ブタとチビの話
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83 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 02:59:58.32 ID:Omu9vydwO
家に帰ってまずは水分補給水分補給。
新しいタオルを取ってきて たーくん に差し出し、冷蔵庫からキンキンのお茶を出した。
死んでまう死んでまう(´Д`:;)
たーくん もごくごく勢いよく飲んでて安心した。
私の自室は ほどよくグチャグチャなので、私以外には たぶんきつい空間なので、居間に通した。
たーくん をソファに座らせて、あとは どうしようと悩んでる間に電話が掛かってきた。
携帯を耳に当てると、 たーくん が気まずい顔でこちらを見てくる。ん?
まず連絡が遅れたことを詫びた上で おばさんは意外なことを口にした。
…なんですとー!?
「え?今日病院じゃないんですか?」
じゃあなぜ お前はここにいるんだー!?
おずおずとした顔の たーくん を見ながら話を聞く。
『今 学校の方にも電話したんですが、どうやらバスに乗らなかったようで…』
へぇ?(°Д°)
「え、じゃあ」
『私と一緒に病院に行くので乗らないって先生に伝えたらしいの』
オェーおいおい
おばさんは まだ休憩中であと3時間はコンビニから出られないそうだ。
おぇーいまじかい、えー
臨機応変というのが一番苦手な豚に何を
結局おばさんの仕事が終わるまで私が家で預かることになった。
夕方になったら二人でコンビニに行こう。
その時までに元気にさせたかった。
84 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 03:13:27.15 ID:Omu9vydwO
何か子供が喜ぶ物をと、たーくん を置いて自室に戻りゴミを…物たちを漁っていた。どうしようどうしよう!
とにかく励ましたい!
一度 見つかんなかったて なんだい!
もう一度探せば いつかは ひょっこり四つ葉も空気を読んだように顔を出してくれるさ
三つ葉は お吸い物に入れると美味しいよね。へへへッ(^・@・)
…とガタガタしながらふと、もわ〜んと頭に閃いた。
おぉし!
部屋を飛び出て台所の横の部屋に突入。
母がアイロン掛けをしたり、本を読んだりする空間だった。
棚に置かれた裁縫箱と、襖を開けた中にあるいらん布たちの入った袋を持って たーくん の元に戻る。
チラ裏にボールペンで、《四つ葉、ぜったい見つけたい?》と勢いよく走り書きすると、速攻で頷いた。
素直やんけw
家に帰ってまずは水分補給水分補給。
新しいタオルを取ってきて たーくん に差し出し、冷蔵庫からキンキンのお茶を出した。
死んでまう死んでまう(´Д`:;)
たーくん もごくごく勢いよく飲んでて安心した。
私の自室は ほどよくグチャグチャなので、私以外には たぶんきつい空間なので、居間に通した。
たーくん をソファに座らせて、あとは どうしようと悩んでる間に電話が掛かってきた。
携帯を耳に当てると、 たーくん が気まずい顔でこちらを見てくる。ん?
まず連絡が遅れたことを詫びた上で おばさんは意外なことを口にした。
…なんですとー!?
「え?今日病院じゃないんですか?」
じゃあなぜ お前はここにいるんだー!?
おずおずとした顔の たーくん を見ながら話を聞く。
『今 学校の方にも電話したんですが、どうやらバスに乗らなかったようで…』
へぇ?(°Д°)
「え、じゃあ」
『私と一緒に病院に行くので乗らないって先生に伝えたらしいの』
オェーおいおい
おばさんは まだ休憩中であと3時間はコンビニから出られないそうだ。
おぇーいまじかい、えー
臨機応変というのが一番苦手な豚に何を
結局おばさんの仕事が終わるまで私が家で預かることになった。
夕方になったら二人でコンビニに行こう。
その時までに元気にさせたかった。
84 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 03:13:27.15 ID:Omu9vydwO
何か子供が喜ぶ物をと、たーくん を置いて自室に戻りゴミを…物たちを漁っていた。どうしようどうしよう!
とにかく励ましたい!
一度 見つかんなかったて なんだい!
もう一度探せば いつかは ひょっこり四つ葉も空気を読んだように顔を出してくれるさ
三つ葉は お吸い物に入れると美味しいよね。へへへッ(^・@・)
…とガタガタしながらふと、もわ〜んと頭に閃いた。
おぉし!
部屋を飛び出て台所の横の部屋に突入。
母がアイロン掛けをしたり、本を読んだりする空間だった。
棚に置かれた裁縫箱と、襖を開けた中にあるいらん布たちの入った袋を持って たーくん の元に戻る。
チラ裏にボールペンで、《四つ葉、ぜったい見つけたい?》と勢いよく走り書きすると、速攻で頷いた。
素直やんけw
86 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 03:31:47.13 ID:Omu9vydwO
手品師でもないし植物を研究してるわけでもないから、目の前にぽッと四つ葉を出すのは無理だ。
探す理由も聞いてあげられない。
だったら出来ることは一つなわけで、探すのを応援しよう。
…えっとロムってくれてる数少ない方々へ豚からお願いがあります。
この後にうpしますが、彼方まで引いてしまわぬよう、お願いしますm(_ _)m
自分でもなんだよあれはwと思うんですよ。
でも大事な物だから見てほしいんです。
低くて大きなテーブルの上に材料を並べて、 たーくん 用に紙とカラーペンを用意した。
ここからは別作業だ。
《私は見ないから。その紙に、 たーくん がお願いしたいことかいて。絵でも字でもなんでもいいよ。》
た《なんでも?》
ぶた《イエス。四つ葉が見つかりますようにって神様にお願いしよう》
たーくん がきょッとーんとした顔に。
ぶた《私がお守りを作る。 たーくん の願いが叶いますようにって!》
た《ほんと》
ぶた《本当。だから たーくん も好きなこと書いて四つ葉見つかりますよーにってお願いしよう》
そしたら、 たーくん が
《ありがとう。》としっかりした字で書いた。
お姉さんがんばります(`・@・´)
ちなみに たーくん からのリクエストは星でした。
ふう、勇気を出して次にいきます
87 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 03:45:36.95 ID:Omu9vydwO
※一応成人した大人が作った物です。
短時間で作ったとはいえ、長時間でもこのクオリティは変わらなかったと思います。
http://pita.st/n/cghwxy59

ペットは飼い主に似るといいますが、創作物も創造主に似てブサイクになるもんなんですね。
冬用のもこもこ黄色いソックス(蒸れるのが嫌で使わなかった未使用品)、ミニタオルを使いました。
☆がいびつになったので誤魔化すためにニコニコマークを縫おうとして いびつになったのでペコちゃん舌を付けた次第です。
うちでのやり取りはチラシだったので残っていません。
この時 たーくん が描いた物も手元にありません。
89 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 06:58:01.03 ID:ivDmXCsw0
うまくはないけど
たーくん への想いは伝わる一品ですよ
GJ
90 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 07:55:12.53 ID:ZG+FU2290
心がこもっていれば上手い下手は関係ない
GJ
91 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 08:23:55.73 ID:Omu9vydwO
ちゃっちゃちゃ(>(ii)<)/
ちゃかしてもええのに優しいやんけ!
92 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 09:00:23.05 ID:Omu9vydwO
いやいやいやいやいやいやいや
ごめんね、ごめんね、ごめんね…!
化粧をすればするほどブスになっていくかのように、手を施せば施すほどブスになっていくお守り。
だけど、そう、 たーくん は優しかった。
(*・∀・*)
無垢な笑顔で四次元ポケットに大切な道具をしまうかのように、四角く折った紙をそっと中に押し込んで…
いややややえーよえーよそんなんしてたらカッコ悪かろうにッ!あちゃ〜という顔で見てる私の前で、毛糸を頭に通して首からぶらさけた。おおう…;
なんだその顔。ていうぐらい、なんともいえない嬉しそうな顔をしてる。
あなたのそれは四次元ポケットじゃないのよ?靴下なのよ…?
たーくん が書いた紙は、約束どおり私は見なかった。
ぽんぽーんとお守りごしに たーくん の腹を叩いて、お願いが神様に通るようにお願いした。
日本語下手だな豚、見苦しくてほんとすまない!
おばさんには、 たーくん の涙に関して聞かなかったし言わなかった。
この日の たーくん の単独行動(乗車拒否&勝手なお散歩)に関して、おばさんは心配が怒りを上回ってる様子で叱らなかった。
93 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 09:00:41.35 ID:YYNkQVC9O
ぜひお友達になりたい
95 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 10:33:11.82 ID:Omu9vydwO
時間が少し飛んで、数週間後。
○○○県のスポーツ系の人達が使用する合宿施設で、私は期間限定のアルバイトをしていた。
集団家政婦と私は呼んでいたが、ベットメイキングや掃除などをするのが主な仕事だった。
余裕がなく あっという間に過ぎた一週間後に初めての休みを貰えた。
早朝起床から解放されて、寮のベッドで ごろごろと気持ちのよい充実感に包まれてる頃、母から電話が掛かってきた。
「頑張ってるとこ悪いと思ったんだけど今話せる?」
「うん!ちょうど今日休みだよ〜ッ」
「あなたの友達が昨日うちに来たわよ」
「………」
「私の声ッ聞こえてる?」
「オー、Yeah。」
人生で初めて聞いた台詞 (ノД`)・゜・。
「あんたからの豚の報せだと思って、休憩の間に気になって家に帰ったのよ」
「え?なんの話?」
「団子。あなたがくれた団子、分かる?あれが昨日気づいたら無かったのよ!」
「団子じゃなくてマ・リ・モ。えーちゃんと探してよー(´・@・`)」
母の誕生日に愛情込めてプレゼントした手作りのマリモのストラップ…。
「悪かったわよ。ごめんね。それであなたに何か遇ったんじゃないかと思って一度家に帰ったのよ」
「え…、なんでそうなるの?」
「私の勘よ。それで車停めて家に入ろうとしたら、…驚いたわよ。あの子、あなたの知り合いじゃないの?」
「子供?親はいなかった?」
「首から掛けてるものを見せて、私に何か伝えようとしてたけど」
「私の知り合いの男の子。何て言っあ…他にはどんなことしてた?」
「それだけよ」
「え?」
「私が困ってると、何も言わないで走って行っちゃったのよ」
「………。」
お母さん、その子話せないんだよ。喉の奥がツンとしてきた。
「追い返しちゃって。後から考えてみると あなたに会いたがってるような気がして」
「うん、分かった、ありがとう」
「いい?伝えるだけ伝えたわよ一応」
「うん。ありがとう」
「あんた、また倒れそうになったりしてない?」
「うん…、」
それが心配で家に帰ったの?お母さん。
「まだ、全然大丈夫。お母さん仕事は?」
「これから出るところよ」
「うん、じゃあ頑張って」
「こっちの台詞だわ!じゃあね」
「はーい」
前のバイトで突然倒れた時、病院から掛かってきた電話を受け取った母は、“心臓が止まるかと思った。事故でも起きたんじゃないかって。”そう言って目に涙を溜めてた。
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