2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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旅に出たら人生が変わった
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103 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:12:23 ID:6ut(主)
朝5時起床、眠そうなスミーにはすまないが、この時間なら170km行けそうだ。

素早くシャワーを済ませて6時にチェックアウトをする。

スミーがホテル代支払うと言ってきた。素泊りとは言え、2日2人で約20000円を払ってもらうのは申し訳ないが、ここまで費用が俺負担だったからと譲らない。

外に出て、今日はヘビーでロングになると真面目に予定を伝える。それが伝わったのか真顔で頷いた。



104 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:13:43 ID:6ut(主)
おそらくMTBの自分よりもロードに乗っているスミーの方が速いだろうが、極力重めの荷物を自分が預かり、軽量な物を頼む。

普段靴で乗れるビンディングペダルではあったのでスニーカーで漕いできたが、今日だけは流石にビンディング対応のサンダルに履き替えて挑む。

そしてスタート、道中最大の難所に挑んだ。上川までを自分が先導。会話も無くひたすら走る。

少しずつ登坂し始めるが、大きくペースを落とさずに何とか10時前に上川駅近くに辿り着いた。

ここまでは予定通り。

問題は上川から北見まで約120km,距離自体は問題ない。問題なのは標高1000mをこえる石北峠だ。



105 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:14:51 ID:6ut(主)
最悪の場合を考え、上りの平均速度は7km/h、下りの平均速度はスミー次第だから計算は微妙で…途中留辺蕊(るべしべ)から北見までを平均15km/hとして…。

考えるのも面倒くさい。もう上り下りの平均速度15kmで計算で全部15km/h計算でいい。これならだいたい10時間!夕方にはつくんじゃないか!?

先導をスミーに切り替え、ギアを落としてひたすら付いていく。自分一人だと休みがちになってしまうが、パートナーが居ると意地でもついていくしかない為、自然と気合が入る。

だが、徐々にスミーのペースが落ち始める。勿論自分の疲労もなかなか大きい。

途中何度もライダーからピースサインや声援を貰いながら踏ん張り続け、標高の中間目安である銀河の滝を眺めながら一休み。

流石に重量積載はキツい。




106 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:17:47 ID:6ut(主)
滝を眺めながら特に会話もなく10分ほど休憩をし、ストレッチをして再びアタックを始める。

暑くはないが汗が止まらない。水の消費は激しく、各自の残りは半分程になっていた。

呼吸音と地面の音、風の音を感じながら走り続けるていると大雪山のダムが見えた。残り標高は200mも無い。

スミーのペースが更に落ち始めたので声をかける。

「スミー、Are you fine?」

返事が無い。スミーを止めて休憩を挟む。今何処にいて、あとどれだけ走ればいいのかわからないと言う精神的負担は体力の消耗が激しくなる。

地図を広げ、カロリーメイトを食べながら現在地と頂上を指し示すが反応がイマイチ。

( ´Д`)

表情もイマイチ



108 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:21:25 ID:6ut(主)
「スミー、Why did you watch せくしーむーびー?」

(´Д`)
(´Д`)
(゜Д゜)

あ、いい顔だ。でも足をパシパシ叩かないで下さい。ちょっと痛いです。



109 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:22:45 ID:6ut(主)
「Let's go.Here is near the top. 」

自分を先導にして石北峠の頂上を目指す。

スミーも会話で少し元気が出たのか しっかり後をついてくる。その甲斐あって3時過ぎに頂上の休憩所と言うか簡易ドライブイン的な場所に辿り着いた。

北見方面に広がる景色を見てスミーが微妙にはしゃいでいる。自分も思わずガッツポーズ。

残り区間、4時間もあれば北見でゆっくり出来るはず。小休憩をしてスミーを先に下る事にする。



110 :名無しさん@おーぷん :2016/09/19(月)07:22:55 ID:vwF
スミーかわいいなw


112 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:23:40 ID:6ut(主)
スミーの下りは上手く、そして速かった。決して路面状況が良いわけでもないが、確実に危なげなく的確に曲がって行く。

自分もその後ろを安心して付いていく。重量積載をしていたが、シマノ製の油圧ディスクをつけてあた事もあり、安心して下る事が出来た。

留辺蕊に入り、2人縦列に20km/hペースに速度を下げながらも好調に走る。北見にある無料キャンプ場に入る頃でも夕日に余裕があった。


余裕はあったんだ…。でもシャワーが無かったんだ…。



113 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:24:38 ID:6ut(主)
と言う訳で黒いゴミ袋に水を10Lくらい汲んで、外に放置。

その間にスミーの2~3人用テントの設営をして、次いで自分用一人テントを組み上げる。

明るい内に明日の予定確認をして、小型鍋と固形燃料でインスタント食品を食べる。

さてシャワーを浴びることにしよう。

固形燃料の火で10得ナイフみたいな工具にあるコンパスの針のような奴を加熱し、2リットルボトルの下に穴を幾つかあける。

あけたら外からティッシュを挟みガッチリとガムテで固定。これを2個作る。

それに黒いゴミ袋から温くなった水を入れて一人用のテント内に吊るす。




114 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:25:44 ID:6ut(主)
スミー、シャワー。

Σ(゜∀゜ノ)ノ
ヽ(=´▽`=)ノ

まぁ汗を流すだけなら充分。スミーが出た後、もう一度お湯入れをして自分も頭と身体を軽く流す。シーブリーズを塗り、これでかなりマシになっただろう。

テントを斜めにしてドバーッと放水して、残りの水で中を洗い再度放水。拭いて乾かせば寝られる。

と言うか寝たい。

ゴシゴシとテントの水分を拭き取り、風を通して乾かしているとスミーが

(・ω・)いん まい てんと

と言ってくれたので、素直に言葉に甘える事にした。



115 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:26:40 ID:6ut(主)
スミーのテントの隅に銀マットを敷いてナップザックを置き、それを枕に大き目のバスタオルをかけて横になる。

テントの向こうから色々な虫の声と、他のテントの会話みたいなものが聞こえてくる。

スミーは
(*´∀`*)

よくわからないがニコニコしている。

そういえば旅を初めて初のテント設営だ。真新しいテントを見る限り、初めてのキャンプなのかもしれない。

ゴロリゴロリと寝返りをしたり、起き上がって外を見てみたり。なんとなく昔の自分もそうだった事を思い出した。



116 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:27:39 ID:6ut(主)
(((・ω・)っ
背中をツンツンして来る。

遊びたいのはわかるが、寝ないと明日が辛いので寝た振りをする事に。

…くぅーっと腹の鳴った音が聞こえて笑ってしまった。バックからカロリーメイトを取り出し、渡す。

「I'm verrrry tired.I have to sleep today」

(*´ч`*)←めっちゃ食べてる。多分ちゃんと聞いてない。

うん、さっさと寝よう。そう思い、初日に聞いた眠いを意味する「ぬくったー」と言って寝た。

スミーも「ぬくったー」


4日目終了。



118 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:29:07 ID:6ut(主)
5日目朝、疲れが酷かったが目覚める。スミーにタオルを奪われていて凄まじく寒かった。

微妙な曇り空。

外を見るとなかなか寒い。他のテントは寒さに負けて起きたのか、かなりの数が撤収していた。

スミーも起床。ボサボサの髪ではあるが、メットをかぶればわからないし、スミーは髪を纏めているので問題なさそうだ。

テントを回収し、今日の予定を伝える。

「We go to spa,after that,go to 網走 lake side.About 50km.」



119 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:30:29 ID:6ut(主)
(・∀・)

温泉と聞いていい笑顔を見せる。まぁ温泉行きたいと言っていたくらいだから嬉しいのだろう。かなり無茶したし。

国道39号へとルートを戻し、北見市街を走り、市外にある温泉迄先導する。

信号待ち等で横に並ぶたびに なかなか良い表情を見せてくれた。

温泉到着。ふと気になったので聞いてみる。

「Body in tatoo?」

ふる(・ω・`三´・ω・)ふる

「Have you ever been to Japan's spa?」

(`・ω・´)Yes

じゃあ大丈夫か、という事で風呂道具を出して入湯する事にした。

一応小樽で外国人が入浴拒否された問題を考えて受付に「彼女日本語話せませんが、刺青的な物は無いですし、日本の温泉経験者です」と伝えておく。

特に何も問題なく温泉に入れた。



120 :昔チャリダー今おっさん :2016/09/19(月)07:31:27 ID:6ut(主)
一時間経っても出て来ない。

少し恥ずかしいが、出てきた女性に聞いてみると、露天風呂とサウナを超満喫しているらしいことがわかった。

結局2時間入っていた。

取り敢えず風呂には欠かせない牛乳を飲み、再びゆるゆる走り始める。

途中のホームセンターで小さな七輪と炭、網と発泡スチロール製の容器を買う。採暖も料理も出来る最高のグッズだ。

ちょっと走って女満別空港のあたりをグルグル走り、コンビニで昼食。見つけたスーパーで野菜と肉などをテキトーに買い、粉ポカリや2リットル飲料を購入。

スミーはお酒を選んでいた。




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:人生・生活  |  タグ:青春, ほのぼの, 胸キュン,
 


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