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私が初恋をつらぬいた話
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58 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 15:30:17.30 ID:+beSXCVE0
男が一緒に暮らすようになって数ヵ月後。

早いもので もう春休みに入っていた。

母はどこかに出かけ、私はバイトが休み。男も休みだったみたいで、朝からずーっと家に居た。


いつもは朝起きるとリビングに行き、軽く朝食を摂りながらテレビを見たりして過ごすのだが、その日は朝から男が家に居た為、私はずっと部屋に閉じこもっていた。

その日に限って友達がつかまらず、部屋で何もする事もなくボーっとしていると、不思議と睡魔が襲ってくる。

ベットにつっぷしていると、私はいつの間にか寝入ってしまっていた。



眠ってからどれ位か経った時、私は体に感じる違和感で薄っすらと目を覚ました。

「…?」

…誰かが私の体を撫で回している。

恐怖と混乱が、私を襲った。

「ハァ…ハァハァ…」

気味の悪い息遣いだけが、かすかに聞こえてくる。

瞬間、あの男が私の背面を触れるか触れないか位の手付きで弄っているのだ、と気がついた。


恐怖と気持ち悪さで、すぐにでもその場を飛び出したかった。

しかし、当時の私は何故か、寝たふりをしなきゃいけない!と咄嗟に思い込んだ。

ただ漠然と、起きてるとわかったら大変な事になる…そういう考えしか浮かんでこなかったのだ。

嫌悪感を必死に堪え、ひたすら寝たフリをしてやり過ごす。

あまりの吐き気に限界を迎えた頃、玄関から母が帰ってきた声がした。

すると、男の手は一瞬ビクっとし、物音を立てないように静かに部屋から出て行った。


私は例え様のない感情を抑えることができず、必死に声を押し殺して泣いた。


59 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 15:32:40.09 ID:+beSXCVE0
高校3年が始まる。

私はあの事件があって以来、夜家で眠ることが無くなっていた。

正確には、家で一夜を過ごすという事が出来なくなっていた。


学校やバイト、友達との約束が終わると、お風呂と必要最低限の荷物だけを取りに帰って、夜間は体を休められそうな場所を見つけてはジッと座って朝まで過ごした。

友人達の家にも泊めてもらった事もあったが、やはり迷惑になる事を考えると、次もまた甘えるということは出来なかった。

余りにも田舎だったため、夜9時を過ぎた頃には外に人出は無くなり、おまわりさんが見回りをするということも無かった。

私は噂にならないように必死に身を潜めて、毎日ジッと耐え続けた。


先生との毎日続けていたメールも、いつのまにか2.3日に一回返事を返す位になってしまっていた。

心がボロボロになっていくウチに、何故か先生に迷惑がかかるような気がして、不本意に返事を減らしていたのだった。

表向きには何事もなく過ごし、一歩裏に帰ると そんな生活を送っているという心労は、並大抵のものじゃなかった。


そんな生活をひと月ほど送ったある日、それでも体力には限界がやってくる。

その日のバイトを終えた午後8時頃。

いつものようにネグラを探していると、クラクラと立ちくらみがする。気合を入れて歩こうとはするのだが、体にまったく力が入らない。

私は限界を感じ、半ば無意識に家に帰ると、即自室のベッドに潜り込んだ。





61 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 15:34:50.85 ID:+beSXCVE0
寝付いてどれくらいたったかわからない。

ただ、多分そんなに時間がたたないうちに、あの男は部屋にやってきた。

体を這い回る手の動きで目が覚める。

私はまた、猛烈な嫌悪感に襲われた。


そうか、今日もやっぱり母は居なかったんだな…

半ば考えるのを拒否し始めた頭で、ボーっとそんな事を考える。

母はお腹が大きいのにもかかわらず、相変わらず週に何日かはスナックにバイトに行っていた。


このまま私が我慢をすれば、とりあえず休めるのかな…

覚悟を決めかけたその時、男の手は私の服の中に滑り込んできた。


その瞬間、一瞬だけ先生の顔が頭をよぎる。

「いやあああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

実際には こんな女らしい叫び声じゃなく、もっと獣に近いものだったかもしれない。

私は男を蹴るように突き飛ばした。

一瞬だけ男の体が離れる。

怒りと興奮で頭はクラクラする。


息を荒げたまま起き上がろうとすると、男はニヤっと笑ってまた私に襲い掛かった。

どのように体をジタバタさせたか解らない。

ただ、私の服を剥ぎ取ろうとする男の手を、必死で引き剥がそうとしていたのだけは覚えている。

ひたすら男の体を蹴り上げていた私の足が何発目かでようやくクリーンヒットし、男は小さく呻きながらかがみこんだ。

今しかない…!

私は机においてあったカバンを手にすると、一目散に家から飛び出した。

とにかく必死で走って、近所にあった当時はもう使われていない病院跡地に、身を隠した。


62 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 15:36:19.55 ID:+beSXCVE0
建物の影に隠れて息を整えると、とたんに虚しさが襲ってくる。

どうして私がこんな目に…

どうして私の親はあんななんだ…

どうして…どうして…

もう頭の中は、どうして?しか浮かんでこなかった。



一通りどうして問答をした後、ぼーっとした頭でカバンをまさぐり携帯電話を取る。

「せんせいたすけて」

私はほぼ無心で、堺先生にメールを送った。

メールを送った瞬間、涙が溢れてくる。

携帯を握り締めながら泣いていると、先生からの返事はすぐに返ってきた。

「どうしました?」

文字なのに話しかけられているような気がして、私はまた息が詰まった。

「もうやだ」

呼吸にならない呼吸のせいで、私はその一文しか送れなかった。

深呼吸を繰り返していると、またすぐ携帯が鳴る。

「090-・・・・・・」

本文には携帯番号らしき数字だけが綴られていた。

私は止め方のわからない深呼吸を繰り返しながら、その番号を押した。


ワンコールも鳴らないうちに、先生は電話に出た。


64 :名も無き被検774号+:2012/06/07(木) 15:37:49.60 ID:+beSXCVE0
もしもし!

受話の向うから生の声がする。

「せんせい

どうしの?があったの?

「せせい…

が溢れて、く言葉がげない

わかった、ち着い…今家にいるの?

「…家にいない…そとにいる

「外ってどこ?一人

「〇の…所で…う、ひとり」

〇〇病院にいるの?」

「……」

「わかた、今か行くそこで待て。いい?わかった?絶かないで待って

そういと電話を切った


65 :名も無き検体774号+:2012/06/07(木) 15:39:31.74 ID:+beSXCVE0
切れた話を握りがら、深呼を繰り返す。

呼吸こそいたも止まり、私そのり込んだま ぼーっとしいた

風や草の音耳を傾け、何も考えら座っているとの音近づてくる

近くで停まったな思っていると、た携帯が


「ももし今〇〇院に着いたんだけど、どにいるの?」

の声だ。

院の影にいます沿

影…?…見える

身をり出して病院の正面入り口辺を見と、堺生がキョロキョロしがらってた。

「…ます」

かった。じゃあこ出てこれるか?」

私は携帯を耳に当ながら一生懸命立ちがると、フラフラしながらに歩ていった。


私に気付いた先生が、凄く驚のがわかった


から散に逃私の好は、引っ張られヨレになり所々破れたTシャに、砂だらけになっ短パン

その上裸足頭はボサボサ。

りの下の私はったとだろう

はヨロヨロ歩くに駆け寄ると、さっとを支えた。

そして瞬間した感覚があった思うと、私は先生にいうお姫様抱っこれていた

生は、完全を器用に車の後座席と、

「狭けど、ちょ我慢てね」

と、車を走らせた。

き疲れた、それともに会心感らか、私にならウトウトしてた。





66 :名き被検774号+:2012/06/07(木) 15:41:15.31 ID:+beSXCVE0
「渚さきてる?」

声をかけられて、さくハイと返事する


気がついたら車まってい

「ちょっと待ててね。」

言って先生は車から降りた。

ここはこなだろう…

横になったままていると、先生が後席のアを開けた

「起きがれる

て起きがったの体を少しだけ引っ張ると、先生はヨっと言い、まっこした

乱暴に体でドアを閉る音がする。

見慣ない場所に目をすとの前小さなマンションが見えた。

どうやらココは、のマンションのらしい。

生は階の一室の扉を空け、私に座らせると、関の鍵をそーっと閉めた。

「…鍵…」

先生がボ便ッと呟いたの首をかしげた

「…の鍵閉めないで、出てっちゃってた …」

ずかうに頭をポリポリかいたのようしだけった


67 :名もき被検体774号+:2012/06/07(木) 15:42:30.54 ID:L9GcuA1Wi
生かっこよすぎる


68 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 15:43:01.30 ID:+beSXCVE0
「あ…ちょ、ちょっと待ってね。」

先生は一瞬だけ私をじっと見ると、何か焦ったようにそう言って、奥の部屋にバタバタと入っていった。

しばらくガタガタと物音がしていたかと思うと、手に何枚かの服を持って戻ってきた。

玄関横の引き戸を開ける。

「サイズ合わないと思うけど…とりあえず着替えておいで。」


そう言われて初めて、私は自分の恰好が凄い事になっているのに気がついた。

ボロボロになったTシャツから、お腹やブラジャーが覗いている。

私は恥ずかしくなって、慌てて腕で上半身を隠した。

「あぁ!ごめんなさい!俺、あっちにいますから!」

先生は また慌てて奥の部屋に引っ込んで行った。

あれ?先生今、俺って言った?

少し驚きつつ、ヨロヨロしながら立ち上がると、私は開けられた引き戸の中に移動した。

物が異常に少ない、綺麗に整頓された洗面脱衣所だった。

先生に渡された服に着替える。

少し大きな長袖のTシャツに、少し長めのハーフパンツ。

何か少し不思議な気分になりながら、今まで来ていた洋服を畳むと、私は先生に声をかけた。

「あの…先生。」

廊下の奥、部屋を仕切る扉の向こうから、先生はハイと返事をした。

「足と…できれば、顔を洗いたいです…。」

「あぁ!そうですよね!…そっちに行っても大丈夫ですか?」

私がハイと返事を返すと、先生はそーっと扉を開けて入って来た。

何だか ちょっと気まずそうに私の横をすり抜けると、タオルタオル…と小さく呟きながら洗面所の棚をあさる。

「一枚で足りますか?」

「はい?」

「タオル…」

「あぁ、はい大丈夫です、足ります。」

私が慌ててうなずくと、先生はニコッと笑って今度は浴室の扉をあける。

蛇口を捻ってしばらく手を流水にさらし、ウンっと小さくうなずくと、

「どうぞ」

と言って、廊下に戻った。




>>次のページへ続く



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