入院中調べたりしたが結局ミハケ様の正体は不明だった。
OBの探偵(笑)に調べてもらったけど「ミハケなんて妖怪も神様も見当たらなかった」と言われた。
不可解な雨などに関しては、大学で友人だったオカルトサークルの推測によると、雨で体力を減らす、黒い影で体力を減らすなどをして弱らせて食べようとしていたんじゃないか、とのこと。
B子とかもその類の呪術じゃないか。人の塊に関しては今までの犠牲者を利用した罠じゃないかと。
たしかに、そんな感じがして怖かった。
で地蔵様だけど「獣や昆虫の姿をした人が地蔵をやっているなんてアレでしょ?」と言われた。
もしかすれば神や仏(?)か何かになる修行中の物の怪じゃないかと。
か、そういう邪教の跡地が聖域化していただかナンタラ、カンタラ。
どうして底に「ミハケ様」とか「ワガラ」と言うのが住み着いたのか分からないけど、「ミハケ=身は化=身は化物」 ってのが物語っているんじゃないかと言われゾッとした
ちなみに一応お祓いなどは全員受けているけど、全員何も異常はなかった。
C男やD男、それに山岳姫の両親も「そういったモノは無いように思う」との事だった。
一応、怖い話はここまでだ。
以後後日談になる。
ちなみに俺らのサークルは解散となった。(後輩がすぐに名前を変えて結成したけど)
とにかくほとんどの非を俺らに押し付けられた形だった。
学校でも「クスリ飲ませた」とか「カッコ付けて厳しいルートを歩いて」とか言われていた。
あと、脱落した三人がかなり妬んでいて噂を広げていた。
ともあれ一年留年した。ちなみに更に言うと就職にも響いた。
山岳姫たちが大学で何度も「ごめんね」と言ってきたが、俺らは「この話はしないでおこう」と使い方はちがうかもしれないけど、そうやって謝ってもらうのをやめてもらった。
一部の女子部員は山岳部すら辞めさせられ、俺らに接触することすら禁じられたと教えてもらった。
俺らは大学とOBの喫茶店でバイトするだけの日々を過ごすことになる。
今考えると本当に辛い時期に突入してしまったなぁ……と思う。
世間は氷河期が終わりかけみたいなこと言っていたけど、本当にひどかった。色々と。
イジメに近い嫌がらせもあった。
ほとんどが山岳姫たちと関わりがある俺らを妬んでのモノだったけど、流石に「殺人未遂」と罵られたのにはショックだった。山岳姫がソイツを思っきりビンタしたんだけど
でもまぁ、ご褒美というか良い事はあった(´・ω・`*)
山岳姫たちが偶然を装って俺らがバイトしていた喫茶店におとずれて、その後もよく来るようになりました。
そのうちに、C男とあの日追いかけたと言う女子と交際に発展(Cが告白)。
C男カップルは卒業し数年後で結婚した。
女子の両親が……特に母親が切れていて薙刀で肩を斬られたらしい(´・ω・`)コワ
C男はその後取り憑かれたように……じゃなくて普通に山登りが趣味になった。
でも人が多い所や団体での山登りばかりしている。ミハケ様に会うことはないそうだ。
数年前の初詣の時に「山の中で巨大な猿に襲われる初夢を見たwwww」と言っていたが、誰一人として笑えなかった。
会長は最初は山岳姫とつき合いを始めたけど、会長の女癖の悪さから一年目で捨てられてたm9(^Д^)
その後、女癖を直し一人に決め、F美さんとお付き合いを初めて二度の転職後すぐに結婚した。
こっちも両親は複雑だったけど、そこまで激怒している人たちじゃなかったので丸く収まったらしい。
と言うかF美さんがベタ惚れで、助けてくれた事とか俺達の中でリーダーシップを張っていた事を褒め称えていたらしい。
ちなみに俺と同じ会社に勤めている。接客業で持ち前の二面性を生かしているらしい?は?
ちなみに昨日、クレームに訪れていたお得意様に水を出そうとして思っきり水をこぼした上に、すっ転んで頭を叩いてしまったらしい
ちなみに俺は昨日2時までお得意様の家に出向いてました。