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「機械と少年」
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296 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/24(日) 00:52:52.70 ID:0GMD48O3P
第三防壁も難なくクリアした

勇「拠点1から3までを俺が!」

ミーラ「4、5をやればいいんでしょ?」

ガイウス「俺は6、7、8だ」

ゴート「ウェルスと俺は格納庫を封じる!」

ウェルス「了解!」

5機のヴィントが基地内で散会し手当たり次第に破壊し尽くす


「なぜ友軍から攻撃が!?」

「クソっ!防衛部隊はどうした!?」

「だめだ!格納庫を潰されてシュトロームもヴィントも出せない!」


基地内は混乱していた
そこに遅れて空から輸送機が近づく
手際良く地面にロープを伝って降り基地に突入する

勇「目標を完全破壊!」


それと同時に他のメンバーからも同じ報告が上がる
基地の兵士の中にも協力者がいて
彼らがした準備をしてくれていたおかげで
ここまで反撃らしい反撃は無かった




297 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/24(日) 01:01:46.70 ID:0GMD48O3P
基地に突入したツイッターン部隊の制圧力は圧倒的だった
基地に起きた非常シャッターが降りない不具合
(これも協力者が仕組んだもの)により
侵入を阻む者は数人の兵士のみ
それらを電撃で丁重に無力化し司令部に飛び込んだ

「よぉ、遅かったな」

風吹「・・・お前は?」

突入した時には既に基地が制圧力されていた

副司令「俺はここの副司令をやってる。」

「何故です副司令!?なぜ貴方がこのような・・・!!」

この制圧はこの副司令とその部下の数人がやったようだ

副司令「上層部のおっさん共がなんか臭いことやってるのは薄々気が付いてた。
    いいタイミングだったので ちと寝返らせてもらったよ」

「上層部が・・・?なにを!?」

副司令「少なくとも人類に不都合なこと・・・なんだろ?」

風吹「・・・らしいな」

副司令「俺は機械軍をぶっ潰したくて人類軍に居るんだ。
    その機械軍と仲良くしてる上層部なんて
    いづれ叩き落としてやろうと思ってたとこだったんだよ」



298 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/24(日) 01:10:04.00 ID:0GMD48O3P
話によると基地内での協力者は ほぼこの男が手配したらしい
随分と人望のある男だ
ただ、その上層部は なぜか基地には居なかった
上層部は そこから少し離れた本国に居た


α「どうやら基地は奴らの手に落ちたようですぞ?」

γ「おや?あまりショックを受けていませんね?」

α「なに、基地の一つや二つ・・・それと引き換えに
 反乱組織を一掃出来るのですからね」

β「さて・・・そろそろ見せて頂けませんか?
  αさんのご自慢のオモチャを」

α「見たいですか?」

δ「勿体ぶらずに見せて頂きたい」


ここに居る四人はハイドラに属している人類軍の重役達
ハイドラとは機械軍の思想に賛同した人類
言わば機械軍に味方する人間である


α「では・・・あれを出してくれ」

研究員『了解しました』


基地から少し離れたところにある湖が
重役達の目の前のモニタに移される




299 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/24(日) 01:19:31.75 ID:0GMD48O3P
湖の水面が割れ水が排水されていく
そして干上がった湖の底に現れたのは巨大な鉄の扉
それがゆっくり、重そうに開く
そこは人類軍の・・・ハイドラの秘密工廠
最近までハーキュリーが帰還していた場所でもある
しかし今はハーキュリーよりも巨大で凶悪な物が扉から出てきた


γ「これは・・・メルダー?」

β「いや、メルダーの3倍は大きい?」

α「これはメルダーをより凶暴に発展開発した世界最強の機械兵・・・!」

α「名はラーゼン・メルダー!」


ラーゼンは目に光を灯し真っ直ぐに本部基地を睨む


δ「これは・・・ADAMからの?」

α「左様・・・ADAMからの贈り物です」


ラーゼン・メルダーが遂に立ち上がった
その姿は完全な人型
巨大な脚で地面に立っている
ボディもそれを動かすシステムも
到底人類には真似できない領域だ



302 :名も無き被検体774号+:2013/11/24(日) 15:56:20.93 ID:vZwAOyQ40
wktk



---------------------------------------------------------------------

306 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/25(月) 00:41:35.40 ID:1LgI5eQWP
本部基地

実村『制圧完了です。作戦しゅうr・・・』

勇「ん?通信が途切れた・・・?」

実村『緊急事態!目標エリアに熱源接近っ!』

ゴート「生き残りか?」

実村『メルダー・・・?』

しばらく沈黙

実村『機種は既存のメルダータイプ!しかし・・・』

ゴート「しかしなんだ!?」

実村『かなりの大型です!』

それと同時に遠くで地響きが聞こえ始める

ミーラ「・・・距離は5700!」

ヴァルゴ『こちらエアーホルンチーム!今輸送機の中だ!』

ゴート「どうした!?」

ヴァルゴ『敵機を視認した・・・!数は1!でもすげぇ大きさだ!』

勇「メルダーなら紛れもなく機械軍だ!今すぐ迎撃に!」

ヴァルゴ『迎撃とかそんな規模じゃねぇ!!メルダーの3倍はあるぞ!』



307 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/25(月) 00:50:00.36 ID:1LgI5eQWP
副司令『っ・・・しかしここで引くわけにはいかない!後ろには本国が!』

風吹『そうだ!例え基地が機械軍と繋がっていようと
   都市は紛れもない人類軍のものだ!』

そんな俺たちよりも早く行動を始める者たちがいた

「ソルダート隊!行けるな!?全機発信!!」

「チームニードル!発信準備完了!」

「チームメフィスト!同じく!」

この基地の兵士達だ

「あんたらが俺たちの基地を攻めた理由は分かった。
 ・・・頼む、今度は俺たちを手伝ってくれ!」

「俺らは人類を守るために戦ってきた。あんたらもそうだろ!?」

ゴート「・・・勿論だ」

実村『全機!次の目標を接近中のメルダーに指定!目標の破壊が目的です!』

ヴァルゴ『よぉし!野郎ども!今度は出番がありそうだぜ!』

ヴァルゴの部隊が輸送機から放り出され迎撃に向かう

ミーラ「私らも行くよ!」

ゴート「ああ」

ウェルス「俺もうクタクタ・・・」

ガイウス「文句言うな」



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