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ツーリング先で出会った女の子の話
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45 :774RR:2006/01/30(月) 17:57:31 ID:mNZIF1NO
大学2年生だった俺は夏休みに北海道へツーリングに行った。
そこで ひょんなことから牧場のオヤジに拾われ牧場でバイトってか手伝いをすることになった。
キャンプ場から他のライダーも連れてきたりして結構楽しい日々を過ごしていた。
ある日、畜産大学に通う大学生が研修という事でやってきた。
彼女は俺より2つ下で(俺は2浪してたから22で彼女は20)、
牧場から300kmくらい離れた所で一人暮らしをしていた子だった。
47 :774RR:2006/01/30(月) 21:51:37 ID:9CtWzCun
>>45
仮コテ&トリップつけて宜しく。牧場男とかそんな感じでw
48 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/01/30(月) 22:03:31 ID:mNZIF1NO
>>45です。
仮コテ付けました。
ハッキリ言って これはネタじゃないし、俺の心の奥底の深い深いところに残った記憶で、大事にしまっておきたかったんだが、誰かに打ち明けることで引っかかったモヤモヤ?が すっきりと言うか昔の自分にケリがつけられるんじゃないかと思い、書き込む決意をした訳です。
それでは ご清聴願います。
49 :774RR:2006/01/30(月) 22:07:49 ID:9CtWzCun
>>48
リアル支援!あ、リクエストした名前使ってくれて㌧クス
56 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/01/31(火) 20:30:06 ID:G01Qdr0O
>>49
支援ありが㌧
レスがあると嬉しいもんですね!
ってかこのスレ見てる人少ない?
反響が無いと・・・
需要が無いのに供給は・・・?って感じになってます。
55 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/01/31(火) 20:23:11 ID:G01Qdr0O
なんだかんだ彼女は数人居るライダーの飯作りとかしていた。
酪農の研修なのに・・・
まぁ俺は どっちかというと硬派なライダーだったし 彼女とは話をすることも殆ど無かった。
もくもくと仕事を手伝う俺に牧場主のオヤジが「あの子お前に気があるみたいだぞ」とこっそり伝えてきた。
「えっ そうなの?」
61 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/01/31(火) 21:34:01 ID:G01Qdr0O
他のお手伝いライダーにはカコイイ奴や口の上手い奴とか居て 俺なんか目立たない(と言うか目立ちたくない)タイプだったし
それまで女の子に もてた経験なんて皆無だった事もあり「またまた冗談をwww」ってあまり気にも留めてなかった。
そう言えば俺の嫌いなメニューの時は俺専用に違うご飯作ってくれてたり、俺に接する態度が他の奴等とは違ったかも・・・
62 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/01/31(火) 21:38:35 ID:G01Qdr0O
スマソ
一気に書けない・・・orz
昔の記憶を辿りながらなのと、文才無いのと、仕事&プライベートがテライソガシスなのでかなりマターリ進行しますでつ。
92 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/02/02(木) 17:39:50 ID:pFlZgQxB
>>61の続き
ユキ(彼女の名前)は名前の如く、降りたての雪のように白く清楚で、ある種 汚れを知らないお嬢様のような、性格も、着ているものもフワフワした、見ているだけで心和んでしまうような・・・
形容詞を挙げだすと きりが無い そんな子だった。
ただでさえ女気の無かった牧場の中で、原野に咲く一際輝く一輪の花の様な存在だった。
当然人気もあったわけで そこに居たライダー達の憧れの的だった。
少なくとも俺にとっては飯を作ってくれる子くらいにしか思ってなかったんだが。
硬派だった俺は その後も態度を変えることなく過ごしていた。(ホントは凄い気になってたんだよw 硬派と言う名のオクテだっただけだから)
94 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/02/02(木) 19:14:29 ID:pFlZgQxB
数日後、研修も終わりユキは一人暮らしをしているアパートに戻った。
何か抜け落ちたような脱力感に似た感情があったことは確かだった。
それから数日後、仲の良かったお手伝いライダーのゴリオ(仮名)が「ユキちゃんの所に遊びに行こうぜ」と言い出し、ライダーA、Bと俺の4人で彼女の元へ遊びに行くことになった。
ゴリオは関西人特有の喋り上戸で、年も一番上だったから(多分26くらいだったと思う)
お手伝いライダーの中でリーダ的存在だった。
ユキとは同郷だということを知り、ユキの研修期間中ゴリオはユキにしょっちゅう話(地元話が多かったみたいだ)掛けていたから ゴリオはユキに惚れていたんだと思う。
ユキは嫌がるでもなく 仲良さそうに会話をしていたので「俺に気があるなんて冗談だな。ゴリオとうまくいってそうじゃん」と俺は内心思っていた。
200 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/02/09(木) 17:24:22 ID:ySO0cZQR
>>45、>>55、>>61、>>92、>>94の続き
そんなこんなで4人でユキを目指し北の大地をバイクで走る。
数週間牧場で働き詰めだった俺は久しぶりにツーリング気分を満喫していた。
それだけで充分だった。やっぱりバイクに乗っているだけで楽しいと心底思った。
でもホントはユキに会えるという嬉しさもあったんだけど 表に出さないようにしていたし自分自身なるべく意識しないようにしていた。
ユキの住むアパートへ到着した。ゴリオが予め連絡していたんだろう、ユキは笑顔で笑顔で俺たちむさ苦しい4人組を部屋へ招きいれた。
そこは落ち着いたアパートの一室で、ユキの部屋は質素だが清潔感のあるいわゆる「女の子女の子」していない好感の持てる印象だった。
その日は飲みに行ったりカラオケに行ったりした。
普段牧場でウンコまみれになりながら働いていた俺には良い息抜きになった。
202 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/02/09(木) 17:47:08 ID:ySO0cZQR
>>200の続き
次の日には牧場へ戻ったが、俺の心の中でユキの存在が日に日に大きくなっていった。
俺達を迎えてくれた時の笑顔、人前で歌うのは恥ずかしいと言いながら はにかんだ顔・・・
夏休みも終りに近づき、俺は関東に戻ることにした。
帰りの道中、頭の中はユキのことでいっぱいになっていた。
北海道へ行く前からバイト先で知り合った子と付き合っていたんだが俺はユキのことが気になって、彼女のことを まともに見つめることが出来なくなっていた。
それで邪険に扱ってしまったこともあり 彼女とは別れてしまった。
209 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/02/09(木) 20:05:45 ID:ySO0cZQR
>>202の続き
1人になり少し鬱になりかけていた。
そんな気持ちを払拭しようとユキに手紙を書いた。
別れ際、牧場に居たみんなから住所と電話番号を教えてもらっていたから彼女の住所も判っていた。
あの頃は携帯なんか普及してなくて手紙だったんだよなぁ。今のメール感覚で文通(笑)してた。
俺は関東に住んでいて約1000km離れたユキとは電話じゃお金掛かるし(ケータイの普及してなかった当時は長距離電話は呆れるほど高かった)手紙くらいしか無かったんだ。
投函して3〜4日かな?相手に届いて それからまた3〜4日で返事が帰ってくる。
だから大体1週間で1サイクルのやりとりをしていた。
それまで手紙なんて書いたこと無かった俺は最初は何を書いてよいものか判らなかったんだが慣れてくるにつれ、バイクのこと、学校のこと、バイトのことお互い筆の赴くまま書き連ねた。
そのうち恋愛話になったりもした
234 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/02/10(金) 20:13:29 ID:zlcGPULE
>>209の続き
ユキには当時 格闘技をしている彼氏がいたんだけど あまり上手くいっていないらしかった。
俺は嫉妬心を抑えつつ恋愛のアドバイスをしたりしていた。大して経験も無いくせにねw
そんなやりとりを続け1年経った。
夏休み俺はまた北海道に渡り、去年お世話になった牧場へ。
そこで他のライダー達とも再会したりして北海道って良いよなぁって。
ユキとは手紙のやりとりで結構仲良くなっていたので俺は牧場の皆に「ツーリングに行って来る」と言い残しユキの元へ向かった。
236 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/02/10(金) 20:51:39 ID:zlcGPULE
>>234の続き
久しぶりに見るユキは少し疲れたような顔をしていたが俺の顔を見るとニッコリと笑って迎え入れてくれた。
ユキに「お洒落なバンガローがあるらしいから行ってみよう」と誘われ、キャンプ場に併設されたバンガローに泊まりに行った。
そこはバンガローってか別荘?みないな感じでログハウスの一軒家が立ち並んでいて、普通のバンガローの感覚とは違うリゾートっぽい風格の佇まいの所で俺は ちょっと圧倒されていた。
そんなバンガローで夜ご飯を一緒に作り、酒を飲み、夜遅くまで近況や手紙では伝えきれなかったことなど沢山話をした。
何度か良いふいんき(←なぜか変換できない)になったが俺は硬派なのでキスはおろか触れることさえしなかった。
夜も更け「寝ようか」となった。
239 :牧場男 ◆0UpPhQ5lno :2006/02/10(金) 21:30:49 ID:zlcGPULE
>>236の続き
俺も若かったし、(しつこいが)硬派だったから別々の部屋で寝る事にした。
ベッドに入り数分・・・
ユキ 「牧場男タソ」
俺 「zzz・・・・」
俺は即効で寝てしまったらしい!
次の日
ユキ 「寝るの早いんだね」
俺 「えっ?」
ユキ 「ベッドに入った後 牧場男タンのこと呼んだんだけど返事が無くて・・・」
俺 「えっ! ・・・あぁ・・・まぁ・・・」
そんな状況(バンガローで2人きり、お互いお酒も入っている、昨日今日知り合ったわけじゃない)で何もしないのは、俺的には硬派を貫いたってことで自己満足していた。
が、ユキがそんな俺の考えに不信感を抱いていたなんて その時は思ってもいなかった。
>>次のページへ続く
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