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アルミ缶の上に

 

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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/02(日) 18:08:29.55 ID:sUR+JIhz0
少女は座り込んでいた。

明るいライト目掛けて自殺虫がバチバチと突っ込むコンビニの前。

吐く息が白い。

いつもならば布団の中に入っている時間。

家に戻ろう,と何度も思った。

しかし,そのたびに頭をよぎる男の顔がそれを遮る。


数ヶ月前,母親はその男を連れてきた。

少女はその男を見たとき,『お客さんだ』と思った。

しかし男は一向に変える気配を見せない。

いつしか男のいる生活は当たり前となっていた。



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/02(日) 18:18:58.22 ID:sUR+JIhz0
学校から帰り,アパートのドアを開ける。

煙たい。

部屋に入るとまず目に入るのは男の背中。

タバコをくわえたまま少女の顔を一瞥すると,にやりと笑った。

ぎらりと光る黄色い歯,少女は男が好きになれなかった。

襖で仕切られた2つの部屋のうち,片方は少女の部屋となっている。

少女はランドセルを置いて部屋着に着替えるのが嫌いだった。

いくらきっちりと襖を閉めても,光が漏れる程度の隙間が出来る。

その隙間から,男が覗いているような気がしてならないのだ。



12 :以下、しにかわりましてVIPが送りしま。:2007/09/02(日) 18:27:33.19 ID:sUR+JIhz0
母親るのは い18時だっ

少女が家にるのは16時。

2時間の,男2人で過ことる。

(お母,早帰ってて)

襖越しに,テビの音けが聞こえる。

少女は出来だけ自の部屋で過ごてい

かし,10分いうち男からおびがかる。

「こっち来いよ」

聞こいふりをしたこともあった。

しかで仕切られで,それには無理る。

!と勢く襖開けたは,のような形った。

それ以来,少女男に逆ない

今日もそろそと襖をいる屋へ入った




13 :以下、名無しにかりましVIPがお送します。:2007/09/02(日) 18:35:06.83 ID:sUR+JIhz0
屋の真ん中に置かれたコに足突っ込み,背中めた男。

少女出来るだけ男から離いようと,壁に寄りかり,り込む

もはままじっと2時間

親が帰まで,折自に向けられる,るような視線に退


守っくれるというわけい。

母親は少女ことよりも男に

るだけで,男の露骨な視線る。

計の妙に遅く感じ

でも少女は待ってた。母の帰



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/02(日) 18:41:39.84 ID:sUR+JIhz0
〜♪

男の携帯電話が鳴った。

男は少々面倒くさげに電話に出る。

うん,うんと何度か相槌を打った後,あいよ,と電話を切った。

「母ちゃん,今夜は帰れなくなったってよ」

少女を見る目は,蛇のようだった。

ニヤニヤと歪められた唇から,あの黄色い歯が覗く。

少女は瞬きを忘れた。

母親は,帰ってこない,今夜は。

朝には帰ってくる?それともお昼?あと何時間この男と一緒にいればいいの?

「コタツ入れよ」

コタツ布団をめくって,男は言った。



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/02(日) 18:49:29.30 ID:sUR+JIhz0
少女は首を振った。

拒否すると,いつも男は恐ろしい顔する。

しかし今日は違った。

「寒いだろ?」

スカートの裾から見える素足に視線を這わせ,男は聞く。

少女はぞっとして,足を隠そうとしたが,簡単に隠せはしない。

コタツに足を突っ込んだほうが良いかもしれない,と少女はコタツににじり寄った。

「おっと,こうした方が温かいかな」

つかまれる少女の腕。

軽い体はらくらくと持ち上げられ,男がかいたあぐらの上に座る形となった。



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/02(日) 18:57:31.39 ID:sUR+JIhz0
嫌だ嫌だ嫌だ

少女の頭の中は嫌悪感で一杯だった。

肩に乗せられた男の顎。

背中に張り付く男の胸板。

男の腕は少女の細い二の腕をつかんでいて,動くことが出来ない。

テレビでは面白くも無いお笑い芸人のネタで笑いが巻き起こっている。

笑いとは正反対の感情に,少女は押しつぶされそうになり涙をにじませた。

「!?」

男の両手が,少女のまだ幼い胸を包んだ。

「お前まだブラもしてないだろう?」

やわやわと揉まれる乳房。

「や,やだ・・・」

にじんだ涙は見る見るうちに盛り上がり,ポロリとこぼれた。



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/02(日) 19:11:39.51 ID:sUR+JIhz0
「あっ」

乳首をつままれ,少女は声を上げた。

男の息が荒くなる。

はぁはぁと吐かれる息は少女の首筋にかかり,タバコくさかった。

「『父親』として心配してやってんだろうが。下はもう生えたのか?え?」

左手はコリコリと乳首をいじりながら,スカートをめくった右手は下着の中に突っ込まれた。

「いやぁ!」

「お,なんかフワフワしてるぞ。うっすら生えてんじゃねえか?」

少女は身をよじった。

男の力は強く,逃げられない。

薄い陰毛をなでていた男の右手は無遠慮にも性器をこじ開けてくる。

乱暴に手を突っ込まれたままの下着からはブチブチと糸の切れる音がしている。

「小学生だもんなぁ。もうクリは感じるのか?」

人差し指と中指に挟まれ擦られるクリトリス。

「んっ・・・んっ・・・」

少女は声を押し殺していた。




22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/02(日) 19:17:59.47 ID:sUR+JIhz0
少女は腰に違和感を覚えた。

何か硬いものがゴツゴツと当たっている。

考えたくは無かった。保健体育で習ったような気がする。

皆興味無い振りをしながらもこっそりと読んでいたページ。

これは,男の。

「やだぁぁぁあ!!」

少女は叫ぶように泣き出した。

一瞬,男はひるんだ。

力の緩んだその隙に,少女は男の拘束から抜け出した。



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/02(日) 19:30:24.07 ID:sUR+JIhz0
玄関に散らばっていたサンダルを一組掴み,体当たりするようにドアを開けた。

足の裏に小石が食い込む。

しかし今は止まってはいけなかった。

後ろを振り向く余裕は無い。

さっきまで背中に張り付いていた男の体温はまだ生々しく残っている。

男が今この瞬間も すぐ後ろにいるのではないだろうか。

少女はサンダルを掴んだ手を必死に振り,街頭の下を駆け抜けた。



ようやく立ち止まった少女は,血まみれの足の裏に気づき,サンダルを履いた。

ずいぶん遠くまで来た。

走ってこれたのが不思議なほどだった。

男の姿は無い。



27 :以下、名無にかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/02(日) 19:38:12.07 ID:sUR+JIhz0
街のずれにある寂れた商店街稿

日中婿でもャッーを下ろた店い上の時では殆どの店が閉

少女明かりを求まよっ

一際まぶし光をを招る。

コンニだた。

(寒・)

少女は肩震わせなコンビへと入

温かい空気。

は湯気てるおでん

ふわふの肉まん

少女は空腹だった

し,お金っていない



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/02(日) 19:44:26.50 ID:sUR+JIhz0
(お腹すいた)

家の冷蔵庫にはサンドイッチが入っていた気がする。

でも,戻ることは出来ない。

家には男がいる。

恐らく,あの鬼のような形相で少女を待ち構えているのだろう。

腰に当たっていたあの硬いもので,何をされるのか,少女には想像がついた。

2時間ほど,コンビニの中をウロウロした。

他のお客もほとんどいなくなった頃,店員が少女に声をかけた。

「小学生?もう遅いからお家に帰らなきゃ。お父さんかお母さんは?」

「あ,あの・・・」

少女は緊張で体が固まり,店から逃げ出した。

途端に身にしみる寒さ。

他のお店に行こう・・・。

少女はトボトボと歩き出した。

住宅街の電気は殆ど消えている。

等間隔に並ぶ街灯の明かりだけが頼りだった。




>>次のページへ続く


 


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