彼女はDQN達のオモチャに、自分は彼女のATMになっていた
ある日、彼女がオレがプレゼントした指輪をしていない事に気が付いた。
「指輪はどーしたの?」と尋ねると、「洗面台に忘れて来た。」とのコト。
その場はそれで終わったが、その数日後、彼女の家に行った時も指輪をしていなかったので、再び尋ねた。
「今日も指輪忘れてるよ。」
すると彼女は「ゴメン、無くしちゃったみたい。。。」と答えた。
「マジかよー。アレ高かったんだぜー。」とオレ。
だが、どーも「彼女」、というか「彼女の部屋」がおかしい。
オレが幾つかプレゼントした物がコトゴトク無くなってる。(しかも高価な物だけ)
「じゃあ、この間までここに置いてあったバッグは?」
「え。。。えーと。。。。友達に貸してる。」
「もう一つバッグあったのは?」
「それも貸してる。でね、新しい指輪買ってー。欲しいのがあるの。」と彼女。
「オレだってそんなに金持ちなんじゃねーぞ。。。トホホ。。。」
と思いながらも、その指輪を買う約束をした後、せっかく部屋に来たんだからとHをし帰った。
その数日後、彼女から電話が掛かって来た。
約束の指輪を購入してたオレはそれを持ち、仕事が終わった後、待ち合わせの場所へ向かった。
「持って来てくれた?」
「はい、コレ。」
と、渡すオレ。
「わー、ありがとー。」喜ぶ彼女。
「じゃあ、メシでも食いに行くか。」
とオレが次の行動に移ろうとすると
「あ、ゴメン。私これから用事があるの。」と彼女。
「あ、そーなの?そっか、じゃ帰ったらまた電話するよ。」
とその場は別れた。
何歩か進んだ時にふと振り返ると、彼女は駅とは逆の方向に。
「あれ?さっき用事があるって言ってた場所には電車使わないといけないのに。。。」
と思ったオレは、何故か気になって彼女の跡を付ける事にした。
彼女はスイスイと人込みの中を歩いて行き、ある店に入った。
質屋だ。
急にオレの心臓がギュッと閉められるような感覚が襲ってきた。
何分かした後、彼女が財布をバッグに入れながら店から出てきた。
オレが渡した指輪の手提げが無くなってる。
「どーいうコトだ!」と言いながら現れようかとした時、彼女は早くも来た道を戻り始めてた。
「次はドコへ?」と思ったオレは、出て行きたい気持ちを抑えて再び彼女を追った。
なんと、最初に待ち合わせた場所に戻ってきた。
しばらく彼女がそこで立っていると、一台のワゴン車(車に詳しくないんで、ワゴン車という表現が正しいかどうか解りません)が側に止まった。
彼女は嬉しそうにその車に近づき、中から出てきた男と何か話してる。
見つからないように近づいて見ると、その車には他にも何人か乗ってるようだった。
彼女がバッグから財布を出すと、男がそれを奪って札だけを抜き、運転手席の男に窓から手渡した。
カラの財布を返された彼女は、その男にうながされ車に乗り込もうとした。
すると、その男が彼女の後ろからスカートをペロンとめくり上げたので、彼女のパンツとお尻が通行人に丸見えとなった。
偶然隣を歩いてたオッサンがかなりビックリしながら、しかし確実に凝視してた。
車内の人間に引き込まれたのか、彼女は引っ張られるように車の中に消えて行き、外に出てた男も再び車に乗り込んだ。
ドアが閉まり、車が動き出した。が、すぐに信号につかまり停止した。
オレはすかさずその車の側に近づき、通行人のフリをしてその車の側を歩いた。
窓から見えたのは、後部座席で彼女が男の股間に顔をうずめてる姿だった。
ギョッとしたオレは一回通り過ぎた後、クルッと反転し、もう一度その車の側を通った。
今度はゆっくりと。
すると、さっきの一瞬では解らなかったコトがはっきり見えた。
後部座席に男は二人いて、一人の股間で顔を上下させながら、左手でもう一人のチンポを握って上下させている。
運転手席と助手席の二人は何か話しながらニヤニヤしてる。
オレが立ち止まって見てると、中の男がこちらに気付き、目が合ったオレにニヤッと笑った。
すぐに信号が変わり、彼女を乗せた車は街へと消えて行き、頭の中が真っ白なオレは胸の痛みに耐えながらその場に立ち尽くしてた。
>638-642の続き
通行人の「何だコイツ?」みたいな視線を10分ほど浴びながら、そのまま立ち尽くしてたオレはようやく動き出した。
「とりあえず電話だ。」そう思った。
「もしかしたらオレの見間違いかもしれない。いや、そーであって欲しい。」
と願いを込めながら震える指で携帯のボタンを押した。
プルルル。。。。
「はい、もしもし。」
ドコかよそよそしく他人行儀だ。
「あのさ。。。」
オレが「今ドコに居るの?」と、話を切り出そうとした瞬間、
「今、ちょっと忙しいの。」と彼女。
電話の奥から「おい、続けろよ。」という男の声が聞こえた。
「あ、ごめんなさい。」
と彼女の声の後に、ニュッニュッという音が鳴り始めた。
「なあ、誰か居るのか?」とオレが尋ねると同時に、
「手だけじゃなくて口も使え、オラ!」
というさっきは別の男の声。
「んーーー。。。。」
という彼女の呻き声(?)と同時に、ジュポッジュポッっという音。
「ほーひるえ(「もう、切るね」と言いたかったのだろう)。」
という言葉で電話は切れた。