俺が悪徳派遣会社と戦った話
3年前の春〜夏に俺が悪徳派遣会社と戦った話をする。
割りと長いが、思い出したので淡々と書いてく
3年前の春、俺はある派遣会社に派遣社員として入った。
寮付きで引っ越しも派遣会社のハイエースで全部やってやる!と言われその気になった
金も無かったし、その時は若干の胡散臭さを感じながらも嬉しかった。
やってきたのは社員のMで、如何にも真面目そうなリーマン風の男やった
二人で荷物を詰め込み、職場見学&入寮の為に移動する
Mは気さくで楽しく会話し、たまたまその日が俺の誕生日やと知ると奢るから昼飯食いに行こーと言い出した。
二人で定食を食いながら、素直にコイツはいい奴やなーと思った
そこで一本の電話が鳴った。
楽しそうに話していたMの表情は一変、怯えた様な顔になった。
??と思っていると、Mは恐る恐る電話に出る
「お前〜○▲×煤ヘ!」聞き取りにくいが、電話の相手はかなり怒ってる
「すいません、すいません..」Mはしきりに謝る。
途中「殺す」と聞こえた、多分聞き間違いじゃなかったと思う
電話やのに頭を下げながら、電話を切るM
訪ねると、電話の相手は派遣会社の社長らしい
それからMはトーンダウンし、その日は無事に入寮し別れた
ここから最悪の日々が始まる。
入寮した次の日から、俺は日々の仕事をこなしてく。
ただ可笑しいのは、入寮した日から1週間程で担当者が急に変わった
今度は脂ギッシュなOとゆー男。
そのオッサンは役職付きで人当たりは良いが、なんか癖のあるオッサン
俺はすかさず「Mさんはどーしたんですか?」と尋ねた
Oは「あーMさんはまぁちょっとねw」と苦笑いしながら答えた。
結局、この日からMは完全に消えた。
とにかく、Oは今日から君の担当者は俺だと強調して言われた。
そして慣れない環境からか、体調を崩し俺は二日程仕事を休んだが、その後は真面目に働き迎えたゴールデンウィークも終わりに差し掛け
(あーもうすぐ仕事か〜ダルいなーw)とか考えてたら、Oから電話が鳴った
「俺君、急な話になるけどね.. 今の仕事終わり。」
「ハッ?どーゆー事ですか!?」
O「だからね、○○(派遣先企業)が俺君との契約はもう終わりだって言ってきたのよ」
意味が全く解らんかった、特に喧嘩や問題も起こしてないし何よりまだ働き出して3週間ぐらいの事
入って早々に2日休んだ事は確かに印象悪いかも知れんが、どー考えても可笑しいし納得出来んかった。
「イヤーこんな事初めてやし、正直意味解らんし..急に言われても困るんですけどね(寮に住んでるから退職=出ていく事になる)」
Oはその最後の言葉を待っていた様に
「でしょ? でも、大丈夫。他の勤務先はたくさんあるし、ウチの会社は全ての職場(派遣先)に寮を完備してるんよー」
俺はこの一連の流れに不信感を持った
Oはその日の夜遅くに寮に来て、次の職場を説明しながら退職届けに名前と印鑑を押してくれと言ってきた
俺「イヤーなんか、不思議ですねー」
O「何が?」
俺「あまりにアッサリってゆーか、こんな事あるんすかね。」
話してたら、Oの携帯が鳴った
Oは顔色を変えながら、外に走ってくw
数分経つと、無言で戻ってきて俺に携帯を差し出すO(代われと言わんばかりに)
俺「ん? 誰ですか?」
O「ウチの社長。」
意味が解らず、電話を取る俺
「もしもし」
社長「おー君が俺君かっ 俺は○○(派遣会社)の社長や
Oから聞いてる思うけど、君は○●(派遣先)との契約が今日終わった
そんでな、▲(地名)にある企業に行って欲しいんや
心配いらん、寮もあるし引っ越しもまたウチがしたるから。
お金、ないんやろ?」
正直Oの携帯が古いのか、それとも壊れてるんか? 通話に雑音が入り、かなり聞き取りづらい
社長を名乗る男はやたらと声がデカイオッサンとゆー印象。
そして、金ないんやろ?と決めつけてくるのが腹たった
実際、たいして無かったがw
流れる様にこの話はほぼ一方的に進み、4日後くらいに引っ越しをする事になった(Oの日程調整のため)