なぜか急に8年前の彼女のことを思い出した
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158 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 10:22:32.23 ID:KlTs5mOk0
俺は走らせていた車を近くの公園の駐車場に停めた
平山
「どうしたの急にこんなとこに停めて」
この女は何にももわかっていない
俺の気持ちなんか微塵もわかっていない
どんな気持ちでお前がアパートに帰るのを見送っているのかなんてひとつも解っていないんだ!!!
もう感情を抑えることは不可能だった
俺
「馬鹿にするんじゃない!!」
俺は初めて平山さんを怒鳴りつけた
俺
「俺がどんな気持ちで君の話を聞いてると思ってるんだ!!」
平山さんは突然のことで固まってしまっていた
俺
「何が恋愛感情がないだ!肉体関係がないだ!そんな話聞いて俺が普通でいられると思ったのか!」
俺
「百歩譲ってお前に恋愛感情がなかったとしても向こうにはあるじゃないか!お前を女としてみてるじゃないか!」
「お前」彼女をこう呼んだのはこの日が最初で最後である
平山さんは俺の感情の高ぶりをようやく理解することが出来たようだ
申し訳そうに俯いている
俺
「何か言うことはないのか?俺に言うことはないのか!」
俺が怒鳴るたびに平山さんの肩が震える
平山
「…ごめんなさい」
なんとか音として理解できるほどの大きさである
俺
「ごめんなさい?謝るってことはお前は悪いことしてる自覚があるのか!」
もうむちゃくちゃである
俺は自分の怒りをぶつけることしか出来なかった
159 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 10:24:04.87 ID:KlTs5mOk0
俺
「悪いと思ってるのなら 今すぐ同居はやめろ!」
俺の怒りはまだまだ収まらない
俺
「どうなんだ!」
平山さんは俯いたままなにも答えない
その姿が余計に俺を苛立たせる
俺
「なんとかいえよ!」
平山
「…むり…無理です」
は?
俺
「どういうことだよ…なんで無理なんだよ!」
平山
「前に説明したとおり…」
俺
「じゃあ、お前は俺と付き合っていくことよりも今の生活を続けていくことを選ぶのか!」
ついに開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまった
答えはわかっていたが聞きたくなかった
言わないでくれ…
お願いだから言わないでくれ…
俺は自分で聞いておきながらも彼女から答えが返ってくることを拒否しようとしていた
160 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 10:25:04.37 ID:KlTs5mOk0
平山
「ごめんなさい…」
俺の予想通りの答えだった
「ごめんなさい…」
彼女は何度も繰り返していた
俺はしばらく何も答えなかった
答えることが出来なかった
いくら予想していた答えとはいえ実際聞いてみるとあまりの衝撃に吐き気さえもよおした
俺
「…わかった…」
どれだけ時間がたったのだろう
声を出すことが出来るようになった
最低なことを
多分俺の人生の中でこれ以上ないほどの最低な提案をするのだ
俺
「君の気持ちはわかった…だけどこのままじゃ俺の気持ちは治まらない」
平山
「…うん…どうしたら許してくれるの?」
俺
「申し訳ないという気持ちがあるのなら…」
俺
「奴隷になれ」
平山
「えっ?」
彼女の顔色が変わった
161 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 10:25:59.92 ID:KlTs5mOk0
俺に本当に奴隷にする気などない
ただ、彼女を困らせたかったのだ
批難したかったのだ
このときの俺は ほんとにどうかしていた
今考えると最低である
自分の非には目を向けず彼女を攻めることしか考えていなかった
最低の男である
しかし
彼女からは意外な言葉が返ってきた
平山
「…うん わかった」
わかった?
何を言ってるんだこの子は?
平山
「…それだけ悲しませたのなら…」
平山
「何でも言うことを聞きます」
俺は泣いていた
そして
彼女も泣いていた
そして
車の中で
最後のセクロスをした
キスするたびに二人の涙が交じり合った
明日からは
上司と部下に戻るのだ
俺の恋は
終わったのだ
162 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 10:27:42.50 ID:KlTs5mOk0
午後にまた再投下します
それで完結します
思い出すとやはりかなしいです
それではみなさんお疲れ様でした
163 :名も無き被検体774号+:2011/05/25(水) 10:34:26.71 ID:SVru1s/70
気持ち分かるぞ。
あとちょっとだけがんばれ。
164 : 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/05/25(水) 11:06:53.61 ID:uvAutq670
俺は逆に分からなくなってきた。
結局、同居してた男の子ともヤってたか付き合ってたんでしょ。
165 :名も無き被検体774号+:2011/05/25(水) 11:20:26.66 ID:JzRubUIP0
本命は同居男
166 :名も無き被検体774号+:2011/05/25(水) 11:31:15.81 ID:SVru1s/70
それは相手の事だから、こっちがいくら考えてても無意味だわ。
もうこの時点では、本命が誰とかどうでもいい。
それよりそういう空気嫁ん奴を相手にしてたら無茶苦茶にしてやりたいって思う時もある。
その究極が愛欲殺人なわけで・・。
まぁ>>1はそこまでじゃないだろうから、最後にハードル高い事をあえて言って、相手の真意というか、こっちへの愛情をテストしたくなる。
けど、そんな事しても結果は変わらないし、これから気持ちが深みに嵌るほど辛くなる。
憎しみと悔しさと嫉妬心で逃げたくなるから別れた方が楽ってなるね。
-------------------------
167 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 14:02:37.51 ID:KlTs5mOk0
みなさん
こんにつは
それでは
最後の投下となります
168 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 14:03:44.34 ID:KlTs5mOk0
次の日から俺たちが2人でプライベートで会うことはなくなった
しばらくは彼女を見るのがつらかった
つらいはずなのにいつも目で追ってしまう
彼女はどう思っていたのだろうか
彼女がよく歌っていた浜崎あゆみの「SEASONS」が流れてくると胸が締め付けられそうな日々が続いた
169 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 14:04:26.78 ID:KlTs5mOk0
数週間後
彼女から同居している男と付き合うことになったと聞いた
彼女から告白したらしい
同居男は涙を流しながら2年間の想いが通じたといったらしい
やはり彼は平山さんのことを好きだったようだ
俺は何ヶ月後に新しい彼女が出来た
何のことはない出会い系で知り合った女だった
それなりの恋愛をしてそれなりの別れだった
170 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 14:05:02.77 ID:KlTs5mOk0
その間彼女は何人もの男と付き合った
同居男とは彼女の浮気で2ヶ月ほどで別れた
彼女が振ったらしい
その後も浮気した相手とは付き合わずまったく違う相手と付き合いすぐに別れた
その後は高校生と付き合ったらしい
高校生には荷が重過ぎる女だったのだろう
別れるときには壁に頭を打ちつけながら「別れないでくれ」と叫んでいたらしい
そして最終的には他の部署の男と付き合い結婚するために会社を辞めた
相手の男も会社をやめ二人で他県へと引っ越していった
いつ引っ越したのか今何をしているのかはわからない
別れてからも自分の恋愛の話を頻回にメールで報告してきていたのだが引っ越すときにアドレスを変えたようだ
それまではアド変しても必ず教えてくれていのたがもしかすると彼女なりのけじめだったのかもしれない
俺は走らせていた車を近くの公園の駐車場に停めた
平山
「どうしたの急にこんなとこに停めて」
この女は何にももわかっていない
俺の気持ちなんか微塵もわかっていない
どんな気持ちでお前がアパートに帰るのを見送っているのかなんてひとつも解っていないんだ!!!
もう感情を抑えることは不可能だった
俺
「馬鹿にするんじゃない!!」
俺は初めて平山さんを怒鳴りつけた
俺
「俺がどんな気持ちで君の話を聞いてると思ってるんだ!!」
平山さんは突然のことで固まってしまっていた
俺
「何が恋愛感情がないだ!肉体関係がないだ!そんな話聞いて俺が普通でいられると思ったのか!」
俺
「百歩譲ってお前に恋愛感情がなかったとしても向こうにはあるじゃないか!お前を女としてみてるじゃないか!」
「お前」彼女をこう呼んだのはこの日が最初で最後である
平山さんは俺の感情の高ぶりをようやく理解することが出来たようだ
申し訳そうに俯いている
俺
「何か言うことはないのか?俺に言うことはないのか!」
俺が怒鳴るたびに平山さんの肩が震える
平山
「…ごめんなさい」
なんとか音として理解できるほどの大きさである
俺
「ごめんなさい?謝るってことはお前は悪いことしてる自覚があるのか!」
もうむちゃくちゃである
俺は自分の怒りをぶつけることしか出来なかった
159 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 10:24:04.87 ID:KlTs5mOk0
俺
「悪いと思ってるのなら 今すぐ同居はやめろ!」
俺の怒りはまだまだ収まらない
俺
「どうなんだ!」
平山さんは俯いたままなにも答えない
その姿が余計に俺を苛立たせる
俺
「なんとかいえよ!」
平山
「…むり…無理です」
は?
俺
「どういうことだよ…なんで無理なんだよ!」
平山
「前に説明したとおり…」
俺
「じゃあ、お前は俺と付き合っていくことよりも今の生活を続けていくことを選ぶのか!」
ついに開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまった
答えはわかっていたが聞きたくなかった
言わないでくれ…
お願いだから言わないでくれ…
俺は自分で聞いておきながらも彼女から答えが返ってくることを拒否しようとしていた
160 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 10:25:04.37 ID:KlTs5mOk0
平山
「ごめんなさい…」
俺の予想通りの答えだった
「ごめんなさい…」
彼女は何度も繰り返していた
俺はしばらく何も答えなかった
答えることが出来なかった
いくら予想していた答えとはいえ実際聞いてみるとあまりの衝撃に吐き気さえもよおした
俺
「…わかった…」
どれだけ時間がたったのだろう
声を出すことが出来るようになった
最低なことを
多分俺の人生の中でこれ以上ないほどの最低な提案をするのだ
俺
「君の気持ちはわかった…だけどこのままじゃ俺の気持ちは治まらない」
平山
「…うん…どうしたら許してくれるの?」
俺
「申し訳ないという気持ちがあるのなら…」
俺
「奴隷になれ」
平山
「えっ?」
彼女の顔色が変わった
161 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 10:25:59.92 ID:KlTs5mOk0
俺に本当に奴隷にする気などない
ただ、彼女を困らせたかったのだ
批難したかったのだ
このときの俺は ほんとにどうかしていた
今考えると最低である
自分の非には目を向けず彼女を攻めることしか考えていなかった
最低の男である
しかし
彼女からは意外な言葉が返ってきた
平山
「…うん わかった」
わかった?
何を言ってるんだこの子は?
平山
「…それだけ悲しませたのなら…」
平山
「何でも言うことを聞きます」
俺は泣いていた
そして
彼女も泣いていた
そして
車の中で
最後のセクロスをした
キスするたびに二人の涙が交じり合った
明日からは
上司と部下に戻るのだ
俺の恋は
終わったのだ
162 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 10:27:42.50 ID:KlTs5mOk0
午後にまた再投下します
それで完結します
思い出すとやはりかなしいです
それではみなさんお疲れ様でした
163 :名も無き被検体774号+:2011/05/25(水) 10:34:26.71 ID:SVru1s/70
気持ち分かるぞ。
あとちょっとだけがんばれ。
164 : 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/05/25(水) 11:06:53.61 ID:uvAutq670
俺は逆に分からなくなってきた。
結局、同居してた男の子ともヤってたか付き合ってたんでしょ。
165 :名も無き被検体774号+:2011/05/25(水) 11:20:26.66 ID:JzRubUIP0
本命は同居男
166 :名も無き被検体774号+:2011/05/25(水) 11:31:15.81 ID:SVru1s/70
それは相手の事だから、こっちがいくら考えてても無意味だわ。
もうこの時点では、本命が誰とかどうでもいい。
それよりそういう空気嫁ん奴を相手にしてたら無茶苦茶にしてやりたいって思う時もある。
その究極が愛欲殺人なわけで・・。
まぁ>>1はそこまでじゃないだろうから、最後にハードル高い事をあえて言って、相手の真意というか、こっちへの愛情をテストしたくなる。
けど、そんな事しても結果は変わらないし、これから気持ちが深みに嵌るほど辛くなる。
憎しみと悔しさと嫉妬心で逃げたくなるから別れた方が楽ってなるね。
-------------------------
167 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 14:02:37.51 ID:KlTs5mOk0
みなさん
こんにつは
それでは
最後の投下となります
168 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 14:03:44.34 ID:KlTs5mOk0
次の日から俺たちが2人でプライベートで会うことはなくなった
しばらくは彼女を見るのがつらかった
つらいはずなのにいつも目で追ってしまう
彼女はどう思っていたのだろうか
彼女がよく歌っていた浜崎あゆみの「SEASONS」が流れてくると胸が締め付けられそうな日々が続いた
169 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 14:04:26.78 ID:KlTs5mOk0
数週間後
彼女から同居している男と付き合うことになったと聞いた
彼女から告白したらしい
同居男は涙を流しながら2年間の想いが通じたといったらしい
やはり彼は平山さんのことを好きだったようだ
俺は何ヶ月後に新しい彼女が出来た
何のことはない出会い系で知り合った女だった
それなりの恋愛をしてそれなりの別れだった
170 :橋下 ◆K4as//FcdI :2011/05/25(水) 14:05:02.77 ID:KlTs5mOk0
その間彼女は何人もの男と付き合った
同居男とは彼女の浮気で2ヶ月ほどで別れた
彼女が振ったらしい
その後も浮気した相手とは付き合わずまったく違う相手と付き合いすぐに別れた
その後は高校生と付き合ったらしい
高校生には荷が重過ぎる女だったのだろう
別れるときには壁に頭を打ちつけながら「別れないでくれ」と叫んでいたらしい
そして最終的には他の部署の男と付き合い結婚するために会社を辞めた
相手の男も会社をやめ二人で他県へと引っ越していった
いつ引っ越したのか今何をしているのかはわからない
別れてからも自分の恋愛の話を頻回にメールで報告してきていたのだが引っ越すときにアドレスを変えたようだ
それまではアド変しても必ず教えてくれていのたがもしかすると彼女なりのけじめだったのかもしれない
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