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ブタとチビの話
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192 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 06:41:18.21 ID:VCWbX+ZBO
母者は強いな大きいな



194 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 06:49:13.83 ID:QTzxdLNjO
それからまた無職に戻った。

でも前ほど気楽ではなくて気持ちもぼんやり。

母さん心配で家事をすることが増えた。

時々 たーくん と彼女の(仮)まゆちゃんが学校帰りに来た。

まゆちゃんは歳の離れた妹みたい。

父は たーくん と。

まゆちゃんは私の汚部屋で女子会を。



196 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 06:52:22.97 ID:Dt2HcYzF0
福祉系で働けば良いと思うの。


198 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 07:02:31.58 ID:QTzxdLNjO
>>196
おじいちゃんおばあちゃんの下の世話をしなきゃなのに

わしが吐いてしまったらどうしよう(´・@・`)

でも参考にするよ。



197 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 06:59:21.30 ID:QTzxdLNjO
たーくん に返された四次元ポケットにはボタンが入ってた。

なんだねこれは(^ ̄@ ̄^)

聞けばおじいちゃんの形見だった。

なぜにそんなものをこんなもんの中に…!

普段おじいちゃんの写真も一緒に入れていたらしい。

彼女に見せるためにあの日は持っていた。

ボタンを返しながら何だか照れ臭かった。

大事にしてくれてありがとう。



199 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 07:23:29.87 ID:QTzxdLNjO
たーくん 達の馴れ初め( ̄・∀・ ̄)ウフフ

まゆちゃん曰く、

《バス乗ってて困った時に助けてくれたの》らしい。

あ!それで思い出した!!

たーくん のやろう嘘を吐いてた。



201 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 07:28:09.33 ID:QTzxdLNjO
私との出会いを偽装。コラッ〜!

まゆちゃんのメールで発覚した。

『ピッグ姉が空腹で動けないのを助けようって

たーママのお店にあるじゃ○りこをあげたって(ハート)』

なんざすとー!!!!おおおおいッ

あ、仲良くなりたくてピッグ姉と呼ばせてました。



204 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 07:35:30.04 ID:QTzxdLNjO
お姉さんと呼ばれるのはこっぱずかしいので。

ビ○グダディ放送する度にまゆちゃんからメールが来ます。

『出てますよ(ハート)』

『なーんでよ。ダディ家に豚はいないやん!』

『どうかな(とぼけたデコメ)』

『おい;』



205 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 07:48:10.24 ID:QTzxdLNjO
たーくん は父といるのが好きみたいで。

年頃だからかな。わからんが。

元々父は無口だけど簡単な言葉なら、たーくん が口を見て読み取ってくれたりする。

将棋やチェスやたまにオセロで、(碁をやってた時はびっくりしたが)二人で勝負をするのが楽しいらしかった。


そろそろ終わりが見えてきました。

あえて狂歌の部分は改めて書かないことにします。



206 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:04:57.00 ID:QTzxdLNjO
そんなこんなで楽しい日々が過ぎました。

たーくん 達が6年生になり、豚は28になり。

おばさんから電話があったのは、つい2月のこと。

春から たーくん は別の地区の学校へ行く。引っ越すことになったらしい。

お父さんと一緒に暮らすために。

たーくん は成長し心がより優しくなった。

受け止めてもらったのは お父さんの方だと思う。



207 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 08:06:53.44 ID:N8a8EP/2O
うっうわぁぁぁあ

目から汗が(´;ω;`)

っパン


208 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:12:11.69 ID:QTzxdLNjO
おばさんとの電話の後に寂しさは感じられなかった。

嬉しかったし、心が晴れてきた。気持ちがいい。

あの時と同じように歩きたくなった。

家からコンビニまでの道のり…。



209 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:33:12.76 ID:QTzxdLNjO
あの日 私の周りには何もなかった。あるとすれば大好きな母さんと父さん。

コンビニのお菓子は今でも好きだけど。

相変わらず静かな住宅街で、まさか子供に出会うとは思わなんだ。



211 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:35:29.05 ID:QTzxdLNjO
なんだっけ、そう財布忘れたんだ。

ああそれで…帰って、いや帰らず、帰る途中で?

お゛お゛お゛やばぁい涙が

やあなんでだ。なんで泣けるんだ。

わけも分からず

涙を滲ませながら歩いた。



212 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:48:24.49 ID:QTzxdLNjO
この道を小さい たーくん はもう歩いてないんだなぁ。当たり前だけど。

実は随分前にパートをやめていたおばさん。あそこに もうおばさんもいない。

「○○ちゃんはそのままで充分可愛い」ってダイエットしてた時に言ってくれた。



213 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:53:33.12 ID:QTzxdLNjO
あの電信柱を見ると信じられない。

あんなにちっこかった たーくん が…。

今は背も私とそんなに変わらない。

「あと数年したら酒も飲めるのか」

いや父さん、あなたの息子じゃないし。

父さん酒飲まないでしょう。

父さん悲しむだろうなー…。

そんなことを考えてるとまた涙。



214 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 08:57:13.78 ID:VCWbX+ZBO
たーくん は、>>1さんと>>1さんの御家族と楽しく過ごした日々のことを忘れないよ!三つ子の魂百までも!


215 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:58:44.88 ID:QTzxdLNjO
まゆちゃんに出会った日以来、ミニ公園に たーくん に誘われて行ったことがある。

12月のクッソ寒い日だった。

寒いなか砂場にしゃがんでお互いの手に砂をかけ。

何をするでもなく時間が過ぎた。

ただの散歩だと思ってた。

あの日だきっと、たーくん がお母さんから引っ越すことを聞いたのは。



216 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:03:07.53 ID:QTzxdLNjO
なんだよもう!水くさい水くさーい水くさぁーい

喜ばしいことなんだから言えよ思春期か!

腹立って泣けてきて、おなかすいて。

また財布を持ってないことに気づく。

私だけは何年経っても変わらねー!クソッ



217 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:08:12.57 ID:QTzxdLNjO
3月頃、おばさんが家にやって来た。

あんだよ とうとうお別れの挨拶か。

出迎えると懐かしや懐かしや懐かしや!

手作りのマドレーヌを三人分焼いてきてくれた。

うお゛ーかあちゃ〜ん!じゃないけど。


おばさんが上品に笑ってる。悲しくはないらしい…。

かあちゃーん…ッじゃないけど。



218 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:12:02.02 ID:QTzxdLNjO
父「寂しくなりますね」

おば「…はい?」

母「お引っ越しなさるとか」

豚「…おばさん、 たーくん の成長が楽しみですね」

見れないけどさ、グスッ

おば「あの子、お別れ言ってました?」

豚「いえ。思春期なんでしょう…グズビッ」



219 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:18:58.45 ID:QTzxdLNjO
たーくん の引越し先は同じ県内でも、隣の市ではなく 二つの市を挟んだ向こう側。

とおいーとお゛いよ〜!

おば「……あの子、これからもここに来ると思うんですが」

母「はい?」

父「…っ」

豚「引っ越しやめるの???」



220 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:25:15.61 ID:QTzxdLNjO
おば「いえ、引っ越しますけど」

母父「(はぁ、とため息)」

豚「……(チッ)」

おば「この前ね、新居を見てすぐにあの子… バス停とそのバスの路線を調べていたんです。」

…む?(´・@・`)マサーカ



221 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:30:11.97 ID:QTzxdLNjO
豚「や、いやぁ1時間以上かかるんにゃなーですか」

舌が回らなくなる豚。

おば「そうなんですけどね。まゆちゃんに会いに行くって」

ガッタンガシャガシャッどっかーん!

…あ、ついでね。

そっか、そうだよね。うんわかったよ



222 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 09:31:26.53 ID:VCWbX+ZBO
たーくん Nice guy(笑)


223 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:36:28.24 ID:QTzxdLNjO
おば「で、お願いがありまして」

豚「はいなんざすかー?(やる気ない)」

母「何でしょう?(あんたね…)」

豚「(…だって母さん)」

おばさんは鞄から大きな紙を取り出して机に広げた。

ぬ?地図?チーズジャナイヨー

おば「是非遊びにいらしてください」



225 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:50:34.65 ID:QTzxdLNjO
おば「今までのように沢山お会い出来ないからと」

豚「そうですけど、…え?でも」

おば「実はね、あの子に弟か妹が出来るんです…」

豚「おぅ!ッめでとうございます!!」

おば「うん。ありがとう」



226 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:53:15.70 ID:QTzxdLNjO
おば「それでね、生まれたら あなたにも見てほしいって」

豚「でもおばさん、何で たーくん が言わないの?」

おば「…それが。秘密だけどいいか 自分で言うと泣いちゃうかもしれないって」

豚「わ、わははっ!なにそれ」

おば「ずっと寂しかったみたいなんですよ あの子」

わぁ、やめてよおばちゃん



228 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:59:50.07 ID:QTzxdLNjO
おば「あなたと知り合った頃ね、お姉ちゃん出来たって嬉しそうだったの」

豚「…ほーーう」

おば「今日は何した、何食べたって、私に教えてくれるの。」

豚「…う〜む」

おば「あなたがお仕事やめた時に、あの子居たでしょう?一緒に」

豚「はい、いてくれましっ…(泣)」



229 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 10:09:30.37 ID:QTzxdLNjO
おば「帰ったらあの子泣いてたのよ、家で。ひどい、ひどいって…。あなたは具合悪かっただけなのにどうして?って」

おば「パン屋さんがおかしいって。仕舞いには私に電話してほしいって頼むの」

母「まぁ、ありがとうございます」

おば「あなたのことが本当に好きでね。私もとても感謝してるの」

何も言えん

おばさんも少し貰い泣きしてた。

お母さんに頭叩かれた。



230 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 10:15:00.51 ID:QTzxdLNjO
おば「実は今日 あの子来てるのよ」

豚「…グズビッ、え!?」

おば「近くの公園で待ってるって、伝えてって。そういえば分かるって」

豚「…(なんだよ告白かよ!思春期め)」

バシッ(母)

「早く言ってあげなさい」

「痛ってぇ、いってきます」



>>次のページへ続く
 
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