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戦い
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その時、仲居さんは、妻の顔を見て、少し驚いた表情をしました。

部屋に案内されてお茶を入れてくれたのですが、その間も時々 妻の顔を上目使いに見るだけで、何も話さないので 何か有るとおもった私は、不倫カップルを装い。

「お姉さん、彼女の顔に見覚えがあるの?」

「・・・・いいえ・・・・初めてです・・・・・・。」


「知っているのでしょ?5月に旦那と来て、同じ部屋に泊まったはずなのだが?

彼女の事は気にしなくてもいい。変な趣味だと思うだろうが、彼女の旦那も、今日 ここに泊まる事は知っている。」


心付けを渡しながら言うと、仲居さんはホットした表情になり。


「そう言う事ですか。お連れの方が違うので、どちらが旦那様か分からなくて、何と言っていいのか分からないからドキドキしました。そうですか。」


「でも、どうして覚えているの?何か印象に残る事でもあったの?」


俯いて顔を上げない妻を見て、言い難そうにしていましたが、私が耳元で。

「俺達は少し変わっていて、旦那と来た時と同じ事をする為に、部屋も同じ所にしてもらった。

彼女も旦那と同じ事を、他の男にされると燃えるらしい。今も嫌なのではなくて、もう興奮しているのだと思う。

どういう様子だったか教えて欲しい。その方が彼女も・・・・・・・・。」


仲居さんはイヤらしい顔付きになり、

「あの時も私が受け持ちでした。と言っても、仲居は私の他にもう1人いるだけですが。

到着なさって1時間ぐらいした頃、夕食の時間を聞き忘れていて怒られたので、慌てて聞きにきたら、部屋の外で聞こえるぐらい、奥様の あの声がしていたので内線で聞く事にして、30分程してから電話しました。

電話に出られないので、悪いと思いながらも、もう一度 部屋まで行き、ノックすると入る様に言われましたが、まだ奥さんの声がしていたので迷っていると、また旦那様が入れと言うので仕方なく入りました。

決して見ようと思って入ったのでは有りません。

早く、夕食の時間を聞いてこないと、板前さんにも怒られるし・・・・・・・・。」

「何を見たの?」


「・・・・・・・・・・・。」


「詳しく教えてよ。その方が燃えるから。」


私がまた少しのお金を渡しながら耳打ちすると。


「入り口に背を向けて、旦那様が後ろからしている最中で、奥様は、私が入って来たのも気付かずに、凄い声を上げていました。

私が夕食の予定を聞いても、知らん顔なので、もう一度大きな声で聞くと、やっと奥様は、私に気付いて、狂った様に嫌がって離れようとしました。

でも旦那様は止めるどころか、奥様の腰を掴んで動きを早くしたので、奥様は私がいるのに・・・・・・・・・。」


私は、唖然としましたが、気を取り直し。


「混浴の露天風呂を借りた時は、どうでした?」


「その事も知っていらっしゃるんだ。

夕食が終わってすぐの時間を借りられたので、その頃私は、夕食の後片付けに追われていて、よくは・・・・・・・・ここは小さいから、何でもしないといけないから・・・・。

ただ、貸しきりは、少しですがお金を頂くので、普通借りられるのは1時間が多いです。

あの時は、2時間も借りられたので、何かしていたのではないかと・・・・・ねえ奥様?」


妻は、俯いたまま顔を上げません。

仲居のおばさんは、その気になって、色々話し出しました。

「それと、私は、帰っていて聞いた話ですが、隣の部屋には、若いご夫婦が泊まってみえて、隣に聞こえるほど声が大きいので、最初は、それを聞きながら興奮していたらしいです。

しかし、延々と夜中になっても終わらないので、眠れないと苦情が来て、今日もそうですが、他の部屋が空いていたので、そこに代わってもらったそうです。

今日は、隣の部屋は空いているので、心置きなく楽しんで下さい。

この前と同じ様に、露天風呂を貸し切りにします?

2時間で1000円です。」


仲居さんがいなくなってから、本当なら、セックスをしていたのでしょうが、ただでさえ その気に成れないのに、仲居さんの話を聞いて、更にその気は無くなり、この後 何をしたのか妻に聞くと。


「仲居さんがいなくなって、すぐにキスをされて押し倒され・・・・・・

関係を持った後、別々に温泉に入ってから、夕食の御馳走を頂きました。

その時、私もビールを少し飲みました。」


「いや、押し倒された後が聞きたいんだ。」


「普通の・・・・・・・・・。」


「普通とは、どういうセックスがふつうなんだ?

どうせバイブも使われただろ?それに仲居さんが来ても止めずに、いや、見られる様に わざと呼んでおいて、それのどこが普通だ?」


「私は嫌だったけど・・・・・・・ごめんなさい・・・・・・・・。」


しばらく寝転んで休憩し、その後、温泉に浸かって戻ると、夕食の準備が出来たところでした。

先ほどの仲居さんが部屋を出て行く時に、私の気も知らず耳元で。


「どうしたの?何もしなかったの?彼女の旦那様に負けるわよ。」


そう言われて更に気が落ち込み、夏休み最後の休日でも、閑散としている訳が分かる様な料理を食べてから、露天風呂に行き、

ここで何をしたのか妻から聞き出し、野田がさせた様に、お風呂の中で立ち上がった私を、妻に口でさせましたが、その後の行為が出来る状態には成りません。

2時間借りていた露天風呂も、妻を残して1時間ほどで切り上げて部屋に戻り、冷蔵庫からビールを出して飲んでいると、しばらくして、戻って来た妻は、化粧をしています。
妻は予備の浴衣の紐を出して来て、自分が着ている浴衣の紐も解き、目に涙を溜めながら私に渡すと浴衣を脱ぎました。

妻は、下着を着けておらず、全裸で、すでに敷かれていた布団に横になり、目を閉じて泣いています。

それを見て、その後の行為を聞く気になれず、矢継ぎ早にビールを口に運ぶと、布団に入って寝ました。

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8月31日(日)

まだ夜も明けぬ頃、ビールの酔いで熟睡していた私は、何か下半身に気持ち良い感覚を覚えて目を覚ましました。

次第に意識がはっきりして来ると、妻が私の下半身にうずくまっているのが分かりました。

妻は、私の浴衣を開いてパンツを膝まで下ろし、しきりに口と舌を使っていました。


意識が朦朧としている時は、痛いほど元気だった物も、意識が戻ると やはり休息に萎えていきます。

妻は、単にセックスがしたいのか、何とか私と元の関係に戻りたくてしているのか、または野田と この部屋で行った行為を思い出して、興奮したのかは分かりませんが、柔らかくなった物に必死で口を使っているのを見ていて、何故か可哀想に感じました。


妻を引き寄せ、何ヶ月ぶりかにキスをしてから、浴衣の紐を解いて妻の乳首に吸い付き、しばらく乳房で遊んでから全身至る所に舌を這わせると、妻の息遣いは荒くなって来ましたが 私は軟らかいままでした。

しかし、久し振りの妻の身体は柔らかく暖かかったです。

必死に声を押し殺し、しきりに私の軟らかい物に手を伸ばしてくる妻が いとおしくなり、

妻だけでも気持ち良くさせてやろうと、野田と同じ事をする為に買って来たバイブを出して、初めて妻に使ってみると、

妻は相変わらず声が出ないように唇を噛んで耐えていますが、それでも何回か達する事が出来たようです。

今度は、妻をうつ伏せにして 浴衣の紐で後ろ手に縛ると、それだけで腰が動き出し、自分からお尻を上げた格好になったので、

後からバイブを使ってやると、今までと違い、私が今まで聞いた事も無いような大きな声を上げ出し、壊れそうなほど お尻を振っていました。

普段の妻からは、考えられない様な乱れ方を見ても、この姿を野田にも見せていたのかと思うと軟らかいままでしたが、

色々考えている内に次第に硬くなり、急いでスキンを付けて、バイブに代えて後から入れると、妻の声は更に大きくなり、狂ったように最後の言葉を何回も告げたので、私も久し振りに妻の中で果てました。


しかし、妻には言えませんが、妻で硬くなった訳では無いのです。

野田の事を考えている内に、野田の別れた奥さんの事を思い出したのです。

野田の性癖なら、あのお淑やかな奥さんにも、この様な事をしていたのだろうと思った時、私の物は急速に硬くなったのです。

後ろからしていたので顔が見えない事もあって、あの奥さんにしている様な気分になり、激しく腰を前後させていたのです。


後ろ手に縛ってある紐を解いて妻を自由にしてからスキンを外そうとすると、妻が私の手を払い除け、慣れた手付きで外して中の物が出ない様に縛り、私の物を口で綺麗にしています。

こんな事まで仕込まれたのかと思うと、遣り切れない思いになりましたが、もう充分に綺麗になったはずなのに、妻は その行為を止めません。

まだ満足出来ないのか、あるいは 私と交わる事が出来た事で、以前と近い関係に戻れるかも知れないという思いを、もう一度確認したいのかは 分かりませんが、私の制止も聞かずに続けています。


そんな妻が また可哀想に思え、今度は自分から野田の別れた奥さんを思い出すようにしていると、私の物は回復して来ました。

それを見た妻は、新しいスキンを、また慣れた手付きで被せると、自分から上に跨って私の物を納め、激しく腰を使って来ました。

妻には、一度もスキンを付けさせた事が無いにも関わらず 慣れていた事や、

妻は、この体位は元々好きでしたが、以前の様に、ただ前後に腰を使うだけでなく、腰を いやらしく回したり、大きく上下させたりして、色々な動きをする妻を見ていると、やはり野田に仕込まれた事を思い、萎えそうになります。

その時は、目を閉じて 奥さんの事を思い出し、妻の行為を奥さんがしていると思うようにして、どうにか最後まで行く事が出来ましたが、

終わった後は虚しさが残り、実際に私を裏切っていた妻と違い、他の女を思い浮かべていただけなのに、妻に対して 後ろめたい気持ちがありました。


奥さんと その様な関係になる事は有り得ません。その様な勇気も私には無いです。しかし、これも心の浮気でしょうか?


夜が白み出し、久し振りに私の腕の中で、満足そうな顔をして目を閉じている妻を見ていると、また虐めたくなってしまい。


「美鈴、凄かったな。色々あいつに教えられたんだな。」


「ごめんなさい。私・・・・・・・ごめんなさい。でも、あなたのが入って来てくれた時、凄く嬉しかった。凄く感じて、身体がバラバラになりそうだった。」


凄く感じたと言うのは、私に対しての気遣いかも知れませんが、凄く嬉しかったと言われると、心が少し痛みます。


「バイブで何回も達したのに、最初の内 どうして声を出さないように我慢した?あいつの時は最初から、部屋の外に聞こえるほど凄い声を出していたんだろ?」



>>次のページへ続く
 
 


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