ブタとチビの話
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219 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:18:58.45 ID:QTzxdLNjO
たーくん の引越し先は同じ県内でも、隣の市ではなく 二つの市を挟んだ向こう側。
とおいーとお゛いよ〜!
おば「……あの子、これからもここに来ると思うんですが」
母「はい?」
父「…っ」
豚「引っ越しやめるの???」
220 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:25:15.61 ID:QTzxdLNjO
おば「いえ、引っ越しますけど」
母父「(はぁ、とため息)」
豚「……(チッ)」
おば「この前ね、新居を見てすぐにあの子… バス停とそのバスの路線を調べていたんです。」
…む?(´・@・`)マサーカ
221 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:30:11.97 ID:QTzxdLNjO
豚「や、いやぁ1時間以上かかるんにゃなーですか」
舌が回らなくなる豚。
おば「そうなんですけどね。まゆちゃんに会いに行くって」
ガッタンガシャガシャッどっかーん!
…あ、ついでね。
そっか、そうだよね。うんわかったよ
222 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 09:31:26.53 ID:VCWbX+ZBO
たーくん Nice guy(笑)
たーくん の引越し先は同じ県内でも、隣の市ではなく 二つの市を挟んだ向こう側。
とおいーとお゛いよ〜!
おば「……あの子、これからもここに来ると思うんですが」
母「はい?」
父「…っ」
豚「引っ越しやめるの???」
220 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:25:15.61 ID:QTzxdLNjO
おば「いえ、引っ越しますけど」
母父「(はぁ、とため息)」
豚「……(チッ)」
おば「この前ね、新居を見てすぐにあの子… バス停とそのバスの路線を調べていたんです。」
…む?(´・@・`)マサーカ
221 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:30:11.97 ID:QTzxdLNjO
豚「や、いやぁ1時間以上かかるんにゃなーですか」
舌が回らなくなる豚。
おば「そうなんですけどね。まゆちゃんに会いに行くって」
ガッタンガシャガシャッどっかーん!
…あ、ついでね。
そっか、そうだよね。うんわかったよ
222 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 09:31:26.53 ID:VCWbX+ZBO
たーくん Nice guy(笑)
223 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:36:28.24 ID:QTzxdLNjO
おば「で、お願いがありまして」
豚「はいなんざすかー?(やる気ない)」
母「何でしょう?(あんたね…)」
豚「(…だって母さん)」
おばさんは鞄から大きな紙を取り出して机に広げた。
ぬ?地図?チーズジャナイヨー
おば「是非遊びにいらしてください」
225 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:50:34.65 ID:QTzxdLNjO
おば「今までのように沢山お会い出来ないからと」
豚「そうですけど、…え?でも」
おば「実はね、あの子に弟か妹が出来るんです…」
豚「おぅ!ッめでとうございます!!」
おば「うん。ありがとう」
226 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:53:15.70 ID:QTzxdLNjO
おば「それでね、生まれたら あなたにも見てほしいって」
豚「でもおばさん、何で たーくん が言わないの?」
おば「…それが。秘密だけどいいか 自分で言うと泣いちゃうかもしれないって」
豚「わ、わははっ!なにそれ」
おば「ずっと寂しかったみたいなんですよ あの子」
わぁ、やめてよおばちゃん
228 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:59:50.07 ID:QTzxdLNjO
おば「あなたと知り合った頃ね、お姉ちゃん出来たって嬉しそうだったの」
豚「…ほーーう」
おば「今日は何した、何食べたって、私に教えてくれるの。」
豚「…う〜む」
おば「あなたがお仕事やめた時に、あの子居たでしょう?一緒に」
豚「はい、いてくれましっ…(泣)」
229 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 10:09:30.37 ID:QTzxdLNjO
おば「帰ったらあの子泣いてたのよ、家で。ひどい、ひどいって…。あなたは具合悪かっただけなのにどうして?って」
おば「パン屋さんがおかしいって。仕舞いには私に電話してほしいって頼むの」
母「まぁ、ありがとうございます」
おば「あなたのことが本当に好きでね。私もとても感謝してるの」
何も言えん
おばさんも少し貰い泣きしてた。
お母さんに頭叩かれた。
230 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 10:15:00.51 ID:QTzxdLNjO
おば「実は今日 あの子来てるのよ」
豚「…グズビッ、え!?」
おば「近くの公園で待ってるって、伝えてって。そういえば分かるって」
豚「…(なんだよ告白かよ!思春期め)」
バシッ(母)
「早く言ってあげなさい」
「痛ってぇ、いってきます」
231 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 10:18:44.44 ID:QTzxdLNjO
顔がグチャグチャじゃん!不細工じゃん!元からか
こんなねーちゃん見てほしくな〜い
ダッダッダッダダダ
公園にいると思いきや、電信柱に凭れてやがる。
犬のおしっこ付いちゃうよー? たーくん 。
232 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 10:22:05.71 ID:QTzxdLNjO
たーくん はノンリアクションで、“付いてこいよ”という背中でミニ公園に向かう
やだねーこれだから思春期は。
私は照れ臭くて逃げるように滑り台の上に登った。
/ ̄\_
↑ここ。
233 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 10:27:20.86 ID:QTzxdLNjO
ちょ、豚には狭いぞあの空間
/ ̄\_
↑アノクウカン。
たーくん は昔懐かし、クローバー探してた辺りの雑草の上に立って、A4サイズのスケッチブックを抱えていた
あんだよ告白かよ!思春期めッ
どっかで見たことあると思って思い出した…
234 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 10:31:04.20 ID:VCWbX+ZBO
頑張れ!ピッグ姫!
235 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 10:31:39.63 ID:QTzxdLNjO
まだチビ助だった頃の たーくん と、あの居間でアイスやらポテチやらを片手に、一日一話、数日間を掛けて無理矢理見させた☆の金貨。
私の心の王子(豊さん)がのりピーに謝る場面だ。
紙芝居方式にごめんねを伝える王子が少年のようで、…何回も巻き戻して見てごめんね☆
あ・れ・だ
236 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 10:35:54.27 ID:QTzxdLNjO
たーくん は王子にはなれんぞ生意気な!
…とスカして泣きそうなので、ケッて顔で見下ろしていた。
《おねえちゃんへ》
字小さいよ視力検査かよ!
滑り台の上から見ることも想定しておきなさいよ。
豊のようにページをめくる たーくん 。
《まゆちゃんに黙っててくれてありがとう》
……それかよッ!やっぱり一番は彼女かよ
237 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 10:43:29.93 ID:QTzxdLNjO
ハイ次ー。
豊もどき たーくん がめくる。
《助けてくれてありがとう》
……。
《本当にありがとう!!》
カマワンよ 続けな。
《お父さんとのことも!》
こともなんだよ。わぁーッてるよ
《お姉ちゃんのおかげ》
おうおう゛。やめてくれたまえきみ…
>>次のページへ続く
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