淡々と今までの人生振り返るから良かったら聞いてくれ
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117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:00:42.80 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
首を吊ろう、そう思った
彼女と同じ、そう思った
でもロープがなかった
ロープは俺の部屋にある
帰ろう
俺は帰った
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:09:56.35 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
家に帰ると婆ちゃん以外の家族から殴られながら責められた
俺が何も言わないでいると、婆ちゃんが俺に近づいてきた
婆ちゃんにも何も言うつもりはなかった
でも婆ちゃんは、何も言わず俺を抱き寄せて、子守唄を歌った
俺は赤ん坊のように泣いてしまった
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:13:15.09 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
気づいたら寝ていた
起きたのは俺のベッドの上で、窓にはダンボールが貼ってあった
俺は二度寝する事にした
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:17:17.71 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
次の日から、俺は高校に通うのを止めた
毎日6時に起き、電話の前に座り続け、夜の12時に寝た
初日は辛かった
だけど3日もすれば慣れてしまった
この生活が21日続いた
17歳
高校二年
首を吊ろう、そう思った
彼女と同じ、そう思った
でもロープがなかった
ロープは俺の部屋にある
帰ろう
俺は帰った
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:09:56.35 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
家に帰ると婆ちゃん以外の家族から殴られながら責められた
俺が何も言わないでいると、婆ちゃんが俺に近づいてきた
婆ちゃんにも何も言うつもりはなかった
でも婆ちゃんは、何も言わず俺を抱き寄せて、子守唄を歌った
俺は赤ん坊のように泣いてしまった
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:13:15.09 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
気づいたら寝ていた
起きたのは俺のベッドの上で、窓にはダンボールが貼ってあった
俺は二度寝する事にした
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:17:17.71 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
次の日から、俺は高校に通うのを止めた
毎日6時に起き、電話の前に座り続け、夜の12時に寝た
初日は辛かった
だけど3日もすれば慣れてしまった
この生活が21日続いた
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:20:40.12 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
22日目、正午ぴったりに電話が鳴った
俺は即座にとり、オレです、○○(ハンドルネーム)ですと言う
電話の主は彼女の父親だった
明日の昼、例の公園で会う約束をした
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:23:10.23 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
公園に俺は朝の7時からいた
始発で来た
彼女と過ごしたこの場所に彼女を苦しめた奴が来る
俺は彼女の父親を殺す
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:25:27.40 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
婆ちゃんに貰った小刀
婆ちゃんが死んだ爺ちゃんに貰ったらしい
婆ちゃんはこの小刀でリンゴを剥いてくれたっけ
ごめんな、婆ちゃん
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:27:12.13 ID:DsumeNbg0
おいおい、彼女の言葉聞いてなかったのか
唯一の家族だってよ・・・
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:28:40.72 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
小刀を尻の下に敷き、待つ
この何日かを思えばなんと短いことか
数時間後、正午ぴったりに男が来た
間違いなく彼女の父親だろう
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:33:48.64 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
彼女の父親は俺を確認するなりヒョコヒョコ歩いてきながら懐から紙を取り出した
俺は座ったまま彼女の父親を見つめる
イショダ、変なイントネーションだったが、遺書だといったのだろう
が、俺には関係なかった
お前を殺して俺も死ぬ
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:37:45.06 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
父親は遺書を俺に差し出したが、遠い
まさか小刀がバレてるとも考えられない
父親は片眉をあげて、少し考えたのち遺書を読み始めた
遺書は短かった
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:43:35.35 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
これは遺書です
私は自殺しますので、ご迷惑をおかけします
今まで育ててくれてありがとうこまざいました
本当の家族に会いに行きます
ごめんなさい
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:46:30.95 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
一瞬意味が解らなかったが
本当の家族が目の前の男ではない事を意味するならと考えた時
もう一枚ある、君にだ、と2枚目をめくった
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:48:10.68 ID:DsumeNbg0
そうか
本当の家族ではなかったのか
辛かったな
154 :恋のABC-Active,Blue,Combine ◆jGheo8BzMA :2014/02/26(水) 05:49:01.78 ID:/DBUDFuv0
>>153
本当の家族=死んだ母親 と俺は解釈した
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:50:44.56 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
待って!と慌てて駆け寄り紙を奪う
○○へ
私のために泣いてくれてありがとう
大好き
○○より
>>次のページへ続く
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