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鬼畜
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知られれば、あなたを完全に失うと思った。

知られてあなたに離婚されると思うと怖かった。私はあなたを愛しています。私はあなたと別れたくない。

彼に言った事は嘘です。そうでも言わなければ、終って貰えなかった。ごめんなさい。ごめんなさい」


おそらくセックスをしている最中に、彼に迫られたのでしょう。


『終って貰えなかった』と言う言葉から、朝まで何度も繰り返された激しいセックスを想像してしまい、更に怒りが増していきます。


「裕子が言う通り、俺達はもう終った。裕子が子供達の顔を見られるのも、今日が最後だ」


「いや、いやー」

私が寝室に入って1時間もすると泣き声は聞こえなくなり、妻の軽自動車のエンジン音がしました。

--------------------

「お母さん、裕子は?」


「約束通り、この家を出て行ってもらいました。

ただ・・・・・・・・完全には見捨てられなくて、取り合えず妹の家に行かせました。ごめんなさい」


親子なら当然の事でしょう。私に約束をしたと言っても、娘は可愛く心配なのです。

私は聞いてあった彼の自宅に電話をすると、出たのはあの母親でした。


「馬鹿息子から電話が有って、身体の関係を認めたよ。妻は家から放り出した。1つの家庭を壊した責任は重いぞ。必ず馬鹿息子の人生を潰してやる」


「彰ちゃんを、どうしようと言うの?警察に脅迫で届けるわよ」


「どうとでもしろ。俺はもう人生を捨てた。これからは、あの馬鹿息子に復讐する為だけに生きる」

翌日は、土曜日なのを忘れていたほど、精神的にまいっていました。


「休ませて貰おうと思って会社に電話したのですが、誰も出ませんでした。今日は土曜日だったのですね」


「哲也さんをこんなにも苦しめて、本当にごめんなさい。

その上、言い辛いのですが、子供達を連れて今日1日、裕子の所に行かせて下さい。

子供達も何か感付いていて、朝から凄く寂しがるのです。必ず子供達は連れて戻ってきますから」


「旦那は半年間、海外に単身赴任でしたよね?お母さんさえ良ければ泊めて貰って、裕子の真意を聞いてきて下さい。俺も一人で考えてみたいから」


母には上手い事を言いましたが、私は復讐の方法を考えたかったのです。私の復讐の相手は妻と彼と、私を罵った彼の両親です。

しかし、いくら考えても壊れてしまった私には、全員殺してしまう事しか思い浮かびません。

それを思い止まらせていてくれているのは、子供達の存在だけです。

一人でいると、どうしても妻と彼の痴態を想像してしまい、身のやり場が有りません。

--------------------

するとその時、突然チャイムが鳴りました。


玄関を開けると、そこに立っていたのは彼の母親でした。

「手切れ金の50万を持って来ました。上がらせて貰います」

そう言うと私の返事も待たずに、勝手に昨夜の部屋に入って行き、ソファーに座るとテーブルに2つの封筒を置きました。


「こちらは手切れ金の50万。こちらは慰謝料として100万入っています。もうこれで彰ちゃんには関わらないで。奥さんが彰ちゃんに近付かない様に監視して」


「妻とは離婚する事になると思うから、その後の事までは責任持てない」


「離婚?離婚なんかしないで。あなた達が離婚したら・・・・・・・・」


離婚されて自由に成った妻は、今度は大手を振って息子と付き合い出すのではないかと、母親としては心配なのでしょう。


「それと、今回はこれで済ませるが、後何回か請求する。

息子が教員試験を受けた時。何処かの学校に配属された時。婚約した時。子供が出来て、その子供が思春期になった時。これはかなり先になるが、その子供が婚約した時も請求しよう。

駄目なら、その都度、裁判を起こし、裁判に掛けられている事を関係者にも知らせる。

これから長い付き合いに成りそうだから、宜しく言っておいてくれ」


「何を言っているの?そんな要求なんて通るはずが無いし、そんな事をすれば名誉毀損で訴えます」


「ええ、要求など通らなくても構いません。通ろうが通るまいが、訴えるのは自由だから、その時々の回りの人間が、あの馬鹿息子が何をしてきたのか知ってさえ貰えればいい。

試験官、PTA、婚約者とその親、思春期の子供、その子供の婚約者とその親達に、一つの平和な家庭を壊した男だと知って貰えればいい。

例え名誉毀損で訴えられても、俺は一向に構わない。どうせ捨てた人生だ。馬鹿息子の正体を、皆が知れば満足だ」


「鬼だわ。あなたは鬼だわ」


「ええ。私を鬼にしたのは、妻とお宅の馬鹿息子です」


彼女は泣きそうな顔で、暫らく考え込んでいました。

「分かりました。主人は厳格な人間なので取り合わないと思います。主人に内緒で、私がもう100万用意しますから、それで何もかも忘れて」


「忘れて?許しての間違いでしょ?昨日から馬鹿息子は勿論、お母さんも旦那も俺に対して一言の謝罪も無い。その時点で交渉する気などなくなった」


「謝ります。申し訳ない事を致しました。どうかこの条件で許して下さい」


「良く出来ました。ただ、残念ながらもう遅い。昨日の対応で、馬鹿息子を一生許さない事に決めた」
「どうしろと言うの?私に出来る事なら何でもしますから、彰ちゃんを許して」


その時、私は、ようやく弱気になった母親を、もっと虐めたくなりました。


「お母さんは何歳ですか?」


「46歳ですけど、それが何の関係が有るの?」


「俺よりも5歳上か。まだまだ女盛りですね。セックスは月に何回ですか?」


「何を言っているの?厭らしい。もう帰ります」


「どうぞ、どうぞ。私に出来る事なら何でもすると言っておきながら、その位の事も答えて貰えないのですね。交渉決裂と言う事で、どうぞお帰り下さい」


一度立ちかけた母親は、不安そうな顔をしながら座り直しました。


「それに答えたら、この条件で許してくれるの?・・・・月に一回有るか無いかです」


「そうですか。それは勿体無い。セックスの良さを知ってしまった身体では、月一では物足りないでしょ?凄く厭らしそうな身体をしてみえるから、我慢出来ずに、足りない分は自分で慰めているのですか?それとも、教え子の父親と付き合っているとか?」


彼女は嫌悪感を露にしましたが、一人息子がそこまで可愛いのか、席を立とうとはしません。


「自分でなんてしません。それに私は主人しか知りません。もう良いでしょ?これで満足でしょ」


今までは憎い相手だと思うだけでよく見ませんでしたが、質問しながら改めて見ると少し目が垂れ気味で、いかにも優しい小学校の先生という顔をしています。

身体に目をやると胸も大きく、多少お腹に肉は付いていそうですが、腰の括れも充分有り、まだまだ女としての魅力が有る、そそる身体をしています。


「こんな事で満足など出来ない。息子に抱かれた頃から妻に拒否されて、俺はずっと出していない。だから、イライラして許せないのかも知れない。お母さんに出して貰ってスッキリすれば、この条件で許せるかも知れないが」


「あなたは最低ね。話にならないわ」


彼女は身の危険を感じて部屋を出て行きましたが、玄関で考え込んでいるのか扉の開く音はしませんでした。


「俺は最低かも知れないが、俺よりも最低な馬鹿息子に宜しく」


やはり息子を放ってはおけないと思ったのか、このまま帰る事は出来なかった様で、彼女は足音も立てずに戻ってきました。


「私が出してあげれば、この条件でいいのね?彰ちゃんには、もう関わらないのね?」


私は彼女を虐めたかっただけで、いくら可愛い一人息子の為だといっても、ここまで親馬鹿に成り切れるとは思いもしませんでした。


「ええ、スッキリすれば、落ち着いて考える事が出来そうです」


「分かったわ。その代わり手だけよ。早く脱いで」


この様な展開になるとは夢にも思わず、要求しておきながら私の方が信じられませんでしたが、彼女の顔を見ると真剣なのです。


「いいえ、お母さんが脱がせて下さい」


立ち上がった私のスボンを下げ、パンツに手を掛けて戸惑っている女は、普段は真面目な小学校の女教師だと思うと、それだけで首を持ち上げてしまいます。


「早くして下さい」


パンツを下げた途端に勢いよく飛び出したチンチンを見て、一瞬、驚きの表情を浮かべた後、顔を背けて恐る恐る握ると、早く終らせたいとばかりに急に激しく擦ってきました。


「お母さん、名前は何と言います?」


「早百合です。そんな事はいいから早く出して」



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:復讐・倍返し  |  タグ:浮気・不倫, これはひどい,
 


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