破局か再構築か
(2ページ目) 最初から読む >>
\ シェアする /
妻「別に何もないけど」
私「ならどこか出掛けるか?」
妻「・・・」
私「どうした?嫌なら別にいいぞ」
妻「・・・それじゃ買い物に」
私「わかった買い物に行こうか」
妻「うん、じゃ着替えてくるね」
私「あぁ」
こんな会話も普通の夫婦ならごく全く当たり前の会話なのだろう。
しかし、私達夫婦がこんな会話したのは いつ以来だろうか?
最近まで私は日曜でさえも「仕事」や「付き合い」などと言い訳をして家を出ていた。
いつもは一人で歩いていた街を今日は妻と二人で歩いている、「こんなに心地いいものなのか」そう思った。
二人で店に入り、二人で選び、二人で買う、こんなごくありふれた行いが今の私には新鮮でとても楽しいものだった。
妻「ここのお店に入ってもいい?」
私「いいよ」
そこの店には いつも妻が着ている服と似た感じの服が売られていた。
妻がよく服を買う店、そんな店すらも私は今日まで知らなかったのだ。
店員「いらっしゃいませ、今日はご主人もご一緒ですか」
妻「はい、そうなんです」
妻「ねぇあなた、この服はどう?」
私「うん、理香によく似合うんじゃないか、試着してみたら」
妻「そうするわ」
妻が試着室に入った
店員「奥様とても嬉しそうですね」
私「えっ、そうですか?」
店員「はい、いつもはお一人でご来店されてましたので」
途端に悲しくなってきた。
私は、今までなんて馬鹿な事をしてきたんだ。
そんな事を考えていると「シャー」と試着室のカーテンが開く音がした。
妻「ねぇどう?似合ってる」
少し照れながら妻が現れた、「綺麗だ」そう思うと同時に声に出た。
私「綺麗だ、凄く似合ってるよ」
妻「本当に?・・・じゃこれ買ってもいい?」
私「あぁいいよ」
妻「ありがとう」
妻が笑っているこの笑顔は本物なのだろうか?
皮肉なものだ。この不倫問題がなければ、私は妻のこんな顔も見れなかったのかもしれない。
その後は二人で夕食を食べ帰宅した。
妻「今日は楽しかった、また行こうね」
私「そうだな、また行こう」
「また行こう」この言葉は私の本音だった。
この問題が解決した後、私達夫婦がどうなってるのかはわからない。
しかし、私は確実に妻の事を愛していると確信出来た。
--------------------
月曜日
有給休暇は、月曜から水曜まで取っておいた。
会社に行く振りをし、家を出てレンタカーを借りに行った。
家に帰るまで時間が余っているので、ネットカフェに行き掲示板に書き込む事にした。
「いよいよ明日が尾行する日、さすがに緊張してきたよ」
すぐにレスが返ってきた。
「そうだろうね、でも焦りは禁物だし、当日は落ち着いてな」
「頑張ってとしか書きようがないが頑張って」
等のレスが付いた。
その他にも何回か書き込み またレスが返ってくるという事を繰り替えし 時間が過ぎて行った。
レンタカーは自宅周辺に駐車し帰宅する事にした。
妻の携帯に自動転送を仕掛け気付いた事がある。
それは一方的に尾田からのメールが送られてくる事である。
妻が返信するのは尾田からの威圧的なメールの時だけだった。
私「ただいま」
妻「お帰りなさい」
私「ちょっと仕事が残ってるんで書斎にいるよ、夕食が出来たら呼んでくれないか?」
妻「えぇ、わかったわ」
私「それじゃ頼むよ」
しかし、書斎に入ってもする事はない。
ただ明日の結果が出るまでは、妻とあまり顔を逢わせたくないというのが本音であった。
妻に呼ばれ夕食を食べる。
ふと頭に「今日でこの料理も最後になるのだろうか?」と考えてしまう。
夕食を終えると風呂に入り「今日は疲れているので」と妻に言い先に寝室に向かった。
ベットに入る前に尾田からのメールをチェックする。
相変わらずの卑猥な表現のメールばかりだった。
今日はこれで寝る事にしよう。
--------------------
火曜日
いつもよりも早く目が覚めた、いや本当は殆ど眠れなかった。
いつものように、朝食を食べ終え家を出る。
駐車しておいたレンタカーに乗り時間が来るまで市内を走っていた。
ふと時計を見ると10時30分だった。
ハンドルを切り、駅前のロータリーに向かう。
15分程で付くことが出来たので、ビデオカメラの用意をした。
私は一人なので運転中はビデオをフロントガラスの前で固定出来る様にしておいた。
そろそろ11時になりかけた時、理香から尾田宛のメールが届いた。
「到着しました」
周辺を探す、すると駅に隣接したコンビニの前に妻の姿を確認出来た「連れ戻したい」そう思っていた。
しかし、今はしっかりと不貞の証拠を掴まなければならない。
11時を少し回った時、尾田からの妻宛のメールが届いた。
「俺も着いた、いつもの車だ」
妻の歩いて行く方向には一台の車が停まっていた。
その車は、自家用車ではなく社用の車だった。
その会社名は予想していた通り妻がパートとして働いている会社の名前だった。
妻が車に乗り込み発進したのを確認し、私も後を追う。
数十分も走っただろうか、気付くとあたりはホテル街になっていた。
車は一軒のホテルに入って行った。
このままだとしっかりと確認が取れないため 私も中に入った。
気付かれてしまう恐れがあったが、すぐに空きスペースに車を停め、妻と尾田を探した。
出入り口付近に停まった車から、二人が降りホテルに入っていく。
その様をビデオで撮る事に成功した。
待っている間の時間は、永遠にも似たような長く そして悲しいものだった。
しかし、人間とは不思議なもので自分のすべき事はしっかりと行っていた。
2時間後妻と尾田がホテルから出て来た所をビデオに収める。
「やっと終わった」
仕事でも感じたことの無い疲労感が残っていた。
早速ビデオに全て収まっているかを確認する。
妻が車に乗り込む所から、ホテルに入る所。そして出てくる所をしっかりと撮れているのを確認し、私もホテルを出て、まずレンタカーを返却に行った。
しかし、それからの事はあまり覚えていない気が付くと家の前に立っていたのだ。
私「あぁいいよ」
妻「ありがとう」
妻が笑っているこの笑顔は本物なのだろうか?
皮肉なものだ。この不倫問題がなければ、私は妻のこんな顔も見れなかったのかもしれない。
その後は二人で夕食を食べ帰宅した。
妻「今日は楽しかった、また行こうね」
私「そうだな、また行こう」
「また行こう」この言葉は私の本音だった。
この問題が解決した後、私達夫婦がどうなってるのかはわからない。
しかし、私は確実に妻の事を愛していると確信出来た。
--------------------
月曜日
有給休暇は、月曜から水曜まで取っておいた。
会社に行く振りをし、家を出てレンタカーを借りに行った。
家に帰るまで時間が余っているので、ネットカフェに行き掲示板に書き込む事にした。
「いよいよ明日が尾行する日、さすがに緊張してきたよ」
すぐにレスが返ってきた。
「そうだろうね、でも焦りは禁物だし、当日は落ち着いてな」
「頑張ってとしか書きようがないが頑張って」
等のレスが付いた。
その他にも何回か書き込み またレスが返ってくるという事を繰り替えし 時間が過ぎて行った。
レンタカーは自宅周辺に駐車し帰宅する事にした。
妻の携帯に自動転送を仕掛け気付いた事がある。
それは一方的に尾田からのメールが送られてくる事である。
妻が返信するのは尾田からの威圧的なメールの時だけだった。
私「ただいま」
妻「お帰りなさい」
私「ちょっと仕事が残ってるんで書斎にいるよ、夕食が出来たら呼んでくれないか?」
妻「えぇ、わかったわ」
私「それじゃ頼むよ」
しかし、書斎に入ってもする事はない。
ただ明日の結果が出るまでは、妻とあまり顔を逢わせたくないというのが本音であった。
妻に呼ばれ夕食を食べる。
ふと頭に「今日でこの料理も最後になるのだろうか?」と考えてしまう。
夕食を終えると風呂に入り「今日は疲れているので」と妻に言い先に寝室に向かった。
ベットに入る前に尾田からのメールをチェックする。
相変わらずの卑猥な表現のメールばかりだった。
今日はこれで寝る事にしよう。
--------------------
火曜日
いつもよりも早く目が覚めた、いや本当は殆ど眠れなかった。
いつものように、朝食を食べ終え家を出る。
駐車しておいたレンタカーに乗り時間が来るまで市内を走っていた。
ふと時計を見ると10時30分だった。
ハンドルを切り、駅前のロータリーに向かう。
15分程で付くことが出来たので、ビデオカメラの用意をした。
私は一人なので運転中はビデオをフロントガラスの前で固定出来る様にしておいた。
そろそろ11時になりかけた時、理香から尾田宛のメールが届いた。
「到着しました」
周辺を探す、すると駅に隣接したコンビニの前に妻の姿を確認出来た「連れ戻したい」そう思っていた。
しかし、今はしっかりと不貞の証拠を掴まなければならない。
11時を少し回った時、尾田からの妻宛のメールが届いた。
「俺も着いた、いつもの車だ」
妻の歩いて行く方向には一台の車が停まっていた。
その車は、自家用車ではなく社用の車だった。
その会社名は予想していた通り妻がパートとして働いている会社の名前だった。
妻が車に乗り込み発進したのを確認し、私も後を追う。
数十分も走っただろうか、気付くとあたりはホテル街になっていた。
車は一軒のホテルに入って行った。
このままだとしっかりと確認が取れないため 私も中に入った。
気付かれてしまう恐れがあったが、すぐに空きスペースに車を停め、妻と尾田を探した。
出入り口付近に停まった車から、二人が降りホテルに入っていく。
その様をビデオで撮る事に成功した。
待っている間の時間は、永遠にも似たような長く そして悲しいものだった。
しかし、人間とは不思議なもので自分のすべき事はしっかりと行っていた。
2時間後妻と尾田がホテルから出て来た所をビデオに収める。
「やっと終わった」
仕事でも感じたことの無い疲労感が残っていた。
早速ビデオに全て収まっているかを確認する。
妻が車に乗り込む所から、ホテルに入る所。そして出てくる所をしっかりと撮れているのを確認し、私もホテルを出て、まずレンタカーを返却に行った。
しかし、それからの事はあまり覚えていない気が付くと家の前に立っていたのだ。
私「ただいま」
妻「お帰りなさい」
やはり妻は少し疲れた顔をしている。
しかし今は、ビデオを見せなければならない深く空気を吸い妻に声をかけた。
私「なぁ、ちょっと見て欲しいものがあるんだけど」
妻「何を見るの?」
私「まぁ、いいからここに座って」
妻をソファーに座らせ、ビデオカメラとテレビをケーブルで繋ぎビデオを再生させた。
次第に妻の表情が変わって行くのがわかったが、しかし私は、無言でビデオが終わるのを待った。
ビデオが終わる頃には、妻は泣いていた。
そして「ゴメンなさい」と繰り返し謝っている。
私「どうしたい?」
妻「・・・」
私「コイツの事が好きなのか?」
妻「・・・」
私「俺と別れたいのか?」
妻「・・・いいえ」
私「何がいいえなんだ?」
妻「貴方と・・・別れたくない」
私「ならどうしてこんな事をしたんだ?」
妻「ゴメンなさい、本当にゴメンなさい」
私「それじゃわからないだろ、なぜこんな事になったかを説明するんだ」
そこから妻が少しずつ話し始めた。
まず尾田との関係は妻がパートに出ている会社で営業を担当しているのが尾田であった。
最初に尾田と関係を持ったのは、半年前にあった会社の飲み会の日だそうだ。
妻は、散々酒を飲まされ気が付いた時には既にホテルの部屋のベットの上だったらしい。
私「酒の過ちは仕方がないにしても、何故関係を続けたんだ?」
妻「・・・携帯カメラで撮られて、もし言う事を聞かないなら貴方にバラすと」
私「じゃ脅されていたのか?」
妻「・・・はい」
私「なら俺とは離婚する気はないんだな」
妻「はい、でも貴方は私がした事を許せるの?」
私「今はよくわからない、それよりも尾田の事を詳しく聞かせてくれ、奴は結婚してるのか?」
妻の話によると、
本名「尾田正明」年齢「28」で未婚、妻には私と別れ結婚してくれと言い続けていたみたいだ。
私は、尾田と話をするために明日妻のパート先に向かう事にした。
それまでは妻の携帯を没収し、私が預かる事にした。
--------------------
水曜日
夕方、妻のパート先の会社に向かい、尾田が退社してくるのを待った。
妻から聞いた退社時刻を少し過ぎてから尾田が現れた。
尾田は中肉中背で背は私よりも低く170cm前後だろうか、近づく私に尾田はまったく気付いていなかった。
私「アナタが尾田さんですか?」
私を不審そうに見ながら尾田がボソッと答える。
尾田「そうだけど、アンタは?」
私「理香の旦那です、なぜ私が来たかわかりますか?」
尾田「・・・」
私「ここでは話もし辛いので、移動しましょうか」
会社近くの喫茶店に入る。
私「先程も伺いましたが なぜ私が来たかおわかりですね?」
尾田「・・・」
私「黙っていても終わりませんよ、単刀直入に聞きます、アナタは理香と関係を持っていましたね」
尾田「・・・」
私「黙るしかないですよね、脅してたんですから」
尾田「おっ脅してなんかいない、同意の元に関係を持ったんだ」
私「なら関係があった事は認めるんですね?」
尾田「・・・あぁ認めるさ、俺達は結婚するんだからな」
私はどうしても確認したい事があった。
それは妻が本当に脅されていたのかどうか。
そこで一つの賭けに出ることにした。
私は少し驚いた口調で喋った。
私「理香もそう言っていたのですか?もしそうならなぜアナタと結婚したいと?」
尾田の表情が一瞬緩んだ。
尾田「あぁそうさ、理香も俺と結婚したいと言っていたよ。
アンタと一緒に居てもアンタは種無しだから子供が産めないからってな。
だから俺達はいつも中出しでやってたんだよ。
子供をつくれば嫌でもアンタとは別れられると思ってな」
>>次のページへ続く
\ シェアする /
関連記事
easterEgg記事特集ページ
