変わり果ててしまった妻
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最初、私は、この家から出て行かなくても良いように私に媚を売っているのだと思ったが、これは無意識にやっているのだと気付く。
家事も同じで何をして良いか分からない妻は、何も考えずに長年していた事をこなしていたのだ。
そうだとすれば、妻が今やっていることは青山や今中にさせられていた事なのか。
このような事をすれば男は喜ぶと、無意識の内にしてしまっているのか。
妻を見ると今度は性器を片手で開き、もう一方の手の指で擦っていた。
私は妻を惨めに思った。
男の前で最も恥ずかしい場所を自らの指で開かされ、自らの指で擦らなければならない妻を。
私の脳裏に、事故を起こした夜の妻の姿が浮かぶ。
二人の男に冷やかされながら服を脱ぎ、からかわれながら性器を開かなくてはならない妻。
二人の男に上と下とを別々に責められて、恥ずかしい声を上げなければならない妻。
一人の男に跨っている妻に、それを見ているもう一人男が「もっと腰を使え」と囃し立てる。
私に怒りが甦ると、妻の言い訳だろうと思って さほど気にしなかった言葉が頭に浮かぶ。
「写真を撮られていたから」
私は久し振りに妻と交わる事が出来たが、ただ男を喜ばそうと無表情で腰を使う妻は、まるで人形でも抱いているかのようだった。
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私は妻を心療内科に連れて行く。
「奥様は今、自分の中で戦っているのだと思います。
このまま放っておくと酷い鬱病になるか、それ以上の・・・・・・・・
どちらにしても、既に鬱状態になっていると思われます。
このまま放置しておけば、精神的に壊れてしまう可能性も」
妻は通院を続け、2週間後には私が呼ばれた。
「薬やカウンセリングで少しは良くなったと思うのですが、根本の原因を取り除いてやらなければ」
妻がこのようになった経緯は、最初に全て話してあったので、先生は妻から更に詳しく事情を聞き、妻の深層心理を探っていたようだ。
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「奥様は気付いてしまったのです。
ご主人の不倫疑惑は単なるきっかけで、他の男性とのセックスに凄く興味を持っていた自分を」
青山は事あるごとに妻を食事に誘ってきた。しかし、女の噂をいくつも聞いていた妻は断り続ける。
「そんなに嫌なら、どうして仕事を辞めなかったのだろう」
真面目だった妻は、普通なら、嫌悪感を抱いて退職も考えたのだろうが、片や仕事については一番信頼していると言われていて、他の社員の前でも あからさまに褒める青山に対して悪い印象は持たなかった。
実際、パートで有りながら、小さな仕入先の事は全て妻に任せていたらしいが、これは妻を側におきたいだけで、青山が仕事に対しての熱意足りない現われだとは、気付かずに、それだけ信頼されているからだと勘違いしてしまう。
そして娘が中学に上がり、もっとバリバリ働きたいと思っていたタイミングで、そのような妻の気持ちを見透かしていた青山から、正社員として働かないかと声を掛けられる。
妻は自分の気持ちを分かっていてくれていた事が嬉しくて、更に青山を信頼してしまう。
その後の青山は、妻が秘書であるかのように連れまわすようになり、二人でいる事に妻が慣れてくると
「俺に抱かれた女は、必ず失神してしまうほど感じてしまう」
などと卑猥な話をして妻の身体に火をつけようと必死だったが、人間とは不思議なもので、信頼していない相手に このような話をされると居た堪れなくても、信頼している相手には笑って聞き流すことができる。
そのような話を毎回のようにされ、次第に妻の頭の中には青山に言われ続けた
「ご主人以外の男を知らない人生で良いのか」
「ご主人では到底味わえないような、素晴らしいセックスを経験してみたいと思わないか」
という言葉が強く残った。
そのような事を考えると、40歳を過ぎたという焦りも起こる。女の盛りなど、もうすぐ終わってしまうと。
遅まきながらセックスの良さを知り始めていた妻は、私以外の男に抱かれている自分の姿を想像してしまうようになっていたが、その相手は ほとんどが身近にいる青山だった。
女を喜ばせる秘訣を自慢する、青山のテクニックとは どのようなものだろうと。
しかし、それは想像だけで、妻には私を裏切る事など出来ない。
そのような時、たまたま私が仕事でトラブルを抱えていて、家族とは普通に接していたつもりだったが、妻には私が変わったと思えた時期があった。
それで、車で移動中に世間話程度に青山に相談すると、青山から帰ってきた答えは
「女がいるのではないのか。おそらくそうだ。男の俺には分かる」
というものだった。
それまで私の浮気など考えた事も無かった妻は動揺し、その様子を見た青山はあのような事を企む。
そして、あの写真を見せられて私に裏切られたと思った瞬間、妻の貞操観念は吹き飛んだ。
妻は「ご主人は ずっと裏切り続けていた。それに比べれば一度ぐらい裏切っても罪にもならない」と言う声を遠くに聞きながら、車がホテルの駐車場に入っても、何が起こっているのかさえ分からないほど動揺していたが、
いざ部屋に入ると正気に戻り、自分のしようとしている事が怖くなって逃げ出そうとするが、
長年狙っていた獲物をようやく手に入れかけていた青山が許すはずもなく、半ばレイプのような状態で抱かれてしまう。
終わった後、妻は下着を着けながら戸惑っていた。
体中を這い回る青山の舌に嫌悪感を覚え、押さえつけられて無理やりされたというのに、訳が分からなくなるほど感じてしまった自分に戸惑った。
私にも聞かせた事のないような大きな声を出し、何回目かには、自ら挿入を ねだった自分に戸惑った。
自分が凄く淫乱な女に思えた。
しかし、そのような自分を認めてしまうと壊れてしまう。それで、これは先に裏切った私が悪いと自分を納得させる。必死に抵抗したが、無理やりされたのだと自分を納得させる。
しかし、青山は そのような言い訳を許さない。
妻と二人になる度に、その時の妻の反応を話して聞かせる。
抵抗したのは最初だけで、すぐに厭らしい声を上げていた事。自らも腰を使って喘いでいた事。
そして、青山に言われるまま、女性器や男性器の名称まで口にして、何度も挿入を ねだった事までも。
妻は青山を黙らせたかった。全てを知っている青山に、消えて無くなって欲しかった。
しかし、そのような事は出来るはずも無く、それで妻は青山が自分にとって特別の男だと思う事にしてしまう。
あのように感じてしまったのは、淫乱だからではなく、青山が特別な存在だったからだと。
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私は それを聞いても、これもまた言い訳の言い訳ではないのかと思った。
「今回また裏切った事について、妻は何か言っていましたか?」
「言い難いのですが、奥様は二人の男性に・・・・」
先生には全て話したつもりだったが、その事だけは話していなかった。隠そうと思っていた訳ではないが、あまりの事に話せなかった。
「すみません。その事は知っていますから続けて下さい」
--------------------
二人を同時に相手するなど、妻には信じられない世界だった。
それで激しく抵抗し、何度も逃げ出そうとするが男二人の力に勝てず、自ら服を脱いで裸体を見せてくれれば、今日は許してやると言われ、惨めな気持ちで涙を流しながらも従ってしまう。
しかし、それで許してもらえるはずもなく
「嫌だと言いながら、自分から服を脱いで誘っているぞ」
と二人に笑われながら、押さえつけられて嬲られ続ける。
そして、逆らう気力も無くなった頃、今中に抱えられて、大きく脚を開かされている姿や、今中と繋がって喘いでいる姿を、記念撮影だと言いながら、今中の携帯を手にした青山に撮られてしまう。
「写真で脅されたのでしょうか?」
「いいえ。直接は脅されてはいないと言っていました。しかし奥様は脅されていると感じていたようです」
今中は「あの夜を思い出して、毎日写真を見ながら自分でしている」とか「あの時は興奮していて覚えていないが、千里のはこんな厭らしい形をしていたんだ」とか言って、私のいない昼間に電話してきては、写真の存在をアピールしながら誘ってきた。
しかし、それでも断わり続けると、女将と関係を持った夜に私が留守なのを良い事に青山と二人で現れて、酔って意識の無い私と女将が裸で絡み合う画像を見せた。
私の不倫相手は恵理だと思っていたが、本当は女将の方だったと言いながら。
「あれは ご主人が罠に嵌められたのだと、本当は分かっていたと言っていました」
それを言われると私にも罪悪感が湧く。確かに彼らの企んだことかも知れないが、私は自分の意思で女将を抱いた。
酔い潰れている私を見て思い付いたのか、彼らが来た時には既に女将にされていたのかは分からないが、罠に嵌ったのではなくて自分の意思で小料理屋に行ったのだ。
女将とあのようになるとは夢にも思わなかったが、何かを期待して恵理のいる小料理屋に。
妻はずっと恐怖を感じていた。
今中が自棄になって、あの夜の写真を誰かに見せたらどうしようと。
脅すような事は はっきりとは言わなかったが
「母親のこんな姿を見たら、娘さん達は驚くだろうな」
などと言われると、今中の気分を損ねて娘に見せられたらどうしようと。
私に打ち明けようと考えた事もあったらしいが、二人の男のなぶり者になりながら、明らかに感じている姿を見られたくなかった。
その恐怖から逃げる為には、今中の誘いに乗るしかないのかと悩んでいた矢先、私と女将の関係を言われ、やはり私が裏切っていたと思い込む事で言いなりになってしまう。
しかし、それらも きっかけにはなったが、本当の理由は寂しかったからかも知れないと言っていたらしい。
青山によって更に開発されてしまった妻は、私とは以前の夫婦には戻れない寂しさから、何もかも忘れるぐらい無茶苦茶に抱いて欲しいと思ったのかも知れないと言っていたそうだ。
妻は自分が壊れてしまわないように、私に責められると あれは仕方がなかったと心の中で反発出来た。私ばかりが悪いのではないと、心の中で叫んでいた。
しかし、私に優しい言葉を掛けられた時、自分が凄く醜い女に思えてきた。
自分を偽っていただけで、全て浮気心から始まった事だと認めざるを得なくなる。
身体が男を求めてしまったのが最大の原因なのに、浮気がばれると 全てに勝手な理由をつけて逃れようとする醜い女。
そんな自分を認めた時、妻の心は壊れ始めた。
>>次のページへ続く
そして、青山に言われるまま、女性器や男性器の名称まで口にして、何度も挿入を ねだった事までも。
妻は青山を黙らせたかった。全てを知っている青山に、消えて無くなって欲しかった。
しかし、そのような事は出来るはずも無く、それで妻は青山が自分にとって特別の男だと思う事にしてしまう。
あのように感じてしまったのは、淫乱だからではなく、青山が特別な存在だったからだと。
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私は それを聞いても、これもまた言い訳の言い訳ではないのかと思った。
「今回また裏切った事について、妻は何か言っていましたか?」
「言い難いのですが、奥様は二人の男性に・・・・」
先生には全て話したつもりだったが、その事だけは話していなかった。隠そうと思っていた訳ではないが、あまりの事に話せなかった。
「すみません。その事は知っていますから続けて下さい」
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二人を同時に相手するなど、妻には信じられない世界だった。
それで激しく抵抗し、何度も逃げ出そうとするが男二人の力に勝てず、自ら服を脱いで裸体を見せてくれれば、今日は許してやると言われ、惨めな気持ちで涙を流しながらも従ってしまう。
しかし、それで許してもらえるはずもなく
「嫌だと言いながら、自分から服を脱いで誘っているぞ」
と二人に笑われながら、押さえつけられて嬲られ続ける。
そして、逆らう気力も無くなった頃、今中に抱えられて、大きく脚を開かされている姿や、今中と繋がって喘いでいる姿を、記念撮影だと言いながら、今中の携帯を手にした青山に撮られてしまう。
「写真で脅されたのでしょうか?」
「いいえ。直接は脅されてはいないと言っていました。しかし奥様は脅されていると感じていたようです」
今中は「あの夜を思い出して、毎日写真を見ながら自分でしている」とか「あの時は興奮していて覚えていないが、千里のはこんな厭らしい形をしていたんだ」とか言って、私のいない昼間に電話してきては、写真の存在をアピールしながら誘ってきた。
しかし、それでも断わり続けると、女将と関係を持った夜に私が留守なのを良い事に青山と二人で現れて、酔って意識の無い私と女将が裸で絡み合う画像を見せた。
私の不倫相手は恵理だと思っていたが、本当は女将の方だったと言いながら。
「あれは ご主人が罠に嵌められたのだと、本当は分かっていたと言っていました」
それを言われると私にも罪悪感が湧く。確かに彼らの企んだことかも知れないが、私は自分の意思で女将を抱いた。
酔い潰れている私を見て思い付いたのか、彼らが来た時には既に女将にされていたのかは分からないが、罠に嵌ったのではなくて自分の意思で小料理屋に行ったのだ。
女将とあのようになるとは夢にも思わなかったが、何かを期待して恵理のいる小料理屋に。
妻はずっと恐怖を感じていた。
今中が自棄になって、あの夜の写真を誰かに見せたらどうしようと。
脅すような事は はっきりとは言わなかったが
「母親のこんな姿を見たら、娘さん達は驚くだろうな」
などと言われると、今中の気分を損ねて娘に見せられたらどうしようと。
私に打ち明けようと考えた事もあったらしいが、二人の男のなぶり者になりながら、明らかに感じている姿を見られたくなかった。
その恐怖から逃げる為には、今中の誘いに乗るしかないのかと悩んでいた矢先、私と女将の関係を言われ、やはり私が裏切っていたと思い込む事で言いなりになってしまう。
しかし、それらも きっかけにはなったが、本当の理由は寂しかったからかも知れないと言っていたらしい。
青山によって更に開発されてしまった妻は、私とは以前の夫婦には戻れない寂しさから、何もかも忘れるぐらい無茶苦茶に抱いて欲しいと思ったのかも知れないと言っていたそうだ。
妻は自分が壊れてしまわないように、私に責められると あれは仕方がなかったと心の中で反発出来た。私ばかりが悪いのではないと、心の中で叫んでいた。
しかし、私に優しい言葉を掛けられた時、自分が凄く醜い女に思えてきた。
自分を偽っていただけで、全て浮気心から始まった事だと認めざるを得なくなる。
身体が男を求めてしまったのが最大の原因なのに、浮気がばれると 全てに勝手な理由をつけて逃れようとする醜い女。
そんな自分を認めた時、妻の心は壊れ始めた。
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