいかもしれないが、気持ちの整理がつかないので聞かずにはいられなかった。
藍「うん、もっと前から来たかった」
98: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 21:06:58 ID:TBH
藍「ごめんね…」
何故か彼女は謝っていた。
その『ごめんね』がどういった意味の『ごめんね』なのか自分の中で咀嚼しきれなかった。
もしかしたら彼女しか知らない いろんな意味が含まれているのかもしれない。
『何で謝るの?』とは聞けなかった。
99: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 21:09:35 ID:TBH
ずっと立っているのも変な感じなので、ベッドに向かい、うつ伏せになっている彼女の横に座った。
お互い無言のまま時間が過ぎた。
実際には1分にも満たない時間だろうが、とても長く感じたのを覚えている。
100: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 21:41:32 ID:TBH
やがて彼女は身体を起こし、隣に座ってきた。
彼女の方に目をやったが、彼女はまっすぐ前を見ていた。
1「俺たち、まだ付き合ってないよ」
敢えて『まだ』と付け加えて言ってみる。
101: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 21:42:53 ID:TBH
彼女はこちらを向き、笑顔のような、困ったような顔をした。
うまく表現できないが、何か悲しげな表情にも見えた。
藍「うん、知ってる」
1「だったらどうして…」
そう言いかけた瞬間、唇をふさがれた。
102: ↓1◆Gsf67KLP6U:16/05/09(月) 21:45:42 ID:TBH
人の言葉をキスで遮るとか、ドラマだけかと思っていた。
大人のキスだ。長い。
しばらくして、唇を離すと彼女は言った。
藍「いいの」
その日、初めて彼女と事に及んだ。
>>次のページへ続く
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