待っていてくれる紗代
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“私が「これが紗代を気持ち良くしてくれるのだから、感謝の気持ちを込めて洗いなさい」と言うと、紗代は「今夜はいっぱい気持ち良くしてね」と言って大事そうに両手で洗い、泡を洗い流すと我慢出来なくなって口に含んできたぞ”
それが終わると今度は攻守交替し、奴が紗代の身体を隅々まで洗う。
“中は特に念入りに、指を入れて洗ってやったが、私の太いチンポに馴染んでしまっていた紗代は「一本だけでは寂しいです」と言って腰を振っておねだりしたぞ”
広くは無い風呂の中には紗代の卑猥な声だけが響き渡り、奴に命令されて湯船の縁に手をついて、奴に向かって白いお尻を突き出す紗代。
奴と紗代のセックスは、したくなったら いつでもどこでも自由に出来た。それは避妊などしていなかったから。
“私が「欲しいのならお尻を振ってお願いしなさい」と言うと、紗代は素直に尻を振って催促した。
しかし,それでも入れてやらないでおくと、自分の指で開いて「早くオチンポ入れて下さい」だと”
奴はそのような格好でおねだりしろと命令しておきながら、お尻を振って催促する紗代を焦らして喜んでいたのか。
さぞかし惨めだっただろ?死にたいほど恥ずかしかっただろ?しかし,奴が入って着た時、じっとしている奴に痺れを切らして、先に動き始めたのは紗代だったそうだな。
毎回,身体の奥深くに奴を受け入れさせられていたが、お互いの年齢からか幸い妊娠はしなかった。
しかし,奴の分身が紗代の分身と結びつこうと、毎回紗代のお腹の中で動き回っていたかと思うと吐き気がする。
旅館の豪華な料理には、鰻や山芋の料理もついていただろ?それらは,特別に頼んだ料理だったと自慢していた。
あれは紗代を朝まで責めるために、奴が体力をつけようと頼んでおいた料理だったと知っていたか?
鰻が利いたかどうかは分からないが、夜通し責め貫かれた浴衣姿の紗代。
そして,朝日が昇る頃には、紗代の手首には浴衣の紐が巻かれていた。
“感じ過ぎるのか「もう出来ない。許して」と言って暴れたので縛ったら、縛られて余計に興奮したのか涎まで垂らしていたよ”
その行為がどれだけ激しかったかは
“まさかこの歳で、一晩に四回も射精してしまうとは思っていなかった。でも紗代は もっと凄かったぞ。仲居さんはシーツを見て、オネショをしたのかと思っただろうな”
と奴が書いていた事からも想像出来、朝日の差し込む明るい部屋で、紗代は写真を撮られている事など全く気付かないほど、精根使い果たして死んだように眠ってしまう。
その時,撮られた写真が二枚同封されていたのだが、一枚は下半身にピントを合わせてある写真で、奴の形に大きく口を開けたままのそこからは、白い液体が流れ出していた。
当然,それもショックには違いなかったが、俺が紗代との別れを決断したのは上半身が撮られた写真の方だ。
その顔はいかにも満足げで、奴との行為でどれほど深く達したかを物語っていた。
それを見た時、俺の気持ちは大きく離婚に傾く。
別れる事が最善かどうなのかなど、考える余裕も無いほど紗代の寝顔は満足そうで、まるで眠りながら微笑んでいるかのようだった。
「別れよう」
その短い言葉を聞いた紗代は泣き崩れたが、どうして離婚だけは許して欲しいと言わなかった。
すんなり離婚を受け入れて、離婚届を一緒に提出しに行った日に、少な目の財産分与から更に慰謝料を引いた額の、アパートを借りれば当面の生活費ほどしか残らないお金だけを持って出て行ってしまった紗代。
その時,俺はすぐに紗代は帰ってきて、復縁出来ると思っていたから あんな条件を承諾したんだ。
そうでなければ慰謝料なんて貰う気も無かったし、紗代が生活出来るように全てを置いて俺が出て行っていた。
何故 俺が復縁出切ると思ったか分かるか?
それは紗代との最後の夜。
やはりセックスまでは出来なかったが、二人とも泣きながら裸で抱き合って眠っただろ。
「長い間、世話になったな」
「もう一度あなたが好きになってくれるように、いつか あなたに迎えに来てもらえるように、生まれ変わったつもりで一から頑張ります」
その時 俺は、出て行くなと言いたかった。独りで頑張らなくても、また二人で頑張ろうと言いたかった。
しかし,それを、あの写真の寝顔が邪魔をした。
「俺が迎えに行かなくても、十分反省したら帰って来い。復縁までは分からないが、ここに住むぐらいは許してやる」
復縁は分からないと言ったが、あれは俺の意地だったんだ。帰ってくれば復縁するつもりでいた。
「もう一度あなたに愛してもらいたい。もう一度あなたと・・・・・」
紗代のこの言葉で、俺は復縁出来ると確信した。
しかし,女が独りで生きて行く事の大変さを知った時、紗代は楽な方へ流されてしまう。
俺も意地になって連絡もしなかったが、一向に帰って来ない紗代が心配になって、離婚してから半年が経った頃、初めて紗代のアパートを訪ねてみた。
すると紗代はプロポーズした時にも見せなかったような、凄く嬉しそうな顔をしてくれたよな。
目から大粒の嬉し涙をポロポロ溢してくれて。
向かい合って座った二人に会話は無かったが、それでも俺には十分だった。
心の中で紗代を強く抱き締めた。
しかし,紗代はお茶を煎れてくれると言って立ち上がり、暗くなった狭いベランダに目をやった途端、急に表情が曇って固まってしまう。
俺も釣られて外に目をやると、そこには人目につかない夜にしか干せないような洗濯物。
それはまるで街に立って男を誘う娼婦が身に着けるような派手な下着で、それを見た瞬間に俺は全てを悟った。
部屋に入った瞬間に違和感を覚えた、紗代の収入には似つかわしくない、小さいながらも当時は高価だった液晶のテレビが置いてあった訳も。
俺が何も言わずに立ち上がり、部屋を出てドアを閉めた途端、中から紗代の呻くような泣き声が聞こえてきた。
俺を見た時の喜びようからも、紗代が奴を愛しているとは思わなかったし、紗代から奴に連絡して、アパートを教えたとも思えなかった。
おそらく何らかの方法で住処を見つけた奴が、何度も押し掛けて来たのだろう。
近所迷惑になるぐらい、何度もドアを叩いて大声を出したのだろ?
しかし紗代もただの弱い女だった。
奴に強引に抱き締められた時、寂しさと将来の不安から、結局負けてしまったのか。
俺は車のドアを閉めるや否や叫んでいた。
「苦しければ、どうして俺に縋らなかった!寂しければ、どうして俺に抱き付きに来なかった!」
それから更に半年が過ぎ、まだ紗代を忘れられずに寂しい夜を過ごしていた俺に、紗代は電話して来てくれたよな。
「突然電話してごめんなさい」
「どうした?」
その顔はいかにも満足げで、奴との行為でどれほど深く達したかを物語っていた。
それを見た時、俺の気持ちは大きく離婚に傾く。
別れる事が最善かどうなのかなど、考える余裕も無いほど紗代の寝顔は満足そうで、まるで眠りながら微笑んでいるかのようだった。
「別れよう」
その短い言葉を聞いた紗代は泣き崩れたが、どうして離婚だけは許して欲しいと言わなかった。
すんなり離婚を受け入れて、離婚届を一緒に提出しに行った日に、少な目の財産分与から更に慰謝料を引いた額の、アパートを借りれば当面の生活費ほどしか残らないお金だけを持って出て行ってしまった紗代。
その時,俺はすぐに紗代は帰ってきて、復縁出来ると思っていたから あんな条件を承諾したんだ。
そうでなければ慰謝料なんて貰う気も無かったし、紗代が生活出来るように全てを置いて俺が出て行っていた。
何故 俺が復縁出切ると思ったか分かるか?
それは紗代との最後の夜。
やはりセックスまでは出来なかったが、二人とも泣きながら裸で抱き合って眠っただろ。
「長い間、世話になったな」
「もう一度あなたが好きになってくれるように、いつか あなたに迎えに来てもらえるように、生まれ変わったつもりで一から頑張ります」
その時 俺は、出て行くなと言いたかった。独りで頑張らなくても、また二人で頑張ろうと言いたかった。
しかし,それを、あの写真の寝顔が邪魔をした。
「俺が迎えに行かなくても、十分反省したら帰って来い。復縁までは分からないが、ここに住むぐらいは許してやる」
復縁は分からないと言ったが、あれは俺の意地だったんだ。帰ってくれば復縁するつもりでいた。
「もう一度あなたに愛してもらいたい。もう一度あなたと・・・・・」
紗代のこの言葉で、俺は復縁出来ると確信した。
しかし,女が独りで生きて行く事の大変さを知った時、紗代は楽な方へ流されてしまう。
俺も意地になって連絡もしなかったが、一向に帰って来ない紗代が心配になって、離婚してから半年が経った頃、初めて紗代のアパートを訪ねてみた。
すると紗代はプロポーズした時にも見せなかったような、凄く嬉しそうな顔をしてくれたよな。
目から大粒の嬉し涙をポロポロ溢してくれて。
向かい合って座った二人に会話は無かったが、それでも俺には十分だった。
心の中で紗代を強く抱き締めた。
しかし,紗代はお茶を煎れてくれると言って立ち上がり、暗くなった狭いベランダに目をやった途端、急に表情が曇って固まってしまう。
俺も釣られて外に目をやると、そこには人目につかない夜にしか干せないような洗濯物。
それはまるで街に立って男を誘う娼婦が身に着けるような派手な下着で、それを見た瞬間に俺は全てを悟った。
部屋に入った瞬間に違和感を覚えた、紗代の収入には似つかわしくない、小さいながらも当時は高価だった液晶のテレビが置いてあった訳も。
俺が何も言わずに立ち上がり、部屋を出てドアを閉めた途端、中から紗代の呻くような泣き声が聞こえてきた。
俺を見た時の喜びようからも、紗代が奴を愛しているとは思わなかったし、紗代から奴に連絡して、アパートを教えたとも思えなかった。
おそらく何らかの方法で住処を見つけた奴が、何度も押し掛けて来たのだろう。
近所迷惑になるぐらい、何度もドアを叩いて大声を出したのだろ?
しかし紗代もただの弱い女だった。
奴に強引に抱き締められた時、寂しさと将来の不安から、結局負けてしまったのか。
俺は車のドアを閉めるや否や叫んでいた。
「苦しければ、どうして俺に縋らなかった!寂しければ、どうして俺に抱き付きに来なかった!」
それから更に半年が過ぎ、まだ紗代を忘れられずに寂しい夜を過ごしていた俺に、紗代は電話して来てくれたよな。
「突然電話してごめんなさい」
「どうした?」
「あなたの声を聞きたかったの」
「そうか・・・・・・・・・・・・・じゃあ」
俺は,ただそれだけ言って受話器を置いてしまったが、本当は凄く嬉しかったんだ。
そして,それと同時に紗代の寂しそうな声が耳から離れず、何をしていてもずっと気になっていた。
それで一週間考えて、紗代のアパートに行ってみたが紗代はいない。
次の日もその次の日も行ってみたが紗代に会えず、車に乗り込もうとした時に、隣の部屋から若い娘が飛び出してきて声を掛けてくれた。
「昨日も来たよね。もしかしたら、おばちゃんの別れた旦那さん?」
「そうだけど」
「おばちゃんが、優しい目をした人だと言っていたからそうだと思った。
おばちゃんなら胃潰瘍で入院したよ。
凄く世話になったから一昨日お見舞いに行って来たけれど、元気そうだったから心配ないみたい。
でも行ってあげて。
おばちゃんは今でもおじさんの事が好きなんだよ。
おばちゃんは いつも言っていたもの。
私は酷い女で自慢出切る物は一つもないけれど、主人のような素敵な男性と結婚していた事が唯一の自慢だって」
どうしてあんな状態になるまで我慢していた。
我慢する事が償いとでも思っていたのか?痛みに耐える事が神から与えられた罰とでも思っていたのか?
「奴は見舞いに来るか?」
「来ません・・・・・・・半年前から会っていないから」
前回俺がアパートを訪ねてから、奴とは会わなくなったのだ。
「入院費用はどうしている?」
「実家の兄に無理を言って」
「手術の日は誰か来てくれるのか?」
「義姉さんが来てくれると言ってくれたけれど、独りで大丈夫ですと断わりました」
どこまで自分を追い込む。
俺はそのような事を望んではいない。
「会社を休んで俺が付き添う。いいな」
紗代の病室には花が無い。
花が大好きだった紗代の病室に、一輪の花も無い。
もう紗代とは夫婦でもないのに、そのような細かなところまで気に掛かる。
結局,俺が入院費用と手術代を支払った時、紗代は仕切に悪がっていたが、俺は退院した紗代を家に連れて帰れる事が何より嬉しかった。
その後の紗代は,俺が聞いてもいないのに、何かに取り憑かれたかのように何でも話してくれた。
それは俺の知らない紗代の幼い日の出来事から、忘れたかった奴との関係の真実まで。
奴とのきっかけは、頼みたい仕事があるから休日出勤してくれと騙されて、オフィースで無理やり犯された事。
ダンボール箱に隠してあった、その時に着ていた制服を見せてくれたが、それは抵抗の凄まじさを物語るかのようにブラウスは破れ、ボタンは全て千切れ飛んで無くなっていて、タイトスカートのファスナーも壊れて使い物にならなくなっていた。
その後は,奴がその事を俺にばらすと脅して、逆らえなくなった紗代を夫婦気取りで連れ回す。
「どうして言ってくれなかった」
紗代は俯いてしまったが、これは愚問だったと反省する。紗代は言えなかったんだよな。言えるような内容なら、とうに話してくれていた。
私に言えないような酷い扱いをされていたのは明白で、俺はその話題から逃げようとしたが、顔を上げた紗代はどうして言えなかったかを話し出す。
>>次のページへ続く
「そうか・・・・・・・・・・・・・じゃあ」
俺は,ただそれだけ言って受話器を置いてしまったが、本当は凄く嬉しかったんだ。
そして,それと同時に紗代の寂しそうな声が耳から離れず、何をしていてもずっと気になっていた。
それで一週間考えて、紗代のアパートに行ってみたが紗代はいない。
次の日もその次の日も行ってみたが紗代に会えず、車に乗り込もうとした時に、隣の部屋から若い娘が飛び出してきて声を掛けてくれた。
「昨日も来たよね。もしかしたら、おばちゃんの別れた旦那さん?」
「そうだけど」
「おばちゃんが、優しい目をした人だと言っていたからそうだと思った。
おばちゃんなら胃潰瘍で入院したよ。
凄く世話になったから一昨日お見舞いに行って来たけれど、元気そうだったから心配ないみたい。
でも行ってあげて。
おばちゃんは今でもおじさんの事が好きなんだよ。
おばちゃんは いつも言っていたもの。
私は酷い女で自慢出切る物は一つもないけれど、主人のような素敵な男性と結婚していた事が唯一の自慢だって」
どうしてあんな状態になるまで我慢していた。
我慢する事が償いとでも思っていたのか?痛みに耐える事が神から与えられた罰とでも思っていたのか?
「奴は見舞いに来るか?」
「来ません・・・・・・・半年前から会っていないから」
前回俺がアパートを訪ねてから、奴とは会わなくなったのだ。
「入院費用はどうしている?」
「実家の兄に無理を言って」
「手術の日は誰か来てくれるのか?」
「義姉さんが来てくれると言ってくれたけれど、独りで大丈夫ですと断わりました」
どこまで自分を追い込む。
俺はそのような事を望んではいない。
「会社を休んで俺が付き添う。いいな」
紗代の病室には花が無い。
花が大好きだった紗代の病室に、一輪の花も無い。
もう紗代とは夫婦でもないのに、そのような細かなところまで気に掛かる。
結局,俺が入院費用と手術代を支払った時、紗代は仕切に悪がっていたが、俺は退院した紗代を家に連れて帰れる事が何より嬉しかった。
その後の紗代は,俺が聞いてもいないのに、何かに取り憑かれたかのように何でも話してくれた。
それは俺の知らない紗代の幼い日の出来事から、忘れたかった奴との関係の真実まで。
奴とのきっかけは、頼みたい仕事があるから休日出勤してくれと騙されて、オフィースで無理やり犯された事。
ダンボール箱に隠してあった、その時に着ていた制服を見せてくれたが、それは抵抗の凄まじさを物語るかのようにブラウスは破れ、ボタンは全て千切れ飛んで無くなっていて、タイトスカートのファスナーも壊れて使い物にならなくなっていた。
その後は,奴がその事を俺にばらすと脅して、逆らえなくなった紗代を夫婦気取りで連れ回す。
「どうして言ってくれなかった」
紗代は俯いてしまったが、これは愚問だったと反省する。紗代は言えなかったんだよな。言えるような内容なら、とうに話してくれていた。
私に言えないような酷い扱いをされていたのは明白で、俺はその話題から逃げようとしたが、顔を上げた紗代はどうして言えなかったかを話し出す。
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