「機械と少年」
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46 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/30(水) 01:44:40.38 ID:/HCJFoLsP
ティーナ「先ほどお聞き出来ませんでしたね」
勇「え?」
ティーナ「お名前です。いさ・・・?」
勇「勇です」
ティーナ「勇さんですか。素敵なお名前ですね。」
素敵な・・・などと人生で一度も言われたことがない
ようやく目が元の機能を取り戻した
ティーナ「ん〜・・・!やっぱり騒がしいのあまり得意ではありませんね」
勇「・・・じ、自分もです」
嘘だ。爆薬や銃声が鳴り響く場所を職場としている自分が騒がしいのが苦手などギャグにもならない
47 :名も無き被検体774号+:2013/10/30(水) 04:32:44.77 ID:E+yxHRer0
モテモテですね
48 :名も無き被検体774号+:2013/10/30(水) 07:37:13.55 ID:9DkwU+BV0
あらゆる方面からね
ティーナ「先ほどお聞き出来ませんでしたね」
勇「え?」
ティーナ「お名前です。いさ・・・?」
勇「勇です」
ティーナ「勇さんですか。素敵なお名前ですね。」
素敵な・・・などと人生で一度も言われたことがない
ようやく目が元の機能を取り戻した
ティーナ「ん〜・・・!やっぱり騒がしいのあまり得意ではありませんね」
勇「・・・じ、自分もです」
嘘だ。爆薬や銃声が鳴り響く場所を職場としている自分が騒がしいのが苦手などギャグにもならない
47 :名も無き被検体774号+:2013/10/30(水) 04:32:44.77 ID:E+yxHRer0
モテモテですね
48 :名も無き被検体774号+:2013/10/30(水) 07:37:13.55 ID:9DkwU+BV0
あらゆる方面からね
58 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/31(木) 07:04:19.00 ID:TWM4QSo+P
ティーナ「勇さんはこのようなお仕事をいつも?」
勇「い、いえ。本来ならば作戦実行部隊といって最前線で・・・」
つらつらと説明したが 正直ほとんど分かってもらえなかったと思う
それでもティーナは相づちをうち頷いて聞いていた
勇「元はスティーアにいたのですが任務やゴタゴタでいろいろなところへ行きました」
ティーナ「へぇ・・・!どんなところへ行かれたのですか?」
勇「まず、スティーアは砂漠地帯で・・・」
身振り手振りを織り交ぜながら自分が見たものや出会った人について説明する
もちろん機密に当たる部分や話せないこともたくさんあったが それを差し引いても随分と長い話になってしまった
勇「ツイッターンは一面真っ白の土地で昼間はサングラスのような物が無いと・・・」
こうして思い返せば色々な所へ行かされたな・・・
66 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 00:45:12.37 ID:b+mMVxhIP
勇「あ、すみません。つい一方的に話すぎてしまいました・・・」
ティーナ「いえ、凄く面白いです!勇さんは旅する軍人さんなのですね!」
旅する軍人・・・?
勇「まぁ、そんなとことろです」
ティーナ「私も旅をしてみたいですわ・・・」
勇「どこか行きたい場所が?」
ティーナ「そういう訳では無いのですが、自分の生きる世界をもっと知りたいとずっと思っているんです」
勇「自分の生きる世界・・・」
ティーナ「私はこのエアーホルンから殆ど出たことがありませんし、出ることも許されていませんから・・・」
勇「出ることが許されていない?」
ティーナ「仕方ないです。このような家に生まれたからにはこれは運命ですから」
この人は自分とは正反対だなと思った
俺は家を失い貧しかったが自由だ
彼女は家に縛られ裕福だが・・・
遠くから一人の男が駆け寄ってきてティーナに耳打ちする
ティーナ「わかりました。すぐに行きますわ」
どうやら誰かに呼ばれたらしい
ティーナ「とても楽しいお話を聞けてよかったです。」
勇「自分もその・・・楽しかったです」
俺も司令の所に戻り再び護衛を再開する
67 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 00:51:21.57 ID:b+mMVxhIP
しばらく経ちパーティーも終盤に差し掛かった頃・・・
リート「あの料理は凄い美味しいんですよ!今度作ってあげますね!」
勇「それでさっきシェフを締め上げt・・・!?」
今の匂い・・・
いや、匂いというより気配だ
すれ違った男からこの場に不似合いな何か覚悟を決めたような気配を感じ取った
戦士の勘という奴かもしれない
その男が内ポケットに手を突っ込んだ
視線は数メートル先にいる初老の男性
その手に握られているのが拳銃だと判断すると同時に俺は走り出した
勇「待て!!!」
男は俺の声に動じず拳銃を男性に向ける
SPが動き出すが遠すぎる
68 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 00:57:38.57 ID:b+mMVxhIP
俺は咄嗟に拳銃を抜き構える
男は素人なのか銃を撃つまでに少しの葛藤があったようだ
その隙を見逃すわけにはいかない
ダンッ!!
銃声が会場に響く
男「ぐぅっ!!」
手の甲から血を流す男
男の銃声は発射されなかった
SPが男を取り押さえる
しかしまだ終わらなかった
別の位置にいた男がナイフを抜き男性に向かって突進する
勇「そいつを止めろ!!!」
しかしSPは殆ど先ほどの男を取り押さえる為に動き男性を守っているSPは一人のみ
そのSPがまず刺された
そして血塗れのナイフが男性に向けられる
ここであの男に発砲したら弾が貫通して男性にも当たってしまう
69 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 01:04:39.79 ID:b+mMVxhIP
すると今度はリートがその男に向かって なかなかに綺麗なハイキックを食らわせた
不意打ちと男が冷静さを欠いていたおかげでハイキックは男の鼻っ面に命中
男は鼻血を吹き出して倒れた
リート「や、やった!」
勇「よくやった!」
お互いカッツポーズで称え合う
更にもう一人拳銃を抜いた男が居たが慌てて逃げ出した
だが逃がしてはやらん!
勇「逃がすか!!」
会場の庭へ逃げた男は庭でたまたまそこにいた女性を人質にとった
犯人「く、くるなぁ!!」
相当パニックになっているようだ
勇「っ!ティーナさん・・・!」
ティーナ「勇さんっ!!」
人質はティーナだった
首を腕で後ろからロックされこめかみに銃口を当てられている
男性「ティーナ・・・!」
ティーナ「お父様!」
さっき狙われたのはティーナの父親らしい
70 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 01:13:39.48 ID:b+mMVxhIP
ティーナ父「お前は何が望みだ!?」
犯人「ふ、復讐だっ!!お前に切り捨てられて どん底に叩き落とされたこの屈辱!!」
どうやら犯人達はこの父親に恨みがあるらしい
ティーナ父「お前は・・・あの時の!」
父親のほうも思い出したようだ
犯人「家族も失い、家も金も食い物も失った!それなのに俺たちをここまで叩き落としたお前らはぬくぬくと(以下略
とりあえずめんどくさい事情があるようだ
ティーナ父「ならば私をその拳銃で狙えばいい。娘には関係のない事だ」
犯人「こいつも同罪だ!お前らには親子共々地獄まで付き合ってもらうぜ・・・!」
リート「どうしましょう・・・?」
勇「下手に撃てばティーナさんにも当たるかもしれない・・・」
リート「私なら・・・!」
勇「いや、殺してはだめだ」
リート「なんでですか?「
勇「あいつにも事情があるようだ。殺してはいけない」
リート「・・・わかりました。でも銃だけ狙うとなると攻めて銃をもっと人質から離した状態じゃないと・・・」
勇「・・・わかった。そこは俺が引き受ける。いけると思ったらいつでも撃て」
リート「なにするんですか?危ないですよ?」
71 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 01:21:41.70 ID:b+mMVxhIP
勇「ティーナさんは諦めていない。軍人として彼女を救わなくては」
リート「むぅ・・・」
勇「どうした?」
リート「なんか・・・別にいいですけど・・・」
リートに拳銃を渡して犯人の前に出る
犯人「なんだお前は!!」
勇「天霧勇だ!!」
犯人「なまえのことじゃねぇよ!!」
勇「とっととその人を離せ!」
犯人「ふざけるな!これは復讐なんだ!」
勇「・・・ならばなぜ早く撃たない?」
犯人「・・・は?」
勇「話はだいたい聞かせてもらった。お前はこの男性とその人質を殺すためにこんなことをやっている」
ティーナ父「ちょ・・・挑発しては・・・」
勇「お前が撃てない理由はなんだ?怖いからか?」
犯人「な・・・なんだと!?」
勇「俺なら撃てる。」
犯人「ふ、ふざけるな!お、俺だって・・・!」
トリガーに指がかかる
勇「バカかお前は」
犯人「な!なんだと!?」
勇「ここで人質を撃ったらあの男性を撃つ前に取り押さえられるぞ。」
犯人「・・・そうだな」
ティーナ父「なんで犯人にアドバイスしとるんだ!!」
72 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 01:29:48.14 ID:b+mMVxhIP
勇「だがお前はきっと撃てないだろうな」
犯人「なんだと・・・!」
勇「そのブサイクな顔を晒している時点で素人なのが丸わかりだ」
犯人「ぶ、ぶさっ!?」
勇「プロならば少なくとも顔は隠すだろう。さすがはブサイクだな」
犯人「んぎぎっ・・・!」
犯人が少しずつ怒り出した
勇「その人質も可哀想だ。ブサイクな顔が間近にあってさらに酷い口臭ときた」
犯人「ふ、ふざけるな・・・俺は口臭は臭くない!!」
食いついた
勇「ならば体臭か?この腐ったヤギみたいな臭いは」
犯人「こ、このやろぉ・・・!」
勇「おいブサイク!お前は腰抜けの家畜以下のゴミムシだ。人間に嫉妬してばかりのくっせぇくっせぇ蛆虫だ!」
犯人「ふざけるなぁぁぁ!!!俺はブサイクじゃねぇぇぇぇ!!!!」
銃口が俺に向いた
ダンッ!!
犯人の肘に銃弾が突き刺さる
引き金を引く前に肘を撃たれ犯人は銃を落とした
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