2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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仲間内でみんながみんな片思いしあってた思い出話
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31 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:22:26.64 ID:8WsrSH1N0
それからも夏休みは何度か四人で遊んで、二学期になった。

学祭の準備で慌ただしい時期だった。


私はと言うと、相変わらず夏に恋をして、夏の恋を応援している振りをしていた。

電車や廊下で夏と会えるのをドキドキしながら期待して、雪の話でニヤつく夏を見て落胆して。

自分の気持ちが限界に近くて、雪への嫉妬も感じていた。

ニコニコとハルの話をする雪に、勝手だけど「無神経」と思ったこともある。

雪は何も悪くないのにね…



32 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:24:34.59 ID:ZIfGtwAQ0
いいねえ


33 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:25:35.31 ID:8WsrSH1N0
ちょびっと離れる(`・ω・´)



35 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:30:13.37 ID:ZIfGtwAQ0
待ってるよー



36 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:33:33.15 ID:8WsrSH1N0
と思ったけど、お風呂先約がいたので もう少し書き続ける(`・ω・´)

保守ありがとう(`・ω・´)



37 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:34:34.67 ID:8WsrSH1N0
学祭が近付いていたある日、夏と電車の中で鉢合わせて一緒に下校した。

例によって私は内心喜んでいたけれど、またガックリ落胆させられた。

夏が、学祭で みんなの前で雪に告白すると意気込んでいたからだ。

学祭のイベントで、「未成年の主張」なるものがあって、メインステージに立ち、観客の前で何かを叫ぶというものだった。

それにエントリーするのだと。

なるほど、お祭り男の考えつきそうなことだ。


でも反応に困ってしまった。

そんなことしたら、大勢の観客の前で夏が振られてしまう。

そんなのあまりに酷だ。

でも…雪がほだされる可能性は…?

進展しないハルに見切りをつけて、夏に心変わりする可能性は…? ゼロだと言い切れる?

言い切れなかった。

こんなに魅力的な男を振る女なんていないだろ、くらいに思っていた。



40 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:38:21.49 ID:8WsrSH1N0
だから私は、当日まで「考え直せ」とやんわり伝え続けた。

けれど その日は来た。


自分のクラスの催しなんか どうでも良かった。

夏の告白のことばかり考えていた。

本番の時間が近付いていた。


そんな時、夏が私を訪ねてきた。

「やばい、めっちゃ緊張する」

夏は私の前で武者震いしていた。

珍しく、顔から笑みが消えていたんだ。

「どうしても告るん?」

最後のあがきで、そう訊ねた私。

夏の返事は意外なものだった。

「やっぱ、やめようかな」



41 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:41:28.18 ID:8WsrSH1N0
無理に作った笑顔で、夏は答えた。

いざ夏にそう言われると、「それでいいのか」と自分に問いかける自分がいた。

目の前で自信なさげに俯く夏に、私は「うん、やめときなよ」と言ってしまうのか。

雪の心変わりが怖いから?そんなの夏にも雪にも失礼だ。

何というか、自分はズルイと思った。だから言ったんだ。

「いやいや、もうエントリーしてんだから、言ってこいよw」

「でも」とグズつく夏に、「長い片思いに決着つけてこい!!」って、自分の耳が痛いことを言い放った。

単純な夏は「そうやな!」って力強く立ち上がって。

「じゃ行ってくるわ!」って「あんがとー(ありがとう)」って言って、走って行ってしまった。


その後ろ姿を見ながら、爽快感と絶望感が、ごちゃ混ぜになった。

全身がカタカタと震えてしまった。



42 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:43:27.30 ID:8WsrSH1N0
お風呂行ってくるね(`・ω・´)



43 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:44:49.96 ID:gv6kyMaM0
いってらっしゃい
待ってます


44 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:45:23.29 ID:DDmXJZbB0
行ってらー


47 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:14:22.23 ID:m0kNzr3Y0
いいねー先がきになる



48 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:25:18.06 ID:zYe/9aOY0
たのしみ


49 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:30:00.68 ID:8WsrSH1N0
ただいま(`・ω・´)

ぬるんぬるんかいてゆく



50 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:35:18.63 ID:8WsrSH1N0
時間になって、夏との約束通り、雪とハルを連れて会場へ向かった。

学祭のメインイベントということもあって、ギャラリーは会場いっぱいに溢れていた。

メインステージで叫ばれるのかと思いきや、三階の校舎の窓から叫ぶシナリオになっていた。

その三階の校舎を見上げて、今頃夏はスタンバってるのかと思うと、不思議と吹っ切れてきた。

「夏、がんばれ」そう思っていた。

夏に告白されとも知らず、隣でワクワクしている雪に、「ちゃんと聞いてあげてね」と声をかけた。

事情を知っているであろうハルも、雪を見ながら頷いていた。



52 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:40:51.72 ID:8WsrSH1N0
一年生から順番に回っていき、その中には夏と同じように告白する生徒もいた。

告白された生徒はメインステージに上がって答えを出すんだけど、なんとOKされて会場が沸いた。

これには、夏もきっと勇気づけられたんじゃないかなって思った。


そして夏の名前が発表された。

窓から、夏が顔を出した。

ガッチガチに緊張してるのが下からでも解って、三人で顔を見合わせて笑った。

私は雪の肩に手を回した。

雪はキョトンとしたけれど、すぐに笑顔で夏を見つめた。



53 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:45:43.10 ID:8WsrSH1N0
夏のドキドキが私にも移ったように、ドキドキしていた。

いつまでも叫ばない夏に、会場が少しざわついた。

私達は、がんばれがんばれと、夏に向けて呟いた。


ようやく、夏が口を開いた。

「雪ーーーーーーーー!!!!」

雪が小さく「えっ」と声を上げた。

私はより力を込めて雪の肩を握った。

さぁ、くるぞ。



54 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:47:51.45 ID:ZIfGtwAQ0
文章に臨場感があるね


55 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:49:58.10 ID:8WsrSH1N0
「ハルーーーーーーーーー!!!!」

ん?

「アキーーーーーーーーー!!!!」

あれ??

「俺ら永久に不滅なりィィィィィィィイアアアアアアアアアッーーーー!!!!」




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 


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