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気持ち事がいい大好きだった私の話
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543 : ◆VvVPrfdu4bhb :2012/11/02(金) 14:48:09.33 ID:3STrqbet0
久しぶりに会った眼鏡君は別人のようでした

アメリカで笑顔を失ったなかやまきんに君のように、目が死んでるって言葉が当てはまるようなそんな顔でした。

眼だけじゃなく全体的にやつれてて、私は眼鏡君を眼鏡君だと認識できませんでした

(別にコンタクトにしてたとかではない)


「……どうしたの?」

「なにが?」

眼鏡君自身は自分の変化に気がついていないのか、それとも気が付いていないふりをしているのか ただ本当に生気というものがあまり感じられませんでした。


二人で個室の居酒屋に行きました(お酒は二十歳になってから!)

眼鏡君は私の近況を聞いてきて、やよさんを始めとする大学生活での新しい友達の話を当たり障りなく話しました。

「それよりも何があったの?」そう聞きたいのをぐっと我慢しました。

話したい事があるから会いたいって言ってきた。

無理に聞きだすよりも話しやすいように話させてあげたい

そう考えての事でした。




544 : ◆VvVPrfdu4bhb :2012/11/02(金) 14:50:35.41 ID:3STrqbet0
眼鏡くんは慣れない様子で日本酒を口にしていました。

「悪い、今日はちょっと酒に付き合って欲しい気分なんだ」

「ん、いいよ」

私は何も聞けませんでした。

ただ眼鏡くんが時折話す話を黙って頷いて聞いていただけでした。

話というのは端的にいえば亡くなった彼女の話でした





545 : ◆VvVPrfdu4bhb :2012/11/02(金) 14:54:19.97 ID:3STrqbet0
眼鏡君の口から語られる彼女は、とても変わり者でした。

でもそんな変わった彼女の事が本当に好きだったんだなって凄く伝わってきました。

何気ない事や、彼女との話を語る眼鏡君の表情はとても優しく でもその事をとても悔やんでいるようでした。

死因は交通事故でその責任は眼鏡君には決してないのですが

「もし自分があの日……」

そう言って自分を責めていました。

「そうだね、君が悪い」

そんな風に言えば良かったのか私にはわかりません

「そっか、辛かったね」

私にはそういうしかできませんでした。




546 :名も無き被検体774号+:2012/11/02(金) 14:54:22.10 ID:0SZeiSOK0
おおぅ・・・




547 : ◆VvVPrfdu4bhb :2012/11/02(金) 14:56:30.33 ID:3STrqbet0
慣れないお酒を飲んで、眼鏡君は私に


省略


その時がきっかけで私は眼鏡くんとは微妙な距離になりました。

友達以上、恋人未満の関係という奴ですね。

眼鏡くんはお酒をあの日以降飲まず、私も彼に勧めず

あの日の事も話題には出さない。

ただ、なんとなく会って馬鹿な話をする関係になっていました。

親密さで言えば付き合っていた時以上かもしれません。

ですが、どこかお互いに遠慮があったのでしょうね。





550 : ◆VvVPrfdu4bhb :2012/11/02(金) 14:59:56.39 ID:3STrqbet0
親しいし、眼鏡くんも私に遠慮がなくなっていました。

「おまえは馬鹿かwww」

そんな風に私の事を言うとは思っていなかった彼がそういうようになりました。

そういう心理的な距離は近くなったものの、物理的な距離は遠く、触れる事さえ恐れるような、でも離れたくない。

微妙な距離感ですが、お互いにどこか信頼しあってはいました。


一時中断します





554 :名も無き被検体774号+:2012/11/02(金) 15:30:10.19 ID:/WpONk4rO
俺は小説とか全く読まないが、出来のいい小説とかこんな感じなのかなって感じた。

創作云々とかいう事じゃなく、引き込まれ感がハンパない。

中断と再開の間の取り方とかも何か絶妙。

1の思うままに書いてほしい。

書ききってさえくれれば全く文句はない。




555 : ◆VvVPrfdu4bhb :2012/11/02(金) 15:35:45.69 ID:3STrqbet0
>>554
書ききるつもりです


ですが自分の内面と向き合うのは結構色々な葛藤や悩みを新たに見つめなきゃいけないので

思ってた以上にエネルギー要るんだなって実感しています。


少しだけ私の内面考察を書きます。

私はもともと考えるのが苦手で、かといって「考えるな感じろ(どんしん、ふぃーる)」のような直感型の人間でもありません。

敢えて言えば後者なのでしょうけど、私は考えるのは本当に下手なんです。

勉強のように決まったものをやればいいだけのものは得意でした。

答えがあるものに関しては上手でした。

でも、答えがないもの。

哲学的な、命題的な問題は苦手でした。

「あるがままに受け入れる」

理屈でわかっていても本当に自分がそれを実践できているのか不安でした。

なりたい自分に慣れているのか自身はありません。それは今もです。

でも、自分が歩んできた人生に関しては後悔しないし、したくない。

それだけが私の持っているよいところだと思うのです。、




556 : ◆VvVPrfdu4bhb :2012/11/02(金) 15:39:49.30 ID:3STrqbet0
眼鏡君との微妙な距離は半年ほど続きました。

離れず、つかず(逆ではなくこれで正しい)

眼鏡君と私の間には相変わらず亡くなった彼女が横たわっていました。

彼女への想いは本物で、私に逃げた事を責めようとは思いません。

亡くなった人を愛していたという眼鏡くんの想いを知ってるからこそ私は彼の心の支えであろうと思っていました。

憐れみとかそういうのではなく、ただ好きだから私がそうしたいと思ったのでしょう。

実際はそんなに深く考えてないです。

そうするべきだと思って行動した心理を後付けでいいように説明しているだけで もしかしたらそうすることで何かを期待していたのかもしれないし 期待していなかったのかもしれません。

困った人や弱った人を見たら手を差し伸べるときに何かを考えたりしないように あの時はそうすることが自然だったし、そこに理由は要らない。

ただそれだけの関係でよかったはずなのに私はそれを壊したいと思っていました。




557 : ◆VvVPrfdu4bhb :2012/11/02(金) 15:43:11.72 ID:3STrqbet0
今も何も推敲もせずに感じたままをタイプしています。誤字脱字が多くなるかもしれません。読みにくいかもしれません。

でも、考えちゃうとそれは嘘が交じる、ノイズが交じる気がするのです。

独占欲なのか、嫉妬なのか自分ではわかりません。

大義名分としては「眼鏡くんが笑えるように」そう思っていました。

大事な人の為に自分がなすべき事はなにか。

やよさんが言っていたように

「普通にしてりゃいいの」

それをただ実践していただけでした。

気にしない、鈍感な振り。馬鹿なキャラクターを私は演じていました。

気楽に接せられるように。



眼鏡君が私に女を感じないような馬鹿な女を演じていました。

図々しく、厚かましく、それでいて眼鏡君が望むような優しい女を演じてきました。

でも、そういう嘘って続かないんですよね。

無理したって続きはしません。

だって嘘だから。本当じゃないから。




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カテゴリー:人生・生活  |  タグ:これはすごい, 青春, SM_調教,
 


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