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彼女がオフ会で睡眠薬を盛られた
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337 :佐々木:02/07/16 02:14 ID:hnJrZ3O5
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結構前のはなしだから時効ということで書きます。
当時はインターネットではなく、パソコン通信という世界だった。
美沙子と俺は横浜と大阪の遠距離恋愛。付き合いは始めてちょうど半年位だった。
そんなある日彼女が神戸でのオフ会に参加したいと言い出した。
危ないからやめろと言ったが、どうしても行くということなので俺も一緒に参加するという条件で行くこととなった。
神戸なら俺も行ってみたいと思ったし、オフ会が土曜日ということで日曜は美沙子と神戸でも歩いてみるかと旅行がてら参加するということにした。
但し、場が白けるといけないので、カップルということを隠して、赤の他人という設定で参加することとなった。
お互いの地元じゃない土地でのことで何かあっても後を引くこともないし、第一俺も一緒だから何も問題はないと思っていた。
339 :佐々木:02/07/16 02:14 ID:hnJrZ3O5
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「これじゃ少し大胆すぎるかしら?」
赤いノースリーブのブラウスと丈が短めの白いスカート姿だった。
美沙子が駅まで迎えにきてくれてそのままホテルにチェックインを済ませた。
部屋にあがると窓の外に海が見えた。
まだ少し時間があるから少し歩こうかということで神戸の港を散歩した。
オフ会は18:00スタートで場所は明るい洋風酒場のような店だった。
二人でタクシーに乗って店の近くまで行き、別々に店に入った。
男3人が既に来ていて、もう一人が少し遅れて入ってきた。
340 :佐々木:02/07/16 02:14 ID:hnJrZ3O5
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結局、集まったのは男4人と、俺と彼女。
画面上では「参加しまーす。」って書いていたやつらが男女合わせて20人位いたんだけど、結局は結局総勢6人というさびしいものだった。
男二人は前からの知り合いらしく、吉田と河野と名乗った。地元の人でオフ会の主催者だ。
あとの二人は一人は大阪の佐藤、、もうひとりは名古屋から参加した黒田と名乗った。二人は初対面とのことだった。
美沙子と俺もそれぞれ自己紹介し、お互い初対面だと言った。当然のことだが唯一の女性でしかも美人ということで扱いは最上級。
俺については、わざわざ横浜からきて頂いたというよりも口には出さないまでも「招かざる客」扱いだった。馬鹿くさ。と思いながらも、どうせ他人の設定なんだから彼女がちやほやされるのを見てみようと決めた。
341 :佐々木:02/07/16 02:15 ID:hnJrZ3O5
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話は取り留めのない話しばかりだったが、佐藤は明らかに彼女への下心が見え見えだった。
「美沙子さんは今日は泊まって行くんでしょ。ゆっくりしてってくださいね〜。」だと。鼻の下伸ばしてんじゃねー!!
大阪から神戸なら日帰り圏内だが、今日はホテルの予約をしてあるので心配はない。
20時を過ぎた頃、二次会ということで店を代えた。近代的な雑居ビルの中の小さなスナック風の他の客はなく貸切状態だった。
342 :佐々木:02/07/16 02:15 ID:hnJrZ3O5
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場所を代えてからは、スケベ系の話が中心となった。
暫くすると王様ゲームやりませんか?と佐藤が言い出した。この野郎!男5人、女一人の環境でそんなもんに乗る女がいるか!と思ったが、意外にも彼女は停止条件付きということでOKした。
(後で聞いたら断ると場が白けると思ったとのこと。--美沙子は勝気なタイプである。頭も悪くなく卒がない。フリーで仕事やっているので相手を煙に巻く技術をもっていないとビジネスなんかやっていけない。と日頃から言っている。)
343 :佐々木:02/07/16 02:16 ID:hnJrZ3O5
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美沙子はきわどい命令にも「それはダーメ。」と上手にノラリクラリとかわして切り抜けていた。
「ブラウスのボタンを外させる」という命令には彼女が「2つ目まで」という条件を付けるなど、彼女はうまくかわしながらも上手に場を盛り上げていた。
俺は進行にハラハラ、ドキドキしながらも、俺自身も結構きわどい命令を飛ばしたりしながら、赤の他人を楽しんでいたし、美沙子もそれを上手くかわしていた。
他の連中は俺たち二人がカップルであることには全く気づいていない筈だ。
344 :佐々木:02/07/16 02:16 ID:hnJrZ3O5
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トイレに行こうと中座して店を出た時(この店は雑居ビル内にあり、トイレはビルの共同トイレを利用する。)
主催者格の吉田と河野が廊下でひそひそと何か相談していた。目があったので軽く会釈をしたが、少し慌てた様子だった。
何だろうと思いながらも用を済ませ、戻ってきたら吉田一人が俺を待っていた。
「佐々木さん(俺)今日はどうされます?」と吉田が俺に尋ねた。
俺は一次会でも答えたと同じように「最後までいますよ。」とアッサリと答えた。何となく吉田が困ったな。という顔をしたように感じた。
で、「何か?」と聞き返すと、吉田は一瞬躊躇ったが話し始めた。
「単刀直入にいいますが、美沙子さんを頂いちゃおうと計画してるんですけど、佐々木さんも乗りませんか?」
「えっ?」
俺は一瞬言葉を失った。
345 :佐々木:02/07/16 02:16 ID:hnJrZ3O5
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「実は、このオフ会の本当の目的はそれなんです。」
「河野も佐藤も黒田も仲間ですし、次に行く予定している店のマスターも仲間で協力してくれます。」
俺は相変わらず返事ができない。
「今まで同じようなこと何回かしてきましたけど上手くいきましたし、美沙子さんならノリも悪くないし大丈夫です。それにメッタにないチャンスですよ。あれだけ綺麗な人が一人で出てくるのは。きっと彼女も何か期待してきてますよ。絶対。」
「佐々木さんもノリ悪くないし、思い切ってお誘いちゃいました。上手く合わせてくれれば後はこっちで仕込みますから、そのまま普通にしていてください。」。
「だめですよ、気づかれちゃ。」
と言い残して吉田は先に戻って行
った。
346 :佐々木:02/07/16 02:17 ID:hnJrZ3O5
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まさか、自分の彼女を「犯っちゃう」相談を持ちかけられるとは考えてもいなかった。あいつらみんなグルだったんだ......。
心臓がバクバク云い出し、頭がカッとなった。
まあ、最後には俺がついているから何とかなるだろう。もう少しだけ話を合わせてみるのもないかも知れないと考えた。これが、悪魔が囁くってこういうことだろう。
両方の意味で「赤の他人という設定」にしておいてよかったと思った。
部屋に戻ると美沙子は楽しそうにしていた。吉田が俺に、ニヤっと目配せした。
暫くして、三次会に行こうという話になり店を出た。
347 :佐々木:02/07/16 02:18 ID:hnJrZ3O5
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美沙子はほろ酔い加減で、佐藤と黒田と一緒に歩いていたが俺は少し遅れて一人で歩いた。
吉田と河野は先頭を歩いているが話は聞こえない。
こいつら、何をする気だろう。どうやって実行するつもりなんだろう?どこまでやる気か?見たところ普通の部類に入る連中だし、その手のプロや組系でないことは確かだと思った。
それより俺自身がどこまで引っ張っていいのか?、どの段階で止めるか、どう切り出すか?そっちのほうが問題だった。
美沙子が複数の男に弄ばれる姿を想像して萌えることはあったが、そんなものは妄想の世界でのことであって、実現させる訳にはいかないが、このまま成り行きに任せておけば本当に実現してしまう。
そう思うと頭に血が上り、鼓動が高まった。俺はいったい何考えてんだ。
348 :佐々木:02/07/16 02:18 ID:hnJrZ3O5
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「佐々木さん。簡単に説明しときます。」と河野に声を掛けられて我に返った。横に河野がいた。
「まずは大阪に戻る終電がなくなるまで引っ張ります。
終電が無くなって泊まるということを確定させます。
そのあとは、そのままHな路線に引っ張ります。そのままいければそのままいっちゃいます。
でも今日は美沙子さん一人なのでノリだけでは無理かも知れません。その時には奥の手を使います。」
「ガードが固いようであれば、薬で眠って頂もらいます。」
349 :佐々木:02/07/16 02:18 ID:hnJrZ3O5
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「薬って?」と俺は尋ねた。
「睡眠導入剤ってやつですか。危険はありませんから大丈夫です。『いつものドリンク』とマスターに頼めばマスターが彼女の飲み物に薬を仕込んでくれます。」
「だいたい薬入れて、30分もすれば酔いつぶれたように寝ちゃいますから、あとは近くのシティホテルに運んで頂いてしまうという段取りです。」
「もう予約は入れてあります。」
「シティホテルのほうが便利なんですよ。ラブホだと大人数じゃ入れないでしょ。予約入れた地下駐車場からエレベータで誰にも会わずに部屋にいけますし、万が一ボーイに会ったら、酔いつぶれた友人を送ってきたと行って鍵を見せれば問題ありません。」
350 :佐々木:02/07/16 02:19 ID:hnJrZ3O5
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「後はどうなるんだ?」
「彼女は翌朝、ベッドで裸で目を覚ますこととなりますが、その時には自分達はいません。それだけのことです。」
「けど.......」
「あ、中田氏はしないルールになってますから、コンドームは用意してあります。
佐々木さんもちゃんと使ってくださいよ。
あと、痕跡が残るようなことは一切なし。怪我もさせない。洋服も破かない。
後でヤバクなるような過激なことは一切なし。」
「それから、順番は公平にじゃんけんです」
「僕達そんなに悪質なことはしませんよ。後引くようなことも。第一、眠っちゃっている相手とは、ちゃんとしたセックスはできません。
触って、写真撮って楽しむだけ、あくまで、ちょっと過激ないたずらのの範囲と決めていますから。」
>>次のページへ続く
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