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「機械と少年」
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116 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/27(金) 00:49:29.15 ID:DjC5cHpUP
「フェンリルはこちらの最新にして最強の"シュタール"だぞ!」
「それに間違いは無かろう。現に今までの制圧作戦での戦果は十二分に残しておる」
シュタールとは一般に人類軍が機械兵とカテゴリーわけするものだ
雲型にもハウンド型も全てシュタールという括りだ
それぞれに正式に名称もあるが
それをわざわざ人類軍に教えてやる義理はない
「ともかく、再び進行のための準備を!」
「ですが既にエアーホルンでは軍備の増強が進んでいると・・・!」
その時ずっと立っていた1機のロボットが口を開いた
『そこはもういらない。次の目標に移ろう』
「つ、次・・・ですか?」
『早くアレを手に入れないと・・・』
「しかしいくら捜索しても見つかったのは外殻だけでして・・・」
『きっと彼らが持っている』
「人類軍・・・ですか?」
ロボットは黙って頷いた
-----------------------------------------------------
118 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/27(金) 00:57:04.84 ID:DjC5cHpUP
人類軍-エアーホルン基地-
エアーホルン司令「随分待たせてしまったようだな」
勇「いえ、その間にも貴重な体験が出来ました」
ホルン司令「先の作戦では素晴らしい活躍だったそうではないか」
勇「あれは成り行きでたまたまハウンド型を一網打尽に出来ただけです。」
ホルン司令「はっはは!若いな」
勇「は、はぁ・・・」
ホルン司令「君のようなパワフルな新人がうちにも欲しいものだ」
勇「自分でもなぜまだ入隊して半年ほどしか経たない自分が
このような事になっているのか・・・」
ホルン司令「新兵だろうが老兵だろうが実力のあるものに役は回ってくるものだ。
君も随分優秀な兵士のようだからな」
勇「いえ、自分はまだ・・・」
ホルン司令「ヴァルゴが褒めておったぞ」
勇「はぁ・・・」
あのおっさんが俺を・・・?
ホルン司令「おっと、これは言わん約束だった」
そんなんで大丈夫なのかよ・・・
「フェンリルはこちらの最新にして最強の"シュタール"だぞ!」
「それに間違いは無かろう。現に今までの制圧作戦での戦果は十二分に残しておる」
シュタールとは一般に人類軍が機械兵とカテゴリーわけするものだ
雲型にもハウンド型も全てシュタールという括りだ
それぞれに正式に名称もあるが
それをわざわざ人類軍に教えてやる義理はない
「ともかく、再び進行のための準備を!」
「ですが既にエアーホルンでは軍備の増強が進んでいると・・・!」
その時ずっと立っていた1機のロボットが口を開いた
『そこはもういらない。次の目標に移ろう』
「つ、次・・・ですか?」
『早くアレを手に入れないと・・・』
「しかしいくら捜索しても見つかったのは外殻だけでして・・・」
『きっと彼らが持っている』
「人類軍・・・ですか?」
ロボットは黙って頷いた
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118 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/27(金) 00:57:04.84 ID:DjC5cHpUP
人類軍-エアーホルン基地-
エアーホルン司令「随分待たせてしまったようだな」
勇「いえ、その間にも貴重な体験が出来ました」
ホルン司令「先の作戦では素晴らしい活躍だったそうではないか」
勇「あれは成り行きでたまたまハウンド型を一網打尽に出来ただけです。」
ホルン司令「はっはは!若いな」
勇「は、はぁ・・・」
ホルン司令「君のようなパワフルな新人がうちにも欲しいものだ」
勇「自分でもなぜまだ入隊して半年ほどしか経たない自分が
このような事になっているのか・・・」
ホルン司令「新兵だろうが老兵だろうが実力のあるものに役は回ってくるものだ。
君も随分優秀な兵士のようだからな」
勇「いえ、自分はまだ・・・」
ホルン司令「ヴァルゴが褒めておったぞ」
勇「はぁ・・・」
あのおっさんが俺を・・・?
ホルン司令「おっと、これは言わん約束だった」
そんなんで大丈夫なのかよ・・・
120 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/27(金) 01:04:14.29 ID:DjC5cHpUP
ホルン司令「で、大体の話は連絡を受けているが・・・本部の事だな?」
いきなり本題に入られて少し調子が狂う
勇「は、はい。
報告書にある通りこのところ明らかに本部が絡んでいる事件が
いくつかスティーアで起こりました」
ホルン司令「不自然な緊急人事・・・そのチームによる裏切り・・・」
ホルン司令「そのようなことはここでもいくつかあったぞ」
勇「本当ですか!」
ホルン司令「君たちが潰した山道・・・
あれの片方は新たに我々が作ったものだった」
勇「敵に攻め込ませるルートをわざと・・・?」
ホルン司令「名目ではその逆だ。我々が進行するために作ったのだ。」
勇「ここの基地は防衛基地のはずです。それは・・・」
ホルン司令「無論私も反抗したがな。
増援を送ってそれで攻め込めと強引に押し切られてしまってな」
121 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/27(金) 01:07:26.78 ID:DjC5cHpUP
勇「それで・・・どうなったのです?」
ホルン司令「増援は謎の襲撃にあって届かず。
山道がさきに完成してしまった。」
その襲撃というのも怪しい
ホルン司令「こちらとてされるがままは癪なのでな。
防衛装備をガッチガチにしていざとなったら
すぐに崩せる設計にしておいたのだ」
だからあの作戦か
ホルン司令「どうやら・・・ネズミは本部にいるようだな」
勇「そこで提案なのですが・・・」
話し合いは3時間にも及んだ
127 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/28(土) 01:41:48.72 ID:ImE7OiAMP
リート「勇さーん!」
通路の向こうからリートが走って来る
勇「どうした?」
リート「なんだか呼ばれた気がして。」
勇「呼んでない」
リート「お話しは終わりましたか?」
勇「ああ、一応任務完了だ。」
あとはスティーアに戻るだけだな
リート「あ、そうだった。クロムさんが呼んでましたよ」
勇「そうか」
クロムならば恐らく格納庫にいるだろうと思い格納庫へ向かった
128 :名も無き被検体774号+:2013/09/28(土) 01:45:48.10 ID:lQS/Fx4Z0
キタ━(゚∀゚)━!
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129 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/28(土) 01:47:10.61 ID:ImE7OiAMP
格納庫
クロム「司令との密談は終わり?」
勇「ああ、これからスティーアに戻る」
整備兵「もう帰っちまうのか?」
勇「砂漠に戻るとなるとここの気候が羨ましい」
整備兵「いっそのことここに移動して来いよ。リートちゃんもな」
勇「それは出来ないな」
整備兵「ならリートちゃんだけでも」
勇「目当てはそっちかよ」
しばらく談笑していたら
クロム「おっと、忘れるところだった」
勇「何がだ?」
クロム「いいもの見せてあげるわ。ついてらっしゃい」
整備兵「きっと腰抜かすぜ!」
そんなにすごいものがあるのか?
クロムについて行き格納庫の奥へと進んでいく
ここまでは入った事はない
巨大な鉄製の扉の前に来た
130 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/28(土) 01:51:47.84 ID:ImE7OiAMP
クロム「おったまげて気を失わないようにね」
巨大な扉の隣にある普通サイズの扉をくぐる
ライトが点灯して・・・
勇「おぉ・・・・おおおおお!!」
リート「これって・・・」
クロム「兄さんからあなたが技術者の端くれって聞いてね。
これ見たら喜ぶんじゃないかって」
そこは十数機のソルダード小隊の格納庫だった
勇「すげぇ・・・」
クロム「手前のは最近ロールアウトしたソルダードタイプG」
勇「武装がないが?」
整備兵「こいつはソルダード初の格闘機なんだ。
メルダーの配備も随分進んでいるしな」
なるほど・・・
>>次のページへ続く
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