「機械と少年」
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99 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/25(水) 00:55:56.99 ID:LTBbzajN0
勇「速いな・・・」
初めて戦うハウンドの高性能さには驚かされた
勇「なにか上手い手はないだろうか・・・」
前にアカデミーの教官が言っていた
ピンチな時は必ず周りに活路がある
周りは山岳地帯
ここは山道
敵は9機のハウンドタイプ
俺のヴィントは最高に速い
武装はカッターとライフル、ヴィントのガトリングにブレードウィング
何か・・・何かあいつらを倒せる何か!
ふと顔を上げると破壊された山道
そして残った爆薬
あれは作動させようとして不発に終わった・・・
勇「これだ!」
ヴィント兵『天霧!退避は終わった!今そちらに戻る!』
勇「いや!来てはいけない!」
ヴィント兵『な、なぜだ!?』
勇「もうじきこちらもけりがつく」
ヴィント兵『何を言っているんだ!?10機のハウンドだぞ!?』
勇「大丈夫・・・!J1!聞こえるか?」
J1とは俺たちが乗ってきた輸送ヘリだ
ヘリ操縦士『こ、こちらJ1!どうした?』
100 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/25(水) 01:02:00.46 ID:LTBbzajN0
勇「合図を送ったら最後の仕掛けを爆破して欲しい。
ガトリングで少し撃てば十分だ」
ヘリ操縦士『・・・了解』
これで準備は整った
勇「さぁ・・・ついて来い!」
ヴィントを急加速モードに変形させる
爆発的な加速に置いていかれるハウンドタイプ
それでも食いついてくる
目の前は既に作動して崩れた山道
全力疾走のまま突っ込む
勇「今だ!!」
バララララララ!!!!
ヘリからの射撃が爆薬に点火した
ボンッ!!
それと同時に崩れる山道
足場を失い瓦礫共に奈落の底へ落ちていくハウンドタイプ達
一方俺のヴィントは飛行しながらその場から退避していた
これで全機撃破だな
谷底で爆発音が何度か聞こえたが そのあとはもう何も起こらなかった
勇「速いな・・・」
初めて戦うハウンドの高性能さには驚かされた
勇「なにか上手い手はないだろうか・・・」
前にアカデミーの教官が言っていた
ピンチな時は必ず周りに活路がある
周りは山岳地帯
ここは山道
敵は9機のハウンドタイプ
俺のヴィントは最高に速い
武装はカッターとライフル、ヴィントのガトリングにブレードウィング
何か・・・何かあいつらを倒せる何か!
ふと顔を上げると破壊された山道
そして残った爆薬
あれは作動させようとして不発に終わった・・・
勇「これだ!」
ヴィント兵『天霧!退避は終わった!今そちらに戻る!』
勇「いや!来てはいけない!」
ヴィント兵『な、なぜだ!?』
勇「もうじきこちらもけりがつく」
ヴィント兵『何を言っているんだ!?10機のハウンドだぞ!?』
勇「大丈夫・・・!J1!聞こえるか?」
J1とは俺たちが乗ってきた輸送ヘリだ
ヘリ操縦士『こ、こちらJ1!どうした?』
100 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/25(水) 01:02:00.46 ID:LTBbzajN0
勇「合図を送ったら最後の仕掛けを爆破して欲しい。
ガトリングで少し撃てば十分だ」
ヘリ操縦士『・・・了解』
これで準備は整った
勇「さぁ・・・ついて来い!」
ヴィントを急加速モードに変形させる
爆発的な加速に置いていかれるハウンドタイプ
それでも食いついてくる
目の前は既に作動して崩れた山道
全力疾走のまま突っ込む
勇「今だ!!」
バララララララ!!!!
ヘリからの射撃が爆薬に点火した
ボンッ!!
それと同時に崩れる山道
足場を失い瓦礫共に奈落の底へ落ちていくハウンドタイプ達
一方俺のヴィントは飛行しながらその場から退避していた
これで全機撃破だな
谷底で爆発音が何度か聞こえたが そのあとはもう何も起こらなかった
101 :名も無き被検体774号+:2013/09/25(水) 06:25:42.56 ID:9wH1q0o10
面白くなってきましたね。
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115 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/27(金) 00:38:24.44 ID:DjC5cHpUP
その部屋には4、5人の人間とロボットがいた
「進行は中止だと?」
「はい、ルートの確保に失敗しました」
「予備ルートは?」
「同時に潰されました」
「馬鹿な・・・奴らの兵力を考えれば2つのルートを同時に破壊するなど不可能だ」
「リスクを犯してまでルートを潰したか・・・」
「破壊された"フェンリル"に一つ気になる記録が・・・」
「気になる記録?」
その部屋に備え付けてあったモニターに一気の青いヴィントが数機の"フェンリル"相手に驚異の善戦を繰り広げている映像が写った
あまり良い画質とは言えないが それは"フェンリル"が報告にあった谷底に落ちた時にデータが破損した為だろう
「ヘリの援護やトラップがあったとは言え・・・ほぼこの青いヴィントがフェンリル部隊を一掃したも同然ではないか」
「同型の機体が別のポイントでも確認されています」
次に移ったのは赤いヴィントが巧みにフェンリルを蹴散らしていく様だった
「人類軍の新型・・・?」
「恐らく。従来のヴィントより数段パワーも機動性も上がっています」
116 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/27(金) 00:49:29.15 ID:DjC5cHpUP
「フェンリルはこちらの最新にして最強の"シュタール"だぞ!」
「それに間違いは無かろう。現に今までの制圧作戦での戦果は十二分に残しておる」
シュタールとは一般に人類軍が機械兵とカテゴリーわけするものだ
雲型にもハウンド型も全てシュタールという括りだ
それぞれに正式に名称もあるが それをわざわざ人類軍に教えてやる義理はない
「ともかく、再び進行のための準備を!」
「ですが既にエアーホルンでは軍備の増強が進んでいると・・・!」
その時ずっと立っていた1機のロボットが口を開いた
『そこはもういらない。次の目標に移ろう』
「つ、次・・・ですか?」
『早くアレを手に入れないと・・・』
「しかしいくら捜索しても見つかったのは外殻だけでして・・・」
『きっと彼らが持っている』
「人類軍・・・ですか?」
ロボットは黙って頷いた
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118 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/27(金) 00:57:04.84 ID:DjC5cHpUP
人類軍-エアーホルン基地-
エアーホルン司令「随分待たせてしまったようだな」
勇「いえ、その間にも貴重な体験が出来ました」
ホルン司令「先の作戦では素晴らしい活躍だったそうではないか」
勇「あれは成り行きでたまたまハウンド型を一網打尽に出来ただけです。」
ホルン司令「はっはは!若いな」
勇「は、はぁ・・・」
ホルン司令「君のようなパワフルな新人がうちにも欲しいものだ」
勇「自分でもなぜまだ入隊して半年ほどしか経たない自分が このような事になっているのか・・・」
ホルン司令「新兵だろうが老兵だろうが実力のあるものに役は回ってくるものだ。君も随分優秀な兵士のようだからな」
勇「いえ、自分はまだ・・・」
ホルン司令「ヴァルゴが褒めておったぞ」
勇「はぁ・・・」
あのおっさんが俺を・・・?
ホルン司令「おっと、これは言わん約束だった」
そんなんで大丈夫なのかよ・・・
120 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/27(金) 01:04:14.29 ID:DjC5cHpUP
ホルン司令「で、大体の話は連絡を受けているが・・・本部の事だな?」
いきなり本題に入られて少し調子が狂う
勇「は、はい。報告書にある通り このところ明らかに本部が絡んでいる事件が いくつかスティーアで起こりました」
ホルン司令「不自然な緊急人事・・・そのチームによる裏切り・・・」
ホルン司令「そのようなことはここでもいくつかあったぞ」
勇「本当ですか!」
ホルン司令「君たちが潰した山道・・・あれの片方は新たに我々が作ったものだった」
勇「敵に攻め込ませるルートをわざと・・・?」
ホルン司令「名目ではその逆だ。我々が進行するために作ったのだ。」
勇「ここの基地は防衛基地のはずです。それは・・・」
ホルン司令「無論私も反抗したがな。増援を送ってそれで攻め込めと強引に押し切られてしまってな」
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