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男女間の修羅場を経験した話を書きますよ
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79 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:38:02.39 ID:fmYO4C/+0
そうすれば、ミドリのことも余計な心配をせずに済みますからね。
だから先輩と、もっと話そうと思ったです。
「先ぱ――」
そこで急に扉が開いたかと思うとマネージャーさんの乱入です。いや突入か?
そして次の瞬間、ボクは信じられない状況に陥ることになります。
81 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:40:37.16 ID:fmYO4C/+0
なんとマネージャーは先輩の前を通り過ぎて、ボクに抱きついてきたんです。
まさか相手を間違ったんじゃないのか?とか一瞬考えたんですが次の言葉で、そうじゃないことが分かります。
82 : 忍法帖【Lv=15,xxxPT】(1+0:8) :2012/10/04(木) 00:41:54.11 ID:+tivkiFr0
はよはよ
83 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:42:12.50 ID:fmYO4C/+0
「山下君! 誤魔化さないで! あの時、あなたは私に告白したじゃない!」
「え”?!」
この人、何を言い始めるんだ!?
これから先輩とサシで話して、この件をクロージングに持っていこうと考えていたのに、何と言う無謀かつ玉砕の特攻発言……台無しじゃん……
84 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 00:42:47.98 ID:EEv3jPEH0
道具にされたか
そうすれば、ミドリのことも余計な心配をせずに済みますからね。
だから先輩と、もっと話そうと思ったです。
「先ぱ――」
そこで急に扉が開いたかと思うとマネージャーさんの乱入です。いや突入か?
そして次の瞬間、ボクは信じられない状況に陥ることになります。
81 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:40:37.16 ID:fmYO4C/+0
なんとマネージャーは先輩の前を通り過ぎて、ボクに抱きついてきたんです。
まさか相手を間違ったんじゃないのか?とか一瞬考えたんですが次の言葉で、そうじゃないことが分かります。
82 : 忍法帖【Lv=15,xxxPT】(1+0:8) :2012/10/04(木) 00:41:54.11 ID:+tivkiFr0
はよはよ
83 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:42:12.50 ID:fmYO4C/+0
「山下君! 誤魔化さないで! あの時、あなたは私に告白したじゃない!」
「え”?!」
この人、何を言い始めるんだ!?
これから先輩とサシで話して、この件をクロージングに持っていこうと考えていたのに、何と言う無謀かつ玉砕の特攻発言……台無しじゃん……
84 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 00:42:47.98 ID:EEv3jPEH0
道具にされたか
85 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:43:04.68 ID:fmYO4C/+0
こんなこと言われたら先輩だって黙ってはいないでしょう。
裸火を持ってガソリンタンクに突っ込んでくるようなものですよ。
しかし、彼女の勢いは留まるところを知りません。
こっちまで飛び火どころか、もう火達磨じゃないですか。
86 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:44:19.56 ID:fmYO4C/+0
「そして私たちは付き合うことになったじゃない!」
こんな奴(先輩を指差す)に気を使うことはないのよ!」
いやいやいや、ナイナイナイ、絶対ナイし〜
そんな夫婦喧嘩みたいなことは、二人だけの時に違う場所でやってくれー
87 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:45:09.04 ID:fmYO4C/+0
と、あまりにトンデモな展開に、苦笑いさえ漏れてしまいそうだったんですが 先輩の次の言葉で再びボクは奈落の底へ落とされるわけです。
「山下……そういうことだったのか」
(え? ひょっとして信じてる。あんたバカですか?)
88 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:46:06.28 ID:fmYO4C/+0
オイオイオイ、なにを血迷っているんですか。
冷静に考えれば そんなことあるわけないとか考えないんですかね。この人たちは。
とりあえず、ここは落ち着いてもらって……話せば分かるハズ……
89 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:47:24.29 ID:fmYO4C/+0
「先輩、違いま――」
と言いかけたボクのでしたが、その言葉を最後まで言うことができなかったんです。
なぜなら、マネージャーさんがボクの口を塞いでしまったから……
唇で――
90 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 00:48:10.53 ID:EEv3jPEH0
トンデモっすねww
91 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:49:19.92 ID:fmYO4C/+0
>>90氏
まったく、トンデモです。
――
さて、どうでもいい話ですが、これがボクのファーストキスってやつです。
ロマンチックでもなんでもなく、いきなり修羅場でソレですからね。
非常に残念です。悔やまれます。トラウマになりそうです。
92 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:51:55.15 ID:fmYO4C/+0
その光景を見た先輩は、ボクの肩をぐっと掴むと「大切にしてやれ」と言ってボックスを後にしました。
って、オイ待てー
表ではメンバーがザワついています。
「やっぱり、そーだったんだ!」とか「修羅場やね〜」とかワイドショーを観てるおばちゃんみたいな会話が聞こえてきます。
おまえらも傍観せずに、先輩を止めろってば。
93 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:53:17.04 ID:fmYO4C/+0
「誤解でーす」「待ってくださーい」と動こうと思うのですがマネージャーさんが、ボクに絡みついていて身動きできません。
一瞬、殴ってでも引き剥がそうかと思ったんですが、マネージャーさんの悲しそうな目に断念した次第です。
94 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:55:45.30 ID:fmYO4C/+0
そして、先輩が十分遠くに行ってしまった頃、マネージャーさんは その場に崩れ落ちるわけです……
ボクは(どーすんだ? コレ?)と思いながらも、どうしていいか分からず とりあえずマネージャーさんの気持ちが落ち着くまでは、傍にいた方がいいかと思い、黙って横に座ってました。
自○とか放火とかされたらヤバイとか思ったんですよ。マジで。
96 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:56:41.10 ID:fmYO4C/+0
そのうち泣き疲れたのか、ボクにもたれかかり腕にしがみついた状態で眠ってしまいました。
この時のボクは困ってました。
正直、困ってました。
本当に困ってました。
何度でも言いますよ。
困ってましたと。
97 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:57:17.65 ID:fmYO4C/+0
どう考えても彼女がボクを好きなハズがありません。
単なる“あてつけ”であんなことをしたことは明白です。
それが問題の解決に結びつくのかどうか知りませんがね。
とりあえず彼女の選んだ手段はそれだったということです。
99 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:58:53.20 ID:fmYO4C/+0
対するボクの状況は外堀を埋められて、自分の気持ちとは違う既成事実で追い込まれている感じ。
マネージャーさんと公園で密会し
元カレの先輩と直接対決を経て
キスでめでたくカップル誕生……
鬱だし……
このままだと、明日には『新カップル誕生!』と祝福されてしまうでしょう。
100 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:00:42.08 ID:fmYO4C/+0
マネージャーさんは、ボクには不釣合いなくらい美しい女性であることには違いないんですよ。
でも、なんというか……
昨日まで先輩と、あんなことや、こんなことをしてたんでしょ……ムリですわ〜それ。
101 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:02:28.75 ID:fmYO4C/+0
再婚だって離婚後は、6ヶ月のクーリング期間が必要なんですよね。
そんなホヤホヤで相手の体温が残っているような女性とか、絶対ムリですって。
非常に失礼を承知で言います。
全力でお断りですわ。
103 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 01:03:25.88 ID:OKwlE1TV0
おもしれぇwwww
104 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:04:25.44 ID:fmYO4C/+0
さて、30分くらい経った頃、やっと目を覚ましたマネージャーさんは
「あっ、山下君。ずっとこうしてくれてたの?」
なんと呑気な声でのお目覚めです。
ボクは(あなたのせいで修羅場じゃないですか。これからどーするんですか)と言いたい気持ちをぐっと抑えて
105 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:05:59.91 ID:fmYO4C/+0
「あっ、はい……動けなかったですから……」
「ごめんね……もう遅いから帰ろっか」
美しいお顔で力なく微笑むわけです。
えーっと、ボクはさっきの勢いが急速に萎えていくのを感じます。
実は、こういう表情に弱いんですよね。
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