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男女間の修羅場を経験した話を書きますよ
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462 :名も無き被検体774号+:2012/10/06(土) 20:39:05.04 ID:tA6KMPQO0
今日も来るよな、待ってるぜい。


465 :名も無き被検体774号+:2012/10/06(土) 23:04:51.56 ID:DTR3B3F+0
あれ、今夜は無いのかい?


466 :名も無き被検体774号+:2012/10/06(土) 23:15:40.76 ID:lxLzp2GT0
深夜に始まるのさ。大人の時間に。


467 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:45:34.19 ID:SXx2AtTZ0
こんばんは。

そろそろ投下を始めたいと思います。

たぶん、今回で終われる予定です。



469 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:48:10.68 ID:SXx2AtTZ0
昨日の続きからです。
――

それからボク達三人は、ファミレスに残って今後の作戦会議。

やっぱりカナブンとの対決は、避けれそうにないことが分かったけど どうすればいいのか具体策はなかった。



468 :名も無き被検体774号+:2012/10/06(土) 23:46:45.64 ID:xNrhXI0M0
きたな!



470 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:48:58.67 ID:SXx2AtTZ0
>>468
きました! ちょっと遅くなりましたけど。
――

それに彼女の本当の気持ちが分からない以上、万一、カナブンを退治できたとしても、その後に「余計なことをしてっ!」恨まれる可能性もゼロじゃない。



471 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:49:58.95 ID:SXx2AtTZ0
というわけで、やっぱり彼女本人と話をしなきゃ始まらないという結論になりました。

なんというか……あまりにも当然の結論です。

って、最初に気づけよ。

いや最初に、やったけどダメだったんだってば。



472 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:50:45.46 ID:SXx2AtTZ0
そして、カナブン退治に彼女が同意すれば、もう直接対決しかないとなった。

う〜ん、正直なところ気が重い。鬱だし。

ボク達は、さっき聞いたお姉さんの携帯に連絡して彼女にボク達が話をしたがってることを伝えてもらうことにした。

あとは明日。



474 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:52:07.56 ID:SXx2AtTZ0
翌日、彼女は遅刻せずに登校してきました。

ボク達を探すように、クラスを見渡しながら入ってくると静かに自席に着く。

クラスの視線が、彼女に集中している。ちょっと可愛そう。



475 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:53:09.47 ID:SXx2AtTZ0
ボクは、これまでと同じように「おはよう」と言い 続けて「昼休みにPCルームで」と告げました。

反応はなかったけど、とりあえず伝わったと思う。



476 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:53:56.19 ID:SXx2AtTZ0
それからの時間、ボクの緊張は どんどん高まることになります。

背中に彼女の視線が刺さっている気がします。気のせいかもしれないけど。


休み時間には後ろを振り返り、適当に話をしているフリを続けます。



477 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:54:47.18 ID:SXx2AtTZ0
そうしないと、彼女は一人になってしまいますからね。それは辛いでしょう。

彼女は返事はしませんが俯きながらも、上目遣いに視線を送ってくれます。

それは、きっと期待している証拠。



478 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:55:31.40 ID:SXx2AtTZ0
お義姉さんから大方のことは、聞いているに違いないし。

ボクは彼女に期待されているという嬉しさの反面、これから自分に起こるであろうことへの不安でいっぱいでした。



479 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:56:31.28 ID:SXx2AtTZ0
緊張の昼休み。

ボク達三人はPCルームでパンをかじりながら待っていました。

すると、扉が少しだけ開いて誰かが中を伺っている気配。

ボク達はできるだけ明るい声で彼女を迎えます。



480 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:57:19.17 ID:SXx2AtTZ0
「ミドリかな? 待ってたよ」

その声に促されて不安げに、そしておずおずと入ってくる彼女。

しかし、姿と表情がこれだけギャップのある子もないよなぁ。

ビッチスタイルなのに不安気って、やっぱり相当無理してるんだな。



481 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:58:02.63 ID:SXx2AtTZ0
ボク達三人は彼女を刺激しないように、できるだけ ゆっくりと話しました。

そして……ボクの気持ちは夏休み前のままだし、今でも彼女のことを放っておくことはできないと思っていることを、精一杯伝えました。



482 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/06(土) 23:59:09.00 ID:SXx2AtTZ0
もちろん、夏休みに連絡できなかったお詫びもしましたよ。たくさんの言い訳を添えて。

そして、カナブンのことはボク達でなんとかするし、何の心配も要らないと伝えました。

本当は、こっちが心配だらけだったんですけど。



483 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 00:00:09.92 ID:SXx2AtTZ0
調子に乗って、お義姉さんが結婚で家を出た後はボクが……

と言いたかったのですが、それは問題が解決してから別の形で伝えることにしました。



484 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 00:01:05.65 ID:SBzO9ltG0
彼女は黙って話を聞きながら、静かに泣いていました。

こちらの話が終わると、彼女は消え入りそうな声で呟きます。

「ありがとう……」



485 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 00:02:01.21 ID:SBzO9ltG0
早速、その日の帰りから作戦実行。

といってもボクと彼女が一緒に帰るだけ。

部活は当面休むことに。

そうすれば、そのうちカナブンが出てくるだろうという読み。



486 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 00:03:01.86 ID:SBzO9ltG0
万一、なにかの気まぐれで奴が出てこなければ、超ラッキー。

ボクと彼女の、ハッピーエンドが待っているハズ……

って、そんな都合のよい話はナイだろうけど。



488 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 00:04:23.61 ID:SBzO9ltG0
ボクと彼女は、できるだけ自然に二人並んで歩き、その後ろを虹ヲタとメカ夫が、バイクで尾行する。

最初の一週間は、何も起こらなかったです。



489 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 00:05:27.82 ID:SXx2AtTZ0
1日目は、彼女と少し距離が開いた状態で帰りました。ずっと無言

2日目は、並んでみた。やっぱり無言

3日目は、ピッタリ寄り添う形になった。でも無言。

4日目は、彼女から腕にしがみついてきた。震えてる。少しだけ話した。

5日目は、お互いの手を絡めてみた。昨日よりも話ができた。

う〜ん、正直疲れた。汗だく。ヘトヘト。



490 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 00:07:06.30 ID:SBzO9ltG0
週末は会うことはなかったけど、時間を見つけては電話もメールもしましたよ。

もう、夏休みのような失敗を繰り返すわけにはいかないですからね。

もし彼女の様子に変わったことがあったら、すぐにでも飛び出すつもりで。



491 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 00:08:19.31 ID:SBzO9ltG0
彼女は、どちらかというと電話よりもメールの方が話しやすい?というか、字面が落ち着いた雰囲気でしたね。

メールの行間には、沈黙が表現されませんから。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春, すっきりした話,
 


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