世界で一番好きな人との話
まずは序章として好きな人、
ここでは かおり としておきますが出会いから。
出合ったのは もう覚えてないくらい昔で多分25年以上前じゃないかな。
実家がほとんど隣で俺の記憶がある頃には もうそこに存在していました。
田舎だったので家族同士の交流が多く、もうひとつの家族を加えて3家族でよく
一緒に夏休みにバーベキューをしていました。
ある日 俺の家族が引っ越す事になりましたが それでも毎年バーベキューを行いました。
その頃から かおりは何かにつけて懐いてきてくれて俺も まんざらでは無かったですが
小学生の男という年齢もあり女は邪魔みたいな気持ちもどこかに有り、二人で話すと言う事はあまり無かったです。
そういえばスペック書くの忘れました。
俺
現在26歳 ふつめん
公務員嘱託
かおり
現在24歳 かわいい
医療事務
ちなみに昔の事なので当時の会話なんて ほとんど覚えてないです。
そうやって何年も同じ事を繰り返し気が付くと中学生になってました。
そして毎年続いていたバーベキューも高校受験をする人が続き何年もやらなくなってしまいました。
3家族もいると誰かの家族が必ず受験生でしたので。
そして あっという間に高校生になりました。
そこで ようやく数年ぶりにバーベキューをやる事になりました。
久々に会う親達は何も変わってなかったですが、子供は小学生から中学生になってたり
高校生から大学生になってたりで凄く変化があり少し緊張したのを覚えてます。
でも そこは幼い頃からの友達。
すぐに打ち解けて近況報告の場になりました。
しかし まだ時代が時代だったので私は携帯電話も持っておらず連絡先の交換とまではいきませんでした。
そしてまた高校受験が始まるからとバーベキューはやらなくなってしまいました。
そしてこれが3家族で行った最後のバーベキューでした。
24歳の人と25年以上前に出会うってどういうことだろう
>>14
なんかすいません。
かおりが俺の2個下で俺が今27歳の年で、でもまだ誕生日来てないみたいなの
考えてなんとなく25年前くらいかなって感じでしたw
わくわく
気が付くと大学卒業してました。
リーマンショックの影響から・・・と言うよりは就職とか まだいいっしょって言う私の甘い考えから俺はフリーターでした。
そんなある日 かおりの兄が大学院を出て就職するとの報告を受けました。
俺は祝ってあげたい気持ち半分、とりあえず飲みたい気持ち半分で久々にバーベキューやろうと思いました。
しかし その頃には3家族の仲も変化していて
かおりの親と もうひとつの家族の親が不仲になってました。
それならばと、もういい年だから子供だけで飲みに行こうと思い 親に連絡先を聞いて みんなを呼びかけ久々に子供だけですが 3家族が揃いました。
俺と、かおりの兄、もうひと家族の俺と同い年の男の3人で かおりの家で飲み始めました。
最初は久々の再会で色々な事話して楽しかったのですが、生き方、学歴等が違いすぎて途中から なんだかつまらなくなってしまいました。
俺は どちらかと言えば不真面目で とりあえず今日楽しければそれでいいって考えであり、
二人は真面目で将来を見据えて生きているみたいでした。
なんだか俺だけ馬鹿にされているようで二人が日本の政治の話とか始めた時は何言ってるんだこいつらと思いました。
また昔みたいに今回のFFはどうこうとか、ジャンプの新連載とかそんな話がしたかった。
かおりの家は禁煙だったので段々と外で煙草を吸う時間が増えていきました。
そうこうしてると歩き煙草で こちらに向かってくる人がいました。
田舎だから こんな時間に帰って来るのは かおりしかいないって分かってても かおりも変わってしまったんじゃないかと怖くなり声を掛けれませんでした。
「たっちゃん・・・?」
唐突だが俺は たから始まる名前だ。故にそう呼ばれてます。
かおりは何の抵抗も無く呼んでくれました。
適当に挨拶してコンビニ行くって言うので一緒に行く事に。
そのまま話してると どうやら俺が普段遊んでるような、さっきまで飲んでた二人とは違うタイプだと分かって3月のまだ寒い中、コンビニの駐車場で話してました。
昔の事、今の事、恋愛、仕事など。
そうこうしてると あまりに俺が遅い為、二人が来てみんなで家に入り4人でさっきの続き。
相変わらず政治とかの話もあったけど かおりが入っただけで凄く楽しい場になった。