2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
easterEgg
 
 

おすすめ記事

 
 
 

おすすめ記事(短め)

 
 
 
 
 

こちらもどうぞ

 

 

ゴリラ女子にストーカーされた挙句、金を巻き上げられた話
(7ページ目)  最初から読む >>

 

\ シェアする /


43 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:26:33.08 ID:tQ1bTdd10
そして一過性の人気な一日も終わり、放課後になった。

この時に【呪い】の存在を思い出す。

――「山ちゃんすぐ帰っちゃうんだから」

そう俺はすぐに帰れないのだ。

ある程度の生徒が帰宅するラッシュが終わるまでタクシーを呼べない。

今思えばゴリ子が笑っていたような気がする。

オワタ


俺はできるだけ男子といるが、放課後の自由感は半端なくて普通に女子と男子が入り混じり話し始める。

策士ゴリラ ここに参上か……


ゴリ子はもちろん俺に告白した過去など全く関係なしって感じで攻めてくる。

俺は結局 妖怪一派の仲間入りをする事を余儀なくされた。

足が治るまでの辛抱か……そう思っていたが この日を境にゴリ子からのメールがとんでもなく来るようになった。

「タロちゃんは髪型とか変えないの?」

「ストパーとかはあててみたいですかね……」

「あーいいね!うちは童顔だからストパー似合わないだよね」

・・・なにいってんだ 童顔? ゴリラ界の話だろうか?

ギャグだとしても笑えない。なんだこれ、心が痛い


ゴリ子が童顔と携帯電話で打っている姿を想像しただけで意識が崩壊しそうになる。

文字にすらレイプされてしまったのだ。

だが俺の【菩薩モード】が返信メールを送信していた

「1.どう‐がん【童顔】

子供の顔。また、子供のような若々しい顔つき。

わかる? オマエ童顔じゃないよ? グッナイ」

俺の中の菩薩も限界のようだ。



44 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:28:31.67 ID:tQ1bTdd10
だがそんな事でゴリ子のメールが止まるワケもなく、来る日も来る日もメールは届くのだ。

「てか、卒業の行事みたいのどうすんの?」と送れば

「あーのぼせそう、今ね お風呂はいってるの☆待っててね☆」

大量の胃液が口の中に広がり ゲロまではいかなかったものの唾を大量にゴミ箱に吐いたのを覚えている。

一瞬でも想像してしまった自分を殺したい。もう身投げしたい気持ちでいっぱいだった。


俺はある日 足が痛いから休むといって半分マジ、半分さぼりの休暇をとった。

ゲームをしつつも痛みと格闘している時だった。

ヴヴヴヴヴヴ

ゴリからの電話だった。

出たくはなかったが、出ないとマジでずっとかかってくるので俺は仕方なく電話にでた。

「何?」

「タロちゃぁん 大丈夫なの」

何故か半泣きのゴリラが電話でウホウホ叫ぶ。

「痛いよ 何?」

「もう涙でそう!!」

「……大丈夫だから」

「タロちゃんが心配だよ 今からいくね」

「!!!????」



45 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:29:24.93 ID:tQ1bTdd10
え?は?ちょっとちょっと

あまりの衝撃に俺が咳き込むと

「ちょっと待ってて、今準備してるから!!!」

「いやいやいや無理無理無理痛いから無理無理っていうか家しらねぇだろ無理無理」

「サイゼの近くだったよね十分くらいで着くから」


ザ・ワールド時は止まる

とうに俺の家の住所は割れていた


俺・菩薩

「やめてくれええあああああぁぁぁぁああぁぁぁっぁああ

ゴリさんこれ以上いじわるしないで

お願いだよぉぉおおお頼むって」


「イジメてないよぅ?助けにいくから待っててね」


「聞いてんのかっっっ!!!!!無理だって!!マジで!!!ホントに」


「もうあと少しだから」


恐怖が近付いてくる。ゴリ子が俺の家にこれば大変な事になる。

住宅街だから猿の惑星の撮影地だと勘違いした近所のババアが注目するにきまってる。

そして、俺の家の犬は小型犬だからショックで死んでしまうだろう。


やめてくれ、回覧板がまわってしまう。

「山田さーん撮影なんて聞いてませんよ!?撮影許可なんてだしてません!」って町内会長に怒られてしまう。

そしてゴリ子が特殊メイクじゃないと分かれば近所中でショック死が多発 温かな住宅街が消えてしまう。俺はここを守らなければ!!

「おいっ!!!ゴリさん!!俺今から病院いくからいないからね!!マジで来てもいないから!!ハーイ今イクヨー聞えただろ今から行くんだよ!!!ならな!!」

「えーそうなんだ。ならまた今度にすプツ」

俺は一方的に電話を切って布団にくるまった。もう安息の地はない。

完全に幕張の鈴木千恵子が塩田の家に行くシーンとかぶったのだ。

昔はあのシーンを見て笑っていたが、もはや笑う事などできない、ただのトラウマだ。


学校を休むとロクなもんじゃないという事を身に染みた俺は学校は休まないと誓った。苦しくても行ったほうがいいんだ。

そして放課後にゴリトークをして帰る日々に戻っていったのだ。



48 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 13:36:38.09 ID:tQ1bTdd10
もう早く卒業したいの一心で俺は勉強を頑張って遂に大学の推薦試験に合格した。

この頃は確か十一月の前半くらいだったと思う。あんま覚えてないけど

足も医者には「もうあと二週間くらいで松葉づえ取ろうか」と言われガッツポーズした。

あと少しだ、ゴリラスパイラルももう二週間で終わる。

ゴリ子の私はカワイイアピールにイライラしつつ、二週間をまっていた。

今思っても本当に自分の事が可愛いと思っていたみたいで…信じられない。


だが二週間が来る前に俺の堪忍袋の緒が切れたのだった。

それは卒業前に作る学年冊子みたいなのの作成で、基本的に組長と副組長で作成するというもの。

俺とゴリ子だけが教室に残り、二人で向かいあってそれを作っていく。

その冊子の概要といえば、こんなクラスでしたよーこんな生徒いましたよーという事を一人一人かいていくのだ。

例をだすなら

A君 かっこよすぎ 

B君 サッカーうますぎ

みたいな感じでその人の印象を書いて行く。


俺はガンツが好きだったので上みたいな感じでガンツの採点風にクラスの一人一人を書いて行った。

俺は俺の事も書かないとダメなので、事故りすぎ 

みたいな事を書いた。

男子の分は俺がサラサラっと書いていき、女子のはゴリ子に書かせていた。

その中の会話でも、

「こうやってタロちゃんと二人でいたら絶対勘違いされるよね///ヤダァwww」


「本当にヤダから早くしてくんね?」


俺の中の菩薩は煙草吸いながら酒を飲んでいた、澤への恋愛感情も完全に解けていた。

澤も妖怪 ゴリも妖怪 という感じでもう恋愛する気もなかった。

早くかけよゴリラ とイライラしながら俺は携帯をいじってゲームをしていると、ゴリの手が止まる。

そこに眼をやると確かに女子のほとんどは埋まっていた。自分の所を残して。

「ねぇウチってどんな印象?」

上目遣いにアヒル口をしてきた瞬間 朝ご飯を戻しそうになったが、それをなんとか乗り切る。

俺は思った事を言おうとしたが、ゴリのメンタルの強さを知っている。

どうせ悪くいっても俺が不利になる。そう思った俺は

「ないよ、なんにも テキトーにかけよ」

「え!!あるでしょ」

キイテル キイテル 

そう良くも悪くも興味が無いのが一番腹が立つという特性を俺は熟知していた。

そういう意味ではゴリをクラスで一番知っていただろう。それもこれも自分の為だった。





>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:面白, 青春,
 


\ シェアする /


関連記事

 
































easterEgg記事特集ページ

 

新着記事

 

 
 
 
 
 

こちらもどうぞ

 

 

おすすめ記事1

 

 
 

おすすめ記事2

 


 

おすすめ記事3

 


 

人気記事(7days)

 

 

新着記事