童貞と共に人として大切な何かを亡くした話8(結衣編)
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471 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/31(火) 00:08:56.31 ID:WsDM33uN0
別れようと思った理由は幾つも有った。
まずは、美貴が俺を信じられなくなっていた事。
美貴は俺が居なくても大丈夫だと思った事。
そして一番の理由は、俺が美貴よりも結衣を守りたいと思った事。
でも恋愛感情とかでは無かった。
まさに共依存。
結衣に依存される事が唯一の俺の生きてる証だと思った。
美貴ではなく結衣を選んだ自分が許せなかった。
このまま美貴と一緒に生きて行く事は美貴にも結衣にも悪くて出来ないと思った。
美貴が退院してから数日後、俺は美貴と会う事に決めた。
俺「美貴。大事な話がある」
美貴「何?」
俺「俺たち別れよう…」
俺は遂に別れを切り出した。
美貴「何で?」
俺「俺のせいだ。ゴメン」
美貴「別れたくない…」
俺「美貴も俺と居るの辛いだろ?実際、家も出て行ったし…」
美貴「違う。今は少し休んでいるだけ…」
俺「ゴメン。でも無理なんだ…美貴が悪い訳じゃない。俺自身の問題なんだ…」
美貴は別れたくはないと訴えた。
でも、俺の気持ちが変わる事は無かった。
美貴に別れを告げた俺は、また仕事へ逃げた。
仕事は俺にとって逃避行動なんだと思う。
472 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/31(火) 00:10:58.36 ID:WsDM33uN0
その日は結衣の現場だった。
現場からの帰り道、結衣が俺に語りかける。
結衣「EDさんは私の事どう思ってるの?」
俺「どうって?」
結衣「私の事好きなの?」
俺「好き…なのかな?」
結衣「そうなの?」
俺「大事だとは思ってる」
結衣「マネージャーとして?」
俺「マネージャーとしても、人としてもかな?」
結衣「女としては?」
俺「分からんけど、もしかすると女としても好きなのかもしれないな…」
結衣「それってどういう事?」
俺「恋愛として好きかはまだ分からないけど、とりあえず一番守りたい人なのは確かだね。これは好きって事なのかな?」
結衣「初めて気持ちを言ってくれたね。やっとだよ…」
俺「変な事言わせるなよ…ハッキリしないから言いたくなかったのに…」
結衣に対する自分の気持ちがよく分からなくなっていた。
結衣の事はマネージャーとして勿論好きだ。
一人の友達として結衣の事も好きなのも間違いない。
でも男として結衣の事が好きかはよく分からない。
付き合うとかいうつもりは全く無い。
ただ、俺にとって必要な人だったのは間違いない。
結衣「付き合ってとか言わないの?」
俺「色んな意味で、それはまだ無いな…」
結衣「素直じゃないね…」
そう言って結衣は笑っていた。
別れようと思った理由は幾つも有った。
まずは、美貴が俺を信じられなくなっていた事。
美貴は俺が居なくても大丈夫だと思った事。
そして一番の理由は、俺が美貴よりも結衣を守りたいと思った事。
でも恋愛感情とかでは無かった。
まさに共依存。
結衣に依存される事が唯一の俺の生きてる証だと思った。
美貴ではなく結衣を選んだ自分が許せなかった。
このまま美貴と一緒に生きて行く事は美貴にも結衣にも悪くて出来ないと思った。
美貴が退院してから数日後、俺は美貴と会う事に決めた。
俺「美貴。大事な話がある」
美貴「何?」
俺「俺たち別れよう…」
俺は遂に別れを切り出した。
美貴「何で?」
俺「俺のせいだ。ゴメン」
美貴「別れたくない…」
俺「美貴も俺と居るの辛いだろ?実際、家も出て行ったし…」
美貴「違う。今は少し休んでいるだけ…」
俺「ゴメン。でも無理なんだ…美貴が悪い訳じゃない。俺自身の問題なんだ…」
美貴は別れたくはないと訴えた。
でも、俺の気持ちが変わる事は無かった。
美貴に別れを告げた俺は、また仕事へ逃げた。
仕事は俺にとって逃避行動なんだと思う。
472 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/31(火) 00:10:58.36 ID:WsDM33uN0
その日は結衣の現場だった。
現場からの帰り道、結衣が俺に語りかける。
結衣「EDさんは私の事どう思ってるの?」
俺「どうって?」
結衣「私の事好きなの?」
俺「好き…なのかな?」
結衣「そうなの?」
俺「大事だとは思ってる」
結衣「マネージャーとして?」
俺「マネージャーとしても、人としてもかな?」
結衣「女としては?」
俺「分からんけど、もしかすると女としても好きなのかもしれないな…」
結衣「それってどういう事?」
俺「恋愛として好きかはまだ分からないけど、とりあえず一番守りたい人なのは確かだね。これは好きって事なのかな?」
結衣「初めて気持ちを言ってくれたね。やっとだよ…」
俺「変な事言わせるなよ…ハッキリしないから言いたくなかったのに…」
結衣に対する自分の気持ちがよく分からなくなっていた。
結衣の事はマネージャーとして勿論好きだ。
一人の友達として結衣の事も好きなのも間違いない。
でも男として結衣の事が好きかはよく分からない。
付き合うとかいうつもりは全く無い。
ただ、俺にとって必要な人だったのは間違いない。
結衣「付き合ってとか言わないの?」
俺「色んな意味で、それはまだ無いな…」
結衣「素直じゃないね…」
そう言って結衣は笑っていた。
473 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/31(火) 00:12:51.91 ID:WsDM33uN0
季節はもう12月。
俺と結衣は、結衣がMCを務めるレギュラー番組の共演者の女の子の事務所のパーティに呼ばれた。
高橋が、どうしても失礼の無い格好で行けと騒ぐ為 俺も慣れないスーツ。結衣もパーティドレスで行く事に…
パーティ会場は、共演者の事務所が経営するシティホテル。
パーティの後はホテルに泊まっていって欲しいという。
会場に行く途中で差し入れのビールを一箱と結衣がドレスの下に履くストッキングが無かったので、それを買う。
買い物を済ませ車に乗ると、その場で結衣はストッキングを履きだす。
俺「ちょ…お前…」
結衣「別に良いじゃん。見る?パンスト履く姿エロいとか思ったでしょ?」
俺「死ね!」
見たくないって言ったら嘘になるが、流石に見られる訳がない…
結衣はニヤニヤ笑っている。
ホテルに着くと先方はすでに集まっていた。
この日は、事務所の女の子の何人かが誕生日だったのと、忘年会を兼ねたパーティだったらしい。
でも、みんなカジュアル…
俺ら二人だけ格好が浮いていた…高橋殺す…
事務所の社長は、気さくな良い人だった。
この事務所はハーフの娘専門の事務所だった為 女の子は、みんな人形のように可愛かった。
結衣「女の子たち可愛いとか思ったでしょ?」
俺「可愛いね」
結衣「死ねば良いのに…」
その日の夜は、結衣は最上階のスペシャルルーム。
俺はその下にあるセミスウィートに泊まる事になった。
474 :名も無き被検体774号+:2011/05/31(火) 00:12:59.94 ID:H/O6uFsf0
>まずは、美貴が俺を信じられなくなっていた事。
>美貴は俺が居なくても大丈夫だと思った事。
それは違う気がする。少し前に書いてた強いってのも。
横槍すまん続けてくれ
478 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/31(火) 00:21:52.10 ID:WsDM33uN0
>>474
まあ、それが真実なんだろな
俺は俺に依存する結衣に共依存する事を正当化する為に 美貴が強いとか、美貴が俺を必要としてないって思おうとしてたんだと思う。
475 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/31(火) 00:14:46.91 ID:WsDM33uN0
それぞれ別れて部屋に入ると結衣から電話。
結衣「何してんの?」
俺「今の今まで一緒に居たじゃん」
結衣「そうだね。今○○(共演者)来てるから帰ったらこっち来てよ」
俺「寝ろ、おまえ。明日本番だろ」
結衣「良いじゃん…」
俺は「ああ、分かった分かった」
しばらく部屋でまっていると、結衣から電話が鳴った。
結衣「おいでー」
俺「分かったよ」
結衣の部屋は、赤を基調としたオシャレなインテリアで纏められていて 部屋の真ん中には天蓋のついた大きなベッド。
結衣「凄い可愛いでしょ?」
俺「女の子が好きそうな部屋だな」
結衣「でしょ。でも一人で泊まる部屋じゃないよね…」
俺「そうだな…」
結衣と暫く他愛も無い雑談を繰り返す。
暫くすると結衣はシャワーを浴びると言い出した。
俺「じゃあ俺部屋に戻るよ」
結衣「良いじゃん。ちょっと待っててよ。話たい事も有るし」
俺「分かった」
まあ普通ならホテルの部屋で二人きり。
女の子がシャワーを浴びるなんて尋常じゃない事態だと思う。
勿論、人並みにこの状況に緊張する部分もあるがタレントとマネージャーなんてやってると、こういう時の危機意識は薄れる部分もある。
色々不味いかなと思いつつも、まあ良いかなんて気楽に考えてもいた。
>>次のページへ続く
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