戦い
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「いいえ。同じ様に恥ずかしい下着姿で、お酌をさせられたり、色々なポーズをとらされたりしましたが、それ以上は、課長が断っていました。」
裸同然の格好をさせ、恥ずかしいポーズをとらせて、ビールを呑みながら、指を刺して冷やかし、笑っている2人の姿が目に浮かびました。
泣きながら惨めな格好で、2人の男の機嫌をとっている、妻の姿が目に浮かびました。
私だけの妻の身体を、妻の恥ずかしい姿を、野田だけでも許せないのに、何回も 見ず知らずの男に見せたか思うと、怒りで胸が苦しくなります。
その時の妻の姿を想像すると、胸が張り裂けそうになります。
妻を自分の物の様に扱い、同性の仲居さんでも許せないのに、他の男の前で辱めたと思うと、いくら感じていたとは言っても、妻が惨めに思え、野田に対しての怒りが、私の中で限界を超えてしまいました。
例え嘘をついているのが妻だとしても、もう法的な制裁だけで済ませる気は有りません。
まだ、どういう方法が有るのか分かりませんが、慰謝料を貰って済ませるような事は、絶対にしないと心に誓いました。
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5月15日(土)の1
今日は、早い時間に、自宅に帰るつもりでいましたが、家に着いたのは、午後の4時でした。
昨夜は あれから、妻を可哀想に思ってしまい、両手でしっかり抱いてやって眠りました。
当然 その様な事をするつもりは無かったのですが、妻を抱いているだけで、何故か私の物は元気になってしまい、気が付くと妻を裸にしていました。
妻の話を聞いて怒りを覚えながらも、知らない内に興奮していた?いいえ、その様な事が ある筈が有りません。今考えても、怒りで手が震えてきます。
しかし、妻も いつに無く激しく乱れ、結局 寝るのが遅くなり、寝過ごしてしまったのです。
今日帰って来たのには目的が有ります。
野田の他に、もう一人許せない男が出来たからです。
野田との問題の前に、まずは、この男を何とかしようと思い、会ってみたくなったのです。
家に着くとすぐに、妻を残して野田のアパートに向かいました。
勿論、野田に会うためでは有りません。
駐車場には野田の車以外1台も無く、留守かと思いましたが、一応 部屋まで行ってインターホンを鳴らすと、やはり返事は有りません。
アポを取って有った訳ではないので、留守でも仕方ないのですが、この時の私は苛付いていて、彼が留守だった事に腹が立ち、隣の部屋に行ってしまいました。
「やあ、あれから連絡もせずに申し訳ない。慰謝料の事だが・・。」
その瞬間、私は野田の顔を殴ってしまいました。
野田は倒れずに、頬を押さえながら1歩近付いて来て。
「気が済んだか?1発は仕方ないが、これ以上・・。」
言い終わらない内に、今度は鳩尾を殴っていました。野田は一瞬 息が出来なかったのか、呻き声を上げて蹲り、私は一言も話さず、力任せにドアを閉めて車に戻りました。
暴力では解決出来ない事は分かっています。しかし、殴らずにはいられませんでした。
1時間ほど近くの喫茶店で時間を潰し、もう一度アパートに行くと、今度は野田の車の他に2台車が止めて有ります。
彼は、車を持っているのかさえ知りませんでしたが、帰っている様な気がして、部屋に行ったのですが、彼は まだ留守でした。
すると、また腹が立ち、野田の部屋へ行ってドアを何回も叩いていると、鍵は、開けてくれたのですが、ドアを開けても野田の姿は有りません。
すると奥から。
「もう暴力は御免だ。流石の私も、今度したら警察を呼ぶ。」
私が上がって行くと、野田は部屋の隅に立っています。
私は、ソファーに座り、気を落着け様と、目に前に置いてあったタバコを、無断で1本出すと火を点けました。
最近止めていたので、久し振りのタバコは美味く、フィルターの近くまで吸ってしまい、火を消すのにガラスで出来た、大きな灰皿にタバコを擦り付けていると、
ふと、これで野田を殴りたい衝動に駆られ、灰皿を持つと野田の方を向いて、頭の上に振りかざしましたが、野田の怯えた目を見て我に返り、テレビに向かって投げ付けました。
幸いテレビには当たりませんでしたが、隣にある趣味の悪い洋酒棚に当たり、静かな部屋にガラスの割れる音が響きました。
結局この時も、一言も話さないで部屋を出ましたが、話す事が無かった訳ではありません。
話せば声が裏返ってしまいそうで、声を出せなかったのです。
一旦家に帰ると、私が何処で、何をしてきたのか分からず、心配そうな妻に。
「野田の隣の部屋の奴について、知っている事が有ったら教えろ。どんな小さな事でもいい。」
「はい。彼は△△商事に勤めているらしいです。
一度、仕事帰りの彼に、部屋の外で会ってしまい、冷やかされました。
その時、△△商事と印刷された大きな封筒を持っていました。
課長が、一流企業に勤めていると言っていたし、間違い無いと思います。・・・でも、どうして?」
「お前は知らなくてもいい。他には?」
「6月の13日に○○ホテルで、結婚式を挙げるらしいです。」
「もうすぐじゃないか。あいつ、その様な時期に・・・・・・。美鈴は どうやってその事を知った?」
--------------------
「はい。3回目に彼が来た時、課長が結婚祝いだと言って、エッチな下着をプレゼントしていました。
彼は、“真面目なお嬢さんなので、こんなのを穿いてくれと言ったら、結婚してすぐに離婚になってしまいます。”と笑いながら断っていました。
その時の2人の会話を聞いていて・・・・。」
私は、彼が留守で良かったと思いました。あの時いたら、たぶん殴って終わりだったでしょう。
どの様な奴かも分からないので、今頃、警察沙汰になっていたか、または、若い彼の方が強く、逆に殴られて、より悔しい思いをしていたかも知れません。
その時、頭に浮かんだ、警察沙汰という言葉で野田の事を思い出し、今頃、暴行と器物破損で被害届けを出していないか、少し心配になっている、気の弱い自分に気付きました。
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5月15日(土)の2
妻は口、数の少ない私に、腫れ物にでも触る様に接していましたが、私が出掛けようとすると。
「あなた、今頃、何処へ行くの?お願いだから一緒にいてください。私が悪かったです。ごめんなさい。何処にも行かないで。」
私が、何かするのでは無いかと思って、心配しているのは分かりますが、今の私には優しい言葉を掛ける余裕は有りません。
「お前の様に、浮気しに行く訳では無いから心配するな。」
そう言われると妻は何も言えません。
アパートに着くと、野田の部屋にも隣の部屋にも、明かりが点いていました。
インターホンを押すと、ようやく彼が出たので、
「美鈴の亭主だが、妻が大変世話になったそうなので、お礼を言いに来た。ドアを開けてくれ。」
彼は、上擦った声で、
「僕は何もしていない。関係ない。帰ってくれ。」
「何もしていなかったら、開けてくれてもいいだろ?とにかく、ここを開けろ。そうか、まあいい。それなら月曜日に、△△商事にお邪魔する。遅くに悪かったな。」
そう言うと、慌ててドアを開けてくれた彼は、メガネを掛け、いかにも一流企業のエリートサラリーマンといった風情でした。
玄関先で話そうとする彼を無視して、土足のまま上がって行くと、テーブルの上に座り、
「妻が、色々世話になったそうで、どうしても会ってお礼がしたくてな。
すぐにお礼をしようと思ったのだが、その高そうな眼鏡が割れると困るだろ?メガネを外してくれ。」
「どうして僕が、そんな事をされなくてはいけない?もう帰ってくれ。警察を呼ぶぞ。」
彼は、電話の所まで行き、受話器に手を掛けましたが、その時、口では強がっていても、手が震えているのが分かりました。
「早く警察に電話しろ。警察に来てもらって何と言う?
他所の奥さんに恥ずかしい事を3日もさせたら、旦那が押し掛けて来て困っている、とでも言うのか?早く電話しろ。」
彼は、受話器から手を放し、私を必死に睨み付けていました。
「そうだな。俺も興奮しすぎた。ここへ来たり会社に押し掛けては、脅迫と言われても仕方が無い。きちんと弁護士を連れて来るから、またその時に話をしよう。」
「弁護士?僕は何もしていない。
ただ隣に行ったら、あんたの奥さんがHな格好でいただけだ。
指1本触れていないから慰謝料も発生しない。
脅して無理にさせた訳でも無いから、強制猥褻も当て嵌まらない。
どういう理由で弁護士と会わなければならないか、教えて欲しい。」
「流石エリート。若いのに何でも知っているな。俺もお前を、何の罪に出来るか分からん。
罪に出来たとしても、お前は何も知らずにしていたのだから、民事かも知れない。
ただ、女房を笑い者にされて黙っていられるか?
まあ、ここで話していても仕方がない。
弁護士を連れてくるから、6月13日に○○ホテルのロビーで会おう。何時が都合いい?」
「どうしてそれを?それは脅迫じゃないか。そんな所で話したら、みんなに知れる。破談になってしまう。完全な脅迫だ。」
「お前は可笑しな事を言うな。
お前は、自分は悪い事は1つもしていないし、自分のした事に非は無いと思っているのだろ?
それなら、どうしてみんなに知られては困るんだ?悪い事はしていないのに、どうして破談になる?
お前の両親にも、奥さんになる人にも、相手の両親にも聞いてもらおうじゃないか。
そこでお前は、他所の奥さんに恥ずかしい格好をさせたけれど、僕は悪くないと、はっきり言えばいい。
それが脅迫と思うなら訴えろ。脅迫でも名誉毀損でもいいから訴えろ。受けて立つ。
奥さんになる人も、お前がどういう趣味か知っておいた方が、夫婦生活がし易いのではないのか?」
私が帰ろうとすると、震えが大きくなって泣き出し。
「すみませんでした。許して下さい。お願いします。許して下さい。」
「簡単に謝るな。お前は悪く無いと思っているのだろ?そんな口先だけで謝るな。失礼する。」
彼は走ってきたかと思うと、私の足に縋り付き、
ふと、これで野田を殴りたい衝動に駆られ、灰皿を持つと野田の方を向いて、頭の上に振りかざしましたが、野田の怯えた目を見て我に返り、テレビに向かって投げ付けました。
幸いテレビには当たりませんでしたが、隣にある趣味の悪い洋酒棚に当たり、静かな部屋にガラスの割れる音が響きました。
結局この時も、一言も話さないで部屋を出ましたが、話す事が無かった訳ではありません。
話せば声が裏返ってしまいそうで、声を出せなかったのです。
一旦家に帰ると、私が何処で、何をしてきたのか分からず、心配そうな妻に。
「野田の隣の部屋の奴について、知っている事が有ったら教えろ。どんな小さな事でもいい。」
「はい。彼は△△商事に勤めているらしいです。
一度、仕事帰りの彼に、部屋の外で会ってしまい、冷やかされました。
その時、△△商事と印刷された大きな封筒を持っていました。
課長が、一流企業に勤めていると言っていたし、間違い無いと思います。・・・でも、どうして?」
「お前は知らなくてもいい。他には?」
「6月の13日に○○ホテルで、結婚式を挙げるらしいです。」
「もうすぐじゃないか。あいつ、その様な時期に・・・・・・。美鈴は どうやってその事を知った?」
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「はい。3回目に彼が来た時、課長が結婚祝いだと言って、エッチな下着をプレゼントしていました。
彼は、“真面目なお嬢さんなので、こんなのを穿いてくれと言ったら、結婚してすぐに離婚になってしまいます。”と笑いながら断っていました。
その時の2人の会話を聞いていて・・・・。」
私は、彼が留守で良かったと思いました。あの時いたら、たぶん殴って終わりだったでしょう。
どの様な奴かも分からないので、今頃、警察沙汰になっていたか、または、若い彼の方が強く、逆に殴られて、より悔しい思いをしていたかも知れません。
その時、頭に浮かんだ、警察沙汰という言葉で野田の事を思い出し、今頃、暴行と器物破損で被害届けを出していないか、少し心配になっている、気の弱い自分に気付きました。
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5月15日(土)の2
妻は口、数の少ない私に、腫れ物にでも触る様に接していましたが、私が出掛けようとすると。
「あなた、今頃、何処へ行くの?お願いだから一緒にいてください。私が悪かったです。ごめんなさい。何処にも行かないで。」
私が、何かするのでは無いかと思って、心配しているのは分かりますが、今の私には優しい言葉を掛ける余裕は有りません。
「お前の様に、浮気しに行く訳では無いから心配するな。」
そう言われると妻は何も言えません。
アパートに着くと、野田の部屋にも隣の部屋にも、明かりが点いていました。
インターホンを押すと、ようやく彼が出たので、
「美鈴の亭主だが、妻が大変世話になったそうなので、お礼を言いに来た。ドアを開けてくれ。」
彼は、上擦った声で、
「僕は何もしていない。関係ない。帰ってくれ。」
「何もしていなかったら、開けてくれてもいいだろ?とにかく、ここを開けろ。そうか、まあいい。それなら月曜日に、△△商事にお邪魔する。遅くに悪かったな。」
そう言うと、慌ててドアを開けてくれた彼は、メガネを掛け、いかにも一流企業のエリートサラリーマンといった風情でした。
玄関先で話そうとする彼を無視して、土足のまま上がって行くと、テーブルの上に座り、
「妻が、色々世話になったそうで、どうしても会ってお礼がしたくてな。
すぐにお礼をしようと思ったのだが、その高そうな眼鏡が割れると困るだろ?メガネを外してくれ。」
「どうして僕が、そんな事をされなくてはいけない?もう帰ってくれ。警察を呼ぶぞ。」
彼は、電話の所まで行き、受話器に手を掛けましたが、その時、口では強がっていても、手が震えているのが分かりました。
「早く警察に電話しろ。警察に来てもらって何と言う?
他所の奥さんに恥ずかしい事を3日もさせたら、旦那が押し掛けて来て困っている、とでも言うのか?早く電話しろ。」
彼は、受話器から手を放し、私を必死に睨み付けていました。
「そうだな。俺も興奮しすぎた。ここへ来たり会社に押し掛けては、脅迫と言われても仕方が無い。きちんと弁護士を連れて来るから、またその時に話をしよう。」
「弁護士?僕は何もしていない。
ただ隣に行ったら、あんたの奥さんがHな格好でいただけだ。
指1本触れていないから慰謝料も発生しない。
脅して無理にさせた訳でも無いから、強制猥褻も当て嵌まらない。
どういう理由で弁護士と会わなければならないか、教えて欲しい。」
「流石エリート。若いのに何でも知っているな。俺もお前を、何の罪に出来るか分からん。
罪に出来たとしても、お前は何も知らずにしていたのだから、民事かも知れない。
ただ、女房を笑い者にされて黙っていられるか?
まあ、ここで話していても仕方がない。
弁護士を連れてくるから、6月13日に○○ホテルのロビーで会おう。何時が都合いい?」
「どうしてそれを?それは脅迫じゃないか。そんな所で話したら、みんなに知れる。破談になってしまう。完全な脅迫だ。」
「お前は可笑しな事を言うな。
お前は、自分は悪い事は1つもしていないし、自分のした事に非は無いと思っているのだろ?
それなら、どうしてみんなに知られては困るんだ?悪い事はしていないのに、どうして破談になる?
お前の両親にも、奥さんになる人にも、相手の両親にも聞いてもらおうじゃないか。
そこでお前は、他所の奥さんに恥ずかしい格好をさせたけれど、僕は悪くないと、はっきり言えばいい。
それが脅迫と思うなら訴えろ。脅迫でも名誉毀損でもいいから訴えろ。受けて立つ。
奥さんになる人も、お前がどういう趣味か知っておいた方が、夫婦生活がし易いのではないのか?」
私が帰ろうとすると、震えが大きくなって泣き出し。
「すみませんでした。許して下さい。お願いします。許して下さい。」
「簡単に謝るな。お前は悪く無いと思っているのだろ?そんな口先だけで謝るな。失礼する。」
彼は走ってきたかと思うと、私の足に縋り付き、
「許して下さい。30万・・・・・・・・30万払います。慰謝料として30万払いますから、許して下さい。お願いします。」
「お前も想像してみろ。今度 結婚する彼女が、同じ目に合ったらどうする?30万貰って満足するか?
俺の女房も楽しんでいたから仕方が無いと、笑って済ます事が出来るのか?話にならん。」
「すみません。50万出します。お願いします。お願いします。」
「誰が金額の話をした?お前の誠意は金か?お前の謝罪は金か?もういい。13日に会おう。」
「許して下さい。どうやって謝罪すれば良いのか分かりません。教えて下さい。お願いします。気の済む方法を教えて下さい。」
「そうだな・・・・・・・実は俺も分からん。
本当は、殺してしまいたい気持ちだが、そこまでは出来ん。
お前が結婚してから俺の前で、奥さんに同じ事をさせれば気が済むかもな。
まあ、いつになるか分からんが、気が収まる方法が分かったら電話する。携帯の番号を教えてくれ。
勤め先も分かっているから、逃げたり、携帯を代えたりしても無駄だぞ。」
彼は、野田に、利用されただけかも知れません。
若い男があのような状況の中にいたら、無理も無い事かも知れません。
しかし、妻の事を考えると、そのままにしておく事は出来ませんでした。
私は、もう彼に連絡する気は有りません。
彼は、これから結婚式まで、いいえ、結婚してからも、いつ何を言ってくるのか、何をされるのかビクビクしながら過ごすと思います。
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5月15日(土)の3
彼の部屋を出ると、野田の所へ寄り。
「野田。今日は悪かった。時々発作の様に訳が分からなくなる。自分で何をしているのか、何がしたいのか分からなくなる。
もう別れた方がいいのかも知れん。疲れた。」
それだけ言い残し、車で帰途に着きました。
野田は、私の精神状態が不安定だと思ったはずです。やはり真実が知りたくて、野田に何らかの行動を起こして欲しかったのです。
しかし、車を運転していて、どこかで妻を信用したい気持ちが有り、野田だけに行動を興させる事ばかり考えている事に気付きました。
それでは片手落ちで、妻が嘘をついている場合も考え、妻が行動を起こせるチャンスも与えなければならないと思い、家に着くと、
「美鈴、今から濃い目の化粧をしろ。」
妻が素直に従って化粧をしている間に、2人の夜の為に買い揃えたセクシーな下着の中から、赤い透けた物を選んで、妻に穿き代える様に言いました。
「1杯呑みたくなった。その格好でビールの用意をして、お酌してくれ。」
「あなた、許して下さい。許して下さい。」
「野田や見ず知らずの男の前では出来ても、俺の前では出来ないか。そうか。」
妻は、目に涙を溜めながら、渋々従いました。
「ビールを呑みながら見ていてやるから、あの時と同じポーズをしてくれ。」
妻の目から涙がこぼれました。
妻に色々な格好を要求している内に、酔いも手伝ってか、妻ではなくて、淫乱な娼婦でも見ている気分になってしまい、その後 口でさせました。
シャワーを浴びてからベッドに寝転ぶと、妻が横に来て私の物を摩って来ます。
「泣いていたのに興奮したのか?」
「違います。・・・・・・・・寂しくて。」
「俺は、もう出したから、する気にならん。脅されたにしろ、美鈴は俺の他に野田ともしていて、ここのところ、俺よりも楽しんでいたから、もういいだろ?」
「ごめんなさい。でも、楽しんでなんかいません。」
「楽しんでいないのに、大きな声を上げて何回も達したのか?美鈴は器用だな。
野田の部屋へ何度も行ったが、隣の部屋の話し声や、物音は何も聞こえない。
楽しんでもいないのに、余程大きな声を出していたんだな。」
「・・・・・・ごめんなさい。」
「それよりも、生理の間は、手や口でさせられていたと言っていたが、土、日は朝から夜まで、1日中させられていた訳では無いだろ?」
「・・・・・・はい。朝と昼過ぎと夜の3回させられました。」
「どんな格好でさせられた?」
「2日とも、朝、着くなり玄関で・・・・・昼はエプロンをしたままキッチンで・・・・・夜はベッドで、上だけ裸にされて・・・・・・・・。」
「他の時間は何をしていた?」
「掃除、洗濯、買い物、食事の用意と後片付け、それと喫茶店にも行きました。」
「それに下の世話までしていた。まるで夫婦じゃないか。買い物は何を?」
「スーパーで食材や、課長の下着なんかを・・・・。」
私の脳裏に、仲の良い夫婦の姿が浮かびました。
「買い物の時、まさか手は繋いでないだろうな?」
「・・・・・・・腕を組まされて・・・・。でも、1日中セックスの相手をさせられるよりは、精神的に楽でした。」
どちらも嫌ですが、何故か私には この方が辛かったです。
「美鈴、警察に行こう。
野田の犯罪を立証出来ないかも知れないが、このままで良いのか?
悔しく無いのか?子供達も もう大人だ。仮に知れても、きっと分かってくれる。
美鈴の事を蔑んでも、あいつらに限って、母親を捨てる様な事はしない。」
「あなた、許して。私には出来ません。私に有利な証拠なんて何も無い。
例え何らかの罪に出来ても、子供達に知られてしまう。
今回あんな事をさせられていたと知られるだけでも、死ぬより辛いのに、当然課長は、有利になる昨年の事も話してしまう。
子供達はそれを知り、私を軽蔑して許してくれない。
普通の不倫でも許してもらえないのに、あんな行為を、普通しないような行為をしていたと知って、私を蔑み、きっと私から生まれた事を後悔する。
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