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「機械と少年」
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33 :名も無き被検体774号+:2013/09/18(水) 01:21:11.46 ID:uMFO6xjJP
指令室

勇「山道を潰す?」

副司令「そうだ。ここ数日近くの機械軍に不穏な動きがあるのは知っているな?」

勇「はい」

副司令「だがこちらは司令も留守な上戦力差が随分あって不利なのだ。
    そこで唯一の進行ルートである山道をいち早く叩けば・・・」

勇「うまく行けば進行を阻止し、最悪足止めになる・・・と?」

副司令「むやみやたらに戦っても勝利は掴めんよ」

勇「空路を使われる可能性は?」

副司令「あの山岳地帯には対空迎撃装備がたんまりと設置してある。
    空路できたものなら壊滅させてやるわ」

なるほど・・・ぬかりないわけか

勇「ではその作戦、参加させていただきます」

副司令「よろしくたのむ。作戦開始は2日後だ。」

勇「失礼します」

そうとなれば一緒に作戦を行う部隊に顔を合わせなければ

俺は格納庫へ向かった






----------------------------------------------------



34 :名も無き被検体774号+:2013/09/18(水) 01:26:45.76 ID:uMFO6xjJP
クロム「そこのダンパーコンマ3度下げて」

整備兵「はい」

格納庫に来るとクロム・・・ドレッドの弟が
俺のヴィントに何かをしていた

勇「何をしている?」

クロム「調整と整備よ。兄さんに頼まれてね」

ドレッドの頼みなら仕方ない

クロム「しかし、あんたみたいなガキにVT2を与えるなんてねぇ・・・」

勇「その・・・VT2って何なんだ?」

クロム「自分の乗ってる機体の事なのに知らないの?」

勇「風変わりなヴィントとしか・・・」

クロム「呆れた・・・これはね次世代ヴィントの貴重なテスト機。
    その1号機目があなたのヴィントよ」

勇「次世代ヴィント・・・」

クロム「VintTestType・・・VTT、ってことでVT2。
    2は次世代って意味もあるのよ」

勇「詳しいんだな」

クロム「だってここにもあるもの」





35 :名も無き被検体774号+:2013/09/18(水) 01:32:55.51 ID:uMFO6xjJP
クロムが指差す先には俺が初めて見たVT2と同じ銀色のヴィントがあった
でも武装がない・・・というかブースターも何もない普通のヴィントだ

勇「あれが・・・?」

クロム「VT2の売りは簡易E2ループ電源による莫大な電力。
    それを兄さんはブースターに当てたみたいね」

E2ループって・・・
それであの電力を出せる訳か・・・

クロム「でもあたしは兄さんの猿真似なんてしないわ!
    もっとエレガントなVT2を作るんだからぁ!!」

エレガントな兵器って・・・

クロム「そうね・・・兄さんのVT2に対抗して赤にしましょ。
    電子レーザーも積んで・・・
    赤外線ロック機構8連装ミサイルコンテナに・・・」

ブツブツ言いながらクロムはまたヴィントに戻る

整備兵「ああいう人なんだよ。変わってるだろ?」

勇「かなり」

しかし俺のヴィント・・・VT2が何機もあるなんて知らなかった

流石にワンオフではない気がしていたが






48 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/19(木) 13:56:21.74 ID:bsu6rqm7P
「お前が勇か?」

後ろから随分ガタイのいいおっさんが声をかけて来た

勇「あんたは?」

ヴァルゴ「ヴァルゴだ。ここの総指揮をとっている。」

つまり大隊長か

勇「作戦のミーティングか何かですか?」

ヴァルゴ「いや、お前は俺の部下ではない。すなわち・・・」
ヴァルゴ「俺はお前を信頼していない」

勇「・・・何が言いたいので?」

ヴァルゴ「一戦お相手願おう」

ヴァルゴが指差すのは俺のヴィントだ





49 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/19(木) 14:05:16.54 ID:bsu6rqm7P
勇「意味がわからないな・・・」

ヴァルゴ「俺は人の言葉ってのがどうしても信じられなくてな。」

クロム「つまりタイマンはれってことよ」

クロムが銀色のVT2を引っ張ってきた

クロム「あんたのVT2はもう充分動かせるわ。あとは塗装だけね」

ヴァルゴ「よぉし!いっちょやってやっか!」

勇「あんたがVT2に乗るのか?」

クロム「本来ならばヴァルゴレベルの兵士が乗るべきものよ。」

異常なのは俺の方か

クロム「いいから早く始めてちょうだいっ!」

クロムは凄く楽しそうだ

クロム「あぁ〜!VT2とVT2のバトルっ!燃えるわぁ〜!!」

VT2とVT2の戦い

俺もそれは楽しみだ

勇「わかった!その勝負、受けてたつ!」

それを聞いて周りの兵士が歓声を上げた





51 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/19(木) 14:26:32.44 ID:bsu6rqm7P
自分のヴィントに乗り込み電源を入れる

クロム「ピッカピカでしょ?頑張って修復したんだから!」

確かに俺のヴィントは新品同様の輝きを放っている

勇「感謝する」

正面には同じように銀色のVT2が起動したところだった
俺のヴィントとは細部が違う
俺のヴィントの増設スラスターに当たる部分が
何かの発射装置になっているように見える

ヴァルゴ「ここから少し離れたところに演習場がある。そこまで来い」

勇「分かった」

ヴァルゴのヴィントに続いて基地を飛び出すと
後ろから定員を明らかに超えているジープが何台もついて来た

勇「警戒態勢じゃないのかよ・・・」

基地の人員の不真面目さにため息がでた





52 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/19(木) 14:34:54.60 ID:bsu6rqm7P
演習場と言っても何もない場所というのではなく
ちゃんと設備のしっかりした演習場だ
再び対峙する

ヴァルゴ「準備はいいか?」

勇「いつでも・・・」

軍人「では・・・始めっ!」

ダーンッ!!

銃声が響き俺とヴァルゴのヴィントは同時に動き出した
演習なのでガトリングには全てペイント弾。
カッターとライフルも演習用のものがラックに装備されている
まずはお互い手に持ったライフルで牽制射撃

ヴァルゴの赤いペイント弾と
俺の青いペイント弾が地面にインクを撒き散らす

勇「一気に決めてやる!」

ヴィントを急加速させカッターを抜く
弾丸の様な突進をヴァルゴは簡単によけて見せる

勇「まだまだっ!!」

スラスターを反転させヴィントを回頭し再び突進
それをも簡単に回避するヴァルゴ





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